■しめつける植物■
「リリアナさん、私の奴隷になれると誓えるかしら?」
「そ…それは……」
「まだ、躊躇しているようですね、まぁ、いいでしょう。素直になってくれるようにしてあげますからね。」
そう言うとルイザが呪文の詠唱に入った。一瞬蜃気楼のように部屋の景色が揺らぐと、うねうねと蠢く肉塊が突如出現する。それはルイザによって複数の生物を材料に合成されたクリーチャーであった。
全体は金属的な灰色の樹木のようなに見え、下半身は二本の脚に分かれておりそれで歩行するようだ。
頭頂部に牙を持った巨大な口があるだけで他には感覚器官は見えなかった。
胴体からはウネウネと蠢くおぞましい触手を無数に生やしている。
「私の自信作ンードゥラツィンデです。これでリリアナさんを犯して上げますからね。」
リリアナは今まで想像すらしたこともない異形の生物を目にして、恐れのあまり躰を硬直させてなにも考えられなくなっていた。
「すごいですわよ、ンードゥラツィンデは。この世では得られない最高の快楽を永遠に与えてくれますよ。」
ルイザは陶酔した表情を浮かべながら魔物に近づいていくと、そっと触手のひとつを手にした。
「この子の触手は太さも硬さも自由自在なのよ。この触手が、リリアナさんに無限の快楽を与えてくれるのよ。」
そしてンードゥラツィンデはゆっくりとリリアナに触手を伸ばし始めた。
「それでは始めなさい。」
「あ……あぁぁ…ふあぁぁ…」
ンードゥラツィンデはルイザの命令に従い、ヌルヌルした触手をリリアナの躰に巻きつけてくる。
リリアナはあっという間に触手に手足を大の字のに広げさせられて拘束されてしまった。
「うっ……ううっ……ん!……ん……」
秘裂を押し割って、ンードゥラツィンデの太い触手がリリアナの胎内に入り込んでいく。
触手は強引にリリアナの躰の中を押し進んでいく。
他の触手たちが一斉に秘所や口、さらには菊座にも殺到した。 いずれの場所も次第に触手たちの粘液で溢れることになる。
「ぐぅぅ…いた……痛…い………抜い……て……」
やがて一番奥に突き当たって触手は止まる。
性器がもう一つの心臓になってしまったかのように脈動しているのを感じながら、リリアナはじっと耐えるしかなかった。
「うぐっ……ん!……んん!……んくぅ!」
膣内の触手が激しくしなり、リリアナの薄い肉壁を刺激する。触手が中でうごめくたびに、膣壁との間から白濁した液体がしたたって来ていた。
「あっ……やぁ……そっ……そこはぁ……」
ぬぷっと、肛門にも触手がもぐり込んで来た。
リリアナの拒否の声を無視して触手はゆっくりとすぼまりを押し広げながら直腸内に侵入してくる。
内蔵の末端を犯される異様な感触にリリアナは躰を震わせて耐えていた。
ぐちゅっ、ずぷっ、ぐちゅっ!
「んん……んっ……くはぁ……あ…あっ……や…やぁ…」
膣にも肛門にもどんどん触手は入り込んでくる。大きな触手は大きくうねりながら体壁を擦りつけ、小さな触手は肛門のヒダの一本一本を開くようにする。
「んあぁぁぁ!」
リリアナの困惑など知らぬかのように、亀頭が抜ける寸前まで引き戻された触手がゆっくりと挿入を開始した。それと同時に今度は肛門を犯していた触手が抜け始める。
「やぁぁ……」
こちらは排泄感に似た感覚を与えてきた。恥ずかしさに躰が震える。
膣内に挿入されてくる触手と、直腸からゆっくりと抜け出そうとしている触手が薄い肉壁一枚隔ててすれ違った。
その瞬間に、ゾワリと明らかな快感の波が躰を走り抜ける。
細く引き締まった裸身が震えながら反り返った。
「はひぃぃっっ!」
今度は小指ほどの細さの触手が1本づつ伸びてきて、リリアナの広げられた膣に入っていった。
細いので途中の膣壁にはほとんどふれずに最奥に届き、緩んだ子宮口から子宮ににゅるりと入っていった。
「…お…奥に……子宮の中……入って……くぅ…そんな……そんなあぁっ……」
その触手はまだ固い子宮口から子宮内にもぐり込み、子宮の中でくねり始めた。
子宮の中で触手がくねる度にリリアナは腰を跳ね上げた。
膣奥に潜り込んだ触手たちは容赦することなくさらに奥へ奥へとその身を潜らせてゆく。
