第壱拾弐幕〜発動(其之壱)〜



アの国・元ギブン家領地内、月の森。

一年中通して月が見えるという、バイストン・ウェルでは特異な場所である。

ラウの国のエレ王女にシーラ様救出を命じられたオーラ・シップ“ゼラーナ”の一行はここに密かに隠れていた。

ゼラーナのブリッジには艦長であるニー・ギブンともう一人の聖戦士マーベル・フローズンが座っていた。ショウ・ザマがラース・ワウに侵入してからかなりの時間が経っていた。二人とも激しい焦燥感に苛まれていた。

(ショウ・・・あなたは・・・今どうしているの・・・・。)

ショウに個人的な感情を抱いているマーベルは実のところ心配で居ても立ってもいられなかった。今すぐにでも、愛機であるオーラ・バトラーの“ダンバイン”を駆って、ショウの居るラース・ワウまで飛んでいきたかった。しかし、作戦がまだ動いている以上、それは出来ない相談であったし、何よりもそうしたマーベルの行動によりショウがどうなってしまうかがわからなかった。

(ショウ・・・・・・。)







グオオオオオォォォォォンンンンン・・・・・・・・・。

低く立ち込めるような音が地の底から沸き立つように聞こえてきた。

「何だ!?」

顔を伏せ湧き上がる焦燥感に耐えていたニーが、顔を上げて言う。

グオオオオオォォォォォンンンンン・・・・・・・・・。

その音にあわせ、地面もかすかに揺れているようだった。“ゼラーナ”が細かく振動していた。

「何なの?」

マーベルがいぶかりながら外を見る。

「ニー!あれ!!」

マーベルが絶句する。

月の森の地面が妖しい色で発光していた。

黒い光、黒はもともと光を発しない色であるが、そうとしかいえない妖しい光が地に満ちていた。

「い・・・いや、地表じゃないぞ!これは・・・・ゼラーナだ!」

窓から下の方を見ていたニーが叫ぶ。

「ニー!!来てくれ!ビルバインが!!」

格納庫から伝声管を伝わりニーを呼ぶ声が飛び込んでくる。

「ドルプル!どうした!」

ニーが伝声管に叫ぶ。

「ビルバインが・・・ビルバインが勝手に・・・!!」

伝声管の向こうからメカニック・マンのドルプルの引きつった声が聞こえてくる。

マーベルは体を翻すと、格納庫に向かう階段に身を躍らせた。

「おい!マーベル!待て!!」

ニーが慌ててマーベルの後を追う。













グオオオオオォォォォォンンンンン。

振動の震源はゼラーナのオーラ・バトラー格納庫であった。

「ああ・・・・なによ・・・これ・・・・・!!」

格納庫に入ると同時にマーベルは絶句した。

格納庫の中に立つオーラ・バトラーの“ビルバイン”が地響きを立てながら唸っていた。

背中にあるオーラ・コンバーターから妖しい黒いオーラ光を激しく放出していた。その黒い光が“ビルバイン”を、包み込んでいた。

「誰が乗っているんだ!」

マーベルの後から格納庫に入ってきたニーが叫ぶ。

「それが・・・、誰も乗っていないのに勝手に動き出したんだ!!」

整備をしていたドルプルが叫ぶ。

「馬鹿な!!」

グオオオオオォォォォォンンンンン!

“ビルバイン”の振動がさらに強くなっていく。

オーラ光の排出もさらに強くなっていく。

その黒い光の奔流には圧力があり、そのため、“ゼラーナ”のクルーたちは“ビルバイン”に近づけない。

「い・・・一体、何が・・・!!」

ニーは光の圧力に耐えながら呟く。

「いやあああああああああああ!!!」

突然、その場を切り裂くような激しい悲鳴が“ゼラーナ”の格納庫の中に響き渡る。

ニーが振り返る。

この格納庫に続くタラップの上で、キーン・キッスが蒼ざめた顔で立ち尽くしていた。その表情は恐怖に凍り付いていた。

「キーン!」

キーンの様子に異常を感じたニーは、彼女の元に駆け寄っていく。

「いや・・・・黒い・・・・黒いオーラが・・・・・!!ああ・・・・・・・いや・・・いや・・・・いやあああああああ!!!」

キーンはそのまま気を失い、倒れそうになる。

「キーン!!」

ニーは彼女が倒れる直前に彼女の体を抱きとめる。

グオオオオオオオオオオ!!!

