第8話 孤高少女陥落


 低いモーター音が部屋の中に響き渡る。それに合わせるように少女達の喘ぎ声が部屋の中にこだまする。六人の少女、沙希、未緒、魅羅、彩子、ゆかり、愛は壁に手を付き大きく脚を広げて股間にバイブを受け入れる。まだ幼さを残したヴァギナを様々な色のヴァイブがかき回してゆく。
 「くふぅぅっんんっ・・・」
 「あっ、あっ・・・だめ・・・」
 「イ・・・イく・・・イっちゃう・・・」
 「ああああんっ、もうLIMITいっぱい・・・」
 「ああ〜〜溢れちゃいます〜〜」
 「ひあああんっ・・・く、狂っちゃう・・・」
 ヴァギナをかき回される少女は口々に喘ぎ、迫り来る絶頂に必死に耐えていた。一番最後まで耐えられた二人にはご主人様からのご褒美が待っているからだ。お互いにけん制し合い、相手がイくまで必死になって堪える。腰を悩ましげにくねらせ、ヴァギナから止め処なく愛液を滴らせながら少女達は悶えていた。
 「う〜〜ん、なかなか爽快だな・・・」
 「ああ・・・だらが残ると思う?」
 「まあ、魅羅と沙希だろうな。ほかはもういっぱいいっぱいだ」
 ヴァギナを嬲られる少女達の様子を椅子に座りながら面白おかしそうに秀馬と遊馬は眺めていた。その股間のものは大きく反り返り、ご褒美を与える準備は万端であった。その間にも少女達は絶頂へ向けて登りつめてゆく。ぽたぽたと股間から滴り落ちた愛液が大きな水溜りを作り出し、丸見えのアナルもヒクヒクと戦慄いている。
 「も、もう・・・だめ・・・」
 そう言って一番最初に限界を向かえたのは未緒だった。大きく背中を逸らせて極みへと達する。それを合図にゆかりが、彩子が、魅羅が、次々に極みへと達してゆく。最後まで残ったのは沙希と、意外にもまだ経験の浅い愛だった。この結果に秀馬も遊馬も驚きを隠せなかった。
 「すごいな・・・あの愛が残るなんて・・・」
 「俺は一番は未緒か愛と予想してたんだけどな・・・」
 予想が外れたことに驚きながら、順調に壊れていく少女達の様子に秀馬と遊馬は笑いを殺すことができなかった。そして最後まで残った少女達を自分たちの元に招き寄せる。限界まで耐え抜いた沙希と愛はふらふらとした足取りで二人に歩み寄る。秀馬が愛を、遊馬が沙希をそれぞれ自分の前に招き寄せる。
 「よくがんばったね。それじゃあ、ご褒美をあげよう」
 「手を使わないでそのバイブを抜くんだ。そうしたら入れてもいいよ」
 「「はい、ご主人様・・・」」
 秀馬と遊馬の言葉に素直に頷くと沙希と愛は自分の股間に力を入れる。膣壁をうねらせてそこに収まったバイブを排泄しようとする。すでに経験が多い沙希はうまく意識させてバイブを排泄してゆく。しかし、経験の浅い愛の方はうまく排泄することができない。やがて沙希の股間からバイブが外れ、床に転がる。そして沙希は嬉しそうな顔で遊馬の上に跨ると、そのいきり立ったペニスを自分の中に導いてゆく。
 「ああああっ・・・ご主人様の・・・太くて・・・アツイィィッッ!!」
 遊馬のペニスを一気に飲み込んだ沙希は激しく腰を振り出す。溢れ出していた愛液がペニスが突き刺さるたびに噴出し、遊馬の股間を濡らしてゆく。ペニスにヴァギナを抉られる感触に沙希は至高の喜びを感じ、更なる快感を求めて自分の手で胸を弄る。硬くなった乳首を触るたびに体に電流が流れたような快感を得られる。乳首を強くつまみあげ、クリトリスを擦り上げ、激しく腰を上下させる。ただただ快楽を貪り、その虜となっていた。
 「んんっ・・・どうして・・・抜けてくれない・・・」
 まだ慣れない事に戸惑い、いくら頑張ってもバイブがヴァギナから外れない愛は悲しそうな顔をする。自分の隣では沙希が嬉しそうな顔をしてご主人様のペニスを飲み込み、喘いでいる。いくら頑張っても沙希のように膣壁を動かしてバイブを退けることが出来ない。これではいつまで経ってもご主人様のご奉仕することができない。それが愛には悲しくてならなかった。もしかするとこれが原因で見捨てられるかもしれない。それが愛に恐怖を与えていた。そんな愛の手を秀馬は急に握ると、反転させ背後から彼女を抱きしめる。
 「時間切れだ・・・愛はヴァギナで可愛がってあげない・・・こっちだ・・・」
 「ああああっっっ!!ご主人様っっっ!!」
