愛紗編


「あああっ!ご主人様、ご主人様!!!」
 深夜遅く、蜀の王宮、その一室から少女の甘い嬌声が響いてくる。その声の主はその美しい黒髪を振り乱し、全身にびっしょりと汗を浮べながら、四つん這いになり、後から自慢のイチモツを突き立てる少年の為すがままになっていた。長い黒髪が白い肌に汗によってへばりつき、その白と黒のコントラストが美しい。しかしそんな光景も今の2人には関係のないことだった。ただお互いの肉を求め合い、交じり合う。それだけだった。
「あああっ!ご主人様、深い、深いです!!」
「愛紗はここがお気に入りだったね」
「ダメ、そんな奥まで!!あああああっっっ!!!」
 北郷一刀は乱れ狂う少女を嬉しそうに背後から見下ろしながら、少女がより乱れるように硬い肉棒を子宮の奥にまでねじ込んで行く。その強烈な快感に少女は悲鳴にも似た喘ぎ声を上げてよがり狂う。その姿を見てこの少女がかの豪傑、『美髪公』と謳われる関雲長だとは誰も思わないことだろう。あの毅然とした態度で普段臨んでいる彼女が、自分の前ではただの少女に戻ってしまう、そのギャップが一刀を欲情させる。その欲情はさらに腰の動きを激しくさせ、一刀に攻められる愛紗をさらなる快感の園に誘ってゆく。
「ほらほら、ここを突きながらおっぱいをもまれると・・・」
「だ、だからご主人様!そんなに・・・ああああっっ!!」
 後から手を回したわわに実った乳房を鷲掴みにすると、関羽、いや真名・愛紗は甘ったるい喜びの声をあげる。言葉では一刀の責めに悲鳴を上げているようにも聞こえるが、肉棒を覆いつくす膣壁はびっちりと一刀の肉棒を包み込み、絶え間なく締め上げていた。その締め付けに一刀の我慢も限界に近づきつつあった。
「愛紗、このまま出すぞ!!」
「あああっ!ご主人様!注ぎ込んで、注ぎ込んでください!」
「くおおおっっ!!」
「ひぎぃぃぃっっっ!!!」
 耐え切れなくなった一刀はさらに腰の動きを加速させる。その動きにあわせるように愛紗の終着駅も近付いてきていた。一刀は二人同時に果てようと愛紗の喜ぶ場所を徹底的に攻めてゆく。その責めに耐え切れなくなった愛紗は強烈に肉棒を締め上げ、終わりへと向かってゆく。その締め付けに耐えられなかった一刀は最期の一突きを愛紗に見舞うと、そのまま子宮の中にたっぷりとザーメンを注ぎこむ。二度、三度の射精では出し切れないほどの量のザーメンが愛紗のお腹の中に解き放たれる。愛紗は子宮の中が熱いもので満ちてゆくのを感じ、それと同時に襲ってきた限界を快く受け入れる。長い嬌声とともに一刀も愛紗も力尽きたように床に倒れ伏す。
「ふぅぅっ、疲れた・・・」
 ようやく一息つくことができた一刀はごろりと床に寝そべって大きく息を吐く。愛紗はと言うと教え込まれた犬のように一刀の股間に顔を寄せて、半分以上勢いを失った肉棒にこびりついた泡立った自分の愛液を綺麗に舐め取ってゆく。その舌使いにお尻の辺りがむずがゆくなるのを感じながら、一刀はぼんやりと天井を見上げていた。
「あの、ご主人様・・・」
「んっ?どうしたの、愛紗?」
 そんな一刀の愛紗が声を掛けてくる。愛紗の舌使いに反応してまた起き上がってきているムスコを少しばかり恥らいながら、一刀は愛紗の呼びかけに答える。愛紗は恥らうように視線をずらしモジモジとしていたが、やがて意を決したようにその形のよい大きなお尻を一刀のほうに向けてくる。
「あの、今宵はこちらも愛していただけないでしょうか?」
 恥ずかしそうにもじもじとしながら愛紗は両手でお尻を割り開き、これまた恥ずかしそうに戦慄く菊門をさらけ出す。愛紗の申し出に一刀は思わず吹き出してしまう。
「あ、愛紗?いったいどうしたの?」
「あの星の奴が・・・」
「星がどうかしたって?」
「本当に愛し合うもの同士なら、お尻でもやるものだと・・・」
 愛紗は恥ずかしそうに言いながら小刻みにお尻を振る。その姿がかえって一刀を欲情させる。今すぐにでも襲い掛かってしまいたい欲求を何とか押さえ込みながら、一刀は愛紗に余計なことを吹き込んだ張本人、最近ではいじめっ子、腹黒などと呼ばれることが多くなった星(趙子龍)に心の中で文句を言う。
(まったく、星の奴・・・Good Job!!!)
