其の六 恋の幻(2)
全てのものを押し流してしまうような凄まじい嵐が吹き荒れていた。
しかし、その嵐の音さえもかき消すような少女たちの嬌声が聖ポーリア学園の教室に響き渡っていた。
「ああ!大貴さん!大貴さん!すごい!すごいわぁ!いいの!もっと!もっときてぇ!あああああああ!」
芽美は夢中で少年にしがみつく。
少年もそれに応えるかのように芽美を強く抱きしめる。
「ああ!大貴さん!好き!大好き!離さないで!ああ!はあひいいいい!」
芽美は身体全体で少年の全てを感じ取ろうとしていた。そして彼のものをさらに感じようと芽美の秘部も締め付けを強くしていっていた。
「ああ!大貴さん!きて!きて!お願い・・・!」
それに応えるかのように少年は腰の動きを激しいピストン運動に変える。
「ああ!いい!ああ!あ!あ!あ!はああああああ!」
芽美の腕に力が入る。少年を力いっぱい抱きしめる。
「いくよ、芽美!」
少年の動きがさらに速くなる。
(あ!あ!あ!きて!大貴さん!きて!)
少年の腰ががくがくっと痙攣する。少年が強く芽美を抱きしめる。
ドピュ!!!
その瞬間、芽美は熱い奔流が体の中に注ぎ込まれるのがはっきりわかった。
(ああ・・・・アスカ・・・もっと・・・。)
芽美は無意識に少年の精を残さず自分の中に注ぎ込もうと、少年のものをさらに締め付けていく。
ドピュピュピュピュ!!
少年のものはそれに応え、芽美の中で何回も射精した。その精の量の多さを芽美は彼の愛の深さとして感じた。
「ああ・・・。アス・・・ううん、大貴さん。大貴さん・・・。好き・・・大好き・・・・。離さないで・・・大貴さん・・・。ああ・・・・。」
芽美は激しかった交わりの余韻を味わいながら、少年にさらに強くしがみつく。
そしてキスを求める。
少年はそれに応え、唇を合わせてくる。
(ああ・・・・・。)
少年の舌が芽美の口の中に侵入してくる。それを自分の舌で受け止める。
再び身体がとろけるのような感覚が芽美の中に広がっていく。
(大貴さん・・・・ああ・・・素敵・・・。ずっとこのままでいて欲しい・・・。)
芽美の中には少し萎えてしまったものの少年のものがまだしっかり入っている。
芽美は行為が終わってもまだ少年としっかりとくっついていることがとても嬉しかった。
芽美のそこは、少年のものをいつまでも感じていたいかのようにぎゅっと少年を掴みつづけていた。
芽美は自らも少年の口の中に自分の舌を侵入させ始めた。
彼からの愛を貪ろうとするかのように、芽美は夢中であった。
そして、舌が絡み合うたびに、芽美は再び体が熱くなり、とろけるような快感が生まれて来るのを感じていた。
少年の手が芽美の胸を再び刺激し始める。
「あ・・・はあ!」
胸からくる気持ち良さと、息苦しさで芽美は唇を離す。
「はああ・・・・・。大貴さん・・・大貴さん・・・大好き・・・大好き!」
再び、恋する少年の名前を呼ぶ芽美。
「俺もお前のこと好きだぜ!」
少年はアスカJr.の声色を使うのをやめて、芽美に囁く。
「え・・・?」
快感に酔いしれながらも、恋する少年の声と少し違う声が聞こえたような気がし、芽美は少し驚く。
その顔を楽しそうに見ながら、少年は続ける。
「もっとも、俺はお前の大好きなアスカJr.でないんだけどな。」
少年はそう言いつつ、芽美の目隠しとなっていた黒いリボンを取ってやる。
芽美の目の前に鈴代少年の顔が現れる。
(す・・・鈴代君・・・・あ・・・アスカJr.じゃないの!アスカJr.じゃ・・・・・。)
芽美は幸福の絶頂から絶望の底に落とされたように感じた。目の前が真っ暗になった。
(アスカJr.じゃない・・・鈴代君が・・・・鈴代君が私の中に入っている・・・。そして・・・・・。)
大好きなアスカJr.といつも一緒にいる鈴代少年とこんなことをしてしまった。その事実が芽美を打ちのめした。
「・・・・い・・・いや・・・・。」
芽美は先程少年がその熱い迸りを大量に芽美の中に注ぎ込み、それをこの上ない幸福な気持ちで受け止めていたことを思い出す。そして、その少年の一部がまだ自分の中に入っていることを感じる。
「いやああああああああああああああああああ!!!!!!!」
芽美は絶叫し、少年から離れようと暴れだす。