その瞬間、“ビルバイン”がまるで雄叫びを上げるかのように、ものすごい振動音を上げた。

「ああ!」

マーベルが息を呑む。

“ビルバイン”のオーラ・コンバーターから多量の黒いオーラが排出される。

そして“ビルバイン”の姿は完全にそのオーラ光に包まれてしまう。

「あ・・・・ああ・・・?」

マーベルが息を呑んでいる間に、今度はその黒いオーラの塊が燐光と共に少しずつ消え始める。

それと共に、激しい振動音も失せて行く。

「何!?」

ニーとドルプルが同時に声を上げる。

黒いオーラ光が激しい振動音と共に消え、“ゼラーナ”の格納庫に静寂が戻ったとき、“ビルバイン”の姿も黒いオーラ光ともどもかき消すようになくなっていた。

「ビ・・・・ビルバインは・・・?」

キーンを抱いたまま絶句するニー。

そんな彼の視界にオーラ・バトラー“ダンバイン”に乗り込むマーベルの姿が目に入る。

「マーベル!どうする気だ!!」

マーベルは“ダンバイン”のコクピットに足をかけたままニーに振り返り、叫ぶ。

「ラース・ワウに行くわ!」

マーベルはそのままコクピットの中に身を沈めていく。

「馬鹿な!ダンバイン一騎で侵入しても打ち落とされるだけだぞ!!」

ニーが叫ぶ。

「今のビルバインを見たでしょ!何かがショウに起きているのよ!!たとえ打ち落とされようとも、行くわ!!」

“ダンバイン”のコクピットが閉まり、“ゼラーナ”から飛び出していく。

そのオーラ・エンジンからの風圧に耐えながらニーが叫ぶ。

「待て!マーベル!!」

“ダンバイン”が月夜の空の中に燐光の後を残し消えていく。

「くそ!ドワ!ゼラーナも発進だ!ラース・ワウへ行く!!」

ニーは“ゼラーナ”のクルーたちを発進の準備をかからせた後、腕の中で気を失っているキーンの顔を覗き込む。

彼女の顔はもう穏やかになっており、先程の恐怖に歪んだ表情の跡は今は見られない。

(しかし、キーンは何をあそこまで恐れたのか・・・。)

ニーは背筋に凍るような寒さを感じていた。













ラース・ワウ、機械の館。

「うおおおおおおおおおおおおおお!!!」

ショウの雄叫びが地下室に響き渡る。その音量は、一人の人間の喉から出せる音量をはるかに超えていた。

そして、その声にあわせるかのように地響きが始まっていく。

「な・・・何だ!?」

「い・・一体・・・・・何が起きてんだ!!」

今までシーラを陵辱していた兵士たちが慌てだす。下半身が丸出しの格好のまま、恐怖の余りおろおろと狼狽する。先程までシーラを貫いていたモノも今や頼りなく両足の間に隠れようと縮こまってしまっている。これ程みっともない姿はなかった。

「うおおおおおおおおおおおおおお!!!」

ショウの雄叫びにあわせるかの様に、彼の筋肉が異様に膨れ上がっていく。狼狽する兵士たちと対照的に生気が漲っていく。そして、その全身からは黒いオーラ光が発しられている。

「ショオオオオ!!」

兵士たちからの束縛から自由になったシーラが叫ぶ。

(ショウ!一体!!)

ショウの変貌にシーラは激しい不安を感じていた。近寄ってショウの体を抱き寄せ、この変貌を止めたいと思ったが、彼女の中の何かがその行動の危険さを訴えていた。

「うおおおおおおおおおおおおおお!!!」

ショウの体中の毛穴という毛穴から黒いオーラが噴き出していた。

「ショウ!」

その黒いオーラの圧力は強すぎて、チャムもまたショウに近づくことが出来ず、ただショウの変貌を見守るしかなかった。

そんな中、ただ黒騎士だけが姿勢も変えず、ショウの様子を見据えていた。黒い革兜に蔽われたその表情は全く読めなかった。

「うおおおおおおおおおおおおおお!!!」

ショウの周りを覆う黒いオーラが収縮するかのようにだんだん物質化を始めた。

黒い何か丸いものに変形を始める。

(な・・・・何が・・・起きるの!?)

シーラはその様子に絶句する。

カブトムシの様な角の生えた大きな頭、それはシーラにも見覚えのある形のものだった。

「ショオオオオオオオオ!!」

たまりかねたチャムが衝動的にショウの方に駆け寄ろうとする。

「あ!いけない!!」

シーラは、陵辱されつくされて弱っていたとは思えないような俊敏さでチャムにタックルをし、彼女の行動を止める。

冷たい床に全裸の二人の少女が絡まるかのように倒れこむ。

「何するの!離してえ!!ショウが!ショウがああ!!」

シーラの腕の中でチャムが暴れまくる。

「だめ!見て!あれを!!」

シーラがチャムをその華奢な体で押さえ込みながら叫ぶ。

「おお!おおおおおおおおお!!!」

ショウが顔を上げる。その目は怒りに赤く燃えていた。

その目の色がショウを包み込んでいく物体の目の光と重なっていく。

「ビ・・・ルバイン・・・・・。」

シーラが黒きオーラが変化していく物体の名を呟く。

その姿は、ナの国で開発されたオーラ・バトラー、そしてショウ・ザマが愛用している“ビルバイン”の頭部にそっくりであった。

ショウの姿がその“ビルバイン”の中に消えていく。

機械の館の地下牢の狭い空間の中に“ビルバイン”が実体化しつつあった。

ガラガラ!ガッシャーーン!!

