第三話・エマ・シーン


 エムのジオラマベース
 ハマーンのキュベレイが大型ビームサーベルでフルアーマーガンダムMk−兇箸靴个蕕鍔迫り合いをした後、斬りかかった。
 フルアーマーガンダムMk−兇躱したが、ファンネルを視界を遮られ一瞬動きが止まってしまった。その隙を逃さずキュベレイはフルアーマーガンダムMk−兇亮鵑縫咫璽爛機璽戰襪鯑佑つけた。
「そこまでだ、二人共」
 その様を見ていたエムが制止した。その側にはチョウマもいる。
「どうです、ハマーンの腕は」
「以前より腕を上げたな。今回の任務を問題なくこなせるだろう」
「それはよかったです」
「チョウマ、何故ここに来た。下っ端である君には関係ないはずだ」
「ハマーンが中立勢力の対処に困っている貴方様に恩返しをしたいと申し出たのでそれに応えたい一心で来ました。今思えば我ながら軽率でした」
 チョウマは思い出した振りをして答えた。
「とはいえ、折角の親切をムダにする訳にはいかない。2、3日泊まっていくといい」
「ありがたき幸せ!」
 チョウマは深々とお辞儀しつつ、内心はエマ・シーンとエムの対応を考えた。
(こいつのエマに対する視線はハマーンのあれと違う。そして、エマのエムに対する視線もそうだ。もしかして…! これはやり方を考えないとな。与えてくれた2、3日を有効活用させてもらう!)
「中立勢力問題以外にも問題はある。僕たちとは違う世界つまり異世界から来た少年の事だ」
「異世界から来た少年…ですか…」
「名前はコウトと言って17、18歳。上層部は様子見のために一般司令官に任命したそうだ」
「それだけじゃ問題とは言えませんよ」
「そうだ。問題は量産型モビルスーツやAIのエース機を勝手に改造することだ」
「不正改造つまり性能を上げて勝ち続けているのですか?」
 己のやっていることを棚に上げてチョウマは尋ねた。
「違う。僕たちと同じ大きさになるだけだ」
 現時点では己の脅威にならないことにチョウマはホッとした。
「ですが、エム様。彼から目を離さないようにしましょう」
「わかっている。現時点では驚異ではないので今我々上層部の最優先事項である中立勢力が「SEED」、「X」、「AGE」、「Gレコ」の不人気と手を組まれないよう対処することに尽力できる。僕としては中立勢力と戦いたくない」
「わかります。威嚇するために敢えて攻めましょう。それで我々の側にたつなら許すのです。攻撃はオレがして、講話はあなた様が担当するのです。作戦が成功したら手柄はあなたのモノです」
「話がうますぎるな。何か企んでいるんだろう。さては僕に取り入ろうとしているな」
 エムはチョウマを睨みつけるが、素知らぬ顔で返された。
「必ず成功させる事は約束しますよ、エム様。見たところあなた様はエマ・シーンが好きですね、オレにはわかります」
「違う! 例えそうだとしても立場上無理だということはお前だって知っているだろう。更にいうと彼女は来週処刑される事も知っているだろう」
と、エムが赤面しながら反論すると、チョウマは小さな声で彼にとって決定的な事を告げた。すると、エムは沈黙した。
「では、中立勢力を我が方につけるべく打ち合わせ通り威嚇担当しますよ。エマさんもエム様と一緒に基地で留守番してください」
  チョウマはそう言った後、エマにもエムに似たような決定的なことを告げた。エマ・シーンが沈黙したのを確認するとチョウマは不敵な笑みを浮かべてエム専用リーンホースJrに乗ってジオラマベースを後にした。そしてチョウマは宣言通り中立勢力の一部である「G」勢力に威嚇を兼ねて打ち破ったことで中立勢力に力を誇示し、エムの講和条件である土地の保全を提示して受け入れさせることで人気勢力つまり「宇宙世紀」と「00」と「鉄血のおるフェンス」側につかせることに成功した。



