第2章  運動少女猥動


 「いや・・・いや・・・妊娠なんて・・・いや・・・」
 部屋の隅に蹲って貞操帯に覆われた股間を掻き毟る詩織。いくら掻き毟っても貞操帯は外れることはなく、その奥に注ぎこまれた精液を掻き出すことはできなかった。爪は割れ、血を滲ませても詩織はかきむしることをやめようとはしない。逃れる事のできない地獄に詩織はただ涙するだけだった。
 「おい、兄貴!オレも早く犯してえよ!」
 「詩織はダメだぞ?あいつは完全に服従するまで処女のままで置く!」
 「おいおい、お預けかよ!もう溜まって,溜まって仕方がねえんだよ!」
 「なら、お前の獲物を捕まえればいい・・」
 文句を言う遊馬に秀馬はダーツを放り投げる。それを器用に受け取った遊馬は何も見ないで横の壁にダーツを放り投げる。見事に壁に突き刺さったダーツは一人の少女の顔写真を突き刺していた。ショートカットの明るい表情の少女。ジャージ姿でスポーツタオルを抱えた姿はどこかの部活のマネージャーであった。
 「くくっ、虹野か・・・こいつはいいぜ・・・」
 遊馬はダーツが突き刺さった相手を確認すると喉を鳴らして喜ぶ。新たな獲物に選ばれた少女は写真の中で変わらない笑みをたたえていた。



 「みんな、お疲れ様!!」
 部活の終了と同時にサッカー部のマネージャーである虹野沙希は選手達にスポーツタオルを手渡してゆく。それを受け取った選手達は顔の汗を拭い取り、各々部室へと戻ってゆく。後に残った沙希はグラウンドに残ったボールを片付けてゆく。先が総ての仕事を終えたのは全部員が帰った後だった。
 「もうこんな時間・・・早く帰らなきゃ・・・」
 腕時計で時間を確認した沙希は足早に学校を出てゆく。暗い夜道を急ぎ足で歩きながら家路につく沙希。その後姿を遊馬はじっと見つめていた。前々から狙いを定めてあった少女達の行動パターンは調査済みである。いつ、どのルートを通って帰るのか、どこが人通りがないのか、総て二人の頭の中には入っていた。遊馬はその場を離れ人通りのない場所へと先回りしていた。そして予定通り沙希はそこを通ったのである。人通りのない暗い道を沙希は一人足早に歩いてゆく。遊馬は足を忍ばせて彼女に近寄ると、羽交い絞めにし、その口を布で覆う。
 「んんっ!!!」
 驚いた沙希は抵抗するが、遊馬の方が力は上である。やがてクロロホルムの力が沙希からその意識を奪ってゆく。最後まで必死に抵抗した先立ったが、薬の力には抗いきれず、糸の切れた人形のようにぐったりとなってしまう。その先を舐めまわすような視線で遊馬は見つめる。
 「これで俺の玩具が手に入った・・・」
 ニヤニヤ笑っていた有馬は沙希を担ぎ上げると辺りの様子を伺いながら闇の中に姿を消してゆくのだった。



 「んんっ・・・あれ・・・」
 耳障りな声と音に沙希は目を覚ます。耳をすませば何かをカリカリと掻き毟る音と何かぶつぶつと呟く声であった。何かと思い見回すと、それは一人の少女が股間に貞操帯を掻き毟りながら何かを呟く声と音であった。その少女の顔に先は見覚えがあった。
 「藤崎・・・さん・・・?」
 沙希が声をかけても詩織は何の反応も見せなかった。ただひたすら股間の貞操帯を掻き毟り、”妊娠はイヤ、妊娠はイヤ”と呟くだけであった。そんな学校でアイドルとまで呼ばれる少女のあまりにも無残な姿に、沙希はそれ以上何も言うことができなかった。
 「どう?なかなかいい眺めだろう?」
 呆然と詩織を見つめていた先に突然声がかけられる。慌てて振り返った沙希は椅子に腰掛け自分をニヤニヤと見つめる男の存在に気づく。よく見ればその少年の顔にもみおぼえがった。
 「岬・・・クン・・・」
 ニヤニヤと自分を見つめる少年の名前を沙希は思わず呟く。同じサッカー部に所属し、中盤のそこを任されているレギュラー組みの一人である。その少年が何故自分をこんなところに連れてきたのか、詩織に何をしたのか、沙希にはまるで分からなかった。するとニヤニヤと笑っていた遊馬が椅子から立ち上がる。