触手表面の繊毛は、その身を膣筋に擦りつけ、リリアナの肉体に強制的な快楽を与えながら奥へ奥へ進んでゆき、ついにその先端が卵巣にまで達した。
ぬぷりゅっ!じゅっ、ずずずず…ずじゅるるるる……
「んっ……んんっ……んあっ……んあぁぁー!」
子宮の中の触手は何本もの細い触手に分かれ、リリアナの子宮の中をこするように刺激する。まるで子宮の中で何万匹ものミミズが暴れまわるかのような快感にリリアナは思わず腰をよじりながらもがき喘いだ。
「はひっ……はひぃんんっ……んぅうっ……うあぁあんっ……」
細身の触手たちが一本また一本と子宮口を突き抜けて内部に侵入を開始する。
女の最奥というべき子宮内に無遠慮に入り込んだ触手たちは、子宮を、卵管を、卵巣を、そして周辺のありとあらゆる臓器を揺さぶるように暴れ回る。
「お腹の中が…躰が…揺さぶられるぅ……」
秘裂の中をあまつさえ子宮の内部まで無遠慮に蹂躙され絶頂の高みに押し上げられる。
「…か…躰…壊れちゃう…逝っちゃうぅっ…」
まさにとどめを刺すように、両穴に詰め込まれた触手たちが交互に激しい蠕動運動を始めた。
一突きごとに臓腑を揺り動かされ、粘膜を擦られ、なすがままに快楽を一方的に与えられ続ける。
「…い逝く…逝く…逝っちゃう………逝っちゃうぅ………」
リリアナは異形のクリーチャーによって絶頂に導かれてしまった。
だが、逝ってしまっても責めは止まることはなかった。
全身を触手が覆っていく、手にも足にも胸にもまとわりついていく。
最後に口の中にまで触手が入り込んで喉まで犯してゆく。
「まだまだ、これからよ。」
「ん……んぅ…ぐう………」
リリアナが恍惚とした表情を浮かべる。見れば躰に絡み付いている触手から、透明な粘液が分泌されている。その粘液はジワジワと肌に吸収されていく。
その度にリリアナの躰は自分でも意識しないうちに艶めかしく動くのだった。
この分泌液は媚薬だっだ。それをただ肌からではなく、性感の強い乳房や乳首にまでベットリと塗りたくられ、吸収しているのだから、次第にリリアナがこの媚薬に蝕まれていくのも仕方の無い事だった。
「んっ…んぶう…んぬうぅんっ!」
触手が喉に激しく分泌液を吐き出した。リリアナはおぞましい分泌液を大量にそそぎ込まれた。リリアナは口元から唾液と一緒に溢れさせながらも、触手へ舌による奉仕を始めてしまう。大量の分泌液が急速に躰に吸収されリリアナを快楽一色に染め上げた。
「声が聞けないと寂しいですね。口の触手は抜いてあげます。」
「んふ………ふ…むふうっ…」
唾液にまみれた触手が、大量の淫液を吹き出しながら口から引き抜かれた。その粘つく奔流はリリアナの顔から髪から、別の触手に搾り上げられて破裂しそうになっている乳房を汚し尽くす。
口の触手だけは抜かれたが他の触手は激しく躰を責め立てる。
どこを責められても激しい快感が沸きあがる。さらにピアスに飾られたクリトリスからのものは絶大だった。たまらない快感がリリアナを襲う。
リリアナはたやすく絶頂に達してしまう。
「たまらない快感でしょう。この快感なしでは生きていけないようにしてあげる・・」
「はぁぅっ…くぅふぅっ…ああぁぁぁんっ」
新たに別の触手が膣に向けて挿入されようとしていた。
先端を見れば、まるで男根のように大きくカリが開いている。さきほどより極太の触手が下腹部に向いて下りて行った。
それなのに、リリアナはこれから自分に押し入ろうとしている醜悪な物体を、期待の入り交じったうっとりとした目で見つめていた。
触手に散々嬲られた淫唇は腫れぼったく赤みを増して、口をだらしなく開いて貫かれるのを待っていた。膣口からは止めど無く淫蜜が垂れ流されて、床にまで淫らな池を出現させる有り様になっている。
「……はっ………はっ………」
凄い勢いで膣が突き貫かれる。そのあまりの太さに、リリアナが仰け反って声にならない嬌声を上げ続けた。
一撃で膣粘膜を最大にまで押し広げ、その奥にある子宮口から子宮までも易々と貫かれた。下腹部が盛り上がりカリの張った触手の形が浮き出るほどであった。