 言うが早いか秀馬はそのいきり立ったペニスを愛のアナルに押し込んでゆく。こなれた菊門は大きく広がり、ペニスを飲み込んでゆく。お尻にペニスが収まってゆく感触に愛は嬉しそうな顔をしてよがる。愛のアナルに完全にペニスが埋没すると、秀馬は容赦なく下から突き上げてくる。菊門を捲りあげ、腸壁を抉ってペニスが動き回る。ヴァギナをバイブがかき回し、ふたつの穴が同時に愛に快楽を与える。その快楽に愛はだらしなく顔をゆがめ、悶える。愛も沙希も体の中に熱い肉棒の存在を感じ、その存在に喜びを感じていた。
 「兄貴、そろそろ詩織もこの仲間に入れないか?」
 「ん?詩織をか??」
 「ああっ、一番最初に連れてきたのにまだ処女のままじゃないか・・・」
 遊馬は沙希の体を貪りながら壁際に固定された詩織の方に視線を送る。詩織は自分達の方に視線を送り、キッと睨んでいる。その顔を見た秀馬は首を左右に振る。
 「そうだな。そろそろ仕上げに入るか・・・でも、ただやるんじゃダメだ・・・」
 「??そうなのか?」
 「ああ。まだ詩織の心は折れてない。最後のワンピースを使ってその心をへし折ってから処女を奪う!!」
 そう言って秀馬はニタリと笑う。そのワンピースを使うことで詩織の心は完全に壊れるはずである。そして自ら処女を自分達に捧げ、自分達の上で喘ぐ少女達のように従順な奴隷と化すはずである。秀馬はそう確信していた。そのためにも最後のワンピースを確保しなければならない。愛の体を貪りながら秀馬は次なる計画に思いをはせるのだった。



 「詩織・・・」
 誰もいなくなった教室。その一角にある机に手を置き少年はポツリと呟く。その机の主がいなくなってから早二ヶ月が経とうとしていた。○×にとって大切な幼馴染みがいなくなっただけではない。自分にかかわりの深い少女達が立て続けに六人も行方不明になっている。
 「みんな・・・無事でいてくれ・・・」
 今どこで、どんな目にあっているのか分からない。それでもみんなが無事帰ってくることを切に願う、それしか○×にはできなかった。目を閉じ、心の中でそう願う○×に声をかけてくるものがいた。振り返った○×はそこに二人の少年の顔をみる。よく見慣れた瓜二つの顔だった。
 「どうしたんだよ、○×。こんなところで・・・」
 「何か、悩み事ですか?」
 「遊馬、秀馬・・・いや、なんでもない・・・」
 彼らとは親友というわけではない。ただ遊馬とは同じ部活、秀馬とはクラスメイトであった。だから面識はあった。面識はあったが、この二人に○×はあまりいい印象を持っていなかった。どこか心の許せない、そんな存在だった。だから今も彼らに自分が心の中で思っていたことを放さず、離れようとしていた。
 「藤崎さんが心配ですか?それとも他の女のこのことですか?」
 「浮気者だからな、○×は・・・」
 声をかけた自分達を無視するように離れてゆく○×に秀馬と遊馬はニヤニヤと笑いながらその背中にそう言葉を投げかける。その言葉に○×は少しむっとしたが、ここで怒ってはいけないと、平常心を保って離れようとする。そんな○×の耳に信じられない声が聞こえてきた。
 『いやああっ・・・そんなところ舐めないで・・・助けて、○×君・・・』
 それは間違いなく自分が心ときめかせた幼馴染みの声であった。聞き間違えるはずがない。慌てて振り返った○×はテープレコーダーを手にした秀馬を睨みつける。テープからは次々に少女達の声が聞こえてくる。全ていま行方不明になっている少女達であった。
 「お前ら・・・いったい・・・」
 「あんっ?何すごんでるんだよ」
 キッと睨みつける○×の視線を往なしながら秀馬はへらへらと笑う。テープからは断続的の少女達の○×に助けを求める声、そして悲鳴と喘ぎ声が聞こえてくる。悪夢のような内容に○×は悔しそうに顔をしかめる。そんな○×の表情を心地よさ気に見つめながら秀馬と遊馬は笑みを浮べる。
 「お前らが詩織を・・・みんなを・・・」
 「さあ、どうかな・・・ただみんなお前を恨んでいたぜ?」
 「助けを求めても助けてくれないお前をな・・・」
 ニヤニヤと笑いながら言い放つ秀馬と遊馬の言葉に○×は顔をしかめる。悔しさがにじみ出るその表情が秀馬にも遊馬にも心地よくて仕方がなかった。
 「でだ。お前をそこに連れて行ってやってもいいぜ?」
