■偲芳歌(しほうか)■【4】




【恵み多き豊かな国 花が溢れ
 街角に ほら聞こえる 喜び歌う声が】


「ああ…」
 珠晶は天井に釣り上げられた祥瓊の腕を石の臥牀(ねどこ)にある巻き上げ機に繋げなおした。
 そして、珠晶が祥瓊の両脚を固定している鎖をさらに巻き上げると、脚の付け根の関節に激痛が走る。
 祥瓊の脚がほとんど一直線になるくらいまで無理矢理開かれて、いちばん恥ずかしい部分が隅々まで晒されてしまう。

「これから、ここを綺麗にしてあげるからね、嬉しいでしょ?」
「…は…い……嬉しい…です…」
 そう言いながら秘裂を撫で上げると、大卓(つくえ)から石鹸と剃刀を持ってきた。
 石鹸を手に取り、祥瓊の恥丘に泡立てていく。

 ジョリ……ジョリ……

「お前の毛ってすごく細いのね、簡単に剃れるわ。」
 剃刀の刃が肌を滑るくすぐったさに肌が波立った。
 祥瓊はいやだと思うのに、何一つ抵抗が出来ない。
 それに下手に暴れると傷つけられてしまう恐れもあった。
 なすすべもなく、祥瓊は諦めて目を瞑る。
 祥瓊を覆っているものが削げ落とされていき、隠されていた白い肌が露出していく。
 上の方を剃り終わると、今度は陰核や陰唇のすぐ側に剃刀を当てた。
 珠晶は祥瓊の襞を摘み上げて、丁寧に恥毛を処理していった。
 指が割れ目に触れる感触が、見られている羞恥と相まって祥瓊を高ぶらせていく。
 剃刀で剃っているだけなのに、祥瓊は感じてしまう。

「お前っていやらしいのね、剃られているだけなのにに濡らして。ほら、すごいわよ。」
「ああんっ!!」
 珠晶はそう言いながら祥瓊の入り口に溜まった愛液を指で掬う。
 愛液に濡れたその指が祥瓊の唇に押し付けられると、酔ったような眩暈を覚えた。
 その愛液が溢れ出すところまで間近で観察されてしまっているのだと思うだけで、祥瓊の躰はどんどん熱を帯びていく。

「仕上げよ。」
 珠晶は瓶を取り出すと剃り跡に何かを塗りはじめた。
 珠晶は軟膏を手にベッタリとつけ、柔らかな感触を楽しむように、祥瓊の恥丘をいやらしく撫で回した。

「あ…あの……それは何ですか?」
「ああ、これ?これは脱毛用の薬よ。」
「だ…脱毛……そ…それって……もう生えないって事ですか?」
「ええ、二度と生えないわ。」
「…そんな………一生無毛だなんて………」
「なにか、文句でもあるのかしら?」
「…いいえ…ありません……」
 軟膏でベトベトになった祥瓊の局部を布で拭っていくと、祥瓊の秘裂はくっきりと縦に走る筋を浮かび上がらせていた。

「剃り終わったわ、赤ちゃんみたいにつるつるになったわよ。
 お前も自分で見てごらん。」
 作業を終えると、珠晶が祥瓊の前に手鏡を置いた。
 鏡に目をやった祥瓊は、ハッと躰を硬直させる。
 恥丘は既に生まれたままの姿を晒していた。
 そして、本来なら隠れているはずの小さな突起が剥き出しになっている。
 その形のあまりの淫靡さに、躰の血が逆流してしまいそうな羞恥心が沸き上がった。

「邪魔な毛も無くなったし、次はお前の陰唇に孔を開けるわ、いいわね?」
「……はい……」
 珠晶が祥瓊の性器に顔を近づけると、陰毛が無くなり秘裂にくっきりと縦に走る筋を見ることができた。
 両脚を大きく広げているので秘裂の中央が僅かに開き、そこからピンク色の陰唇が頭を覗かせている。
 珠晶は両手の指を秘裂に潜り込ませると、その陰唇をめくり上げる。
 祥瓊の左右の陰唇を広げると性器は剥き出しになり、小さな陰核とその下の尿道口、そして膣口が余すところ無く珠晶の目に晒させる。
 珠晶は大卓(つくえ)からやっとこの様な工具を手に取ると、器具を開き内側に金属の小さな部品を装着した。
 珠晶は指で陰唇をめくり上げ器具をあてると、何の躊躇もなく力任せに握り込んだ。

 バチッ!

