第五章・アカネイアパレス

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 「騎士団紅一点の美女ミディア殿もこうなってしまえば只の女と一緒だな」
 捕らえられたミディアはパレスの地下牢に監禁されていた。
 しかも衣服を全て剥ぎ取られ、身体を覆うものは薄汚れたマント一枚だけであった。
 「おのれ・・ラング。お前が後ろで手を引いていたのだな・・」
 ミディアの前には近衛隊長のラングの姿があった。
 盗賊の討伐など外の敵を相手にする騎士団に対し近衛兵は主に城内の警備をしている。
 その近衛兵が裏切ったのではいくら難攻不落のパレスといえども落ちるのは簡単であったはずだ。
 「お前の生かしておいた理由は言わなくてもわかるだろ。充分に愉しませてもらうぜ」
 ラングは牢屋の鍵を開けると大きな身体を縮ませて中に入ってきた。
 その片手には何やら大きな袋を持っている。
 「ヘヘヘ、愉しむ前に周りの奴らにも御裾分けをしてやらんとな」
 そう言うとマントを剥ぎ取ってミディアの細い腕を後ろ手に捩じ上げて固く拘束した。
 そして後ろから抱き上げ、膝の裏に手を入れて両足をM字に大きく開いたのだった。
 「いやっ!やめてっ!!」
 ミディアの顔が羞恥で真っ赤になる。
 それもその筈、牢屋の外にはラングが連れてきた兵士がいるし、周りの牢屋に閉じ込められているアカネイアの仲間達にも丸見えなのだ。
 「どうだ?皆に見られて嬉しいだろ。騎士になる女なんかは自分を虐めることが好きなマゾ女に決まっているからな」
 ミディアの脳はラングの言葉が通じないほどに混乱していたが、それでもここにいる全ての男の視線が自分に向けられることは解っていた。
 堂々と舐めまわすように見るラングの手下。一見すまなそうに視線を外しているように見えるが時々チラッっと様子を窺うように覗き見る昔の仲間達。
 どちらの視線もミディアには耐えられないものであった。
 しかしラングの羞恥刑はまだ始まったばかりだった。
 耳、唇、うなじ、胸、乳首、脇腹、秘所、全ての性感帯を執拗に責められ、何度も恥かしい痴態を観衆の男達に晒してしまった。
 何度気をやったかわからなくなったミディアの秘唇はしとどに濡れ、冷たい石床は零れた愛液によって水溜りができていた。
 「ヘヘ、だいぶいい具合になってきたじゃねぇか。そろそろ頂かせて貰うがその前にもう一人観衆を呼んであるんだ。おいっ」
 ラングの命令で手下の男達はラングが持っていた袋の中のものを外に出した。
 「!!・・そんな・・・」
 ミディアの前に現れたのは想像を絶するものであった。
 それはミディアの婚約者アストリアの亡骸だったのである。
 ミディアが他の仲間達と同じ様に自決しなかった理由はこのアストリアの存在が全てであった。
 自ら命を絶ってアストリアと別れることはどうしても出来ず、そして捕らえられてからも絶対助けにきてくれると信じて疑わなかった。
 しかしその期待は淡くも崩れ去ってしまったのである。

 「うっ・・・痛っ!!・・」
 「おおっ、もうこの男とやっちまったと思っていたがまだ処女だったのか。こいつはついてるな」
 恋人の死を知り混乱しているミディアの秘唇にラングの肉棒が突き刺さった。
 充分に濡れていた肉裂は初めてだというのにすんなりと男根を受け入れていた。
 「恋人に女になる瞬間を見て貰えて嬉しかっただろ。今度は初めてなのに淫らに喘ぐ様を見せてやりな」
 ラングは下卑た笑いを零しながら愉しんでいるが、この時にはもう既にミディアの自我は崩壊し始めていた。
 もう羞恥心も屈辱感も何もかもわからなくなりただ肉体の快感を求める肉人形のようであった。
 「ああっ・・あああっ・・・ああぁぁ!!」
 地下牢中に響き渡る声を上げながらミディアはラングの精を注ぎ込まれていた。
 そして終わった後も次から次へとやってくる兵士達の性欲処理をさせられ続けたのであった。


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