 「何ほざいてる、この犯罪者!早くみんなを・・・」
 「解放しなくちゃ警察に訴えるってか?言っておくけど、そんなことしても無駄だぞ。警察が動き出すまでにみんなをくびり殺して逃げ出す自信はあるぜ?」
 秀馬と遊馬の言葉に○×は言いよどんでしまう。確かに証拠らしい証拠を自分は持っていない。それで警察に動いてもらうのは難しいかもしれない。その間にみんなを殺されては元も子もない。○×どうすることも出来ない自分に歯噛みするほかなかった。その悔しそうな表情が秀馬と遊馬を喜ばせるだけだとわかっていても・・・
 「もう一度聞くぜ、俺たちのあとについて来い。そうすればみんなに合わせてやる」
 「時間はやらないぜ。いますぐだけだ」
 秀馬と遊馬の言葉に○×は頷くしかなかった。ここで断ればみんなの命が危ない。ならばどんな危険があっても助けに行こう。そう心に誓い、○×はこくりと頷く。すると秀馬はビンに入った液体を○×に手渡し、それを飲み干すように命じる。拒否することのできない○×は素直のそれを飲み干す。すぐに強烈な眠気が○×に襲い掛かり、○×の意識はそこで途絶える。眠り込んだ○×を見下ろしながら秀馬と遊馬はおかしそうに大笑いする。
 「ひゃはははっ、最後のピースがこうも簡単に手に入るとはな・・・こいつのちんけな正義感に感謝だぜ!!」
 「自分の存在が詩織を追い詰める切り札になるとも知らないで・・・」
 眠り込む○×を面白おかしそうに見つめながら秀馬と遊馬は大笑いする。その笑い声は○罰には聞こえることはなかった。○×の意識は地獄の闇へと埋没して行くのだった。



 「いやああっっ!!やめてぇっっ!!」
 ベッドの上に放り出された詩織は激しく抵抗する。ついにそのときが来たのかと覚悟し、最後の最後まで抵抗し、決して心から屈しまいと誓った詩織は自分に全裸で圧し掛かってくる秀馬を押し置けようと激しく抵抗する。秀馬はそんな詩織の両手を押さえ込むと、その豊かなふくらみを誇る胸にむしゃぶりついてくる。
 「ふぐっ・・・あっ・・・いやっ・・・」
 硬さを帯び、プックリと勃起してきた乳首を口に含んでやると、詩織の体はピクリと反応を示す。口に含み、舌先で転がしてやるだけで詩織の体は浮き上がり、体がじっとりと汗ばんでくる。両の乳首を丹念に嘗め回すだけで詩織の体は朱色に染まり、乳首はピクピクと戦慄き、硬く勃起していた。
 「ふふっ・・・詩織のおっぱいは相変わらず、おいしいな・・・」 
 「うううっ・・・いやっ・・・やめて・・・」
 硬く勃起した乳首を歯で軽くかみながら秀馬は素直にそう述べる。事実、詩織の胸は秀馬の愛撫にプルプルと震え、一行動ごとに反応を示す。それがとてもいやらしく、興奮させるものであった。詩織の方も秀馬の愛撫に体が反応し、体の心のほうから熱くなるのを感いていた。それを押さえることは彼女にはできなかった。
 「くくっ、何のかんのいいながらこっちは硬くなってきたな、詩織・・・」
 「ううっ・・・言わないで・・・」
 目にうっすらと涙を浮べて秀馬の愛撫に耐える詩織だったが、体は正直に秀馬の愛撫に答えてしまう。そんな自分が情けなく思えたが、どうすることもできなかった。むせび泣く詩織の胸に顔を埋めて秀馬は時には優しく、時には激しく胸を愛撫する。舌先で転がし、強弱をつけて啜り上げ、軽くかんだり、強くかんだり、様々な手法で詩織の胸を貪る。
 「んくっ・・・あああああっっっ!!」
 「あ〜〜あっ、こんなに痛いくらい硬くしちゃって・・・」
 秀馬の愛撫に答えるように詩織の乳首は硬く頭をもたげていた。色もピンク色から充血し、赤みを帯びてきていた。その敏感になった乳首をさらに愛撫しながら秀馬は優しく詩織の唇を奪う。突然のことに対応の遅れた詩織だったが、すぐに激しく抵抗し始める。そんな詩織を押さえ込んで秀馬は彼女の唇を堪能する。
 「んんっ・・・んぷっ・・・」
 唇の隙間から入り込んできた秀馬の舌先が詩織の歯茎を丹念に舐めて行く。他人の舌でそんなところを舐められる経験など詩織にはなかった。だから背筋が凍りつくほどおぞましい思いで一杯だった。秀馬はさらに舌先を詩織の口内に侵入させてくる。詩織の抵抗も空しく口内に侵入した舌は詩織の舌に絡み付いてくる。