 文句を言いながら後半がなぜか親指を立ててしまう自分が憎たらしかった。とはいえ、据え膳食わぬはなんとやら、一刀は両手を合わせるとフルフルと震える愛紗のお尻に手を伸ばす。そして指先で入り口を解すようにそっと撫でてみる。指先が菊門に触れると、愛紗の体がぴくんと震え上がる。緊張しているなと思いながらも一刀は、ゆっくりと菊門の感触を確かめてゆく。指の先で擦りあげると効くもんはヒクヒクと震えて答えてくれる。
(とはいえ、今のままじゃとても本番は無理だな)
 一刀は菊門の硬さを感じながらそんなことを考えていた。今の硬さでは自分の自慢のイチモツどころか、指さえも中に入れるのは難しいだろう。ここは焦らないでゆっくりと緊張を解きほぐし、穴をこなれさせることにする。そこで一刀は指先に唾液をつけると、今度は菊門をこねるように撫でてゆく。
「ご、ご主人様?そ、そんな!!!」
「はいはい。動かないで、俺の言う通りにしているんだよ?」
「は、はい・・・」
 アナルセックスというものの知識のない愛紗は一刀の愛撫に驚いたように悲鳴を上げる。そんな愛紗に一刀は大人しくしているように命じる。一刀に命令されては愛紗も何もいえない。大人しく黙り込み、一刀の為すがままになる。愛紗が大人しくなったのを見届けると、一刀は愛撫を再開する。ゆっくりと周囲のしわを解きほぐすように撫でまわし、刺激を与えてゆく。お尻から伝わってくるむずむずとした感触に愛紗はブルブルと体を震わせて耐えるしかなかった。
「愛紗、じっとしていてね?」
「??ご、ご主人様・何を?」
 指先でこねているとこなれてきたのか菊門がゆっくりと口を開いてゆく。これで指を入れられると感じた一刀は愛紗に大人しくしているように命じると、指にたっぷりと唾液を塗す。一刀の命令に何をされるのかと愛紗は少し怯えた表情を浮べる。そんな愛紗を大人しくさせると一刀は濡れた指先をゆっくりと菊門に捻じ込んでゆく。小指の、それも先っぽが少しだけ入り込んだだけだというのに愛紗の菊門はその侵入を拒んでくる。
「くあっ!ご主人様、そ、そんなところに・・・・」
 お尻の穴からニュルリと侵入してくる小指の感触に愛紗は苦しそうな声をあげる。一刀は無理しないように気を使いながら、ゆっくりと指を奥へを押し込んでゆく。ゆっくりとではあるが確実に小指は愛紗のお尻の中にもぐりこんでゆく。第二関節までもぐりこんだところで一刀は指を押し込むのではなく、中をかき回す動きにかえる。
「ひあっ!あくっ、ひんんっっっ!!」
 くにくにっと小指をアナルの中で動かすと、愛紗は苦しそうな悲鳴を上げる。武神とまで称えられる愛紗がこんなか弱そうな声を上げてよがっている。その現実に一刀は自分がどれほど幸せであるかを噛み締める。しかしまだ愛撫は始まったばかりである。広がってきたとはいえ、まだ小指の第二関節までしか入れることは出来ない。何とか息子の先端が入るくらいまで柔らかくしなければならにない。そこで一刀は無理をして刺激を強くしてゆく。
「ひゃああっっ!そんな、そんな強くされたら!!」
「我慢して、愛紗・・・」
「は、はい・・・」
 先ほどまでよりも激しく動く指の動きに愛紗は苦しそうな悲鳴を上げる。そんな愛紗の耳もとで囁きかけながら一刀は空いた手でフルフルと震える愛紗の大振りな果実に手を伸ばす。その柔らかな感触を指と手の平で味わいながら、気が紛らうように強弱をつけながら愛撫してやる。すると愛紗の声に甘いものが混じり始める。これは効果的だと感じた一刀は胸を愛撫して気を紛らわせながら、アナルの愛撫を進めてゆく。小指から人差し指に、さらにほぐれたところで中指を添えて二本で穿り返してゆく。侵入するものが太くなるたびに愛紗は苦しそうな声をあげていたが、その都度一刀は胸を愛撫したり、クリトリスを刺激したりして愛紗の気を紛らわしいてやった。その甲斐あって愛紗のアナルは指2本が入るくらいまで柔らかくなっていた。これで準備は整ったと感じた一刀はゆっくりとアナルから指を引き抜く。