“ビルバイン”の巨体が地下牢の壁や床を壊していく。

瓦礫が落ちて来る。

兵士たちはあられもない悲鳴を上げ、右往左往逃げ回る。

「ビルバイン・・・何故・・・!?でも、・・・・・このビルバインは・・・・・!?」

そのオーラ・バトラーはシーラの知っている物と微妙に違っていた。真紅の美しいフォルムを持っているはずのこのオーラ・バトラーは、何故か漆黒のボディに変わっていた。そしてカメラのついているその目の部分は、まるで全てのものを憎むかのように真っ赤な血の色をしていた。形こそ同じオーラ・バトラー“ビルバイン”でありながら、その姿は地獄の底から這い上がってきた悪鬼のような印象をシーラに与えていた。

「うおおおおおおおおおおおおおお!!!」

まるで“ビルバイン”自身が叫ぶかのような大音声が地下室に響き渡る。それと共に“ビルバイン”は両手を挙げ、この部屋を壊しながら地上に向かおうとし始める。背中のオーラ・コンバーターからは、先程ショウの体から噴出していたものと同じ黒いオーラ光が激しく放出されている。

「ふふふ・・・・ハハハハハハハハハ!!」

突然、この場に相応しくない様な高笑いが響き渡る。

先程から沈黙を守り、様子を見守っていた黒騎士である。

シーラとチャムが驚愕した顔で彼に振り返る。

「いいぞ!ショウよ!その調子だ!怒りに任せ、黒きオーラをもっと採り込め!そして最強の力を手に入れたら、この俺が相手をしてやる!!」

黒騎士は少女たちには興味をなくしたかのように、彼女たちの視線も感じずに高笑いをしながら黒い“ビルバイン”を凝視していた。

“ビルバイン”が地下牢の中で立ち上がる。頭の角が天井を突き破っていく。天井が崩れ始める。

「ああ!危ない!」

シーラはチャムを抱いたまま、降って来る瓦礫をよけながら床を転がりまわる。

転がっている小さな破片で、シーラの白く美しい肌に小さな傷がついていく。

「う!うう!!」

シーラは痛みに必死に耐える。

その頭上に大きな煉瓦の塊が降って来る。

「ああ!」

シーラは体をひねり、その塊をよけようとする。

「きゃあああああ!!」

チャムが悲鳴を上げる。

その塊が、シーラが抱いていたチャムの腕に当たる。

「ああああ・・・・・・。」

チャムが失神する。

「チャム!チャム!!」

シーラが彼女を抱き上げる。

チャムの腕にあったオーラ集積器が壊れて、床に落ちる。今の煉瓦の塊が命中したようであった。

「・・・・これは・・・・・・。」

シーラは壊れたその機械を見る。黒騎士の腕にも、またシーラを犯した兵士たちの腕にもついていたものと同じものであった。

(もしや・・・・これが・・・・!)

その瞬間、シーラはこの機械が何であるかを認識していた。そして、チャム・ファウの異様な変貌の理由も理解した。

シーラはチャムの様子を覗き込む。と、その時彼女の体の中から黒い霧のようなものが抜け出し始めた。それと共に彼女の体もシーラの腕の中でどんどん小さく収縮していく。

チャムの体が元のミ・フェラリオの形に戻っていく。

シーラはその小さな体を慈しむように抱きしめる。

漆黒の“ビルバイン”は立ち上がると翼を広げ、暗黒のオーラ光を放ちながら地上の空へと舞い上がった。

「外に出るか!」

黒騎士は踵を返すと、ショウの“ビルバイン”を追うかのように地下牢から出て行った。兵士たちはもうとっくに逃げ出したのか、地下牢には残っていない。半壊した牢の中にはシーラが一人うずくまっていた。

(そうだ!リムルは?)

シーラは手のひらの中で気を失っているチャムを優しく抱くと、立ち上がりリムルの姿を探した。

崩れた天井からはまだ瓦礫が落ちてくる。また、足元も壁や天井の破片やら、底が抜けた穴やらで、何も身につけていないシーラには歩くことさえ困難であった。

(いた!)

