第5話 芸術少女恥描


 激しく肉と肉がぶつかり合う音が部屋の中に鳴り響く。少女を膝の上に乗せた少年が激しくしたから突き上げる。その動きにあわせるように少女も腰を動かし、お互いの腰と腰がぶつかり合い、その音を奏でているのだ。少年は下から少女を攻め立てながら、その眼の前でタプタプと揺れる胸にむしゃぶりつく。
 「ああっ・・・ご主人様、もっと・・・もっと突いてください・・・」
 少年に抱かれた鏡魅羅はそんな甘えた声を出して少年に縋りつく。そんな魅羅の欲望に答えるように少年、遊馬は乳首を口に含み、啜り上げながらペニスを奥へ奥へと叩きつける。その動きが魅羅を高みへと登りつめさせ、自分を登りつめさせる。お互いに狂ったようにお互いの体を貪る。
 「うくっ・・・そろそろ出るぞ!!」
 「はい、出してください・・・わたしの子宮をご主人様の精液で満たしてください・・・」
 遊馬の宣告に魅羅は嬉しそうに頷き、膣内射精を求めてくる。元からそのつもりでいた遊馬は遠慮なく魅羅の子宮の中に自分の分身を解き放つべくさらに激しく魅羅にペニスを突きたてる。魅羅はその動きにさらに快楽の雄たけびを上げ、大きく震え上がる。そんなケダモノのように絡み合う魅羅と遊馬の横でも三人の男女が絡み合っていた。四つん這いになった沙希を秀馬が背後から貫き、その秀馬にもたれかかる未緒の膣を秀馬の指がかき回す。激しい腰の動きと指の動きに二人も限界に近付いてきていた。
 「あああっ、ご、ご主人様・・・もう・・・もう限界です・・・」
 「ご主人様、そこ・・・そこがいいんです・・・もう、もうイっちゃいます!!」
 お互いに限界が近いことを秀馬に訴えかけ、唇を貪りあい、胸を弄りあう。秀馬も極みを目指して激しく突き上げ、かき回す。噴出す愛液の飛沫がベッドを濡らしてゆく。限界を迎えた秀馬は一際強く沙希の子宮にペニスを突き入れる。同時に未緒の膣内を強く抉る。二人の膣内が激しくうねり、だらしなく顔をゆがめながら沙希と未緒が限界を迎える。隣にいた魅羅もほぼ同時に達する。
 「ひあああああああっっっ!!!」
 「くふっ、ああああっっっ!!」
 「ああんんんっっ、いいぃぃぃっっっ!!!」
 三人同時に激しく喘ぎ、半透明の液体を迸らせて達する。事後の快楽に浸りぐったりとなった三人の眼前に秀馬と遊馬は己のペニスを突き出す。達する寸前のそれは血管を浮かび上がらせて、ヒクヒクと戦慄き、妖しく濡れていた。それを見た三人は嬉しそうにそのペニスにむしゃぶりつく。
 「ああっ、ご主人様の・・・ごしゅじんさまのおちんぽぉぉっっ・・・」
 「おいしい、おいしいぃれす・・・んんっ」
 「はむっ・・・はやくらしてくらさい・・・」
 魅羅は秀馬のペニスを胸で挟み込み、擦り上げ、先端をおいしそうに舐めあげる。沙希は遊馬の玉袋を、未緒は竿をそれぞれおいしそうに舐めあげる。濡れたペニスを綺麗にさせながら秀馬と遊馬は奴隷と化した三人を見つめながら話し合いをしていた。
 「で、兄貴。これからどうするんだ?」
 「魅羅をここにつれてきてから一ヶ月。そろそろ警戒心も薄れたころだろうな・・・」
 「じゃあ、次の獲物を選ぼうか?」
 遊馬はそう言うとダーツを秀馬に手渡す。それを受け取った秀馬はいつものように壁の写真目掛けて放り投げる。狙いを外さずにダーツが突き刺さった写真を見た秀馬は嬉しそうな顔をする。
 「こいつか・・・どんな痴態をさらしてくれるのかな?」
 ニヤニヤと写真を見つめていた二人は極みに達する。放たれた精液が従順な奴隷達の顔を白く染め上げる。三人はその精液をおいしそうに舐め上げ、啜り上げ、きれいにしてゆく。尿道に残った精液まで啜り上げる三人の姿に秀馬と遊馬は愉快そうな声を上げて笑うのだった。その光景を詩織は猿轡をかまされたまま目を背けることしかできなかった。



