1、拒絶



 「まずは館の住人にご挨拶なさい、サユナ」
「は、初めまして、サユラーナ・カラリム・ジ・アリストルと申します。」
 サユナはソアラに言われるがままに、白いスカートの裾を持ち頭を下げ優雅にお辞儀をして挨拶をした。

 ソアラに連れられたサユナは、三階から階段を降り館の二階にある休憩室に言われるがままにやって来たのであった。サユナは部屋を出る前に、あたしがいいと言うまで黙ってなさいとソアラに言われると、詰問したいことは山ほどあるのに口を噤むしかなく、ただ黙ってソアラの後を歩いた。
 部屋を出るとサユナは今が夜だと暗くなった外を窓から見て初めてわかった。サユナが目を覚ました部屋には窓がついていなかったのだ。
 いうことをきかない身体に不安を覚えながら歩を進め、そして廊下の端にある部屋に入ったのだった。そこが休憩室だろうというのは、椅子に腰を掛け、紅茶がはいったカップを飲んでくつろいでいる三人の女性がいることから思った。その部屋で、サユナは久しぶりに口を開いたのだった。

 サユナの挨拶を聞いた個性の差はあれど皆一様に美しい女性たちは、カップを運んでいた手を止め、ある者は薄く笑い、ある者は無表情にサユナを見つめていた。
「違うのよねえ、ここの挨拶はそうじゃないの。」
 ソアラは首を左右に振り、サユナの耳に口を近づけた。
「ここでの挨拶は・・・」
(そんなことできるはずがありません。ふざけたことをおっしゃらないで!)
 しかしソアラが口を離してサユナに合図を送ると、サユナの強く結ばれた小さな両唇が開いた。
 それはサユナの強制された恥辱劇の始まりだった。

「今日からこの館で娼婦として働き、またソアラ様の奴隷として仕えさせていただくサユラーナ・カラム・ジ・アリストルと申します。サユナとお呼び下さい。」
 と、また貴族の令嬢らしいお辞儀をして挨拶を行った。しかし優雅な一礼とはかけ離れた内容にお辞儀をするサユナの顔は真っ赤に染まっていた。
「なんとあのアリストル公爵家のご令嬢なのに、奴隷になるっていってきかないの。子供の頃から淫らな性奴隷になりたいってずっと考えていたそうよ。」
「まあ、家柄も良くてお金持ちでしかもこんな可愛らしい姿をしているのに、筋金入りの変態さんなのね。」
 サユナが始めに挨拶したときに笑っていた金髪の背の高そうな女性が、意地悪くサユナを嬲った。
(嘘です!これは何かおかしな力で、言葉が勝手に出てくるのです。助けてください!お願い助けて・・・も、もう身体が次の挨拶に。嫌です、嫌ぁ・・・)
「そうなのよ、シャロン。さあ、サユナ先を続けなさい。」
 サユナは一瞬身体を硬直させてから、すっと伸びた繊細な両手を自らの白いスカートに持ってゆき、すっと中に潜り込ませた。
 もぞもぞと手をスカートの中で動かしながら、前屈みになりつつ左足を上げるサユナ。
(脱いでは駄目、な、何故身体がいうことをきいてくれないの?脱いではいけないといっているのに!)
 下着を持った手が徐々に下がってゆき、その上げた足から白い生地の下着がゆっくりと取り払われた。そして下着を床に置きスカートの奥に何も履かない状態で姿勢を戻してきゅっとなだらかな背筋を伸ばしサユナは言った。いや、言わざるを得なかった。
「これから私の肉の商売道具となります、未発達のオマンコを皆さんにお見せします。ソアラ様や皆さまそして、お客様方とともに頑張ってこのオマンコを鍛えてゆこうと思っておりますので、どうかその成長を見守ってやって下さい。」
 言いつつサユナの両手はスカートの裾を握り、これまで誰にも見せたことのない秘所を覗かせようと、徐々にスカートを上げていった。かつて無い恥辱の行為にサユナの可憐な顔は火を噴くように真紅に染まっていたが、その輪郭はにっこりとえくぼを頬に浮かび上がらせ心からの笑顔の表情をつくっていた。
(私、笑ってる。まるで嬉しいことをしてるみたいに。あそこを見せようとしているのに、もしや首輪のせい?そうなの?)
 ついに白く透き通るようなすべすべした太股が見え初め、いよいよ秘所までが白日の下に晒されようとしていた。
(あっ、ああっ!)
 心の中でサユナは耐え切れぬ悲鳴を挙げたが、その声は彼女の内でこだまするだけだった。
 そしてサユナは少女としてしてはならぬ淫らなポーズを完成させた。

「へぇ〜綺麗なあそこね。毛も薄くてひだひだも全然はみ出してないわ。毛を剃ったら赤ちゃんみたいね。」
「サユナあなた処女でしょう。どう?」
 女性たちの中で一番年上そうな茶色の髪を後ろで編んだ、落ち着いた雰囲気の胸の大きな女性がサユナに質問した。
 肩のあたりまでスカートの裾を上げ、そして左右に大きく両手で開いた状態のサユナは笑顔でその問いに、だが顔とは違う消え入りそうな声で、はいと答えた。
「そりゃそうよ。処女じゃないとあたしが連れてくるわけないじゃない。じゃあ次は割れ目の中ね。」
 いつの間にか三人の側に動いていたソアラは愉快そうに目を輝かせて、次の命令をサユナに課した。
「そうね、サユナそこのテーブルに腰掛けて。ほら、エルどきなさい・・・」
 サユナはまさに奴隷のように従順にスカートを持ち上げたまま、テーブルに腰掛けた。
「これまでは一応公爵令嬢らしくさせていたけれど、もういいわ。あんたの本当の姿をさらけ出しなさい。」
(あ、あれで公爵令嬢らしくですって!私これからどうなるの。これ以上されたら私、私・・・身体の自由さえきけば。ああもう許して、これ以上は・・・)
そんなサユナの心も知ってか知らずか、ソアラはまたサユナの耳元に口を寄せ何事か吹き込んだ。

