第五章・アカネイアパレス

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 「そんな・・・ひどい目に会っていたなんて・・・」
 マルスは何と言葉を返せばいいのかわからなかった。
 助け出したときに衣服を身に着けていなかった事から何か性的な拷問を受けたのではと予測をしていたがここまで惨いものとは思っていなかった。
 しかし今のミディアはそんな過去など思わせないくらいに気丈な態度を取っていた。
 助け出されたのがそれ程に嬉しかったのだろう。
 しかし体験談を話すことでミディアの顔も少し暗くなり一筋の涙が頬を伝った。
 それを拭うことなく立ち上がるとミディアはマルスから借りたマントを脱ぎ捨てた。
 マントの下は当然素裸である。
 生まれたままの姿になったミディアは突然の事にたじろいでいるマルスに近づくとそのまま抱きついていった。
 「あっ・・なにをするんだ・・・」
 「マルス様・・お願い・・・私を抱いて・・」
 ミディアの申し出に少し困った顔をしたマルスだが、ミディアの肩を掴むとゆっくりと身体を離した。
 なおも抱きつこうとするミディアだったがマルスの力に勝てず諦めると肩を震わせて泣き始めた。
 「そんなに・・私の身体は汚いですか・・・確かに汚されましたが、マルス様に抱かれれば綺麗になれると思って、つい・・・すみません・・・」
 「いや・・ミディアは・・今でもとても綺麗だよ。ただ・・僕には・・・」
 「シーダ様でしょ。知ってます。でも・・シーダ様は海賊の手によってもう・・・」
 「言うな!!・・いや、言わないでくれ。確かに僕はシーダを失ったけど・・まだ忘れることはできないんだ・・・」
 今度はマルスのほうが泣き出していた。
 ミディア以上に大きく肩を震わせて次々と涙が溢れ出してくる。
 (マルス様・・そんなに私のことを思ってくれていたなんて・・・)
 今まで黙って聞いていたシーダであったがマルスの自分への愛を知ってシーダも瞳を潤ませていた。
 「マルス様・・・」
 ミディアは子供のように泣き続けるマルスをもう一度優しく抱きしめた。
 「マルス様・・・私ではシーダ様の代わりにはなれませんか?」
 「えっ?・・シーダ・・」
 涙でぼやけたマルスの視界にはシーダと同じ青い髪の女性が優しい微笑を浮かべていた。
 「ああっ・・シーダ・・・シーダっ!」
 「マルス様!・・抱いてっ!シーダを抱いて・・」
 先程までマルスの愛に涙していたシーダであったが状況が一変してしまった。
 マルスは目の前の青髪の女性を自分に置き換えて抱き始めたのであった。
 「ヘヘ、面白くなってきたな・・」
 シーダと同じく息を殺して様子を見ていたラングが耳元で囁く。
 「あっちは愉しんでいるようだし、こっちはこっちで愉しもうぜ」
 四つん這いで身を隠しているシーダの上に乗ったラングは慣れた手付きでスカートを捲り上げるとその下に穿いている下着を膝まで下ろしてしまった。
 (ああ・・こんなところで・・)
 快楽に慣らされてしまっているシーダの身体は下着を脱がされるだけで反応してしまう。
 既に熱くなっている秘所に宝物庫のひんやりとした空気が触れて気持ちいい。
 その熱く蕩けた蜜壷にラングの肉棒が埋め込まれる。
 (はぁ・・ああっ・・)
 シーダは下を向き、指を噛む事で零れそうになる声をなんとか堪えた。
 ラングも音を気にしてか、いつもに比べてゆっくりと腰を動かす。
 それが災いしてか、なかなか萌え上がらない身体にシーダはじれったさを感じる。
 (ああ・・マルス様・・・)
 シーダは再び顔を上げてマルスを見る。
 マルスは大きな宝箱に寄りかかり、全裸のミディアと熱い口付けを交わしていた。
 窓から差し込む光に照らされた二人の舌と舌とが絡み合う音がシーダの耳にも届いてくる。
 憧れだったマルスとのキスを他の女に奪われ、しかも自分はその姿を見ながら他の男に犬のような格好で犯されている。
 その屈辱にまたシーダの瞳は潤んでくる。
 「私だけ裸じゃ恥かしいわ・・マルス様も脱いで・・・」
 か細い口調で訴えたミディアはマルスの答えを聞く前にベルトを外してズボンを下ろしてしまった。
 (!!・・・)
 シーダとミディア、二人の美女の前にマルスのペニスが露にされた。
 愛するマルスのペニスを見たくないといったら嘘になるが、実際に目にしてしまうと見てしまったことに後悔していた。
 マルスのペニスは今までシーダの身体を蹂躙していったどの男のものよりも小さかったのだ。
 しかしシーダにとってはマルスのペニスが小さいことより、その事に落胆する自分が悔しかった。

 「マルス様は初めてなのね・・・いいわ、私にまかせて・・・」
 ミディアは優しく微笑むとマルスの前に跪き、完全に剥けきってない皮を根元まで捲ると小さな唇で咥え込んだ。
 生まれて初めてのフェラチオにマルスは何かに耐えるように力強く拳を握っている。
 「ほら、これを小僧のチンポだと思ってしゃぶりな」
 突然、シーダの前に汚らしいラングの親指が現れた。
 大男のラングの指は太く、確かにマルスのペニスと同じくらいの大きさがあった。
 「あっ・・・はぁっ・・」
 目を瞑り、眉間に皺を寄せているマルスがミディアの奉仕に耐えかねて声を漏らす。
 マルスの声から逃れるようにシーダは目の前の親指を夢中になってしゃぶり始めた。


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