崩れた壁の側で倒れているリムルの姿を発見する。大きな怪我はしていないようだった。シーラはほっとしながらリムルに近づこうとした。

「リムルさまー!」

と、崩れた壁の外からリムルを探す声が聞こえてくる。思わずシーラが振り返ると、そこには青い革鎧を着た女性が立っていた。

凛とした佇まい、青くなびく髪、意志の強そうなそれでいて涼しげな目、ミュージィ・ポウであった。二人の目が合う。

「ミュージィ・ポウ・・・。」

「シーラ!!」

ミュージィは反射的に腰の剣を抜き、構える。

「やめなさい、ミュージィ!」

シーラの口から厳しい声が発せられる。

ミュージィの体がビクッと震える。

「今はそんなことをしている暇はないはずです!早くリムルを連れて出ないと、ここはもうじき崩れます!」

シーラの口調に女王としての威厳が戻りつつあった。

ミュージィは目の前の全裸に剥かれた少女に気負わされている自分に気付いていた。

「出て行くさ!リムル様だけを連れてな!」

ミュージィは剣を構え、シーラを睨み付けたままゆっくりとリムルが倒れている方へ進んでいく。武器も持たない、いやそれ以前に一糸まとわぬ裸の少女を前に剣を構えるなど、我ながら情けないとミュージィは思う。が、完全にシーラの気迫に呑まれてしまっていた。

“ビルバイン”が飛び去り、黒騎士がこの場所から去った後から、シーラは自分の頭の中が少しすっきりしてきたように感じていた。まるで立ち込めていた靄が晴れたかのように、物事を理性的にしっかり考えることが出来るようになってきていた。それに伴い、シーラの気力も回復しつつあった。

(こんなことはしていられない・・・。リムルを助け、早く外に出て、ショウの暴走を止めなくては・・・!)

シーラは理解していた。ショウが、シーラの陵辱を止められなかった自分を憎み、それを行なった黒騎士を憎み、その結果黒騎士が望んだ通りに、この機械の館周辺に立ち込めていた黒き悪しきオーラと同調し、それを己の体の中に大量に採り込んでしまった。そして、その強すぎる力で愛機であるオーラ・バトラー“ビルバイン”を引き寄せ、今度はその機械の力で悪しきオーラを増幅させ、さらに周囲に振り撒きつつあった。

(早く止めなければ・・・、この地域一体、いや、バイストン・ウェル全体が悪しきオーラに包まれていく・・・・。)

ショウにはそれだけのことが出来る強く大きなオーラの力があった。

そして、ショウをそんな風に変えてしまった原因は自分自身にあると、シーラは思っていた。自分が愛するショウをあんなふうに変えてしまった。

(ショウ・・・・。)

「ミュージィ、剣を引きなさい。」

ミュージィは片手でリムルを抱きながら、もう一本の手で剣を構えていた。

そのミュージィに向かって、シーラはゆっくり歩いていく。

ミュージィはシーラのその気迫に押され、ゆっくり後ずさっていく。

ミシッ・・・。

天井が何か音を立てるのを、その瞬間シーラは耳にする。

「危ない!」

シーラが叫ぶ。

「あ!ああああ!!」

ミュージィが悲鳴を上げる。

ミュージィの頭上の天井が崩れ始める。細かい瓦礫が彼女に降り注ぎ、そして大きな煉瓦の塊が彼女をめがけて落ちていく。

「危ない!」

シーラはその瞬間何も考えていなかった。

とっさにミュージィの懐に飛び込むと、彼女を突き飛ばした。

大きな煉瓦の塊が、シーラの体のすれすれのところに落下する。

「シ・・・シーラ・・・・・・!」

ミュージィが倒れこみながら、シーラが自分を助けた事実に驚きながら彼女を見返す。

落下した大きな煉瓦の塊が、地下牢の床に大きな亀裂を開けていく。

その亀裂はシーラが倒れこんだ床にも走っていく。

「あ!ああああ!!」

シーラの体の下の床が崩れ落ちる。

「シーラ!!」

ミュージィがシーラに手を伸ばす。

シーラもその手を取ろうと手を伸ばす。

が、その手が届く前にシーラの下の床が崩れ落ちていく。

「あああああぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・。」

悲鳴と共にシーラの体が奈落に落ちていく。

「シーラ・・・・・・。」

複雑な表情で、それを見送らざろう得ないミュージィ・ポウ。











「何!・・・あれは・・・!!」

愛機のオーラ・バトラー“ダンバイン”を駆り、ラース・ワウの上空に侵入したマーベルは絶句する。

ラース・ワウの城の空中には異様なものが浮かび上がっていた。

「あ・・・あれは、ビルバイン?」

空中には異様な形の暗雲が蠢いていた。その真黒い雲は、その中心から蛇のような触手が無数に生え妖しく蠢かせていた。それはまるでギリシャ神話に出てくる“メデューサの首”のようであった。そしてその中央に、“ビルバイン”らしき姿が透けて見えた。

そしてもう一体のオーラ・バトラー。

“ズワース”とかいう、アの国の新型オーラ・バトラー。

数日前にマーベルとショウがシーラ女王に謁見するためにナの国に入ろうとしたときに、突如襲ってきた謎の黒いオーラ・バトラーであった。

その黒いオーラ・バトラー“ズワース”が“ビルバイン”に攻撃を仕掛けていた。

「ショウ!」

マーベルはオーラ・エンジンを全開にし、剣で切りあう“ビルバイン”と“ズワース”の間に入り込む。

マーベルの“ダンバイン”が剣を抜く。

その剣が“ズワース”に向け振り下ろされる。

“ズワース”を操縦する黒騎士は激しい殺気を感じ、“ダンバイン”に振り返る。

「ダンバインか!」

“ズワース”の剣が“ダンバイン”の剣を受ける。

激しいオーラの火花が散る!