 「ここはどこ?私をどうする気?藤崎さんに何をしたの?」
 疑問に思ったことを矢継ぎ早に質問する。すると遊馬は沙希の足元まで歩み寄ってくる。そこで沙希は自分が大きなベッドの上にいることに気付く。慌てて身を引こうとするがさ俺よりも早く遊馬の手が彼女の足を掴んでくる。
 「ここは俺んちの地下。藤崎をそんなにしたのはおれの兄貴さ。そんでこれからすることは想像できているだろう?」
 そこまで答えると遊馬はニヤリと笑う。その笑みは普段見せるような優しい笑みではなかった。その寒気のする様な笑みに沙希は身震いして逃げ出そうとする。しかし遊馬はそれを許さない。逃げようとする沙希の足首を掴むと無理矢理自分の手元に引き寄せる。
 「そんなに怖がらなくても存分に感じさせてあげるからね・・・」
 「ひっ!!」
 ニヤニヤ笑いながら沙希の脚を取った遊馬はその靴下に包まれた足の指を舐めあげる。そのおぞましい感触に沙希は悲鳴を上げる。遊馬はその後も何度も足の指を舐めあげ、口に含み啜り上げる。おぞましい感覚が背筋を駆け巡り、沙希は悲鳴を上げて暴れ、逃れようとする。
 「そんなに気持ちいいんだ・・・」
 「そんなことない!気持ち悪いだけだよ、そんなの!」
 遊馬の言葉を沙希は必死に否定する。しかし、遊馬はその先の言葉には耳を傾けずに靴下を脱がせると直接足の指を口に含む。先ほどまでのような間接的な感触ではなく、直接啜り上げられる感触に沙希はまた悲鳴を上げる。涙目で嫌がる沙希を足の指を舐めながら見つめていた遊馬は足から口を離す。
 「やっぱり虹野さんにはこっちの方が似合うな・・・」
 遊馬はそう言うとベッドの裾から一着の服を取り出す。それはきらめき高校指定の体操服であった。もちろんブルマーも込みで。遊馬はそれを先に押し付けて着替えるように要求してくる。今ここで、着替えろというのだ。沙希は首を激しく横に振って拒否する。すると遊馬は沙希の頬に手をかけ顔を近づけてくる。
 「悪いけど、これはお願いじゃなくて要求なんだよ・・・」
 そう言いながら頬を撫でていた手が沙希の喉の辺りに降りてくる。その辺りで手の動きが止まると、先は思わず息を飲む。これ以上拒否すれば何をするか、わからない。そう脅しているのだ。遊馬はカタカタと震える沙希の首筋をもう一度撫でてくる。早くしろという無言の圧力であった。恐怖から沙希は仕方なく遊馬の要求を受け入れる。
 「あの・・・ここで着替えないといけないの?」
 「もちろん、俺の眼の前で。色っぽく脱いでよ?あ、それから下着も脱いでね。素っ裸の上から着るんだ、いいね?」
 遊馬の言葉に沙希は頷く。最初から拒否権などないのだから仕方がない。何とか最大限遊馬の視線から自分の体を隠すようにしながら制服を脱いでゆく。遊馬は何も言わないでじっと沙希の着替えを見つめていた。その静まり返って部屋には沙希の制服を脱ぐ衣擦れの音がいやらしく響き渡っていた。
 「ふ〜ん、虹野さんの胸って普通なんだな・・・」
 ニヤニヤ笑いながら自分の着替えを見学していた遊馬がポツリと感想を述べる。その言葉に下着姿になった沙希は思わず胸を隠して蹲ってしまう。下着を着けているのにすでにその向こう側を見透かしたかのようないやらしい視線が自分の胸やお尻に絡み付いてくるのがいやでもわかる。
 「何やっているの?は・や・く・・・」
 蹲ったまま動けないでいると遊馬から催促の声が掛かる。手間をかけさせるなという圧力であった。泣く泣く沙希は立ち上がりブラのフックを外す。白いブラがベッドの上に落ち、小ぶりの乳房が露になる。沙希は懸命にそこを隠しながら急いで体操服の上着を身につける。短い時間ではあったが、離れることのない遊馬の視線を感じて沙希は体が熱くなっていた。しかしこれで終わったわけではない。