 エムのジオラマベースへ帰還するエム専用のリーンホースJrの艦橋内。
 チョウマはエムに任務達成報告と帰還を告げた後に部下たちに「部屋で休みます」と言って客室専用の部屋に入った。そして、主役の証でエムのジオラマベースのフロントコア内でエムとエマ・シーンの動きを見ていた。
 そのエムはエマの部屋に入った。そのエマも彼を待っていたかのように立っていた。
「エマ、ずっと前から思っていた」
「……」
 エマは無言で話を促した。
「君のことが好きだ。君が欲しい! 立場上無理だということはわかっていても!」
 彼の言葉を聞いたエマ・シーンはエムをベッドに誘い出すと、服を脱いだ。
「エム司令官は優しいのね……。こんな司令官に出会ってよかった」
「え…?」
「他の司令官たちは私が使えないとなるとすぐに他の司令官に渡すので」
 エマの美しい肌に、豊満なバストにエムはゴクリと唾を飲んだ。そして二人は唇を触れ合わせ、舌を絡め合う濃厚な口づけを交わす。身体もそのまま密着させて。それに興奮したのか、エムの下半身は熱を帯びる。
「エマ、君と一つになりたい」
「私も……」
 エムはエマをベッドに押し倒し、男根を彼女の秘部に押し当て、一気に膣を貫いた。
「一つになれて嬉しい」
「いくよ、エマ」
 そして、エムはエマ・シーンと再び目を合わせ、一気に腰を動かした。
「すごいっ…気持ちイイです」
 エマは苦痛に耐えつつ答えた。
「そう言ってもらえて、嬉しい」
 エムは気持ち良さのあまり、胸に吸い付いた。そのうち互いに限界の時が来た。
「エムさん、いっぱい出して…」
「わかった。望みどおりに…っ!」
 エムはエマ・シーンの膣内に大量の欲望の奔流を出した後、快楽の余韻で呆けた。勿論エマ・シーンも一緒だ。



 司令官と女エースの一線を簡単に超えた二人は行為を終えた後は随分と経ってからようやくそれぞれの衣服を正して立ち上がった。
「エマ、いつまでも僕たちは一緒だ」
「そうね、エムさん」
 互いに口づけを交わした後、エムは退出した。互いに後悔の色はない。
 その一部始終を主役の証で見ていたチョウマは内心ほくそ笑んだ。
(本当はオレがエマ・シーンを犯したかったが、そうするとオレの出世に響くだけでなくマリーダをオレのモノに出来ないので譲るしかない。とにかくこの二人はオレのモノになったも同然! 何せ二人の関係にちょっと後押ししてやっただけだからな。これからは存分にオレのために手伝ってもらうぜ、エム!)



 エマ・シーン処刑の日が来たが、彼女が処刑されることはなかった。
 何故なら、成績が悪い司令官粛清のためにエースもリーダーとする程多数続出したため、取り消されたのだ。チョウマも南側の成績が悪い司令官粛清のリーダーに任命された。
(エマ・シーンの偽物を渡して恩を売って取り入るつもりだったが、思ったより事態が悪化したためそんな必要がなかったか。おかげで小細工する手間が省けたのは幸運というべきかだが…)
 自分のジオラマベースのフロントコアの寝室でチョウマは思った。
(それはいいとして、ハマーンが日本の粛清のための司令官で、マリーダがその部下なのは許せん! だがまあいい、あの時、アイツが手に入ったのだ。たっぷり楽しませてもらうとしよう)
 チョウマは立ち上がり、地下室にある寝室へと向かった。