「リリアナさんの鳴き声はたまらなく素敵だわ…もっと鳴いてみせて…」
「はぁぁぁんんっ……いっ……いっ……ひいぃっ…」
苦しそうに喘ぐリリアナの事などまるでお構いなしに、触手は律動を開始した。
膣が躰の外にまで引きずられて出てしまうような感覚のすぐ後に、今度は子宮まで突き破られるのではないかと思えるくらいに、胎内最奥まで突き入れられた。媚薬でもある淫液の効果が無くては、とても耐えられるものではなかった。
リリアナは苦悶の表情を浮かべる。だが、ンードゥラツィンデはそんなリリアナにかまわず容赦なくリリアナを責め立てる。
その乳首にも、腋にもそして股間にも触手が這い回る。噛むような感触を与えるものもいれば、舐めるように這い回るものもいて、またあるものはそのぶよぶよした体表をリリアナの体に擦り付けるように移動する。普通の女としては一生味わう事の出来ないような責めがリリアナに襲い掛かり、幼さの残るその顔を苦悶にゆがめる。
「やゃぁ…あぁっ……んぶぅ…んんうぅっ……んっ!」
リリアナの喘ぎが高まるのを待っていたように、菊座を狙っていた触手が一気に押し入った。膣に入っているだけでも一杯なのに限界以上のものが胎内に入り込んでゆく。
直腸の粘膜が擦り上げられて、ジンジンとした痛みがジワジワと広がる快楽をもたらす。
しかし、リリアナは菊座を犯されているおぞましさも、甘美な快楽に刷り替えられていた。
乱暴に律動する触手に合わせて、腰が淫らに踊り狂う。
「し…死ん…じゃう………死ぬ………あぁ…殺して………もう…いやぁっ……」
ものの数回、膣と子宮を打ち貫かれただけで、リリアナは絶頂を極めた。
拡張しきった膣と菊座が、触手を噛み千切らんばかりに締め付ける。しかしどちらの触手も、その動きを止めようとはしない。むしろこの締め付けを楽しむかのように、更に激しくリリアナを責め立てた。
「まだよ…もっと感じるの…」
「あひぃぃっ」
当然のことながらすぐに更なる波がリリアナを襲う。何度絶頂を迎えても快感はどんどん蓄積され更なる高まりに持ち上げられる。だが、それは自分の意志で制御する事は出来ない。躰中を舐められ、噛まれ、触られる。そして股間の谷間を弄られるように触手が通る。
「んふぅ……ふあぁ………」
リリアナは自身が快楽を求めているのを自覚した。それは、どんなに逝っても果てる事のない泥沼の性欲だった。
すると、不意に菊座に深々と突き刺さっていた触手が大きく痙攣して爆ぜた。次いで子宮を突き上げていた触手が、たっぷりと熱くて重い淫液を放出する。
「あっ……きゃああぁぁぁぁぁっ……」
熱い迸りを内奥に受けただけで、リリアナは絶頂を迎えてしまった。腸と子宮が燃えるように熱い。まるで溶岩か溶けた鉄を流し込まれたように、熱くて重い。
「あぅ…ぅうう………ひ……いやぁっ……」
放出を終えた触手が抜けると同時に、次の触手が待ち構えていて膣と菊座に突き刺さる。
「何回でも逝けるでしょう?もっと逝ってしまいなさい。」
「ひいぃぃっ……あっ……あっ……あぁぁっんっ……やめてー」
そう叫びながらリリアナはまた昇天した。
もう何回目の事だろうか。だが何度絶頂を迎えても触手はその責めを和らげようとはしなかった。何度も何度もリリアナを追い込む。
躰中を触手に覆われながらリリアナの喘ぎ悶える姿は妖艶極まりなかった。
今リリアナの心は快楽に染まってしまい他にはなにも考えられなかった。
そのあと、リリアナは無限とも思える時間ずっと犯され続けた。
触手に拘束されたままなので自分ではなにもできない。
ルチアナに口移しで食事を与えられながら犯され、排泄しながら犯され、ルチアナに躰を洗われながら犯され、気を失いながらも犯される。
リリアナは快楽に溺れてまともな思考はできなくなっていた。今リリアナにあるのは媚薬と触手によって絶頂を得ることだけであった。
もうリリアナにはどれだけの時間、犯されていたのか分からなくなっていた。踊り子であった自分が遠い過去のように思える。
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