「く!・・・誰か、このオーラ・バトラーの操縦者は!?」

敵の強いオーラ力を感じ、マーベルが呟く。

「ふ、マーベルか。ならば!」

今度は“ズワース”の剣が“ダンバイン”を襲う。マーベルは“ダンバイン”の体をそらしそれをよける。

その一瞬の隙を見て、“ズワース”はその空域から脱出しようとする。

「え!?」

肩すかしを食らったマーベルは一瞬何が起きたのかわからない。まさか、この圧倒的な力を持った黒いオーラ・バトラーが自分に背を向けるとは考えもしていなかった。

「あ!待ちなさい!」

マーベルは“ダンバイン”のアクセルを踏み込む。“ズワース”を追いかける。

とそのとき、“ビルバイン”を包んでいる“メデューサの首”の触手がマーベルの“ダンバイン”めがけて伸びてくる。触手が“ダンバイン”の足に絡みつく。

「何?!」

マーベルが驚き、“ビルバイン”の方に振り返る。

“ビルバイン”の様子は、彼女が知っているそれとは随分と異なっていた。

黒いオーラ、マーベルが暗雲に感じた黒いオーラ光に包まれた“ビルバイン”は、そのボディもそのオーラの色に染まったかのように漆黒の色をしていた。そしてその目はまるで全てのものを焼き尽くすかのような真っ赤な光を放っていた。見慣れているはずの“ビルバイン”の姿が、何か物凄く不吉な存在に見えた。

「ショウ・・・・。」

違う!とマーベルは感じた。“ビルバイン”が発しているオーラは確かにショウのものであったが、しかしそれはマーベルが知っているショウのオーラとは肌触りが全く違った。冷たい、酷薄な感じがした。

マーベルは“ダンバイン”の剣でその足に絡みつく触手を薙ぎ払う。

しかし、手ごたえは全くなかった。剣は触手を斬ることなく、そのまま突き抜けてしまう。

「え!?」

マーベルは驚きながらも、何度も剣で触手を払う。が、何度やっても、結果は変わらない。

オーラの触手、そうマーベルは認識した。

オーラはもともと人の生体エネルギーのことであり、実態を持たない物である。それが、激しい念の力(オーラ力)により、一部物質化したのがこのオーラの触手なのだ。

聡明なマーベルはこの瞬間、その事実を理解した。

もともと物質ではないのだから、それを物質的な剣で斬ろうなどという行為が通じるはずはなかった。

マーベルはその事実に戦慄した。つまり、“ダンバイン”の攻撃は、この触手には何の影響も与えることが出来ない、が、相手はその意志により必要に応じて触手を物質化し“ダンバイン”への攻撃が出来るということである。

新たなオーラの触手が何本も“ダンバイン”向かってくる。マーベルは恐怖し、その触手を剣で薙ぎ払おうとする。が、その抵抗も意味なく、触手は“ダンバイン”の両手にも纏わりつき、“ダンバイン”は完全に自由を奪われる。

「ショウ!」

マーベルは、この狂った“ビルバイン”に搭乗しているであろう恋しい男の名を呼ぶ。が、“ビルバイン”は酷薄な目で“ダンバイン”を睨んでいるだけであった。

しゅるるるるるるる!!

“ビルバイン”赤い目が光を放ったかと思うと、新たな触手が“ダンバイン”のコクピットに向かってものすごい勢いで伸びてくる。

「きゃああ!!」

マーベルが思わず悲鳴を上げる。

その触手は“ダンバイン”のキャノピーをすり抜け、コクピット内に侵入してくる。

細かい触手がマーベルの両手両足に絡みつく。

マーベルの素肌にナメクジのような冷たい感触が走る。その感触にマーベルは戦慄する。

触手は物質化せずにマーベルの革鎧の中まで侵入した上で物質化をし、マーベルの素肌に直接絡み付いていた。

その邪悪な意志で自在に物質化をする触手にマーベルは恐怖する。

さらに細かい触手の群れが“ダンバイン”のコクピット目がけて襲ってくる。

「いやああああ!!」

マーベルが悲鳴を上げる。

触手がマーベルの量感のある胸に絡みつく。

先程と同様、革鎧や下着までもすり抜け、地肌に直接絡んでくる。

「やあああああああ!!」

ナメクジのようなその感触が乳房を這い回る感覚はマーベルの心を狂わせるに十分だった。マーベルは身を捩り、触手から逃れようとするが、両手両足を固定されてしまっているため、逃れることが出来ない。