少年はそれを見通していたかのように、慌てず彼女の腰を両手で押さえつけ、自分の一物から逃れられないようにする。
激しい交わりの後で、力が抜けてしまっている芽美を押さえ込むのにそんなに力はいらなかった。
「待ってくれよ、芽美。さっきはさんざんお前を喜ばしてやったんだから、今度は俺にも楽しませてくれよ。」
抵抗する芽美に少し興奮したのか、少年の一物は再び芽美の中で大きく、そして硬くなり始めてきた。
「はあ・・・!いや!・・・あ!いや!いや!いや!!」
芽美は少年のものが自分の中で硬くなっていくのを如実に感じていた。それと共に少年のものが彼女の内側の壁を刺激し、再びそこから快感が湧き出してくるのも感じ始めていた。
「いつも抜かずでもう一発やるんだよ、俺はね。」
少年は再び硬くなった自分の分身をグイッと芽美の奥に押し込む。
「あはあああ!」
芽美がたまらず悲鳴をあげる。快感が芽美の中を走る。もう芽美は抵抗する力を何も持っていなかった。
少年がゆっくり腰を使い始める。
「あ!いや!は!あああ!いいい!あ!・・・・はああ!」
(いや・・・・もう・・やめて・・・ああ・・・いい!・・・やだ!・・・やめて・・・でもやめないで・・・ああ!!)
鈴
代少年に抱かれていることは芽美にとって絶望的な事実であった。他人に犯されただけなら、それをずっと秘密にしていくことももしかしたら出来るかもしれない、そんな一筋の希望にしがみつくこともまだ出来た。でも、アスカJr.の友達に、しかも仲の良い友達に犯されている事実は、自分とアスカJr.の間柄を完全に破壊するものであった。
芽美はこの悪夢から抜け出したい、鈴代少年の身体からすぐにでも離れたい、そう思っていた。
しかし、芽美の身体はそんな彼女の気持ちを完全に裏切っていた。少年が芽美を突くたびに、芽美のそこからは熱い愛液が溢れ出し、快感の波が体中を駆け巡った。
芽美はそのアスカを恋する気持ちと身体で感じる快感との間で責め苛まれていた。
少年は自分の膝の位置を巧みに動かしながら、体位を少しずつ変えていく。
芽美はいつの間にか横向きに寝かされていた。
少年は芽美の右太腿の上に跨るようになり、左太腿を抱え込み、芽美の股を大きく開かせながら、自分のものをさらに奥に押し進める。
「はあ!ひいいいい!」
自分の淫らな格好とその刺激の強さに芽美は悲鳴をあげる。
(いや!・・・やだ!もう!何がなんだかわからなくなっちゃう・・・!はあひいいいいい!!)
快感だか苦痛だかわからない表情を楽しみながら少年は芽美をさらに突き上げる。
「はあ!はあ!はあ!はひいいいいい!」
芽美がもう何にも考えられずに取り乱している様子を見届けると、少年はさらに芽美の体を自分のものを挿入したままそこを軸に回し、今度は四つん這いにさせる。
(はあ・・・何・・・?あ!い・・いやあ!こんな格好・・・はあ!や!やだ!)
芽美は自分が獣のような格好で交わっていることに気付いた。そんな格好をしている自分が、そしてそんな格好をしながらもそれを気持ち良く感じてしまう自分が恨めしかった。
少年が腰をグラインドさせる。少年のものが芽美の内側のいろいろな部分を刺激する。
「あ!いや!は!はひいいい!」
電流が芽美の身体を走り抜けると同時に、体から力が抜けていく。
これ以上四つん這いになっていられず、上半身が崩れ落ちる。
芽美は自分が、顔を床に突っ伏して、尻だけを上に突き上げているような、この上なく恥ずかしい格好になっているのを感じていた。
(ああ・・・やだ・・・やだ・・・・もう・・・・お願いやめて・・・・ああ・・・・)
芽美の目からは再び涙が溢れ出していた。
少年は芽美のその様子をしばらく楽しんだ後に、今度は芽美の奥深くに思いっきり自分のものを突き入れる。
「あ!ひいいいいいいい!」
激しい刺激によるショックで芽美の上半身がのけぞる。その瞬間芽美の体は再び四つん這いになる。
そのタイミングを狙っていたかのように少年は芽美を貫いたまま立ち上がる。
「あ!いや!こわい!」
芽美は上半身を支えるものが無くなり、前へ倒れこみそうになる。
しかし少年が腰をしっかり貫いたまま支えている。
芽美は必死で掴まるところを探し、手をばたばたさせる。
芽美が近くの机にやっと掴まる。