「やっ………!あぁっっっ!」
 祥瓊に強烈な痛みが走ると拘束された躰が痙攣した。

「まだまだ、1つだけじゃないわよ。」
 そう言うと珠晶は容赦なく次々と陰唇に穴を穿った。

 パチン!…バチッ!…バチンッ!

「がっ!あぁぁっ!ひぃぃぃ!」
 打ち込む度に、祥瓊は海老の様に躰を反らせながら苦悶の声を上げた。

「ふふ、お前のここ、孔だらけになっちゃったわね。」
 祥瓊の陰唇には金属のような物が付いている。
 それは靴や鞄などに使われている金属製のハトメが付けられていた。
 それが、陰唇の左右3対も開けられてしまった。
 だが、祥瓊には痛みよりも最も秘やかな場所が無惨に手を加えられてしまったことに呆然としていた。
 祥瓊はこれで終わりだと思っていた。
 しかし彼女のその考えは甘かった。

「これでお前の花びらに孔が開いたわね。
 でも、まだ終わりじゃないのよ。
 一番肝心の場所が残っているわ。」
 そう言いながら珠晶の指が祥瓊の性器の小さな突起に触れた。
 祥瓊は次に孔を開けられる場所が陰核だと分かった。
 その場所は躰の中でも最も敏感な場所だ、当然耐え難い激痛が走るに違いない。

「ふ、ぁあ……」
 陰核に穴を開けられる危機に必死に抗おうとする祥瓊に突如、躰の深奥から熱波が押し寄せた。
 珠晶が指を動かして包皮を剥くと、神経の塊のような陰核にこらえようのない快感が走った。
 祥瓊は必死に快感を押さえ込もうとするのだが無駄な抵抗だった。
 陰核が勃起し、充血してくるのが自分でも分かった。
 今やそれは包皮から顔をもたげ始め、押し寄せる快感に完全な勃起状態になりつつあった。

「いい感じよ、ここも固くなって準備万端ね。」
 珠晶は指を動かして包皮を剥くと、神経の塊のような肉芽にこらえようのない快感が走った。
 祥瓊は痛みも忘れて甘い声を漏らしてしまう。
 珠晶に快楽の突起を刺激されると祥瓊の敏感な躰が反応する。
 肢体が跳ね、秘裂がキュッと窄まる。
 祥瓊の欲情を示すかの様に秘裂から愛液がじわりと溢れた。
 
「い…あうっ……き……」
 珠晶は鋭い針を手にすると、剥き出しになった小さな突起に垂直になるように躊躇なく針を突き立てる。

 つぷり

「いぃぃ……痛いっ痛いっ痛い――っ!」
 祥瓊は思わず悲鳴を上げてしまい躰が波打ち陰核がピクピクと蠢く。
 うつろな目に涙が溜まる。
 神経の密集した性器を硬い金属が串刺しにした。
 皮を剥かれた肉芽に孔が開いたのだ。
 血の珠をこぼす陰核はジクジクと痛みを発し、あまりの強さにそれ以外の感覚が分からなくなった。

「ひぃうぅううう……」
 躰がばらばらになり、四散したのではないかと思うほどの激痛が何度も躰中を襲う。
 長く尾を引く悲鳴をあげ、ぴんと躰を硬直させた。
 祥瓊は痙攣し、頭を激しく振り躰をのたうたせる。

「ひぎっ……ひぎぃっ……ぎぃっ――――」
 この日最大の絶叫が響き渡った。
 祥瓊が陰核に突き刺した針を回転させながら押し込むと、ついに針の先端が突き抜けて反対側へ貫通してしまう。
 脳裏が赤いものに包まれて、涙を流しながら祥瓊は呼吸を止める。
 祥瓊は苦悶の踊りを続けていたが針が根元まで押し込まれるうちに、数度躰を痙攣させると悲鳴がとだえた。
 祥瓊はとうとう失神してしまったのだった。

「誰が気を失っていいと言ったの?」
「―――っ!」
 失神していた祥瓊は強引に意識を覚醒させられた。
 珠晶が指で祥瓊の陰核に突き刺さった針の頭を弾いたのだ。

「こうしたら、どうなるかしら?」
「ひいぃぃぃぃぃっ!」
 針を何度も爪弾かれ、祥瓊が絶叫を上げる。
 大きく見開かれた瞳から大粒の涙がこぼれ落ちる。
 その刺激に電流を流されたかのように躰をびくびくと震わせる。