 「んんっ・・・あっ・・・ちゅばぁぁっっ・・・ふああああっっ・・・」
 舌を絡められた詩織は体から力が抜けてゆく感覚に見舞われ戸惑った。意識して力を抜いているわけではない。しかし、秀馬の舌が絡みつくと気持ちが高揚し、体から抵抗する力が薄れてゆくのが詩織には手に取るようにわかった。この男達に抵抗する意識を失うことは、詩織にとって恐怖の対象だった。だから詩織は懸命に抗い、抵抗する。
 「ふううんっ・・・まだ、抵抗するんだ・・・」
 唇を離した秀馬は感心したように口元に手をやる。唇の端からは赤いものが滴り落ちてくる。快楽に落ちかけた詩織の最後の抵抗で噛み付かれ、出血したのである。もちろんそれほど深い傷ではない。それでも秀馬の口の中には鉄のような味が染み渡っていた。その血を拭い取ると秀馬は残忍な笑みを浮べて詩織に圧し掛かる。
 「じゃあ、今度はこっちだ・・・」
 「いやっ!!見ないで下さい!!」
 秀馬はそのまま体を下にスライドさせてゆく。そして震える腰を叩く持ち上げると、淡い陰毛に隠された股に顔を近づけると、大きく息を吸い込みその場所に匂いを嗅ぐ。その行動が詩織の羞恥心に火をつける。悲鳴を上げる詩織を他所に秀馬はそこの匂いを堪能すると、足を抱えあげ詩織の足を左右に大きく開く。
 「だめぇぇっっ!!見ないでぇっっ!!」
 「ふふっ、まだ未通だけあって綺麗な色だ・・・」
 懸命に両手で覆い隠そうとする詩織だったが、その手は封じられ詩織のヴァギナは秀馬の眼前に露にされる。露になったヴァギナを観察する秀馬は詩織に聞こえるように声に出してヴァギナの様子を語って聞かせる。自分のそこがどうなっているのかわかり、詩織は顔を真っ赤にしてその声を聞かないようにしていた。
 「さてと・・・中はどんな感じかな??」
 「あっ・・・ああああっ・・・」
 「う〜〜ん、やっぱり綺麗なピンク色だ・・・」
 大陰唇の観察を終えた秀馬は今度は大陰唇を左右に広げピンク色の粘膜を観察し始める。あふれ出した愛液に潤った粘膜はいやらしい音を立てて秀馬を迎える。愛液をたたえた粘膜はテラテラと妖しく光り、男を欲情させるには十分であった。見ているだけでは我慢できなくなった秀馬はそこにゆっくりと舌を伸ばしてゆく。
 「んっ、んっ、んっ・・・」
 「ひゃああっ!!いやっ、舐めないで!!」
 激しく頭を振って抵抗する詩織だったが、不安定な姿勢ではまともな抵抗などできず、そこを覆い隠すこともできず、秀馬のなすがままにされていた。そんな抵抗もまともに出来ない詩織のヴァギナを秀馬は丹念に舐め上げてゆく。大陰唇に沿って舌を這わせ愛液を舐め取ると、その愛液が溢れ出す穴に舌を差し込んでゆく。
 「ひぐっ!!あうっ・・・あああっ・・・」
 膣内に入ってきた舌の感触に詩織は腰をくねらせる。生暖かく柔らかな感触が膣内をウネウネと動き回り、詩織の感じる箇所を刺激してくる。これまでも何度と舐められてきたが、詩織はこのおぞましい感触にいまだ慣れていなかった。秀馬は愛液を啜るようにしながら、さらに奥へと舌を侵入させる。
 「あっ!んんっ・・・やっ・・・」
 ジュルジュルと愛液を啜る音が自分がどれだけヴァギナを濡らしているかを詩織に実感させる。感じたくない、こんな男の愛撫など感じたくない。頭ではそれが分かっているのに、その愛撫に反応してしまう体が疎ましかった。そして絶え間なく襲ってくる快感から逃れる術は詩織にはなかった。
 「すごいビショビショだな・・・これだけ濡れていれば、二本はいるかな?」
 「えっ?ああっ・・・ダメッ!!」
 ヴァギナから口を離した秀馬は愛液が噴出してくる膣口を見つめながら口元を拭う。そして中指と薬指、二本の指を膣口に添えてくる。何をする気なのか察した詩織は慌てて腰をくねらせて逃れようとする。しかし、それよりも早く秀馬の指が詩織の膣内に入り込んでくる。
 「いやっ・・・あああああっ・・・やめ・・・てっ・・・」
 「そんなこと言いながら膣内はこんなに締め付けてくるじゃないか・・・」
 「そんなの・・・知らない・・・」
