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 聖桜学園の広大な敷地には高等部と中等部の校舎の他に今は使われていない旧校舎がある。
 この旧校舎はグラウンドを挟んで現在の校舎の反対側にあり、その辺りは雑草などの駆除がされていない為に誰も近づこうとしなかった。
 そしていつの頃からか生徒達の間で幽霊が出ると言う噂まで流れ更に敬遠されるようになった。
 実際に中に入ろうとした不良生徒達が窓ガラスを割ったらそのガラスの破片が飛び散って体中に刺さり大怪我をした事件があり今では誰も近づかなくなっていた。

 夏美と香織は生徒会員達に周りを囲まれるようにしてその旧校舎の前まで連れて来られていた。
 玄関の扉は南京錠によって固く閉ざされている。
 麗華は錠を外すと重い扉を開いて暗い建物の中へ入っていった。
 夏美達も後に続くように旧校舎の中に進んでいった。
 全員が中に入ると入り口の扉を閉めて内側から施錠をする。
 誰も入ってこれなくなったのを確認すると夏美と香織は後ろ手に手錠を掛けられてしまった。

 「ちょっと!これなんなのよ!」

 夏美は虚勢を張って周りに文句を言うが誰も夏美の声など聞いていなかった。
 腐っている床は歩く度にギシギシと音が鳴り夏美の不安を一層強くする。
 夏美達は旧校舎の奥の方にある理事長室の扉の前に辿り着いた。
 錆付いたドアを開けて中に入ると夏美の身体中に物凄い妖気が纏わり付いてくる。
 香織も妖気を感じられなくても部屋の中に漂っている普通ではない空気に視線を鋭くして身構えている。
 今日の期末テストは1科目しかなかった為に時間はまだ午前中である。
 それなのに外の明かりがあまり入ってきていない部屋の中は薄暗く真夏だというのにどこかひんやりとした雰囲気が滞っている。

 「!!」

 暗い部屋の真ん中には奇妙な文様の魔法陣が描かれておりその文様から青白い光が浮き出してきている。
 そしてその真ん中には夏美に背中を向けて蹲っている男子生徒の姿があった。

 「歩君!!」

 夏美と同じように後ろ手に縛られている歩に走って近づいていく。
 しかし歩を取り囲む魔法陣に足を踏み入れた途端体中に電流が走り全身が麻痺してしまった。
 生徒会員達は倒れた夏美を立たせると首筋に鋭いナイフを当て夏美の行動を封じる。

 「あなた・・・いったい何者なのよ」

 首筋のナイフを気にして上擦った声で歩の前に悠然と立っている麗華に聞いた。
 夏美の問いに答える替りに麗華は何か小さな声で呟くと両手を前に突き出す。
 すると蹲って動かなかった歩の身体が麗華の手の動きに合わせて動きはじめた。

 「!!・・・あなたも魔道士なの・・・いや、そんなはずはないわ。あなた魔族でしょう」

 夏美が喋っているうちにも歩は魔法陣の上で大の字に寝転ばされた。
 他人を思う通りに動かす事など夏美の知ってる魔法では行う事は出来ない。
 麗華はまた夏美の知らない呪文を呟くと今度は魔法陣の光が消え輝きを失った。
 魔法陣の中に入れるようになると麗華は歩のベルトを外しはじめた。

 「あら、もうこんなに大きくなっちゃてるの」

 麗華は歩のズボンのファスナーを下げるとその中から大きくそそり立っている男根を引き出した。
 まるで皮が剥けたばかりのようにピンク色をしている歩の亀頭を舐めながら麗華は自分の秘所に指を這わせて性感を高めていく。

 「ちょっと!汚い手で触らないでよ!!」

 夏美は初めて見る歩のペニスに目を奪われながらも自分の愛する者を襲っている痴女に非難の声を上げる。
 出来る事ならすぐにでも歩の側に駆け寄りたいのだが自分の首筋に当てられているナイフがそれを出来なくさせている。