「面白いわ、楽器みたいね。
 もっと鳴いてちょうだい。」
「ひぎっ……ひぎぃっ……ぎぃやあああああっ……」
 凄絶な悲鳴、いや、咆哮を上げて祥瓊が躰を弓なりにのけぞらせた。
 陰核を抉り取られたような激痛が走り痛みが躰全体を貫く。
 汗に光る裸身をのたうたせ、祥瓊が絶叫を放つ。

「あら、この楽器壊れちゃったのかしら?」
「―――っ!―――!」
 祥瓊は口を大きく開けの悲鳴を上げようとするが、衝撃のあまり声にならない。
 大きく目を見開いているはずなのに、瞳にはなにも写さない。
 痛み以外の感覚が全て喪失し、痛みだけに意識が塗り潰されていた。

「つまんないわね。」
「ひぎっ、ぎゃあああああああっ!」
 珠晶が勢いよく針を抜くと、祥瓊は断末魔を思わせる絶叫を上げた。
 鎖で縛られた手足を目茶苦茶に動かし、髪を振り乱して祥瓊がのたうつ。

「……あぅぅぅ……」
 ようやく祥瓊の陰核から針が引き抜かれたが、未だに躰に激痛が駆け巡っていた。
 祥瓊はびくびくっと躰を痙攣させ、ぐったりと脱力して躰を弛緩させた。
 祥瓊のその見事な調和のとれた性器は珠晶によって陰唇に六つ、陰核にも一つ、無惨に孔を穿たれていた。

 珠晶はまた、大卓(つくえ)から祥瓊を飾り立てるための細工を取りだした。
 それは鉄でできた漏斗のような形状をしていて、中央に直径5センチぐらいの筒のようなものがついている。
 全体に宝石が埋め込まれ、広がった縁の部分は花弁のように見えた。
 その花弁のいくつかに小さな孔が開いている。
 また、材質や宝石などは胸に付けている円盤と同様のものだった。

「綺麗な華でしょう。
 これをはめ込んで、お前の嫌らしい孔をいつも開きっぱなしにしてあげるから。
 もちろん付けていいわよね?」
「……うぅ…は…い…お願い…します……」
 珠晶は手にした漏斗の筒の部分を祥瓊の膣口へ押し込んだ。
 ずぶりとその筒の部分が根本まで祥瓊の膣に埋没する。
 漏斗の筒が膣を押し広げると祥瓊の膣内が完全に露出される。
 肉色のドーナッツのような、子宮口の盛り上がりもはっきりと見える。

「さあ、これでお前の躰に華をしっかりと止めてあげる。」
「………うぁっ……」
 珠晶はCの形をした小さな鉄環を祥瓊に見せると、陰唇に穿たれたハトメにその鉄環を通し始める。
 そして陰核にも同様に鉄環を通すと、陰唇に付けられたハトメと宝石の花弁に開いている孔に通す。
 同様に小さな肉芽の鉄環を祥瓊の花弁の孔に通した。

「これで永遠にお前の躰から離れないわよ。」
「あぁぁ!」
 そして、鉄環の閉じ口に溶接の道具と溶剤を軽く付けた。
 それはすぐに固まり、鉄環の閉じ口は溶剤で埋められてしまった。
 陰核が包皮の中に戻ろうとするが鉄環が邪魔するので、祥瓊の陰核はいつも飛び出たままになる。
 祥瓊の陰唇はもう閉ることが出来なくなってしまい、いつも膣内を露出した状態となってしまった。
 だが、そんな躰にされてしまったというのに、祥瓊のその開きっぱなしの孔からはだらだらと愛液を流し、石の臥牀(ねどこ)に水たまりをつくるほど滴らしてしまっていた。

「せっかく付けた細工が汚れると困るから、これからはこの管を通して排尿をしてもらうからね。」
 珠晶は金属製の細長い管のような器具を取り出した。

「こっちの孔も開きっぱなしにしてあげる。」
 それは硬くしなやかな金属でできた管で、先端が少し太くなっていて反対側は管を通せるような空洞にになっている。

 ズルゥッ

「くぅぁぁ!………はぁぁ……痛いっ!」
 まず、管を花弁の孔に通すとその下にある尿道に押し込む。
 珠晶が管の先端を祥瓊の尿道口にねじり込みながら挿し込むと鋭い痛みが走る。
 先端がいくら細くて丸くなっているといっても、金属製の器具が入ってくることなど普通ではありえない。
 固く閉じた部分に管が、無理矢理挿入される痛みが祥瓊を襲う。
 管は尿道を張り裂けそうなほど満たしながら、膀胱の中まで貫き通された。
 膀胱が異物の刺激によって緊張し、排泄を試みて蠕動する度に言いようもない痛みが走った。