 膣内に入り込んだ指が動く度に詩織は腰をくねらせて悶える。詩織の喜ぶ場所を熟知している秀馬の攻めは巧みで、その攻めから逃れることは詩織にはできなかった。秀馬はそれを心得ているからこそ、詩織の喜ぶ場所を重点的に攻め立ててくる。噴出した愛液が詩織の白い肌を伝い、おへその方まで滴り落ちてくる。絶え間なく襲ってくる快感は詩織を絶頂へと導き、その際まで達していた。膣内の戦慄きからそれを察した秀馬はその瞬間をわざと遅らせる。極み近くで指を動かすのをやめたり、他のところを愛撫したりして詩織をじらす。
 「あっ・・・そ、そんな・・・」
 「くくっ・・・詩織、どうして欲しい?素直にいえばイかせてあげるよ?」
 なかなかイけないもどかしさに詩織が切なそうな顔をすると、秀馬はニヤニヤと笑いながら尋ねてくる。彼の真意を察した詩織は顔を背けてその言葉を飲み込む。ここでこの男に屈するわけには行かない。だから絶対にその言葉を言うまいと必死になって抵抗する。なかなか素直にならない詩織に対して秀馬は少し苛立ちながらも愛撫を続ける。しかし、ここでは詩織の意思の方が勝った。いくら愛撫されようと、イく寸前で待たされようと、決して秀馬に屈することはなかった。さすがに根負けした秀馬は悔しそうな顔をして詩織から離れる。秀馬のほうが屈したことに詩織はホッとする。
 「まったくどこまでも強情だ・・・おい、ゆかり、魅羅!準備しろ!」
 「「はい、ご主人様・・・」」
 秀馬は詩織をイかせられなかったことを愚痴りながら、ベッドの淵に控えていたゆかりと魅羅に声をかける。秀馬に声をかけられた二人はロープを手にベッドの上に登ってくる。そしてそのロープで詩織の両手を縛り上げてしまう。こうやって自分の自由を奪っておいて無理矢理処女を散らすつもりなのかと詩織は思ったが、その考えは間違いであった。
 「ほら、藤崎さんはこれをつけてください〜」
 「それをつけたらこっちよ」
 両手首をロープで縛るとゆかりは詩織にそっと目隠しをしてくる。今更何をする気なのかと疑問に思っていた詩織だったが、魅羅にロープを引っ張られよろよろと立ち上がると、どこかへと引っ張られてゆく。部屋の中央辺りまで来たところでその場に座らされ、さらにロープで足首と腿を固定されてしまう。
 「何をする気なんですか・・・?」
 「そのうちわかりますよ〜」
 「ちょっと二人では無理そうね・・・誰か手伝って!!」
 何をされるのかと不安そうにしていた詩織がゆかりと魅羅に尋ねるとそんな答えが返ってきた。ややって両手首を縛るロープが真上に引っ張られる感覚を感じたかと思うと、ぎりぎりと詩織は自分の体が上に引きずり上げられてゆくのを感じた。足首を腿に固定されているので立つことができず、やがて宙吊りになる。詩織の全体重が手首にかかりその痛みに詩織は顔をしかめる。かなりの高さまで引きずり上げられると、自分の真下で何かをしている音が聞こえてくる。何をしているのかと不安そうにしていると、今度は体が下へと降りて行く。
 「な・・・なにを・・・」
 ゆっくりと下に降ろされる詩織のヴァギナに何かが触れる。焼けそうなくらい熱く、硬い何か。それが何なのか、詩織はすぐに理解した。このまま一気に体を真下に解放され、処女を散らされる。そうなることを覚悟した。しかしまたも予想に反することが起こる。ヴァギナの中に入り込んだものは先端だけで、それ以上は奥にいれず詩織の体は固定されてしまう。そこでようやく詩織にされていた目隠しが外される。詩織の真下には予想通り秀馬が寝そべっていた。天に向かってそり立つペニスが詩織の膣口に潜り込んでいるのがわかる。
 「うくっ!!こんなことをして・・・どうするつもりなの??!」
 「んっ?簡単なことさ。詩織の方から俺に”詩織の処女をもらってください”ってお願いする状況を作りたくてね」
 「そ、そのくらい・・・いくらでも言ってあげます。さっさとしたらどうなんですか!!」
 「それがダメなんだよ。君が心から奪って欲しいと願ってくれなきゃ・・・」
 詩織を見上げながらニヤニヤと笑う秀馬の顔に詩織は言い知れない不安を感じた。詩織がそんなことを心から言うはずがない。そんなこと秀馬にもわかっているはずである。それなのにそれを言わせてから処女を奪うと宣言していることがかえって詩織の不安を掻き立てていた。
 「わかっているはずでしょう、わたしがそんなこと心から言うはずがないことくらい・・・」
 「わかっているよ。だから君が心変わりするまで待とうと思ってね・・・」
