第三話 今回も話はエムの家の某一室から始まる。 「鉄血もGレコもAGEの参加も認められたのか」 コウトは何故か安堵した。 「AGEは基本的にアセム編でのキャラクターじゃないとダメの意見が大半だった」 「全員となると先は長いな」 エムの説明にコウトはため息をついた。 「クロゲはデシル虐待が出来ずに困ってるだろうな」 「まあね。その代わりそいつに似た声のエビ幼女を八つ当たりしていたぞ。確か『トロピカル〜ジュ!プリキュア』の敵エルダとか言ってた。成り行きで知り合った奴もドン引きしてた」 コウトの答えにエムとエマは内心地雷を踏んだと思った。 「あなた、この世界に来る前に色々な世界を回っていたのね」 エマの言葉にコウトは軽く頭を掻いた。 「まあね、オマケも厄介な連れてきてしまったが」 「厄介と思うのはあなたの思い違いよ」 「それよりもエム。彼にGレコと鉄血とAGEの代表との会見の日の話をしてあげたら」 「そうだね」 「エロの話は無しな」 「それは無理よ。あなたにとっても関係ある話だから」 コウトの文句をエマが却下した後、エムは話し始めた。 エムの部屋内。 椅子に腰掛けているエムの前にアセムとベルリとオルガが立っている。 「我々の参加を認めていただき、光栄至極であります」 「部長じゃないからそう畏まらなくていいよ、三人とも」 エムは苦笑した。 「部長にも言いました。部員にも。最後があなたというわけです」 「そうか、よく分かった。下がっていいよ。こちらこそ今後とも宜しく」 ベルリの言葉にエムは納得し、三人を退出させた。 「代表との一通りの会談も終わったことだし、帰るとするか」 エムは時計を見ると、明かりを消して部屋を出た。 エムは上層部のビルを出ると、ラクスが立っていた。 「エム様、お仕事お疲れさまです」 「ラクスこそ秘書としてのお勤めご苦労」 ラクスのお辞儀にエムは軽く手を振った。 「これから…」 ラクスが辺りを見回しながらエムに小声で話しかけた。 「そうだな、お互いにまずいから早くオレの家に帰ろう」 「はい、お願いします、エムさん」 エムの部屋の某一室。ラクスは意外そうな表情をした。 「豪華じゃない、だよね」 エムはラクスのいやこれまでの経験から他の人が考えることを口にした。 「お父さんが役人のときに自分だけが豪邸に住むのはどうかと思ってね。それがオレが今に至るまでの癖がついちゃってね。もしかして幻滅した?」 「いいえ」 ラクスは懸命に頭を振った。 「エムさん、今日一日中私を愛して下さい」 ラクスが必死な表情で訴えると、エムも見つめ返した。 「ああ、分かっているよ」 と、エムはラクスを抱きしめ、唇を奪った。初めてなのか彼女の唇は緊張で小刻みに震え、抱きしめられている身体はガチガチであった。緩く重ねた唇をそのままに、エムはラクスの緊張が解れるのを待った。 ソフトなキスを続けているうちに、徐々に歌姫の身体から余分な力が抜けていく。すっかりラクスの緊張が解れると、二人は共に唇を離した。 「ではいくよ、ラクス」 「はい」 エムがラクスの髪を撫で下ろして首筋に指を這わせると、歌姫は切なげな吐息を漏らした。そして、指をさらに下へと伸ばし、背中から腰のくびれへと身体のラインをなぞっていった。 「ああ、エムさん…」 瞳を潤ませながら、ラクスは身体を擦り寄せてきた。エムは彼女のミニスカートをズリ上げ、薄桃色のパンティに指を当てた。 「もう熱くなってきてるよ」 パンティの股布に浮き上がった縦筋に沿って指を動かすと、ヌルリとした湿りを帯びた柔らかな肉の感触が指先から伝わってきた。エムの指が股間で動くたび、ラクスの瞳は焦点を失っていく。割れ目の中心である膣の上で、彼の指は止まる。そして、指を下着ごと、その孔へと埋めた。その刺激にラクスは頬を紅潮させながら、深く息を吐いた。 「エムさん、もっと愛して下さい。エマさんと同じくらいでお願いします」 「わかった」 ラクスは服を全て脱いで全裸になった。そしてエムをソファに押し倒して、彼のズボンのファスナーを下ろして肉槍を出させる。雄々しくそそり立つモノを握りながら、ラクスは自分の手で自分の秘裂に苦悶の表情になりながらも入れた。 