 そのハマーンは専用の巨大な緑色のシャトルで宮城県仙台市にあるジオラマベースへ向かっていた。その後をミデアが尾行した。
 そして、処刑のために緑色の軍服の男を4人引き連れて出てきた。
 ハマーンは軍服の男達に何やらささやくと、軍服の男は司令官を両手を捕まえ、自分は何やら気配を察し、巨大な緑色のシャトルに戻った後白いモビルスーツに乗って出てきた。
(誰だ?)
 ハマーンはキュベレイで逃げようとした少年の逃げ道を塞いで尋ねた。
「俗物が…何をしている?」
「何してるはこっちの台詞だ。あんたの部下はこの司令官に何する気なんだよ」
 興奮しながら少年は言い返す。
「そういうことか。要するに仙台市にいる司令官に何用か知りたいのか?」
「そうだよ」
「落ち着いて話す時は深呼吸するなり間を置いてから話すんだな。その身なりからして兵長なり立てといったところか。いいだろう、教えてやる。キュベレイの掌に乗るがいい」
 キュベレイにつれられる隼人であった。



「私の名はハマーン・カーン。モビルスーツキュベレイのパイロットだ」
「オ、オレの名前はコウトと言います!」
 ハマーンに気圧されたのか、思わず隼人は頭を下げる。
「このジオラマベースにいる司令官に配属されたんですか?」
「違うな。彼を処刑しに来た」
 ハマーンの返答に隼人は驚愕する。
「彼は階級戦での成績が最下位だ。最下位から三番目までの司令官つまり俗物の極みなど存在価値などない!」
と、言い放つハマーンに隼人は何も言えなくなってしまった。
「お前もよく見ておくがいい。敗者が辿る末路を」
と、ハマーンは言って、拳銃を司令官の額に突きつける。
「おい、お前は死にたいのか!? 何とか言え!」
 コウトは必死に呼びかけるが、司令官が規則だから仕方ないといったので、落胆する。
 パンッという銃声が仙台市にあるジオラマベース中に響き渡った。
「この者の死体をザンジバルに運べ!」
 ハマーンの命令を受けて、二人の緑色の軍服の男司令官の死体を巨大な緑色のシャトルもといザンジバルに運び込む。
 コウトは終わったと思って帰ろうとしたが、ハマーンに肩を掴まれる。
「何か用があるのですか?」
「私は言ったはずだ、敗者の末路を見届けろと。まだ終わっていないぞ」
 ハマーンはそう言うと、指をパチンと鳴らす。すると、軍服の男がリモコンのボタンを押してジオラマベースを爆破させる。
「俗物、これでわかっただろう。階級戦に挑むということはそういうことだ」
 くるりと背中を向け、ザンジバルに乗り込むハマーンを見て、コウトはただひたすら立ち尽くすのだった。


















『あとがき・キャラ紹介など』



〇 チョウマ

 本作主人公で、20代前半のオリジナルキャラクター。主人公になれた事で陵辱した女の身体を強制的に支配する力を得た。そして、それを存分に活かして女、世界を手に入れるがとある事で破滅の道を辿ることに。




〇 コウト

 異世界から来た高校生のオリジナルキャラクター。年齢は16歳。

 この時期機械いじり中。彼のやっていることが後々変化をもたらす。後、司令官の死が彼の心に変化をもたらすことになる。




〇 エム・シーナリー

 ガンジオ上層部の人事部の一役人の息子のオリジナルキャラクター。年齢は21歳。

 エマ・シーンに恋していて、そこをチョウマに利用された。




〇 エマ・シーン

 ガンダムシリーズを知っている人ならご存知「機動戦士Zガンダム」のヒロインの一人で、当初は敵側もといテロを正当化させるために悪役にさせられた組織の女パイロット。主役側に寝返ったことでファンからは問題視されていないが、何の躊躇もなく寝返るのは大問題だったりする。

 ガンダムジオラマフロントでは原点通りガンダムMk−兇筌后璽僉璽ンダムには乗るが、リック・ディアスには乗らず番外編であるフルアーマーガンダムMk−兇望茲襦9兇瓩訛Δ砲箸辰洞式劼任呂覆ぁ

 本作ではガンジオ上層部の人事部の一役人の息子エム・シーナリーとは恋仲でチョウマに自分側に取り込む手段に利用される。

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