 「あっ、もうこんな時間・・・」
 美術室で絵を描くことに熱中していた片桐彩子はもう七時を過ぎていることに気付き帰り支度を始める。戸締りを済ませると学校を後にする。最近学生が何人か行方不明になる事件が頻発して起こっていたので、気分的に鬱になっていたせいか熱中して描きすぎたらしい。
 「早く、帰ろう・・・」
 ここ一ヶ月、そういった事件が起こらなくなったとはいえ、いつ何時自分が巻き込まれるかわかったものではない。辺りに注意しながら足早に家路を急ぐ。暗がりの中歩く彩子はふとあることを思い出す。慌てて鞄の中を覗き込み、それがないことに気付く。
 「あれ?どこに・・・」
 いくらかばんの中をかき回してみてもそれは見つからない。鞄の中にないのならば学校に忘れてきた可能性が大である。腕組みをしてどこにおいてきたのかを考える。教室の可能性はない。となれば考えられるのは部室だけである。このまま帰ってもいいが、アレが誰かに見つかったらと思うときが気でない。
 「Sit!こんなミスをするなんて・・・」
 舌打ちをした彩子は急いで学校に戻る。すでに全校生徒が下校した校舎は真っ暗であった。彩子は辺りの様子を伺いながら門を乗り越え校舎内に入り込む。真っ暗な廊下を通って美術室へと向かう。その後をつける者がいることなど気付きもしないで・・・
 「多分この辺りに・・・あっ、OK、あった、あった・・・」
 目的のものを見つけた彩子は安堵の息を漏らす。それを鞄の中にしまうと、教師に見つからないうちに後者を出ようと足を忍ばせて美術室の外に出る。その瞬間を狙われていた。彩子の顔の辺りをガスのようなものが取り巻く。気付いたときにはすでに遅かった。甘い香りが鼻につき彩子の意識を闇に沈めてゆく。
 「あ・・・What?]
 闇に沈む意識の中、体から力が抜け、糸の切れた人形のように倒れこむ自分を誰かが支えてくれたのまではわかった。しかし、それが誰なのかまではわからなかった。ただその相手がニッと笑ったように彩子には思えた。それを最後に彩子の意識は完全に闇に没してしまうのだった。



 意識が覚醒し、彩子はうっすらと目を開ける。ここがどこかまではわからない。ただ自分が大きなベッドの上に寝かされていることだけは間違いなかった。がんがんと痛む頭を抑えながら彩子は体を起こす。見たこともない部屋に自分がいることだけはわかった。そしてこの部屋に誰かがいることも。
 「Voice?だれの・・・」
 首を傾げながら彩子はそちらの方に視線を送る。そしてそれを見た瞬間、全ての思考が止まってしまった。全裸で絡み合う五人の男女。激しく舌を絡めあい、胸を揉み回し、下から突き上げ、指で弄る。少女達は歓喜の声を上げ、少年たちは笑いながら少女達の体を貪る。そんな光景が彩子の眼の前で繰り広げられていた。
 「んっ?おっ、目が覚めたみたいだぜ?」
 少年の一人が彩子が起きたことに気付き、もう一人に声をかける。もう一人も彩子の方を向き直る。その二人の顔はうりふたつであった。見覚えのある二つの顔。そして見覚えのあるのは少年達だけではなかった。少年達とまぐわう少女達の顔にも彩子は見覚えがあった。
 「岬Brothers?それに・・・みんな・・・」
 少年達は見知った同級生であったし、少女達はここ最近姿を消した少女達ばかりであった。ここがどこで、少女たちがどうしてこんなところにいるのかはわからない。唯、一つだけわかったことがあった。それは少女達の失踪にこの兄弟が関わっていたということだ。
 「What?なんでみんなが・・・何をしたの、岬Brothers??」
 「んっ?やあ、片桐さん。気がついたんだ・・・」