「管が膀胱の奥まで全部入ったわね。」
 奥まで完全に入れ終わると祥瓊の尿道は括約筋を押し広げたまま、がっちりと固定される。
 これで、祥瓊は排泄の自由まで奪われることになる。

「これからお前の排尿の管理は、あたしがしてあげるわ。」
 今度は尿道に入っている管より細く長い管を取りだすと、祥瓊に入れられた管の中に差し込んみはじめた。

「あっ…あっ…ああっ」
 すると、祥瓊の意志に反して尿が細い管を通して流れていった。
 管の端には革袋が取り付けてあって、その中に尿が貯まっていく。
 尿は自動的に革袋に排泄され、祥瓊は排尿する自由が取り上げられてしまった。
 この長い管を差してもらえなければ、排尿できない躰にされてしまったのだ。

「普段はこれで塞いでおくから漏れる心配はないわよ。」
 珠晶は細い管を引き抜くと、頭の部分に宝石が付いているボルトのようなものを取り出すと尿道の管に取り付けた。

「じゃあ、次はここね。
 ふふ、お前の孔にいいものを塗ってあげるわ。」
 そう言いながら、珠晶は祥瓊の性器を撫でると、珠晶は中になにか白い粘液が入った小瓶を手にした。
 そして、瓶を開けると、人差し指を差し込んで粘液に浸す。

「…うあぁっ…あぁん……」
 そして祥瓊の股間に手を滑りこませると、そっと内側へと進めていった。
 陰核や膣内にもたっぷりと粘液を塗り込む。
 いったん指を抜くと、今度は瓶に指を3本差し入れ、粘液を祥瓊の股間に擦り付けると、躰の中を甘美な痺れが突き上げた。

「最後は……」
「そ…そんなところまで」
 珠晶はまた指に粘液をつけると、菊座の周りを擦り上げていった。
 押し込まれた指の腹で、固い入り口をこじ開けるように指先を這わせ菊座の入り口に粘液が塗られていく。

 ズニュニュッ!

「かはぁっ……あ……はぁ……はぁ……」
 いきなりお尻の中に異物が入り込み、その強い刺激に祥瓊は呻く。
 それは先ほどから粘液で解された菊座に、珠晶の中指が思い切り根本まで潜り込んだのだった。

「気持ちいいかしら?」
「はぁぁ…くふぅぅ……」
 珠晶が指を前後に動かし始める。
 お腹の中を掻き混ぜられるおぞましい感覚に、祥瓊はぶるぶると躰を震わせた。

「見事な細工でしょう?
 横に付いている突起は黒真珠なのよ。
 見えないおしゃれってやつね。
 こんな豪華なものでお前の嫌らしい孔を塞いでくれるのよ。」
「……そんな……」
 そう言いながら、珠晶が取り出したのは真っ赤な張型だった。
 張型は子供の腕ほどの太さのある凶悪なもので、くの字型に曲がっていて先端部には傘状の突起が付いている。
 張型は鉄製でずっしりと重く、その胴には黒真珠が無数に埋め込まれている。
 それが膣内を抉ることで、祥瓊が歩くだけでもたまらない刺激を与えるだろう。
 張型の後ろの部分は花弁を模していて、これを膣に埋め込むことで性器の華飾りが完成することになる。

「ところでお前はまだ処女なのかしら、ここに入れたことはあるの?
 正直に答えなさい。」
「…いえ…ありません…だから…お願い……」
「ふふ、処女などさっさと誰かにあげておけば、こんな玩具に処女を捧げずにすんだのにね。」
「……ひっ……」
 女陰にあてがわれた時点で止められる。

「覚悟はいいかしら?」
「……は………ぃ……」
「じゃあ、遠慮なくいくわよ。」
 珠晶は張型を女陰の入口にあてがうと、遠慮なく先端を押し込む。
 ついに、祥瓊の処女が奪われる時が来た。
 張型が祥瓊の女陰に少しずつ、押し込まれていく。

 じゅぶぶ!