「いやああああ!!」

無数の触手がマーベルの乳房に巻きつき、強弱をつけて締め付ける。

「ああ!はあああ!いやああ!!」

触手の先がまるで口がついているかのように割れる。

「ええ?!ああ!やあああ!!」

マーベルはその様子を見、触手がしようとしている意図を理解し、それに嫌悪感が湧き上がってくる。

マーベルが体を捩って触手から逃れようとするが、それは果たせない。

触手の先の口が、予想通りマーベルの革鎧の中の乳首に吸い付いてくる。

「あああ!はああああああ!いやあああああ!!!」

触手は巧みの強弱をつけ、マーベルの乳首を吸っていく。

「ああ!はあああ!やあああ!あ!は!ひい!はあああああああ!!」

乳首の先から、何ともいえない魔的な刺激がマーベルの体の中を走りぬける。

「はああ!やだ!いやああ!!」

弱い電流のような刺激がマーベルの身体の中を駆け抜ける。それは、体の奥の方を蕩けさせるような感覚を彼女に与えた。

「いや!いや!いやあああ!!」

胸を這い回るおぞましいナメクジのような感触の触手がその快感を自分に与えているという事実は、マーベルの理性をさらに狂わせていく。彼女自身がどんなにその触手をおぞましく感じようと、彼女の身体が彼女の意志に逆らい快感を感じていってしまう。それは、マーベルにとって触手からの攻撃以上に恐怖すべきことであった。

触手が噛み付くかのように乳首に刺激を与える。強い電流が一瞬彼女の中を走る。

「あ!!いた!はあ!ひいいい!!」

その刺激は胸の先から脳天まで走りぬいた後、彼女のお腹の奥に渦を巻くかのように居残り、熱く沈殿を始める。

「あああ!だめ!もう・・・・・ああああ!いやあああああ!!」

刺激が彼女の下腹部に集まり、そこがどんどん熱をもっていく。

「はああああ・・・・・あつい・・・・・・ああ・・・・・・・・・いやああああ・・・・・あ!はひいいいい!!」

触手は巧みに強弱をつけながら彼女の豊満な乳房を締め付けたり緩めたりしながら、刺激を与えていく。また、その先にある乳首にも吸い付き、巧みな刺激を与え続ける。

マーベルは強い刺激が身体を走るたびに、不自由な身体を仰け反らせ、悲鳴を上げた。

「はあ・・・・はあ・・・も・・う・・・・・だめ・・・・・・・。」

マーベルは身体を狂わす刺激の為に、疲れきり、息は上がり、身体も弛緩してきていた。特に下半身は熱く痺れたかのように力が入らなく、まるでその熱い熱で溶けてしまったかのようになっていた。

「も・・う・・・・・やめて・・・・・・・。」

その言葉とは裏腹に、マーベルはこの脱力感が非常に気持ちが良いとも感じていた。

(ああ・・・・だめ・・・・なんで・・・・感じるの・・・・・・・・。こんなにおぞましいものに・・・・身体を・・・私の大切な身体を嬲られている・・というのに・・・・・・・。ああ・・・・熱い・・・・・。)

マーベルの足を拘束していた触手が、その数を増やし、ゆっくりと上の方に這い上がり始めた。

ヌルッとした冷たい感触がマーベルの内股を這い上がってくる。

「え!?・・・あ?・・・・ああ?・・・・・・い・・いや・・・・・!!」

何本もの太目の触手が彼女の腿に絡みつきその鎌首をもたげている。

マーベルはその触手の真意を悟り恐怖した。

「い・・・・いや・・。それだけは・・・・あああ・・・・・。」

太目の触手が彼女の腿と腿の間の微妙な部分を撫で上げる。

「はあああ!ああああああ!!」

撫で上げられただけなのに、強い電流のような刺激が彼女の身体の中を駆け巡る。

「はああ!!ひいいいいいい!!!」

触手が彼女の亀裂に沿ってゆっくりと動く。

「はああああ!!いやあああ!!ひい!いいいいいいいいい!!」

この世のものとは思えないような、強い刺激のため、マーベルの身体が海老のように跳ね上げる。

マーベルは決して男性経験が少ないわけではない。

アメリカ西部の雄大な大自然の中でおおらかに育ったマーベルは、性についてもどちらかというと開放的であった。これまで、何人もステディなボーイ・フレンドがいたし、彼らと寝たこともあった。ただし、知的で自尊心の強い彼女は、男の欲望のまま“モノ”的に扱われることは嫌い、オーラルやアナル、複数人でのセックス等はしたことがなかった。そういうセックスは彼女の嫌うところでもあった。

触手の彼女への攻撃は、彼女の理性を狂わせるほどおぞましいものでありながら、それが彼女に与える快感は、これまでどんな男が彼女に与えたものより格段に刺激的であった。その事実が彼女をさらに狂わせていく。