「痛いですけど…嬉しい……あなたやエマさんに愛されて……今の私は幸せです。エムさん、動いて下さい」 エムは要求通り上下に腰を動かすとラクスは当初苦痛の声だけだったが、次第に快感の声を上げた。 「どう? 初めて結ばれた気分は?」 「はあ、はあぁ…気持ちいい。愛とは気持ちいいのですね…ああッ!」 「どこまでも高いところへ昇らせてあげるよ」 エムは優しく話しかけながら、腰の動きを速めていく。そして、絶頂の時が近づいてきた。 「出すよ、ラクス」 「お願いします、エムさん!」 エムはラクスの望み通り彼女の股間に肉棒を突き刺した。そして、彼女の中へと大量の白濁液を叩き込んだ。 ラクスは絶頂後エムに倒れるように抱きついた。 「エムさん、ありがとうございます。おかげで私は前へ進めます」 「そうか。何か困ったことがあったら出来る限り相談にのるよ」 「エムさん」 「何だい?」 「しばらくこのままでいさせて下さい」 「わかった」 抱き合う二人であった。 場面はエムの部屋の某一室に変わる。 「へぇ、エムさんはファだけでなく…あの有名な歌姫まで……」 話を聞き終えたコウトは半眼で見つめた。 「まだ話は終わりじゃないわよ、コウト。その時私はファと親交を深めていたのよ」 「あ、そうですか」 「ちゃんと話は聞きなさい!」 エマの気配にただならぬ物を感じて冷や汗をかくコウトを無視して、エマはうっとりとしながら語り始めた。 エマの家の寝室では下着以外全部脱いだエマとファが互いの乳房を押し付けつつ舌を絡ませあっていた。満足した二人は互いに唇を離した。 「エマさん、ラクスさんも私達の仲間になるのですね」 「そうよ」 「その暁に彼女を可愛がってあげたい」 「いいわよ」 エマは指を素早くファの下着の中に入れると、秘裂を愛撫した。すると粘っこい水音がした。 「エマさん、恥ずかしい」 「ファ、恥ずかしがらなくていいの。恥ずかしがっていたらラクスに貴女の愛が伝わらないわよ」 喘ぎ声を上げるファにエマは笑みを浮かべつつも優しく諭す。そして指の動きを加速させていく。これにはファもたまらず絶頂を迎えた。 舌を突き出し甘い息を吐きながら、ファは絶頂の余韻に悶ている。 「ファの美味しそうな汁頂くわ」 エマはファの濡れた下着を脱がすと、ファの両の内股にかけて左右に開かせた。そして彼女の股間に顔を埋めて秘洞を舐め回した。またもやファは絶頂に達した。 「貴女の汁は思ったより美味しかったわ。今度は私の汁を飲ませてあげる」 ファが絶頂から冷めたのを確認したエマは自分の濡れた下着を脱いで、自ら股を開いた。 「で、ではエマさんの……いただきます」 ファがエマの陰唇を舐め回した。最初は単調だったが、慣れてきたのか次第にエマのクリトリスへの愛撫が上手くなった。 「そう、その調子よ。ファ、私をイカせて」 エマの言葉に応えるかのような舌使いでファは彼女を絶頂へ導いた。 「どう、ファ」 「エマさんこと美味しかったです」 余韻が冷めたエマにファは嬉しそうに抱きついた。エマも彼女を優しく抱き返した。 場面は再びエムの家の某一室に変わる。 「エマさんを中心にラクスとファが仲良くなったとはね。エムさんが後々女性関係に困らなければいいが」 「コウト、あなたも近いうちにエムと同じ多くの女性に愛される関係になる」 エマ・シーンはコウトの皮肉に意味深げな笑みを浮かべた。 『あとがき・キャラ紹介など』 〇 エム・シーナリー オリジナルキャラクターで年齢21歳。 今回はラクスとの性行をする。 〇 コウト 前回に引き続きエムとエマ・シーンの話を聞くことに。 〇 エマ・シーン 今回はファ・ユィリィとの百合プレイ。 指導していたところからギャブレットさまの「アーガマの2人の女性クルーの秘密」でファ・ユィリィにやり返せたので気分は晴れたのかな(嘘) 最後にコウトに意味深な発言をした。 〇 ファ・ユィリィ 前回はエマ・シーンと百合プレイを。 ギャブレットさまの「アーガマの2人の女性クルーの秘密」でエマ・シーンにやり返されたので多少は不満気味(嘘)。 〇 ラクス・クライン 今回は念願の(?)エムとの性行をする。 |