 「ほらほら、早くして!」
 またしても遊馬が催促してくる。覚悟を決めた沙希は体操服を最大限に下まで下げると、お尻が見えないようにしてパンティーに手をかける。急いで、それでいて慎重にパンティーを脱ぎ捨てる。気をつけてはいたが、いやでもお尻が見られたのは間違いない。遊馬が感心したような声を上げたのがその証拠である。恥ずかしくはあったが、それ以上に恥ずかしい部位を見られなかっただけでもヨシとしなければならない。パンティーを脱ぎ捨て、手早くブルマーを身につける。布地が股間に擦れ、沙希のヴァギナを刺激してくる。その感触に耐えながら沙希はクルリと遊馬の方に向き直る。
 「こ、これで、いいですか?」
 「うん。最高だよ・・・」
 ニヤニヤといやらしい目つきで自分を見つめる遊馬の視線に沙希は身震いする。自分の体に絡みつき総てを見透かそうとするような視線に沙希は思わず体を隠そうとする。その火照った体に体操服が擦れる。体操服の布地が乳首に擦れ刺激してくる。慣れない感覚に沙希は大きく震え上がって蹲ってしまう。
 「こんな状況でも感じているみたいだね、虹野さんは・・・」
 「そ、そんなことありません!!」
 身を縮めて否定する沙希だったが、いくら否定しても乳首にこすれる体操服の感触がなくなるわけではない。むしろ体を動かすだけで擦れさらに沙希を刺激してくる。その刺激から逃れるために沙希は身をかがめて動かないようにする。
 「じゃあ、そろそろ次に行こうか・・・」
 身を屈め、遊馬に視線を送らないでいた沙希の耳にそんな言葉と衣擦れの音が聞こえてくる。何事かと顔を上げた沙希は自分の目に飛び込んできたものに絶句し硬直してしまう。そこには全裸になった遊馬が立っていた。鍛えこまれた体は沙希の好きな肉体であった。しかし沙希の視線が注視したのは体ではなかった。その股間。大きく怒張し、反り返り、脈打っているグロテスクな物体。そちらに目を奪われたのだ。
 「くくっ、虹野さんはこれが気に入ったみたいだね・・・」
 沙希の視線を感じた遊馬はそこを誇るように擦りあげる。その刺激に反応してペニスはさらに脈打って来る。遊馬の言葉に沙希は自分が男性の性器に注視していたことに気付き、恥ずかしくなって俯いてしまう。その間に遊馬はベッドの上に上がると、沙希との距離を詰める。
 「激しく抵抗して、たっぷりといい声で鳴いてくれよ、虹野さん!」
 「え?あっ・・・いやぁぁぁっっ!!!」
 沙希が遊馬と自分の距離がほとんどないことに気付いたときにはすでに遅かった。逃げるまもなく遊馬に組み伏せられてしまう。ベッドの上に仰向けに寝かされた沙希の胸を遊馬の手が蠢く。いやらしく胸の肉を揉みあげ、弄ってくる。そのおぞましい感触に沙希は悲鳴を上げ遊馬を引き剥がそうと抵抗する。しかし、力の差は歴然としていて逃れることはできない。沙希の抵抗を不敵な笑みを浮べて往なしながら、遊馬はさらに沙希の胸を揉み上げてくる。
 「いやぁっ、離してっ!!」
 「小振りだけどそれなりに柔らかいぜ。それにこの乳首・・・」
 あくまで抵抗する沙希をあざ笑いながら遊馬は彼女の胸を弄る。そして手の平の中で服の上からでもわかるほど硬さを帯びてきた乳首を2本の指で強くつまみあげる。痛みと快感が同時に沙希の背筋を駆け巡り、沙希は悲鳴とも喘ぎ声ともつかない声を上げる。その声が気に入ったのか、遊馬は硬くし凝った乳首を何度も摘み上げ、指先で擦り、転がして弄ぶ。指先を動かすたびに敏感になった乳首に布地が擦れ、さらに乳首を敏感に、硬く、充血させてゆく。
 「服の上からでも判るくらいに大きくしちゃって・・・こういうのは好きかな?」
 「ひゃんっ!!舐めちゃ・・・だめ・・・」
