【2話】悦獄、そして・・・選択なき決断



(1)



泥沼のようにまとわりつく重い眠りの中、優希は夢から現実へと意識を徐々に覚醒していった。
それと共に躯の芯から湧き出る熱いうずきを、徐々に感じ始めていた。

「うっ・・・うぅぅ・・・」

肌は赤く火照り、その表面にはうっすらと珠のような汗が浮き出ている。時折、切なそうにソファに埋もれた腰をよじり、張り詰めた乳房をゆたゆたと揺れた。
そのたびに、ギチギチと音を立てて何かが身体を締めけ、思い通りに身体を動かすのを遮る。
意識が覚醒するに従い、優希は自分が随分窮屈な格好をしている事を認識し始めた。

(・・・な、なん・・・で・・・)

「ああぁぁッ・・・」

ガックリと頭が垂れさがった状態で、ゆっくりと瞼を開くと、豊かな乳房が視界に飛び込んできた。だが、最初にそれが自分のものだと認識するのに、しばし時間を要した。
なぜなら、その肉丘には麻縄が何重にも巻きつき、根元から絞り出されるように緊縛され、砲弾のよう姿をしており、とても現実であると認識できなかった。
だが、意識が徐々に回復するにあたり、自分が全ての衣服を剥ぎ取られた状態で後手に縛られているのに気がつくと、悲鳴をあげそうになった。

「うっ、うううっ・・・」

しかし、口に何か固い球状のモノを噛まされており、言葉を発しても呻き声にしかならない。

「あっ、くぅぅ・・・あ、あ、あぁぁ」

スラリとし美脚もM字になるように折り畳まれ、足首と太ももを一緒にグルグル巻きに麻縄で縛られ、膝が乳房の左右にくるまで縄尻を胸縄に括りつけられていた。そして、ソファ上で中心部をあられもなく曝す格好で座らされているではないか。
自分の状態を認識できるぐらいに意識が回復すると、今度は股間から背筋を走るようなゾクゾクする刺激が走るのも、嫌でも認識できるようになってきた。

(なっ、なに?、なんなの?!)

慌てて見下ろすと双乳の合間から、小さな頭がモゾモゾと動いているのが見える事に気がついた。

「おや、優希先生がやっと目が覚めたようだよ、千里」

その言葉に目を向けると、正面のソファに男たちがビール片手にニヤニヤしながら、こちらを覗いていた。だが、その事よりその言葉で優希の股間に顔を埋めていた千里が顔を上げ、その様子に愕然とした。

「あははっ、やっと起きてくれたんだ〜ぁ。まっててね、も〜っと気持ちよくしてあげるからね〜ぇ」

千里は、どこか焦点のあってないトロンとした表情しており、唾液や愛液で口のまわりをベットリ濡らしつつニッコリと微笑んでくる。
彼女も衣服を全て脱いでおり、代わりに首には肉厚の黒い首輪。更には首輪から伸びた何本のベルトが彼女の身体に巻き付き、締め上げる拘束具を身にまとっていた。

「ん!、んーッ、んんっ!」
「あははっ、何言ってるかのか〜ぁ、わかんないよ〜ぉ、優希セ〜ンセ」

千里は、必死に訴える優希を不思議そうに見上げ笑うと、再び股間に顔を埋め、舌を這わせ始める。

「うっ、ふぐっ!、ひゃ、ひゃめ、ひゃへぇぇ」

身体の感覚が異常になっていた。淫らすぎるほど肉体が疼き、まるで自分の身体でないようだった。その異常な感覚に、淫らな薬を盛られたのではと理性が訴える。
そんな優希の対して、千里は、女だからわかるツボをおさえた愛撫で敏感な箇所に舌が這わしていく。その刺激は、いままで付き合った異性からは感じたことのない悦楽を優希に与えていく。

「おやおや、随分と感じやすいんですね、優希先生よ」
「お〜かげで、イイ画が撮れてまずぜぇ」

その言葉にハッとして顔を向けると、小男がビデオカメラを片手に、こちらの痴態を録画していた。

「ひゃ、ひゃめ・・・」

必死に顔を背けようとするが、それも千里によって与えられる刺激によって、ビクッと身体が跳ね、それどころではなくなってしまう。

「すみませんけど、優希先生。僕と千里の邪魔されないように、ちょっと保険で撮らせてもらいますので、あしからず」
「どうだい千里ちゃん、憧れのお姉さまのお味は?」

下碑た笑いを浮かべる男たちの問いかけにも、千里は反応せず頬を紅潮させ、一心不乱に敬慕する姉のような存在の優希に対する口唇奉仕をふける。だが、その表情には無理やりやらされている気配はなく、倒錯した愉悦を感じさえもいるようであった。

(なんで・・・なんで・・・千里ちゃん・・・)