しかしほっとする間もなく、そのタイミングを見計らっていた少年が再び腰を動かし始める。
「ああ!やあ!あ!はう!も!もう!いや!やめて!は!は!はああああ!!」
体に力の入らない芽美にとって、教室の机の縁に掴まり、腰を持ち上げるような形で無理やり立たされていること自体、とてもつらい体勢であった。しかもその上、後ろから体内深く貫かれ、激しく動かされているのである。そして少年が中で動くたびに、そこから快楽を伴う刺激が全身に走り抜け、芽美の身体の力をさらに奪っていく。
芽美はつらさと気持ち良さの交じり合った一種倒錯した快感に酔い始めていた。
「は!あい!ひいい!はあ・・・いいの!あ!いや!あう!はああああああ!」
少年の腰が動くたび、不安定な芽美の体は縦にゆれる。まだ未成熟であるがそれなりに膨らんだかわいい乳房もゆらゆら揺れている。
少年が後ろから抱え込むように左手を芽美のその胸に回し、乳首を包み込むかのように掴む。
「はひい!」
胸からも激しい刺激が走り、芽美が小さく悲鳴をあげる。
「いや・・・・そこ・・・つよ・・過ぎる・・・・あああああ!ひいいいい!!!」
女陰と胸から激しい刺激を受け、芽美はもう気が狂いそうであった。
髪の毛を振り乱しながらもだえ続ける。
下半身はもう完全に力が抜けてしまい、少年の一物と腰を抑える手だけで、支えられているだけであった。
鈴代少年はこの敏感すぎる少女の体を堪能していた。反応といい、あそこの締りといい、こんな娘はなかなかいないと思っていた。
その意味では、先程のセリフ“俺も好きだぜ”は、少年の本音でもあった。
(まったく、これがさっきまで処女だった女かよ・・・。)
少年は感心しつつ、自分もそろそろ限界がきていることを悟っていた。
(もう少ししていたいが・・・そろそろ仕上げるかな。)
少年は腰を支えていた右手を芽美のお腹の方からまわしこみ、二人の結合部に持っていく。
そして剥きだしになっている彼女の女芯を指の腹で撫でてやる。
「ひいいいいいいい!!!!」
芽美の身体がまるで高圧電流でも流れたかのようにビクビクっとのけぞる。
それと同時に芽美の女性はキューと激しく収縮する。
「うっ・・・いいぞ・・。」
もの凄い締め付けに少年も思わず声を漏らす。
「いいんだろ?気持ち良くてしょうがないんだろ、芽美?」
少年は両手で胸と女芯の両方を責めながら、腰を使う。
「はひい!いい!やあ!わかんない!あいいい!もう!へん!あ!はひいいいいいい!」
芽美は狂ったかのようによがり続ける。
女芯を刺激されるたび、芽美の中ではもの凄い電流が走り回り、身体中が一気に収縮したかのようになる。と、女陰の中にある鈴代少年のものとの摩擦が激しくなり、快楽の波が今までよりも段違いの激しさで芽美を襲ってくる。
(いや・・・やだ!何!わかんない!ああ!もう!おかしくなっちゃう!はああ!)
未知の激しい快感が芽美の下半身に生まれ始め、それが脳天に向け駆けあがってこようとしているのを芽美は感じていた。
鈴代少年の腰の動きが激しいピストン運動になってきた。
「あ!は!は!はあ!はひい!!」
少年の腰の動きに合わせ、芽美の全身が海老のように跳ねる。
そして芽美の媚肉はきゅうきゅうと少年のものを締め付けていく。
「ほら、芽美!いってみろよ!」
少年は狙いをつけてかのように思いっきり突き上げる。それと同時にその女芯部を触っていた右手の指で彼女の秘芽をグイッと押しつぶす。
「は!はひいいいいいいいい!」
芽美は激しい悲鳴をあげつつ、そのまま息が止まる。
全身が硬直する。芽美の女性がきゅうううと締まる。
少年はたまらず、芽美の中に思いの丈をぶちまける。
ドピュ!ドピュピュ!!
少年は二度目とは思えない程の大量の精を、少女の中に注ぎ込んでいく。
「はあ!!!!!!!!・・・・・・・・・・・ああ・・。」
少女の口からは、絶望とも快楽の余韻ともとれるため息が漏れてくる。
やがて、芽美の体は硬直から解け、がくがくっと弛緩していく。
少年が自分のものを引き抜くと、芽美はその場に崩れ落ちた。
激しく息はついているが、芽美はそれ以上動くことはできなかった。
続く
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