 乳首を弄繰り回していた遊馬はそう言うが早いか、硬さを帯びた乳首を服の上から舐め上げる。生暖かい感触と、布地の擦れる感触に沙希は震え上がり、悲鳴を上げる。弱々しく頭を振る沙希を無視して、遊馬は舌先で舐め上げ音を立てて啜り上げる。遊馬の涎で濡れた体操服にうっすらとピンク色の乳首が浮かび上がり、その卑猥さを増す。両の乳首を服に浮かび上がらせ、その乳首を指先でこすり上げながら遊馬は沙希の耳元で囁く。
 「虹野さん、こんなに硬くしちゃって・・・そんなに気持ちいいの?」
 「気持ちよくなんて・・・ない・・・」
 「そんな嘘ばっかり言っちゃって・・・こっちはこんなになっているのに・・・」
 遊馬の問いに沙希は目に涙を溜めたまま激しく頭を振る。その答えに遊馬は笑みを浮べて沙希の下半身に手を伸ばす。紺色のブルマーから延びた細く白い足を指先で刺激しながら撫で上げ、ゆっくりとその付け根へと移動してゆく。そしてブルマーの上から陰毛の感触を楽しむと、股間に指を伸ばしてゆく。股の間に差し込まれた指先が沙希の大事な場所をブルマーの上から擦りあげてくる。ブルマーの布地がヴァギナを刺激し、沙希に何ともいえない快感を与える。
 「や、やめてっ!!」
 「何がやめてだよ、こんなに濡らしておいて・・・お漏らししたみたいにビショビショじゃないか!!」
 遊馬を拒否するように悲鳴を上げる沙希に対して、遊馬はさらに激しく指先を沙希のヴァギナにこすり付けてくる。大陰唇を擦っていた指先がブルマーごと中に潜り込み、クチュクチュと蜜を絡めてかき回す。その音はどんどん大きくなり、沙希の膣奥から蜜が止め処なく流れてきていることを証明していた。だから遊馬はその音を沙希に聞かせるように激しく指をかき回し、指に蜜を絡めつけ、ブルマーにシミをつけてゆく。

 「ひぐっ!!ああっ・・・いやっ・・・」
 「ははっ、こんな大きなシミを作って濡らしているくせにまだそんなこと言っているの?」
 指先でもはっきりとわかるほどブルマーに大きなシミを作る。遊馬は今度はブルマーごと膣内に指を押し込んで行く。それほど奥までは入ってゆかないが、膣内をブルマーの布地で擦るには十分であった。布地を膣壁に擦りつけさらに膣内をかき回す。 膣壁を擦られる感触に沙希は声も出せないまま悶えるしかなかった。
 「気持ちよすぎて声も出ないみたいだね?じゃあ、こういうのはどうだい?」
 「ひぃぃっ!!いやぁぁっっ!!」
 遊馬は言うが早いかブルマーの裾をずらしてヴァギナを露にする。そして指を直接膣内に押し込み、膣道を指でかき回してくる。その痛みを伴った感覚に沙希は悲鳴を上げる。腰をくねらせ必死になって逃れようとする。すると遊馬はさらに奥に指を押し込み、沙希の反応を示す場所を指先でかき回し、刺激してくる。すると膣奥からさらに蜜が滴り落ち、沙希の声に甘い喘ぎ声が混ざり始める。
 「ほらほらこんなに濡らしちゃって・・・」
 「・・・・!!!いやぁっ!そんなの見せないでぇっ!!」
 遊馬は膣から指を引き抜くと沙希にその濡れた指を見せ付ける。ビショビショに濡れ、手首にまで滴り落ちてくる蜜を見た沙希は顔を真っ赤に染めて。泣き叫びながら顔を覆い隠す。そんな沙希に聞こえるように遊馬は指や手の平についた蜜を丹念に音を立てて舐めとってゆく。
 「これだけ濡れていれば十分だね・・・兄貴、そっちの準備はどうだい?」
 「おおっ!準備万端だぜ!」
 指の蜜を舐め取った遊馬は背後に声をかける。そこでは秀馬がビデオカメラをセットしていた。二台のビデオカメラが固定され、もう一台ビデオカメラを秀馬が手に持ってOkサインを出す。それを見た遊馬はニタリと笑い顔を覆い隠したままなく沙希の体をひょいと持ち上げる。
 「えっ?な、何をするんですか!!?」
 「何って、これからが本番だよ!」
 驚く沙希に遊馬はそう答えると、沙希の背後から彼女を抱き、両腿を持ち上げる。両腿は大きく開かれ、沙希のヴァギナがご開帳される。沙希は慌ててそこを隠そうとするが、遊馬はそれを阻止する。全開になった先のヴァギナを秀馬がビデオカメラに収めてゆく。