 疑問を口にすると、秀馬が彩子の意識が戻ったことに気付き声をかけてくる。そして自分の上で激しく腰を動かし、快楽を貪る魅羅を下ろすと、彩子に歩み寄ってくる。お預けを喰らった魅羅は不満そうな表情を浮べるが何も言ってはこない。彩子の目の前に秀馬が立つ。股間のものはいきり立ち、愛液でびしょびしょに濡れていた。
 「Why?なんでこんなことを・・・」
 「なぜ?そんなの決まっているじゃないか・・・」
 「??」
 「気持ちいいからだよ・・・」
 彩子の問いかけに秀馬はニヤリと笑って答える。その表情に彩子は背筋が寒くなる。何かろくでもないことが起こりそうな予感がする。彩子にはそう思えた。そんな彩子に秀馬はベッドに上がりにじり寄ってゆく。いやな予感に襲われた彩子は悲鳴を上げて逃げようとする。
 「NO!!Help Me!!誰か助けて!!」
 「無駄だよ・・・ここには誰も来ない・・・これから君は快楽の下僕となるんだ・・・」
 「NO!!!!!」
 悲鳴を上げて逃げようとする彩子の髪を掴むと秀馬はそのままベッドに押し倒す。うつ伏せに押し倒された彩子は必死にもがいて逃げようとするが秀馬にのしかかられて動くことも出来ない。秀馬は必死になってもがいて逃げようとする彩子を見下ろしていたが、やがてそのむき出しのうなじにぺろりと舌を這わせる。
 「ひぃぃっっっ!!きもちわるいぃぃっっ!!」
 その生暖かくも柔らかな感触に彩子は悲鳴を上げる。その悲鳴を聞きながら秀馬は何度も舌をうなじに這わせ、その好きに綾子の制服を脱がせてゆく。脱がせまいと抵抗しようとすると、首筋に悪寒が走り力が抜けてゆくため結局どうすることもできないまま制服を引き剥がされてしまう。
 「くくっ、綺麗な肌をしている・・・」
 「ううっ、No〜〜!やめてぇっっ!!」
 もがく彩子を抱きすくめたまま秀馬は首筋から背中にかけて舌を這わせてゆく。その続々とする感覚に彩子は身を竦ませる。秀馬はそのまま後ろから手を回し、その彩子の豊かな胸を下着ごと揉んで行く。その柔らかな感触を指先で感じながらねっとりと揉み回す。
 「うーん、柔らかい・・・魅羅ほど大きくはないけど、十分張りがあっていい胸だ・・・」
 「うぐっ、No、やめて・・・揉まないで・・・」
 秀馬がその柔らかさを確かめるように揉み回すと、彩子はそれを嫌がって身を竦める。すると今度はその背中に舌を這わせてくる。胸と背中、双方を交互に攻め立てる。その攻めに彩子は体の奥底から熱さがこみ上げてくるのがわかった。それがなんなのかはわからなかったが、その熱さに声が上ずってゆくのだけはわかった。
 「ふあぁぁっ・・・What・・・何、この感覚・・・」
 「ようやくその気になってきてくれたみたいだね・・・」
 「何をしたの、秀馬?」
 「何もしちゃいないさ・・・ただ君が感じているだけさ・・・」
 自分になにが起こったのかわからない彩子は秀馬が何かしたのではと問いかける。しかし、秀馬は首を横に振ってそれを否定する。それどころかいま彩子に襲い掛かってくる暑さは彩子自身が起こしていることだというのだ。そんなこと彩子には信じることができなかった。
 「うそ・・・わたし、感じてなんて・・・」
 「嘘をつくのはいけないよ。こんなに乳首を立てているくせに・・・」
 そう言うが早いか秀馬は下着の上から綾子の乳首を抓り上げる。そこは普段よりの硬さを帯び、大きくなっていた。それは下着の上からでもよくわかるほどであった。秀馬に乳首をひねり上げられた瞬間、彩子の体に電流が流れ多様な感覚に襲われる。体が小刻みに震え、もっとやって欲しいと体の奥のほうから訴えかけてくる。
 「どう?納得いった?」
 「No!そんなの信じられない・・・」
 「強情だなぁ・・・こんなに乳首をビンビンに勃起させているくせに・・・」