 秀馬はニタリと笑うと、詩織の体を軽く押してくる。不安定な詩織の体がふらふらと揺れる。足を踏ん張ろうとするが、膝立ち状態では力が入らずどうすることもできない。このまま秀馬の上に落ちそうな感覚に見舞われた詩織は何とか体勢を保とうと、手首を縛ったロープにしがみ付く。腕の力の全てをかけてロープを引き、自分の体を秀馬から遠ざけようとする。その瞬間だった。
 「ぐぶっ!!!がばぁぁっっ!!」
 眼の前からくぐもった声が聞こえてくる。誰かが苦しそうにもがいているのが詩織にはわかった。しかし、そこに誰がいるのかまでは詩織にはわからなかった。その視界を垂れ幕が遮り、それを確認させなかったのだ。誰がいるのかと思っていると、その垂れ幕の左右に愛と彩子が立ち、それを一気に引き剥がす。
 「う・・・・そ・・・・」
 そこには椅子に縛り付けられ、猿轡をかまされた幼馴染みの姿があった。目隠しをされ耳栓までして、今自分が置かれている状況が分からない少年が苦しそうな声を上げている。その首にはロープがくくりつけられ、それが少年の首を絞めているのである。そしてそのロープは天井の梁を伝って詩織の手とつながっていた。つまり自分が処女喪失を恐れてロープにすがり付けば、少年の首を絞めることになる仕組みだった。
 「ま、○×くん・・・」
 少年の身を按じた詩織は仕方なくロープから手を放す。がくんと詩織の体が下がり、その分ペニスが詩織の中に入ってくる。途中でとどまったペニスの感触に顔をしかめながら、詩織は幼馴染の方に目を向ける。先ほどのような苦しそうな顔はしていないが、それでもじわりじわりと少年の首をロープが締め付けているらしい。詩織は懸命に手を伸ばし、不安定な足を踏ん張って、少年を助けようとする。
 「おおっ、がんばるねぇ?」
 詩織を真下から見上げながら秀馬はおかしそうに笑う。少年と自分を必死になって守ろうとする詩織を面白おかしそうに笑う秀馬を詩織は毅然と睨みつける。
 「○×くんは関係ないでしょう?!放してあげて!!」
 「んっ?でも、こいつ自らここに来たいって懇願したからね。ここに来た以上どんな扱いをしようと、ここの主である俺たちの勝手さ」
 自分勝手な理論を振り回す秀馬を詩織は憎々し気な表情で睨みつける。そんな詩織の視線を心地良さそうに浴びながら、秀馬は○×につけられた目隠しと耳全を外すように命じる。すぐに目隠しと耳栓が外され、○×の視界が開ける。その目に裸で男のうえに宙吊りにされた幼馴染みの姿が映ると、○×は何事か絶叫してくる。しかし、猿轡をかまされた状態では言葉にならず、暴れると首に巻かれたロープが締まり、その絶叫はすぐにかき消されてしまう。
 「さてと・・・俺だけ気持ちよくなるもの悪いな・・・誰かそいつの相手してやれよ」
 「畏まりました、ご主人様」
 秀馬の命令に動いたのは未緒だった。椅子に縛り付けられた○×の足元にしゃがみこむと、ベルトを外し、ジッパーを引き下げ、○×の逸物をズボンの中から引き出す。それは詩織の裸体を見て反応し、血管を浮かび上がらせて脈打っていた。未緒はそれを妖しい笑みを浮べて扱くと、ゴムを被せてくる。
 「わたしたちの膣内に”生”で入れていいのはご主人様たちだけなんで・・・」
 未緒はそう前置きすると、○×の腰の上に跨り、迷わずいきり立ったそれを自分の中に導いてゆく。いつでも入れられるように準備されていたそこはあっさりと○×の逸物を飲み込んでゆく。初めて味わう女性の感触に○×は顔を顰ませるが、未緒のほうは不満そうな顔をする。
 「○×さんって・・・ご主人様ほど太くも、大きくもないんですね・・・がっかりです・・・」
 膣内にペニスを飲み込んだ未緒はその大きさに不満の声を上げる。そうは言いながら主人の命令どおり腰を動かし、膣壁で○×のペニスを扱き上げてゆく。女に慣れていないペニスはあっという間に悲鳴を上げ、未緒の膣内に精液を放ってしまう。その射精をゴム越しに感じた未緒は頬を膨らませる。
 「もうイっちゃったんですか?持続力もないです・・・」
 ぶつぶつ文句を言いながら○×から体を離す。そして射精を終えたペニスからゴムを抜き取ると、その中に溜まった精液を自分の口の中に流し込む。ドロリとした液体がゴムの中から滴り落ち、未緒の口の中に流し込まれる。そして口の中に入った精液を未緒はその味を堪能する。しかし、その顔もすぐに不満に彩られる。