 「沙希ちゃんの処女マンコを記録に残しておかないとね」
 「そんなこと、しないで下さい・・・」
 ニヤニヤ笑いながら沙希のヴァギナを映す秀馬に沙希は頭を振って拒否する。しかし、、そんな沙希の意見はまるで聞かないで秀馬は黙々と彼女のヴァギナを映してゆく。やがて遊馬が動く。腰の位置をずらし、いきり立ったペニスを濡れそぼった先のヴァギナの入り口に宛がう。すると秀馬はコントローラーを使って他のビデオカメラも起動させる。
 「なにを・・・」
 「記録だよ。沙希ちゃんの処女喪失の瞬間のね。一台はキミの全身を、一台はキミの泣き叫ぶ表情を、そしてもう一台でキミの処女が散らされる瞬間を記録に収めるんだよ」
 ニヤニヤ笑いながら遊馬は沙希の耳元で説明する。その説明を聞いた沙希の顔から血の気が引く。抵抗しようにも両手は塞がれ、両脚には遊馬の足が絡みつき閉じることができない。その間にも遊馬のいきり立って膨張したペニスの先端が沙希のその潤ったヴァギナの入り口にキスしてくる。
 「ほ〜ら、沙希ちゃんの処女喪失シーン、撮影開始!」
 「いやぁっ、やだぁっ!!撮らないで、撮らないでぇっっ!!」
 ぼろぼろと涙をこぼして必死になって沙希は抵抗する。しかし遊馬に力で叶うはずもなく。その抵抗は空しいだけであった。それでもわずかな可能性に沙希は抵抗することをやめない。そんな抵抗も空しく遊馬のペニスは沙希の膣内にどんどん入り込んでくる。膣肉を広げ、奥へ奥へと侵入してくる。膣壁が押し広げられる感覚に沙希は悲鳴を上げ体を震わせる。そんな沙希の様子を楽しみながらこしを進めていた遊馬だったが、そのペニスの動きが急に止まる。そこはもっとも硬い部位、沙希の最後の牙城、処女膜であった。そこで止まった遊馬のペニスはその感触を味わうかのようにペニスの先端を押し付けてくるだけでそこから先に進もうとはしなかった。
 「さーて、沙希ちゃんの処女喪失の瞬間です!!」
 「ひっ!いやぁぁっっ!!助けて、○×くん!!」
 遊馬のペニスが処女膜を貫通しようとした瞬間、沙希は思わず心の奥底に秘めた思い人の名前を叫んでしまう。それを聞いた遊馬の表情が翳り、腰の動きを股止める。
 「○×?虹野さんってあいつのことが好きだったんだ・・・」
 「確かそいつって詩織の幼馴染みじゃなかったなかっけ?」
 驚く遊馬と秀馬はちらりと詩織の方をみる。話を聞いていた詩織はスッと視線を逸らす。それが自分達の質問を肯定していると二人は取った。しばし考え込んだ秀馬は遊馬にしばし待つように命じると、何事か探し出し準備を始める。準備はすぐに整い、正面の大型のテレビに画面が映し出される。
 「どうせならこいつの目の前でやってやろうぜ?」
 ニヤニヤと笑いながらビデオカメラをてに持ち直した秀馬はテレビ画面の方を指差す。そこには今しがた沙希が助けを求めた○×の姿が映し出されていた。もちろん彼一人を撮ったものではなく、サッカーの試合を移したものであった。それでも中心選手である彼の姿は何度も画面に映し出される。チームメイトに指示する声も聞こえたりもする。
 「ははっ、こりゃいいや。よかったね、虹野さん。あいつが来てくれたよ・・・もっとも助けてはくれないけど、ね!」
 「ひぐっ!!あがっっっ!!」
 恋心を抱いた少年の姿が映し出された画面に見入っていた沙希に遊馬はそう言うと、間髪いれずにペニスを押し込める。ぷつんと何かが切れる感触がした後、ペニスは奥へと飲み込まれてゆく。処女膜を引き裂かれた沙希は激痛に声を上げることもできず、涙目でじっと画面を見つめていた。
 「いいなぁ、その悔しさと絶望に満ちた表情・・・そう言う表情ってそそられるんだよね・・・」
 「こっちも完全に遊馬のものを飲み込んでいるよ。あっ、血が出てきた・・・」