 未だに認めようとしない彩子に秀馬はブラを引きちぎり、その豊かな胸を露にする。彩子が震えるとそれに合わせて震える胸の頂点には硬く勃起した乳首が同じくフルフルと震えていた。そこを秀馬は今度はじかに摘み上げてくる。その硬さを確かめるようにクリクリと指先で弄繰り回す。
 「いやっ、そんなことしないで・・・」
 「感じているの?息が荒いよ?」
 「NO!No!!そんなこと、ない!!」
 胸をいじくるほどに彩子は激しく頭を振って否定する。しかしいじくられた乳首はさらに硬さを帯び、彩子の呼吸も徐々に荒くなり、体中にうっすらと汗が滲んでくる。いくら否定しても体の奥底から湧き上がってくる熱さを押させることはできず、逆にどんどんそれに意識を支配されていった。それが彩子をさらに恐れさせていた。
 「ここもこんなになっているんだから、いい加減認めたら?」
 「ひっっ!!!NOoooooo!!!!そんなところ触らないでっっ!!!」
 彩子があくまで抵抗していると、秀馬は攻め方を変えてくる。胸を弄っていた手を離すと、今度はその手を股の間に差し込んでくる。彩子が悲鳴を上げて抵抗し、それを阻止しようとしようとするが、それよりも早く秀馬の指先が彩子の股間に到達する。そして下着の上から陰毛を撫でてくる。
 「おっ、思ったよりも濃い陰毛だな・・・ちゃんと処理してる?」
 「!!関係ないでしょう、貴方には!!」
 「まあ、そうだけどね」
 下着の上から陰毛の状態を探っていた秀馬はボソリと彩子の耳元で囁く。その言葉に彩子は顔を真っ赤にして怒る。そんな彼女の様子を面白そうに観察しながら秀馬は指をさらに奥に押し込む。ヴァギナを下着の上から撫で上げ、刺激する。下着にヴァギナに添って縦筋が入り、じっとりと濡れてくる。
 「ほらほら、こんなに濡れているじゃないか・・・」
 「NO!そんなことない!!」
 「いくら否定したって無駄だよ。こんなに音を立てて濡らしてるんだからさ・・・」
 激しく頭を振って秀馬の言葉を否定する彩子だったが、秀馬はそれを追い詰めるように下着の端から指を直接ヴァギナの中に押し込んでくる。愛液で濡れそぼったヴァギナは秀馬の指をあっさりと受け入れる。彩子の膣内に入り込んだ指がクニクニと動きたびにクチュクチュといやらしい音を奏でだす。
 「ほ〜〜ら、もう大洪水。ビショビショでパンティもびしょ濡れだ」
 「NOooo!!Stop!!やめて、やめてぇっっ!!」
 膣内をかき回す指の動きに彩子は悲鳴を上げる。指が動くたびに体が反応を示し、体の奥のほうが熱くなるのがわかる。そしてそれに答えるように奥のほうから愛液が溢れ出し、膣を、秀馬の指を濡らし、空気を含んでクチュクチュといやらしい音を奏でているのが彩子の耳にも聞こえていた。そしてそれを止めることは彩子にはできなかった。ただ頭を振って否定し、耐えることしか・・・
 「あっ、中がヒクヒクしてきた。イくのかな?イきそうなのかな?」
 「いやっ、そんなのしらない!!ああああっっっ!!」
 彩子の膣内をかき回す秀馬は彩子の膣がヒクヒクと痙攣していることに気付き、彼女が絶頂間近であると推測する。彩子はオナニーの経験から自分がそれに近いことはわかっていたが、それを認めるわけにはいかなかった。だから必死に悶え、それが来るのを押さえ込もうとする。しかし、秀馬の指は彩子の喜ぶ場所を確実に抉ってくる。いくら耐え、逃れようとしても、近付いてくる極みから逃れることはできなかった。
 「ねばるなぁ・・・これならどうだい?」
 「ひぐっ!!No〜〜!!そんなことしちゃ・・・ああああああっっ!!!」
 必死に耐える彩子に対して秀馬はパンティを引きちぎると、膣内を指で弄りながら、さらに指先で勃起して顔をのぞかせたクリトリスをつまみあげる。強烈な快感が体中を駆け巡り彩子は一際大きな悲鳴を上げる。ビクビクと体を震わせその快感を追いやろうとするが、ついに我慢の限界を超える。半透明の液体を迸らせて彩子は激しく体を震わせて極みに達する。オナニーでは味わったことのない激しい絶頂に彩子はぐったりと秀馬にもたれかかる。そんな彩子の胸やヴァギナを秀馬は遠慮なく弄る。感度の増した彩子の体はその指の動きにも反応を示す。