 「どぉ?私のハダカ、奇麗でしょ。あんな小娘やめて私に乗り換えない?」

 大の字に寝かされている歩を跨ぐように立っている麗華は身につけている衣服をすべて脱ぐと非の打ち所の無い完璧な裸体を晒した。


 「なによ!あんた達魔族の外見なんてみんな作り物じゃない!どうせ本当の姿は触手の生えた化け物なんでしょ!」

 豊満な胸を両手で揉みしだいていた麗華は夏美を嘲るような視線を送る。

 「フーン、やっぱりあなたの魔族に対する知識はその程度なのね。まぁ、その顔のどこを見ても知性の欠片も感じられないけどねぇ」

 「うるさいわねぇ!じゃああなたの正体を見せてみなさいよ!!」

 馬鹿にされた夏美は自分が置かれている立場も忘れて麗華に食って掛かった。
 前に身を乗り出そうとする夏美の首筋にナイフの冷たい感触が走る。

 「フフフ、じゃあ魔族の事を知能の低いあなたにもわかりやすい様に教えてあげるわ」

 麗華は妖しく笑みを浮かべると自分の性感帯を愛撫しながら話しはじめた。

 「魔界も人間界も住んでる人はどちらも同じ。私のこの身体は魔界でもこのままなのよ。だけど魔族と人間では細胞を形成する組織が若干異なる為に違う世界に行くと身体に変化が現れるの。魔力が乏しい者や動物が誤って次元の穴に落ちてこっちの世界に来ると知性のないスライムなどの下等魔族になってしまう。けどある程度魔力がある者は魔界にいる時と同じ格好のままでいられるのよ」

 麗華の秘所を弄る手は愛液によって濡れて卑らしく光っている。
 夏美によく見えるように自分の秘唇を指で広げると歩の上に腰を下ろした。
 歩の亀頭と同じく奇麗なピンク色をした秘唇はそそり立っている男根を咥えこむとズブズブと根元まで呑み込んだ。

 「だめぇー!!」

 「ああぁん、いいわぁ・・・知ってた?この子まだ童貞だったのよ。だからこの子の初めての人はあなたじゃなくて私なのよ。あなたこの子が好きなんでしょ?この子とやりたいんでしょ?」

 麗華は歩の男根を咥え込んだまま腰を上下に振る。
 腰の動きに合わせて漏れる性器の擦れる音と歩の苦しそうな声が夏美の耳に冷たく響き渡る。

 「ああっ・・・きもちいいわぁ・・・あなた、この子のことを好きみたいだけどこの子の正体知ってる?それを知っても今までのように愛せるのかしら?」

 麗華と歩のセックスをとても耐えられなくて直視できないでいた夏美であったが麗華の言葉に背けていた顔を上げて麗華の方を見た。

 「ああっ・・・はあん・・・いいっ・・・」

 「はぁ・・・あっ・・・はあっ・・・」

 麗華の腰の動きは更に速くなり歩の口からも先程までの苦しそうなものとは違う声が漏れてくる。
 今までは麗華が一人で腰を動かしていただけであったがよく見ると歩の腰も麗華に合わせて少しずつ動きはじめていた。

 「ダメェ!歩君、やめてぇ!!」

 共に絶頂に達する為に腰を動かしあう麗華と歩には夏美の声は届いていなかった。
 歩が短い悲鳴を上げながら腰を突き上げると麗華は男根を咥えこんだ秘所を夏美に見せ付けるかのように身体を仰け反らせた。
 もはや夏美の視界には二人の結合部分しか映っていなかった。
 絶頂の余韻に浸っている麗華の秘唇から萎えた男根を引き抜くと子宮の中に放たれた歩の精液が溢れ出してくる。
 腿を伝い零れ落ちる白濁液を手で掬うとまだ開いたままの秘唇の中に流し込んだ。

 「凄いわ!甦ってくる。私の失われていた魔力が戻ってきたわ」

 麗華は自分の魔力が増幅した事を確認すると歓喜の声を上げた。
 夏美は突然喜びだした麗華にわけが解らず戸惑っている。
 夏美の視線に気付いた麗華は床に倒れたままの歩の膝を抱えるようにして抱き上げた。
 意識を取り戻した歩は身体を動かそうとするが麗華にがっちりと掴まれていて逃れる事はできない。

 「それじゃあこれからこの子の正体を教えてあげるわ」

 「いやっ!!やめてっ!!」

 歩は麗華の腕の中で女の子のような声を上げる。
 しかし麗華は構わず魔法を使って歩のズボンとパンツを一瞬にして消し去ってしまった。

 「いやぁ!!見ないで!!」

 「!!」

 夏美の前に晒された歩の下半身には普通ではありえない形をしていた。
 麗華の中に出して萎えてしまっている男性器の下、男性にしてはとても奇麗な白いお尻との間に女性のものと同じ様なワレメが存在していた。
 麗華は膝を抱えたままの格好で器用に歩の秘所に指を這わすと閉じられている門を開いた。
 まだ誰も触れた事のないアユミの秘所は夏美のものと同じくピンク色をしている。