「はあああ!いやああああ!やあ!やあ!やああああああああ!!」

触手はゆっくり彼女の亀裂を撫で上げるだけなのに、高圧電流のような刺激が彼女を包み、そして彼女の体の奥はドロドロに熱く溶けていった。

「はあああああ・・・!だめええ・・・・。だめ・・・!あ!ひいい!だめえええええええ!!」

彼女のそこはもう、熱い液体を激しく流しだし、ヒクヒクと勝手に蠢き出していた。

と、彼女のそこを撫で上げていた触手がすうっと離れていった。

「・・・・え・・・・・、はああ・・・・・あ・・・?」

急にその激しい刺激がなくなってしまい、マーベルは驚いたように声を上げる。何か残念に感じる。

(え・・・私・・・・・何で!?・・・うっ・・・あああ・・・・・。)

自分を襲っていたおぞましい攻撃の一部が去ったというのに、それを身体が求めていたことに気付き、マーベルは愕然とする。マーベルのそこは彼女の意志とは関係なくヒクヒクと蠢き、更なる奥への刺激を求めていた。

(いや!私!!)

彼女の胸への攻撃はまだ続いている。それ自体も強い快感であったが、先程までの下半身への攻撃に比べたらもどかしいだけのものであった。

(ああ!だめ!はあああ!欲しいの!いや!そんな!私!何考えてるの!!ああ!でも!!だめえ!!)

マーベルは湧き上がってくる欲望を抑えきれずに、不自由な下半身を捩る。彼女のそこはさらに蠢き、熱い果汁を滴りだす。

彼女の下半身は熱く濡れそぼり、下着が湿るだけでなく、革鎧もぐしょぐしょになり“ダンバイン”のシートに水溜りを作りそうなほどに、その果汁を出し続けていた。

マーベルは濡れた瞳で、まるでねだるかのように先程まで彼女の下半身を責めていた触手を見る。

と、その瞬間、触手の先がいくつもの細い触手に分裂する。

「は!ひい!」

マーベルはその触手のおぞましい分裂の様子に、思わず短い悲鳴を上げる。

分裂した触手は、再びマーベルの秘所に向かって伸びていく。

「ああ!いやあ!はあああ!ひいいい!!」

細い触手群は、彼女の革鎧と下着を透過し、彼女の開き始めた襞に絡み付いていく。

「ひゃああああ!!ひいいいいいいいいい!!」

触手は彼女の襞の入り口部分に絡みつつ、その秘孔を押し広げていく。そしてそのピンクの内側に巻きついていく。

「ひゃあああああああああ!!いやああああああ!!あああああああああ!!」

凄まじいほどの刺激が、再びマーベルを襲う。彼女の襞は、それに敏感に反応し、更なる刺激を求めるかのように熱く濡れ蠢いた。

マーベルの秘所が開き、その上の方に隠れていた秘芯が顔を覗かす。触手はその豆粒の様な器官にも伸び、それに絡みつく。

「ひゃああああああああああああああああ!!」

激しい電流がマーベルの脳天に向かい一気に駆け上がった。その瞬間、彼女のお腹の奥に沈殿しつつあった快楽の塊が爆発した。

「ひいいいいいいいいいい!!」

マーベルは体中を痙攣させながら、断末魔のような悲鳴を上げた。

「はあああああ!!!・・・・・・・ああ・・・・!!」

マーベルの体という体から一気に力が抜けていく。マーベルは気をやってしまった。

「はあ・・・はあ・・・・はあ・・・・・・・。」

マーベルの体が“ダンバイン”のシートの上に脱力をし横たわる。

(私・・・・ああ・・私は・・・・・いって・・しまったの・・・・?)