 「派手にイったね・・・もしかして欲求不満?」
 「うっ・・・あああっ・・・」
 秀馬の言葉に彩子は弱々しく頭を振る。恥ずかしいことこの上なかった。味わったこともない快感を味合わされた上に男の見ている目の前で激しく絶頂に達したのだ。これほど恥ずかしいことはない。さらに秀馬の指は乳首やクリトリスを弄り、彩子を更なる快感の極みに追いやろうとしていた。
 「このまま入れるのもいいけど・・・それじゃあ、芸がないな・・・」
 脱力した彩子の体を堪能していた秀馬はこのまま入れることを躊躇っていた。何か彼女の羞恥心を掻き立てる様な事はできないものかと周囲に視線を泳がせる。その視界にふと彼女のうち捨てられた荷物が入る。
 (そういえば鞄の中に何かを入れて・・・それにあの荷物は絵の具・・・)
 ふとあることを思いついた秀馬はニタリと笑う。これならば彩子の羞恥心を掻き立てる事ができるかもしれない。そう考えた秀馬はすぐさま行動に移る。沙希や未緒、魅羅に彩子を固定するように命じると自分は彩子の鞄の方に向かう。まず鞄の中を弄り、彼女が隠したものを確認する。
 「へぇ・・・あいつも・・・」
 そこに仕舞われていた写真を見た秀馬は凶悪な笑みを浮べる。これを使えば彼女を追い詰めることもできるか知れない。そう思うと笑いが止まらなかった。しかし、それはまだ先の事である。いまはほかにやらなければならないことがある。パレットと絵の具を取り出すと準備を始める。
 「ご主人様、準備できました・・・」
 魅羅の言葉に秀馬が振り向くと、彩子は天井の梁から吊るされていた。何とか爪先立ちできる状態に吊られた彩子はぐったりとしていた。秀馬は絵の具の準備を未緒に任せると自分は先に下準備にはいる。沙希からかみそりと石鹸を受け取ると、笑みを浮べて彩子の足元に膝をづく。
 「What?何する気なの・・・?」
 「下準備だよ。下手に動くと怪我するぜ?」
 秀馬はそう言うと石鹸を泡立てそれを彩子の陰毛に擦り付けてくる。そしてかみそりで彩子の陰毛をそり始めるのだった。ジョリジョリという音を立てて彩子の陰毛がそり落とされてゆく。恥ずかしさに抵抗しようとする彩子だったが、怪我をするぞと脅されてはどうすることもできなかった。さらに秀馬は左右の足を魅羅と沙希に開かせヴァギナの際の陰毛まで処理し始める。恥ずかしさのあまり彩子は顔を真っ赤にして俯くしかなかった。

 「よし、こんなものかな?」
 「あら、つるつる・・・ピンク色の綺麗なオマンコが丸見えですわ・・・」
 「頑張りましたね、片桐さん・・・」
 秀馬が手を離すと魅羅と沙希がそこを覗き込んでくる。ツルツルの無毛に剃り落とされたヴァギナをくすくすと笑いながら見つめる。恥ずかしくて恥ずかしくて彩子は大粒の涙を浮べて俯いたままでいた。そんな彩子に秀馬はさらに追い討ちをかける。未緒からパレットを受け取ると、筆を手に取りそれに絵の具を塗りたくる。
 「さて、いくよ、片桐さん・・・」
 「What?何する気・・・」
 「こうするんだよ・・・」
 言うが早いか秀馬は絵の具の付いた筆を彩子の肌に当て色を塗り始める。筆のくすぐったさと絵の具の冷たさに彩子は悲鳴を上げ体を捩る。あまりに暴れるため秀馬はうまく色を塗ることができずにいた。眉を顰めた秀馬は左右にいる魅羅と沙希に命令する。
 「魅羅、沙希。彩子が暴れないように押さえておけ!」
 「畏まりました、ご主人様」