「・・・ますい・・・うすいし、粘り気もない・・・」
 「そうなの?味見させて・・・」
 口に含んだ精液に不満を漏らす未緒。その言葉を聞いた沙希はその未緒にキスして精液を直接口移しで受け取る。その精液を口に含みその味を確かめる。そして未緒同様、顔をしかめる。
 「うん、たしかに・・・○×くん、ご主人様みたいにもっと根性入れて出さないと女の子は満足しないよ?」
 頬を膨らませて○×に説教するが、その言葉は○×には届いていなかった。きりきりと真綿を締めるように締まってくるロープが○×の意識を奪おうとしていた。その顔が青からドス黒く変わっていく様に詩織はもはや一刻の猶予もないことを悟る。しかし、どんなに背伸びしても○×の首を締めるロープを緩めることはできない。緩めるにはロープを切るしかない。たとえ自分の処女が奪われることになったとしても・・・
 「・・・切って・・・」
 「ん?何か言ったかい?」
 「このロープを切って!!」
 詩織ははっきりとした口調で秀馬に告げる。処女を奪われても心までは奪わせない決意に満ちた詩織の決断だった。しかし、秀馬はその言葉を聞き流す。視線を逸らして聞こえない振りをしている。そんな秀馬の態度に詩織は怒りを覚えたが、早くしなければ○×の命が危ない。今はぐっと我慢する。
 「早く切って下さい・・・」
 「う〜〜ん、切ってあげてもいいけどね・・・それで詩織ちゃんの処女が失われることになるけど、いいの?」
 「構わないから、早くしてください!!」
 「・・・やっぱりやめよう。無理矢理奪っているみたいで気が引けるよ・・・」
 にたにた笑いながら秀馬は詩織にそう答える。これまでも少女達の処女を無理矢理散らしてきた男の言葉とは思えない。それが暗に心から自分に屈服しろと迫ってきていることを詩織は理解した。だから、すぐに悔しさを押し殺して、秀馬に懇願する。
 「ご、ご主人様・・・この・・・薄汚いメ・・・ス犬の処女をもらって・・・ください・・・」
 「う〜〜ん、そこまで懇願されちゃ・・・ね」
 大粒の涙を浮べて詩織は秀馬に懇願する。それを聞いた秀馬は左右に控えたままのゆかりと魅羅にロープを切るように命じる。すぐにロープは切られ、詩織の体はゆかりたちが抱きとめ、ロープから開放された○×は苦しそうに咳き込んでいる。○×が無事であったことに詩織はホッとするが、まだ事は終わってはいない。
 「さあ、自分から入れるんだ。俺のものになった証として・・・・」
 「うっ・・・くうっ・・・はい・・・」
 ロープから開放されてそのまま体が落ちて処女を失えればよかったのだが、ゆかりたちに抱きかかえられてそれは叶わなかった。秀馬は屈服した証に自分から入れるように命じてくる。約束を守ってもらったのにここで違えれば、また○×に危害が加えられるかもしれない。悔しさを滲ませながら詩織は中腰になると、ペニスに手を添えてヴァギナへと導く。
 「膝を立てて処女を失う瞬間がよく見えるようにするんだ!!」
 「はい・・・ご主人様・・・」
 悔しくて悔しくて仕方がなかった。それでも大切な幼馴染みを守りたい、その思いだけが詩織を突き動かしていた。ペニスをヴァギナに宛がい、腰を落とす前に○×の方に視線を送る。大切な人が自分のためになにをしていようとしているのか理解し、やめるように激しく首を振り、何事かくぐもった声で叫んでいる。
 (御免ね、○×くん・・・さようなら・・・)
 幼馴染みに決別の言葉を送ると、詩織は一気に腰を落とす。未通の膣を引き裂いて秀馬のペニスが詩織の中に入って行く。最後の抵抗も詩織は全体重をかけて自ら引き裂く。全身を駆け巡る激痛に震え上がり、大粒の涙をこぼす。痛みのために動くことは出来ず、その場で腰をくねらせるだけだった。
 「見たか、○×。お前の幼馴染みは自分から俺に処女を捧げてくれたぞ!!?」
 秀馬は醜悪な笑みを浮べて○×の方を見つめながらそう宣言する。そんな秀馬を○×は殺意の篭った目で睨みつける。その視線を心地良さそうに受け流しながら、秀馬は体を起こすと詩織を抱きかかえ、下から突き上げてゆく。引き裂かれた膣をペニスが激しく出入りするため、その痛みに詩織は悲鳴を上げ、体を震わせる。