それは彼女にとり、おぞましすぎる経験であった。

身の毛もよだつような醜悪な触手に体を嬲られ、あまつ、それに激しい快感を感じ、自らもそれを求め、そして気をやってしまった。

マーベルは自分の淫らな体を嫌悪し、呪った。死んでしまいたいとさえ思った。

「あ!ああ!」

再び胸の辺りから気持ちの良い刺激が湧き起こり、思わず声を漏らしてしまう。

「あ・・・・もう・・いや・・・!」

おぞましい触手はまだ彼女の体中に巻きついている。

その触手は、彼女の身体に休息を与えることもせず、すぐに活動を開始していた。彼女のボリュームのある胸に巻きついた触手は、強弱をつけながらその乳房を揉み解していく。

「ああ!やあ!もう!!は!あああああああ!!」

新たな快感の波がマーベルの中に生まれてきた。腰の奥の方が再び熱くなっていく。

「はあああ!やだ!もう!ひ!いい!!」

マーベルは自由の利かない体を捩り、その快感の波に耐える。

触手の先の小さな口が再び彼女の乳首に軽く噛みつく。

「はあ!あ!ひ!いいいいい!!!」

激しい電流がマーベルの体の中を駆け巡る。

それにあわせるかのように下半身を這っている触手が彼女の女芯に吸い付く。

「ひゃあああああああああ!!」

再びマーベルの体が激しく痙攣をする。

「いやああああああああああああああ!!!」

凄まじい快感がマーベルの脳天まで駆け巡っていく。再び彼女は絶頂を味わっていた。

「はあああ・・・・・・もう・・だ・・め・・・・・・ゆるし・・て・・・・・。」

そんな彼女にかまわず触手群はどんどん攻撃を加えていく。

女芯に絡みついた細い触手は、今度は彼女のそこの包皮をするっと剥いて女芯本体を責め上げていく。

「ひゃあああ!だめえええええ!!!へええええええ!!!!」

マーベルの体が海老のように跳ね上がる。

皮の向けたマーベルの急所に触手の口が軽く噛み付く。

「ひいいいいいいいいいいいいいいい!!!」

目を白黒させながらマーベルはこれまでの中で一番強い刺激の絶頂を迎える。

「ひいい・・・いいいいいい・・・・・・・・・。」

マーベルの意識は完全に飛んでしまった。“ダンバイン”のシートに気を失い倒れこむ。

が、触手は彼女が気を失うことも許さなかった。

彼女の襞に絡みついた細かい触手が彼女のそこを広げていく。中からは熱い液が滾々と湧き出してきている。そこへ向けて今度は太い触手が鎌首をもたげていく。それはマーベルの手首ほどの太さのある触手だった。

触手に押し広げられたマーベルの秘孔にその太い触手が押し当てられる。

「・・・あ・・・・・ああ・・・・?」

おぼろげな意識の中で、マーベルは自分の大事な部分に熱い、しかしヌメッとした感触のものが当てられていることを感じ取る。

(ああ・・・何・・・・・?)

秘孔の入り口に群がる細かい触手群が、彼女のそこをさらに押し広げ、挿入をし易くしようとする。

「あ!はああ・・・・。」

その動きにマーベルの身体が反応する。奥の方がキュッと締まる。

そこに太い触手がゆっくりと挿入を始める。

「ああ・・・!はあ!ああ・・・・あああああああああ!!!」

触手は彼女の秘孔をめいっぱい押し広げながら、奥に進んでいく。

凄まじい圧迫感と痛みが彼女を襲う。

「あああ・・・はああ・・!!い!ひい!!いや!!いや!いやあああ!!」

触手はマーベルを嬲るかのようにわざとゆっくりと侵入していく。

「いやああ!だめえええ!裂けちゃう!あはあああ!!いいいいい!ひいいいいいいいいい!!!」

マーベルは激しい圧迫感のため呼吸できずに口をパクパクさせながら、しかし余りの苦しさに叫ばずにいられない。

「いやああああ!はあああ・・・ああ・・・・・!!!」

触手がマーベルの奥まで達する。まさに貫かれたという言葉がぴったりくるように、マーベルは動くことさえ出来なかった。ただただ、その圧倒的な感覚に耐えるだけであった。それ以外、もう何も考えることさえ出来なかった。

その目からは大粒の涙が流れ落ちていた。

ずりっ・・・!

ゆっくりと太い触手がマーベルの中で動き出す。

「はあああ!!い!いやあ!・・・う!・・・動かないで!!・・・ああ・・・・!!はあああ!・・・・ひいいいい!!」

そこが裂けてしまうような痛みと、息も出来ないほどの更なる圧迫感がマーベルを襲う。

「ひゃあああああ!!!」

ずりっ・・・!

内側が擦れる度に凄まじい刺激が彼女の中を駆け巡りだす。

「あああああああ!!だめえええ!ひいいいいいい!!」

その刺激が急速に快感に転じていった。

「いやああああああ!やあああああああああ・・・・・!!」

マーベルの女陰がキュウッと締まっていく。

「ひゃあああああああああ!!」

快楽の波がマーベルを包んでいく。


 
「ああ・・・・・はああああああ・・・・・・・!!!」

マーベルの身体が激しく痙攣する。再び彼女は絶頂を迎えた。

触手のもたらす快感は強く魔的であった。たいした責めもしないうちにマーベルを何度も絶頂に導いていた。

マーベルの目は虚ろに開かれ、口からはだらしなく涎を垂らしていた。

しかし、彼女の地獄はまだ始まったばかりであった。













続く













◎    登場人物紹介



☆    ドルプル・ギロン

オーラ・シップ“ゼラーナ”のメカニック・マン。アの国のショット・ウェポンの下でオーラ・マシンの技術を学んだ優秀なエンジニア。ニーを影で支える。



☆    ドワ

オーラ・シップ“ゼラーナ”の操舵手。古くからギブン家に仕え、ニー・ギブンの良き相談相手でもある。


→進む

→戻る

→黒きオーラ力のトップへ