 秀馬の命令に忠実に魅羅と沙希は彩子の体を左右から押さえ込む。二人がかりで押さえ込まれてはいくら暴れても動くことは出来ない。ようやくおとなしくなったのを確認すると秀馬はゆっくりと筆を這わせてゆく。藍色の絵の具が彩子の白い肌を染めてゆく。その不快感に彩子は眉を顰め悲鳴を上げる。
 「NOooo!!やめて!!そんなお、やめてぇぇっっ!!」
 「すぐに終わるからおとなしくしていてね・・・」
 嫌がる彩子を他所に秀馬は筆を走らせる。外観を形作ると今度は丹念に色を塗ってゆく。ただし、乳首やヴァギナには色を塗らないでおく。そして大体の色が塗り終わったところでその箇所に色を塗ってゆく。硬くしこった乳首に丹念に色を塗ると、彩子は激しく頭を振って嫌がる。
 「だめ・・・そんなことしたら・・・」
 「何がダメなんだい?こんなにビショビショにしておいて・・・」
 乳首に色を塗りながら秀馬は空いた手で彩子のヴァギナに指を差し込む。溢れ出した愛液がとろとろと秀馬の手首に滴り落ち、床に水溜りを作ってゆく。秀馬の指がヴァギナをかき回すたびに愛液が噴出し、水溜りを大きくしてゆく。その間に秀馬は勃起した乳首を合いいいろに塗り終える。
 「じゃあ、今度はこっちだ」
 満足した秀馬は左右に大きく開かれたヴァギナの方に作業を移してゆく。陰毛がなくなりツルツルになった股間に丹念に色を塗ってゆく。愛液が滴るヴァギナも、ヒクヒクと戦慄くアナルも、勃起して顔をのぞかせているクリトリスも、すべてに色を塗ってゆく。そういった箇所を塗るたびに彩子は悲鳴を上げ喘ぎ声を上げる。
 「よし、こんなものか・・・」
 「ご主人様、かわいらしいスクール水着ですね・・・」
 秀馬が書き上げたものを覗き込んだ魅羅が笑みを浮べて語りかけてくる。ようやく拷問にも似た行為から開放された彩子はうっすらと目を開ける。そして自分の体に描かれたものを見つめる。それは今しがた魅羅が言ったとおりスクール水着であった。藍色の外郭、胸元に白と黒で「かたぎり」と書かれている。彩子が水泳を嫌っていることを知っていての嫌がらせであった。
 「じゃあ、今度はこっちの処理をしてもらおうかな?」
 にたにたと笑う秀馬は自分の股間のものを彩子に見せつける。限界まで張り詰めたそれはヒクヒクと戦慄き、先端からは半透明の液体を滴らせていた。彩子はそれを見て短く悲鳴を上げ嫌がるが、それが通じるはずがない。秀馬はその猛々しいものを彩子の股間にこすり付けてくる。
 「NOoo!!そんなもの入れないでっっ!!」
 「何言っているんだか・・・ここはこんなに待ちわびているじゃないか・・・」
 秀馬はそう言うと彩子のヴァギナを左右に割り開く。藍色の肉が左右に分かれ、ピンク色の粘膜が顔をのぞかせる。それがなんともいやらしく秀馬には思えた。そしてさらの興奮した秀馬はそのいきり立つものを彩子の粘膜の入り口に宛がう。先端が入り口に当たる感触に彩子は悲鳴を上げ、激しく抵抗する。
 「NOOO!!だめ!!絶対INSERTしちゃだめ!!」
 「こいつの前では・・・かい?」
 激しく抵抗する彩子に秀馬は隠し持っていた写真を彩子に見せ付ける。それは彼女の鞄に隠されていたものだった。それを見た瞬間、彩子の顔から血の気が引く。誰にも知られまいと隠していたものを目の前に出されたのだから仕方がない。そんな彩子に魅羅たちが声をかけてくる。
 「あら、片桐さんも○×のことがお気に入りだったみたいね・・・」
 「でもやめた方がいいよ。ご主人様の方が根性ありますから」
 「もう、夢見心地になるくらい気持ちいいんですよ?」
 三人はクスクスと笑いながら秀馬のペニスが入りやすい位置に彩子を持ってゆく。秀馬が腰の位置を定めると、魅羅が秀馬に代わって○×の写真を彩子に見せ付ける。まるでその少年が今自分の情事を見つめているような感覚になり彩子は大粒の涙をこぼす。