「…ひゃあぁぁ!…」
 そのまま力を込めて張型の先端部を秘裂の中に沈めていく。
 ぐりぐりと回転させて女陰の中に押し込むと、張型がゆっくりと祥瓊の媚肉に埋め込まれていく。

「……ひ…ひぎぃぃぃぃっ!……」
 祥瓊に躰が裂かれたのかと思うほどの痛みが走る。
 涙がぽろぽろと瞳から零れ落ちるが、それは痛みのためだけではなかった。
 祥瓊の秘められた部分に異物をねじ込まれる痛みと、羞恥心、屈辱感と絶望感に苛まれた。
 最愛の人に捧げる筈だった大切なものを、この様な形で失う事になろうとは、祥瓊は夢にも思わなかった。
 祥瓊の女陰に埋めこまれた張型は破瓜の血に染まっていた。

「…はっ……あ……あっ……あぁ……」
 やがて張型は祥瓊の奥深く、子宮口にまで達した。

「さあ、あと少しよ。」
「ひっ…もっ……もうこれが一番奥ですっ!」
「まだ奥があるでしょう?」
「まだっ!?……この奥は子宮しか………」
「その通り、ほら入れて上げる。」
「……うぎぃぃぃぃ!……」
 張型が子宮口を押し上げる感触に、祥瓊は思わず背中を仰け反らせて躰を震わせた。
 膣壁を押し広げる感触は圧倒的とさえ言える。
 珠晶は力を込めて根本まで一気に押し込む。
 先端部の傘状の突起が子宮口をこじ開け、子宮内に潜り込んだ。

「……う……ぁ……はぁ……はぁ……」
「まだ、終わりじゃないのよ。
 この鍵を回すと子宮内で先端が広がって、抜けないようになるの。
 これで膣が裂けない限り抜けなくなるわ。」
 珠晶は説明しながら、張型の後ろの花弁に細長い鍵を差し込んだ。

「このまま生活するから、しっかり固定してあげるわね。」
「…はい…」
 珠晶は無造作に鍵を回し始めた。

「…ふっ…くうぅっ………」
 ギッギッと張型の中で歯車の噛み合う音を立てながら鍵を巻き上げると、子宮内で先端部が膨らんでくる。
 次第に子宮を圧迫し始めるが、珠晶は構わずに鍵を巻き上げ続けた。
 完全に回し終わると、祥瓊の子宮は張型に占領されがっちりと固定される。
 珠晶が鍵を引き抜くと祥瓊の女陰は封印されてしまった。

「後ろの孔も同じように塞いであげる。」
「…は…い…」
 珠晶が茸みたいな形の器具を取り出した。
 太さは一番太い部分の直径が卵ぐらいはある。
 お尻用の栓は、先ほど子宮に入れたものに似ていて、金属製でずっしりと重かった。
 栓は傘の部分がゆるやかな曲面を描き、だんだん太くなり根元の部分がくびれて細く落ち込み、菊座から抜けにくいようになっている。
 そして、菊座の中に全部入り込んでしまわないように底の部分が広がっていた。
 底の部分は子宮に入れた栓と同様に華の飾りになっている。

「あたしによく見えるように後ろを向いて、四つん這いになりなさい。」
「はっ…はい…う…うう…ああ……」
 珠晶はそう言いながら祥瓊の拘束を解いてしまう。
 躰は自由に動かせるようになったというのに、祥瓊は命令されるまま四つん這いになると、珠晶にお尻を向けた。
 珠晶は祥瓊に尻を持ち上げさせると、菊座にお尻の栓を押し当てる。


「…んっ…ぅぅぅ……」
 珠晶は小さな蕾に先を押し当てると、グッと力を込めてお尻の栓を押し込む。
 めり込んでくる異物に祥瓊は息を止めて耐えた。

「ああぁっ…ああぁ………うあぁぁぁ……」
 かなりの痛みとともにズボッと躰に杭を打ち込んだような感覚がある。
 その痛みが引いていくのにつれて、今度は鈍い痛みが腰からお腹へと伝わっていくように思えた。

「さっきと同じよ、鍵を掛けてあげる。」
「…ううぅ……はい……」
 お尻の栓の華の飾りに鍵を差し込める孔が開いている。
 珠晶は鍵を差し込むと回し始めた。
 すると、先端部分が広がり菊座をみっちりと塞いでしまう。
 これで、祥瓊は排便する自由すら珠晶のものになってしまった。


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