 「いやっ、痛いっっ!!あああっ・・・お父さん、お母さん・・・助けて・・・○×くん・・・」
 秀馬の肩越しに見える少年に助けを求めるように詩織は手を伸ばす。椅子の上で暴れる○×だったがどうすることもできなかった。秀馬に攻めたてられる詩織はその激痛に苦しんでいたが、いつしか、体の奥底からこみ上げてくる感覚にその身をゆだねていた。痛みを訴える声が上ずり、快楽を訴える声が混じり始める。
 「うぐっ・・・あああっ・・・そ、そこ・・・あああああんんんっっ!!!」
 苦痛に歪んでいた顔は快楽にとろけ、助けを求めていた腕は秀馬の首にしな垂れかかり、更なる快楽を求めて自ら腰を動かし始める。詩織の頭の中にはもはや抵抗の二文字は存在しなかった。只今感じる快楽を貪ろうとする意識だけが存在していた。そしてそれはいつしか詩織の心の全てを犯し、支配してしまう。そしてそれは詩織の最後の抵抗をへし折り、思ってもいない言葉を口に出させる。
 「詩織・・・」
 「ああっ・・・ご主人様・・・」
 秀馬が舌を出すと、詩織はそれに答えて舌を絡ませてくる。詩織の心が完全に自分達のものになるにはまだ時間がかかるかもしれない。しかし、その一歩目は果たしたといってもいいだろう。激しくしたから突き上げながらその膣の快楽を秀馬は堪能する。絡みつき、締め上げ、秀馬に射精を求めてくるヴァギナに答えるように、秀馬はそのまま詩織の最奥に己の精を解き放つ。己の子宮の中に満ちてくる熱い液体を感じながら詩織は大きく体を震わせる。秀馬の背中に爪を立て幾筋も赤い痕をつけてゆく。そして自分の絶頂へと導かれてゆく。

 「ふああっっ!!ご、ご主人様のが・・・あっ、あっ、あああああああっっっ!!!」
 一際大きく震え上がり、激しくペニスを締め付けながら、詩織は絶頂へと到達する。ぐったりとなった詩織は秀馬にもたれかかり、事後の余韻に浸っていた。そんな詩織からペニスを拭き、秀馬が離れようとすると、詩織はその体に纏わりつき、それを許さない。あと一息と感じ取った秀馬は詩織の耳元で囁く。
 「あとでもっと可愛がってやる。まずはお前が誰のものになったかあの男に報告して来い」
 「・・・はい、ご主人様・・・」
 秀馬の言葉に頷くと詩織はよろよろと立ち上がり、○×の方に歩み寄る。幼馴染みの無残な姿に顔を背けようとする○×だったが、廻りの少女達がそれを許さない。詩織は○×の目の前に立つと大きく足を広げ、○×にもよく見えるように指でヴァギナを広げて見せる。
 「ほら見て、○×くん・・・ご主人様がわたしの中にこんなに・・・」
 そう言う詩織の膣奥からは先ほど秀馬が放った精液が詩織の処女が失われた証と共にドロリとあふれ出してくる。詩織は嬉しそうに微笑んでいるが、その目には大粒の涙がこぼれていた。それが詩織の最後の良心だったのかもしれない。そんな詩織を見つめながら○×は喉が枯れるほど絶叫する。怒りに全身が震え上がり、悔しさに爪が肉に食い込む。そんな悔しさに震える○×の眼の前でまたも狂気の宴が再開される。詩織のアナルを秀馬が、膣を遊馬が貫き、犯してゆく。その二人に六人の少女が纏わりつき、快楽を貪る。信じられない宴を眼の前に少年はどうすることもできないまま悔しさに震えるしかなかった。



 それから数週間後、行方不明であった少女達は突然自宅に帰ってきた。どこにいたのか、何があったのか問い詰める大人たちに話したくないと口を閉ざす少女達に世間は大いにどよめいた。勝手な報道が世間を駆け巡り、人々は勝手な想像で少女たちを見つめた。そんな世間の眼差しの中、一人の少年が姿を消したままであったことも話題となった。いつしかその少年が犯人ではないかという噂が立ち、少年の親はこの町から姿を消す。いつしかそんな噂も消えたころ、少女達は無事卒業を迎える。
 卒業を迎えた少女達は一斉にこの町から姿らを消す。どこに行ったのか親ですらわからなかった。ただ、同時期に二人の少年もこの街から姿を消したことを知るものは誰もいなかった・・・


         孤高少女陥落  了


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