「じゃあ、行くよ、愛紗」
「は、はい・・・」
 一刀は肉棒に唾液を塗して入れやすくすると、愛紗のアナルの入り口にそれを宛がう。唾液を塗したアナルはわずかに口を開き、それを迎える準備は整っていた。それでも入れるのは窮屈そうに見える。さらに先端が触れると、愛紗の体に緊張が走る。全身に力がはいり、窮屈そうな穴をさらに窮屈にしてしまう。このままではいつまでたっても入れることは出来ないと判断した一刀は先端を宛がったまま愛紗に覆いかぶさる。
「愛紗、力を抜いて・・・挿入できない・・・」
「で、ですが・・・」
「俺に任せて、俺を信じて・・・」
「んんっ!は、はい・・・」
 耳たぶを軽くかみながらそっと囁きかける。同時に片手を胸に回し、もう片手をクリトリスを愛撫する。三箇所同時に虐められた愛紗は火照りきった顔で甘い声を漏らす。そうやって気を紛らわせてやっていると、愛紗の体から徐々に力が抜けてゆく。これならいけると判断した一刀はゆっくりと腰を進めてゆく。
うぐっっ!あああっ、痛い・・・」
 メリット先端が愛紗のアナルにめりこむ。太い先端が小さな穴を無理矢理押し広げて侵入すると、全身に激しい痛みが走る。その痛みに愛紗は顔を顰める。戦場でも味わったことのないような痛みが全身を駆け巡ったのだから仕方がない。一刀は愛紗が痛みを感じるたびに動きを止め、気を紛らわせてから腰を進めてゆく。ゆっくりゆっくりと腰を進めてゆき、やっとのもいですべて愛紗の中に埋没させることに成功する。
「全部入ったよ、愛紗・・・」
「は、はい・・・」
 両手で顔を覆い隠す愛紗の体を背後から抱きしめながら、一刀はその締め付けをじっくりと感じていた。膣とは違った感触と締め付けに肉棒は今にも暴発してしまいそうだった。しかしまだ根元まで挿入しただけで終わりと言うわけにはいかない。愛紗の体を弄りながらゆっくりと腰を動かしてゆく。
「あくっ、ご主人様・・・もっとゆっくり・・・」
「あっ、ごめん・・・」
 締め付けの心地よさに一刀が腰の動きを早めると、愛紗は苦しそうに訴えかけてくる。その声に一刀は慌てて腰のスピードを緩める。ゆっくりと、傷をつけないように気を使いながら愛紗を抱いていると、ただきついだけだったアナルが動きやすくなってくる。腸液がその動きを助けてくれるようになったのである。これならないけると判断した一刀は徐々に腰の動きを早めてゆく。きつさはあるものの、痛みが小さいおかげで愛紗は悲鳴を上げない。
「どんな感じ、愛紗?」
「な、何か変な気分です・・・」
「気持ちよくなってきたんだね、こっちも、ほら!」
「ひゃうんっっ!!」
 腰の動きを緩めた一刀は感想を愛紗に求める。愛紗は苦しそうな、気持ち良さそうな声でお腹の中に感じられる、得もいえない感覚を素直に口にする。その答えに一刀はうっすらと笑みを浮べると、愛紗の股間に手を伸ばしてゆく。そこはすでにびっしょりと濡れて、あふれ出した愛液が膝の当たりまで垂れてきていた。一刀は遠慮なしに膣内に指を差し込み、膣内を指でかき回してゆく。愛液がかき回され、クチュクチュとイヤらしい音を奏でだす。突然のことに愛紗は奇妙な悲鳴を上げて震え上がる。が,すぐにその声は熱を帯びたものに変わってゆく。