 遊馬は絶望の色に染まった沙希の顔を覗き込みながら、秀馬は沙希と遊馬の結合部分をカメラに収めながらそれぞれ勝手なことを言う。当の沙希の方は処女を奪われた痛みと、それに抗えなかった悔しさと、好きな人の姿を見せつけながらの行為に悲しみと絶望を覚えていた。そんな沙希に遊馬は追い討ちをかけてくる。
 「さてと、運動が大好きな虹野さんには面白いことをしてあげるよ」
 遊馬はそう言いながら沙希を抱き上げ床に立ち上がる。自分の体重が遊馬との結合部分にかかり、その痛みに沙希は悲鳴をあげる。その痛みが収まらないうちに遊馬は次の行動に移る。沙希を抱えたまましゃがみこみ、すぐさま立ち上がる、スクワットを始めるのだった。
 「ほら、こういう運動もいいでしょう?」
 ニヤニヤ笑いながら沙希に囁く遊馬だったが、沙希の方は痛みに頭を振るだけだった。立ち上がっても、座っても遊馬のペニスが傷ついた沙希の膣道を弄り、子宮を突き上げてくる。その痛みに沙希は悲鳴を上げるが、そんな沙希の悲鳴が聞こえないかのように遊馬は何度もスクワットを繰り返す。
 「いた・・・い・・・こわ・・・れちゃう・・・」
 「何言っているんだよ、虹野さん・・・本番はこれから・・・だぜ!!」
 「ひがぁぁっっ!!!あああああっっっ!!!ごわ・・・れる・・・」
 頭を振って弱々しく訴えてくる沙希に、遊馬は突然スクワットの速度を上げる。子宮を突き破らんばかりの運きに沙希はさらに大きな悲鳴を上げる。遊馬のペニスが突き刺さるたびに噴出す愛液に混じって赤いものがブルマーにシミを作り、床に滴り落ちる。遊馬が動く度に肥大した乳首が体操服にこすれ、びりびりと体中をしびれさせる。勃起し顔をのぞかせたクリトリスもブルマーの布地にすれ、ヴァギナを刺激し愛液を滴らせてペニスの動きを助ける。痛みと快感、その二つの感覚に苛まれながら、沙希は激しい遊馬の動きにガクガクと糸の切れた人形のように揺れるだけだった。
 「そろそろ・・・イきそうだ・・・」
 「!!膣内は・・・膣内だけは・・・」
 「このまま出すぞ、沙希!!」
 射精感がこみ上げてきた遊馬は沙希に終わりが近いことを宣言する。それを聞いた沙希に反応が戻る。沙希にとって最後の牙城。膣内での射精だけは阻止しなければならない。激しく頭を振って遊馬に抵抗する。しかし、遊馬は沙希を強く抱きしめると極みを目指してさらに動きを激しくしてゆく。
 「くあっっ!!もう、出る!!!!」
 「!!!!!いやぁぁぁっっっっ!!!」
 一際力強く沙希の支給にペニスを突きたてた遊馬は大きく震え上がり、ペニスの中に溜め込んだ己の欲望を一斉に吐き出す。膣内に、子宮内に熱いものが満ちてゆくのを感じた沙希は絶望に満ちた絶叫をあげる。その叫びを聞きながら遊馬は己の欲望を一滴残らず沙希の子宮内に注ぎ込むのだった。
 「あ・・・あああっ・・・赤・・・ちゃん・・・でき・・・ちゃう・・・」
 お腹の中に満ちてゆくものを感じながら沙希は絶望に満ちた声で己の腹部を見つめる。今ならば射精を終えた遊馬が開放してくれたらすぐさま掻きだせば、まだ間に合うかもしれない。しかし、沙希の思いと裏腹に遊馬はいつまで経っても沙希を放そうとはしなかった。それどころか沙希の膣内にあるペニスは萎えることを知らず、その膣を満たしている。
 「一発で満足するわけないじゃないかよ・・・このまま抜かずに三発、行くぜ!!」
 「ひっ!!いやぁっっ!!放してっ!!これ以上、膣内で出さないでっっ!!!」
 遊馬の言葉に沙希は股悲鳴を上げる。その沙希の悲鳴を心地よさ気な表情で聞き流しながら、遊馬は抽送運動を再開する。激しき沙希を攻め立て、更なる欲望を沙希の膣内に満たしてゆこうとする。いくら暴れても逃げることのできない陵辱地獄、それはまだ始まったばかりであった。


     運動少女散華  了


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