「さあ、サユナ始めて!」
 三人の元に戻り、ソアラは両手を打って淫らなショウの開始を告げた。
「私のオマンコはどうでしたか。恥丘もふっくらしてて見た目は結構可愛らしいって思っているんです。でも、でもなにぶん殿方とセックスしたことがないので割れ目の中は恥垢がいっぱい・・・」
 サユナはこの後しなければならないことを頭に描いて顔を蒼白にしながら、しかしさもうれしげに前口上を述べていた。そこにソアラの停止がはいった。
「ちょっと待って、そういえばサユナあんたオナニーしたことはある?」
「ありません・・・」
「きゃあ、即答。オナニーってどんなんだか知ってるんだ。でもどうして変態なのにオナニーしなかったの、するものでしょ。」
 シャロンはそう言ってサユナをからかった。
(私は変態じゃない、自慰なんてしたことありません。)
 そう嘆いても、その言葉は喉の奥で止まってしまった。
「そりゃあ、御主人様の下にくるまで、使用なしのあそこでいたかったからよ。ねぇサユナ」
「はい。」
 意志とは無関係に返事をしてしまうサユナ。
「う〜ん簡潔ねえ、あたしに仕えるならもっと工夫しなさいよ。こんなふうに・・・」
(またそんなことを・・・私こんなことをしたら、もう前の自分には戻れない・・・許して、お願い、身体がいうことをきかないのぉ)
 サユナは腰掛けていたテーブルに両足を乗せゆっくりとM字に足を開いていった。そして腰を前に滑らせ、少女が見せてはならぬ二つの穴を四人の前に突き出すように晒け出した。
「わぁ、お尻の穴も綺麗なものね。ひくひくしちゃってかわいい。」
「前も、足を開いてもまだ縦線のままよ。」
 自らの恥部を説明されて、そのあまりの恥辱にサユナは本来は強い光が宿っていた瞳を滲ませ、涙を少しほつれた長い黒髪に一滴、また一滴と垂らした。
 しかしこのサユナには残酷な時間はまだ始まったばかりだった。

 スカートを後ろにたくし上げてから震える両の手を、緊張の為か時折びくっと脈打つ長くすらっとした足の下から股間へと向かわしつつ、サユナは言葉を紡いだ。
「そ、それでは私のオマンコの中をお見せします。オナニーもしたことのない未使用処女オマンコです。もし恥垢のせいで臭かったら申し訳ありません。この奥は御主人様の為にとっておきました。処女膜ももちろん御主人様のものです。どのように破れとおっしゃられても喜んで従います。では、どうぞ御覧になって下さい。」
 サユナは言い終わると、肉唇に手をかけて大きく左右に開いた。
(だめぇ〜!)
「私のオマンコいかがでしょうか?」
一時の間を置き照れたような口振りでサユナはそう言い、一層股間を突き出し、さらに膣の中まで見えるように手で秘肉をかき分けた。
 この行為にサユナは自分の奥深くにどす黒い凝りが出来たと感じた。そしてそれはもう拭えないものだと。
 あそこの奥まで今日会ったばかりの女性たちに、自分の手によって披露しているのである。この気も狂わんばかりの行為をサユナの心は激しく拒絶していたが身体の束縛はとけず、何かを欲しがっているかのような禁忌の体勢を崩さなかった。


・・・美少女の破廉恥な露出行為によって訪れたのは、四人分のため息だった。
「ピンク色できれい・・・穴も小さくて慎ましげな感じがするぐらい。」
「クリトリスも未発達ね。まあこれから変わるでしょうけど。」
「私、早くこの娘のあそこになんでもいいから突っ込んでみたいです。」
 そう言ったのは、一番小柄なエルといわれた少女だった。
「エルきついこというわね。まあわたしも同感だけど。ねえセシル?」
「そうね。綺麗なものほど汚したくなるもの。」
 セシルは、シャロンとエルに軽く頷いた。
(この人たち、狂ってるわ。私がこんな目にあっているのに、そんなこというなんて。あっ、あっ、またぁ)
「私、このオマンコを使って、早く一人前の娼婦になって御主人様に貢ぎたいの。こんな風にぃ。」
そういうとサユナは秘所をさらけ出しながら腰を前後に振り出した。そうそれはまさに処女の少女の動きではなく、娼婦が男を迎え入れた時の腰使いの様に。
「ちょっとこの娘、腰を振りながらマン汁垂らしてるわよ。ほら見て。」
「ほんと、ちょっとだけれど濡れているわね。触られもせず濡らすなんてやっぱり変態じゃない。」

 もう彼女らの会話はサユナには届いておらず、ただ一心に早くこの悪夢が終わってと、館の天井から夜の空へと理性を飛ばしていた。
 そして涙を拭うこともできずサユナは腰を挑発するかのようにくねらせ、透き通るような白い肌に珠の汗を浮き上がらせながら、股を開いて生々しくひくつく二穴を見知らぬ女性たちへ見せ続けるのであった。


→進む

→戻る

→禁呪のトップへ