「ご、ご主人様そんなにしたら・・・」
「イっちゃいそう?」
 一刀の問い掛けに愛紗は小さく頷き返す。それを証明するように肉棒の収まったアナルも激しく収縮して、締め上げてくる。その締め付けに一刀も自分の我慢の限界が近いことを感じ取っていた。そこで一刀はヴァギナを弄りながら腰の動きを再開させる。愛紗のお尻の肉がタプタプと揺れるほど強く叩きつけてゆく。アナルの中を激しくかき回された愛紗はだらしなく涎をたらしながらよがり、何かを求めるようにもがく。汗ばんだ背中に美しい黒髪がへばりつき、キラキラと輝いている。
「ご主人さ、ダメ・・・です・・・イっちゃう!!」
「くぅぅっっ!!愛紗!!」
 一刀の攻めに耐え切れなくなった愛紗は一際大きな声をあげて全身を歓喜に震わせる。同時にアナルが肉棒をへし折りそうなくらい収縮してくる。その締め付けに耐え切れなくなった一刀は愛紗のお尻の中で果てる。先ほどまで何度となく写生してきたと言うのに、信じられない量の精液が愛紗の中に注ぎ込まれる。射精を終えた一刀はつかれきったように脱力し、愛紗に折り重なるように倒れ込む。事後の余韻に浸る二人は無意識の内にお互いにの手と手を重ね合わせていた。まるで決してはなれないと約束するかのように・・・


「あの、ご主人様・・・」
「何、愛紗?」
「あの・・・これで本当に私はご主人様の、その、恋人に・・・」
 事が終わって一息ついてから、愛紗は指先をあわせながら恥ずかしそうに尋ねてくる。その言葉の真意を一刀はすぐに察した。大方星に『前も後ろも捧げてこそ恋人だ』とでも吹き込まれたのだろう。内心いつもながらいい仕事をしてくれるとせいのことを褒めながらも、一応釘をさしておく必要性を感じていた。
「こんなことをしなくても愛紗は俺のものだよ?」
「で、ですが、星は・・・」
「それは人それオレだよ。まあ、俺にそのシュミはなかったけどね」
 一刀の言葉に嬉しそうな表情を浮べた愛紗だったが、すぐに星の言葉を思い出して問い詰めてくる。対して一刀は恥ずかしそうに頭をかきながら正直に答える。興味がなかったかといえば嘘になる。興味があったからこそ愛紗の求めに応じたのである。しかしどちらが好きかといわれれば、前の穴の方が好物であった。
「そうですか・・・あいつは、また・・・」
 ようやく自分が星にだまされていたと悟った愛紗はこめかみに青筋を浮けばズンと仁王立ちになる。そして体に布を巻きつけ、愛用の青龍円月刀を鷲掴みにすると,一刀が止める間もなく部屋から飛び出してゆく。黒髪をなびかせて、あっという間に姿が見えなくなってしまった愛紗を見送るしかなかった一刀は盛大なため息を漏らす。
「まったく、これ、どう始末つけようかな」
 そう言いながらいまだに元気いっぱいのムスコを見下ろす。後2、3回愛紗の膣内で射精するはずだった精が今にも迸りそうな勢いで脈打っていた。紫苑か桔梗に頼めばすぐにでも始末を付けてくれるだろうが、愛紗にばれたときが洒落にならない。となれば、大人しく愛紗が戻ってくるのを待つしかなかった。
「愛紗、早く帰って来てくれ〜〜」
 なんとも情けない声をあげながら一刀は一刻も早い愛紗の帰還を望む。しかしその望みを打ち砕くようにどこか遠くで愛紗の怒声と、それをからかう星の笑い声が聞こえた気がした。これは今晩は星に遊ばれてかえってこないなと覚悟し、一刀は涙で枕を濡らしながらそのまま眠りにつくしかなかった。

  愛紗編・完


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