第五章・アカネイアパレス

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 「これだけ大きくなれば大丈夫ね」
 マルスのペニスが勃起したことを確認するとミディアは立ち上がった。
 壁に片手をつけて背中を向けたミディアはそのまま腰を屈め、お尻を突き出した。
 そしてもう片方の手で自分の秘所を覆うと、ゆっくりと指を開く。
 「さあマルス様、私の中へ入ってきて・・」
 振り向いたミディアの頬は赤く染まっている。
 開かれた人差し指と中指の間には幾重にも重なった肉の襞が顔を覗かせていた。
 ミディアの言葉に操られるようにマルスはゆっくりと近づくと大きくなったペニスを淫らに濡れた秘唇に埋め込んだ。
 「ああ・・・」
 (あぁ・・・)
 ミディアの歓喜の声とシーダの羨望の声が重なる。
 目の前で愛する男の貞操を奪われ屈辱に涙するシーダのアナルに固いものが当てられた。
 「小僧のペニスをお前のケツの穴に入れてやるよ」
 ラングはそう囁くと、先程までシーダが舐めさせられていた親指をアナルに捻じ込んだ。
 「いっ・・」(痛いっ・・)
 突然のことにシーダは声を上げそうになるが、唇を噛んで零れそうになる声を堪える。
 秘唇には極太のペニスを、アナルには親指を入れられその二つが絶妙に蠢きシーダに最高の快楽を与えていく。
 (ああ・・ダメ・・マルス様が目の前にいるのに・・こんな男に感じてしまうなんて・・・)
 何度も濡れたシーダの瞳が悔し涙でまた潤み出す。
 「あっ・・あっ・・ああっ・・あぁ・・」
 シーダの耳にはパンパンとリズムよく腰と腰を打ち付ける音と、それに呼応するようなミディアの嬌声が聞こえてくる。
 そしてそのリズムのスピードがだんだんと早くなっていく。

 初めての性交に我を忘れて腰を動かしていたマルスに限界が近づいてきた。
 この数ヶ月間に何度も死線をくぐり抜けてきた男の力強いストロークにミディアの声も甲高いものに変わっていく。
 「はあっ・・ああっ・・もう・・もう出る・・」
 「いいわ・・あぁっ・・そのまま・・おねがい・・・」
 (ああぁっ・・・私もいっちゃうぅ・・・マルス様、一緒に・・一緒にいってぇ・・)
 (おぉぅ・・今から中へ注ぎ込んでやるぜ・・)
 「ああっ、出るっ・・あああぁ・・」
 「あああっ・・マルスぅ・・ああああぁ・・」
 (ああああぁぁ・・・い、いくぅっ・・・・)
 マルスとラングは同時に果てると、それに合わせて二人の美女も同時に絶頂に達していた。


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