千里の異様な様子に優希が混乱していた。
更に自分の身体が、自分のものでないぐらい全ての感覚が敏感になっており、千里の愛撫に心と裏腹に身体が反応してしまう状況に、パニック状態になっていたのであった。
そんな優希の心情など気にするでなく、千里は自分の与える愛撫に、優希が太ももをピクつかせ、甘いすすり泣きを響かせると、ますます興奮を煽られ、いっそういやらしく舌を膣肉へ入りこませ、盲目的に優希をどんどん追い込んでいく。

「へへへっ、美少女学生と美人先生のSM課外授業ってか、刺激的な画が撮れてるぜぃ」
「裏ネットに流せばイイ値がつくってのに・・・」
「駄目です。あくまでこれは交渉材料です。勝手な事はしないでくださいよ」

不満そうにする男たちに対し水沢はキッパリ言い放つ。そして、再び冷酷そうに眼を光らせて倒錯的な愛撫を交わす2人の姿を冷たく観察する。
女性の熱く甘ったるい息遣いが徐々に大きくなり、リビングにこだまする。それと共に、2人のキメ細かな白い肌が、興奮で徐々に朱に染まっていった。

「ほら、千里。そろそろアナルも可愛がってあげなさい」
「んっ、んんー!」

ソファの上で腰を突き出すように座らされている為、肛門さえ無防備に曝け出されている。千里はそこに吸いつき、たっぷりと唾液をまぶして舌を這わして行く。そうして唾液でヌルヌルにすると、今度は可憐な菊蕾へと舌先を潜り込ませた。

「ヒッ!」

初めて感じるその感覚に優希は必死に呻き、イヤイヤをするように唯一自由な首を振りたてる。

「ふふふっ、感じてくれてるのね。ほ〜ら、前の方もグッショリだよ〜♪」
「ヒッ、ヒッ・・・ひゃ、あ、あ、あぁぁぁぁぁ」

千里は妖しく微笑むと、肛門に舌を送り込むだけでなく、密部にも指を差し入れ、ビッチリ締まったクレパスを押し広げ、グチュグチュと淫らな水音を立てつつ指を出し入れする。更には茂みの中に隠れるプックリ充血してきたクリトリスを曝け出すと、指で摘んで扱くようにいたぶり、優希の官能を追い込んでいく。
優希の眉が険しく折れ、柔肌にはうっすらと汗が濡れ光り、豊満な肢体は切なげにうねりだしていた。



「さぁ、優希お姉さま。派手にイって!、ねぇ、お願い!!」
「ふっ、ふぐぅぅ、ん−−−−−−っ!!」
「おぉ、すげぇイキようスねぇ」

妹のように思っていた千里にアヌスを舌で責められ、秘部と肉芽を指で愛撫され、優希は身体に巻きつく麻縄は弾かんばかりに息み、身体を痙攣させつつ高みへと昇り詰めていくのであった・・・



何度、千里にイカされたのだろうか・・・
女性特有のねちっこさで、優希は休みなく何度も何度もイカされ続けた。
千里がやっと愛撫を止めると、優希の息は絶え絶えで、呼吸するたびに胸元が大きく揺れ、身体は小刻みに痙攣し、震えがなかなか納まらない。
ボールギャグを噛まされた口元からは、大量の唾液が流れ落ち、胸元だけでなく、腹部まで滴るほどであった。

「今度は、これでイカせてあげるわね、優希お姉さま」

だが、そうした時間も僅かで、優希の前に、ベルト式の双頭ディルドオを装着し終えた千里が再び戻ってきた。
自らの秘部にもディオルドオを入れており、既に興奮しきった状態で優希に迫る。
優希は見尻に涙を浮かべ弱々しく首を振るが、そんな千里を止める手立てはなかった。

「ふっ・・・ふぐぅぅぅぅ」
「ふふふ、お姉さまと繋がれたわ〜♪」

ティルドオの頭がズブズブと優希のクレバスを分け入っていく。その衝撃に、優希は不自由な身体を反らせた。
千里は根元までゆっくりと埋没させると、卑猥な仕草でヒップを前後させグラインドを開始する。
ディルドオが出し入れされるたびに、優希の秘部からグジュグジュと大量の愛液が溢れ出す。

「うれしぃ、いっぱい感じてくれているのね」

優希の身体その反応に、千里は益々、息を荒くし責め立てる。

裸体をピッタリと寄せてお互いの乳房をこすり合わせ・・・

優希の首筋に舌を這わしていく・・・

優希の秘肉から愛液を掻き出さんとばかりにディルドオを出し入れし・・・

麻縄で無残に絞りだされた乳房を揉みたてる・・・

耳元に熱い吐息を吹っかけ、倒錯した愛の言葉を囁き・・・

耳たぶや首筋に甘噛みを繰り返す・・・

そうして、悩ましい淫泣をあげ、2人しては絶頂の高みへと昇っていくのであった・・・


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