 「No!!見ないで!!○×・・・見ないで・・・」
 恥ずかしさに泣く彩子を見つめながら秀馬は一気にペニスを彩子の膣内に押し込む。彩子の柔肉を押し開き、奥へ奥へ通し進んでゆく。熱い肉棒が自分の中に入ってくる感触に彩子はガクガクと体を震わせる。全身から汗が噴出し、絵の具を落としてゆく。絵の具が剥げ、肌が晒された姿は異様にいやらしく思え、秀馬はさらにペニスを大きく膨らませる。
 「んっと・・・ここが片桐さんの処女膜か・・・」
 先端に固い感触を感じた秀馬は一度動くのをやめる。最後の牙城に当たる物体を感じて彩子はいやいやと首を左右に振る。そんな彩子の顔をべろりと舐めると秀馬は容赦なく腰を押し進める。硬い肉棒が最後の牙城をこじ開ける。その激痛に彩子の体は大きく飛び跳ねる。ぷつんと何かが切れる感触のあとペニスは奥へとなだれ込んでゆく。
 「OUCH!!NOoo!!痛い、痛いっっ!!やめてぇぇっっ」
 泣き叫ぶ彩子の言葉に耳を貸さず、秀馬は最奥まで突き刺さったペニスを激しく動かし始める。傷ついた膣壁が雁首にかき回され激痛を与える。その激痛に耐えられず、彩子はさらに大きな声を上げて泣き叫ぶ。激しくペニスが出入りする膣口からは赤いものが混じった愛液が噴出し、床に飛び散る。
 「Nooo!NOoo!!これ以上、汚さないでぇぇっっ!!」
 「大丈夫ですよ、片桐さん・・・」
 「貴方が堕ちるところを彼も見ていてくれますから・・・」
 「派手にイってちょうだい・・・」
 大粒の涙をこぼして頭を振る彩子に○×の写真を見せつけながら未緒たち三人はくすくすと笑う。そして彩子を支える鎖から彼女を解放する。支えを失った彩子の体は不安定になり、秀馬の動きにあわせてガクガクと震える。安定性を求める彩子の腕は無意識の内に秀馬の首にもたれかかっていた。
 「やっとその気になったみたいだね・・・いいよ、このまま膣内にぶちまけてあげる」
 「!!だめっっ!!それだけは・・・それだけはぁぁっっ!!」
 立ったまま下から彩子を突き上げる秀馬はそのままベッドの上に倒れこむ。そして彩子の腰を叩く上げさせ、今度は上から突き刺すような体勢をとる。激しく腰を叩きつけ極みへ、極みへと登りつめてゆく。その秀馬の動きを彩子は激しく拒絶する。膣内射精だけは阻止しなければならない。こんな男の赤ん坊など産みたくない。その思いが彩子を駆り立てる。しかし、いくら激しく抵抗しても不安定な姿勢では力が入らず、どう足掻いても脱出することはできそうになかった。それでも彩子は諦めずに抵抗した。それが逆に秀馬を喜ばせることになると走らずに・・・
 「イ・・・くよ・・・いっぱい出してあげるからね」
 「Nooo!!Help Me!!・・・・○×!!タスケテッッ!!」
 「やっぱりあいつのことが好きなんだね。でもこれで君は俺のものだ!!」
 「!!!イや嗚呼あああああぁぁぁぁあっっっ!!!」
 涙を浮べて愛しい人の名前を呟き助けを求める彩子に、秀馬は終結を告げる。彩子の膣内に納まったペニスは勢いよく白濁の液体を彩子の子宮内にぶちまける。体の中を熱い液体が満たしてゆく感覚に彩子は悲鳴を上げる。助けを求める手が空しく宙を掻く。その手を握ってくれるものは誰もいない。
 「あ・・・ああああっっ・・・」
 「ふううう・・・出た、出た。でもこれで終わりじゃないよ?」
 うつろな瞳の彩子にそう宣言すると秀馬はまた腰を動かし始める。愛液と精液が混ざり合い、大きな水音を奏で始める。噴出してくるその交じり合った液体をうつろな瞳で見つめながら彩子はただ涙するしかなかった。いま目の前にいるけだものが満足するときが来るまで・・・


       芸術少女恥描  了


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