 「どう?驚いた?このアユミって子は実は女の子なのよ。それもただの女の子じゃなくて魔界のプリンセスなのよ」

 麗華の衝撃の告白を聞いても夏美には意味がわからなかった。
 アユミは秘密を暴露された為か恥かしい姿を見られた為かわからないが涙を流している。

 「魔力の強い魔族はこっちに来ても魔界にいる時と同じ姿でいられるけどこっちで強いダメージを受けたり、もともとそんなに魔力を持っていない者は体型が変化するのよ。あなた達が倒した男もこっちで自分の姿を保てなくなって触手を生やした醜い姿に変化したけどこの子は初めから魔力が弱かったからこんな姿になっていたの。まぁ私はそのおかげで楽しませて貰ったし失った魔力の半分くらいは取り戻せたから良かったんだけどね」

 麗華はもう用無しになったアユミを投げ捨てると夏美の方に向かって歩いてくる。

 「あと半分の魔力をあなたから頂けば私の魔力は完全に復活するのよ。そして私を封じ込めた積年の恨みを晴らす事が出来るのよ」

 自分が愛する者が実は女性であった事、そして魔族であった事を知り何も考えられなくなっている夏美の服を掴むと麗華は一気に引き千切った。
 しかし夏美はこんな事をされてもなにも出来ないでいた。
 それほどのショックを受けていたのだ。

 「それじゃああなたの魔力を頂くわね」

 麗華は自分の秘所に手をやると呪文を唱えながらクリトリスを弄りはじめる。
 真珠のようであった淫核はみるみるうちに男性器のようになってしまった。
 麗華は夏美の片足を自分の肩に乗せて股を開かせるとまだ濡れていない秘裂に肥大したクリトリスを当てた。

 「フフフ。大丈夫よ、私はあなたの魔力が欲しいだけで命まで取ろうとはしないから。それにあのお姫様は魔界ではレズで有名だからあなたさえよければいつでも相手してもらえるわよ」


 麗華は腰を突き出し夏美の処女を奪おうとする。
 しかし麗華は物凄い力で夏美との性行為を阻止された。
 今まで黙ってみていた香織に思いっきり顔面を蹴られたのであった。
 不意の攻撃に麗香は部屋の奥まで吹っ飛んでしまった。

 「おい!大人しくしてろ」

 突然の香織の行動に生徒会員達は浮き足立ちながらも香織を取り押さえようと攻撃してくる。

 「香織さん!」

 我を失っていた夏美も香織の行動により自分を取り戻した。
 4対1でも互角に闘う香織は手助けしようとする夏美に振り向かずに言った。

 「夏美さん、ここは私が押えるからあなたはアユミさんを連れて逃げて!」

 「えっ!でも・・・」

 夏美はアユミのほうを見る。
 アユミは力を奪われたためか全く動く気配がなかった。

 「早く!私は大丈夫だから。こいつらの狙いはあなたなのよ」

 香織に叱責された夏美は気を失っているアユミを背中に抱えると部屋から逃げ出した。

 「香織さん、ごめんネ!」

 夏美は香織に礼を言ってから廊下を走り旧校舎を後にした。
 夏美が去ってからも部屋の中では香織と生徒会員との闘いは続いていた。
 人間を装っているが彼女らも魔族で香織からダメージを受ける度に体型が変化し少しずつ化け物のようになっていく。
 麗華の話が本当なら相手は相当のダメージを受けているわけで香織の心の中にも少しずつ安堵感が生まれてくる。
 しかしその気持ちを消し去ってしまうかのように気絶していた麗華が起き上がり香織の方へやってきた。
 さっきは不意打ちが成功したから一撃を食らわす事ができたが魔力を増幅させた麗華とまともに戦ってはその力の差は歴然だった。
 香織は一発も攻撃を当てる事が出来ないうちに立つ事が出来なくくらいのダメージを受けて崩れ落ちた。
 香織のポニーテールの根っこを掴んで無理矢理立ち上らせると先程の夏美と同じように衣服を引き千切り全裸にした。

 「香織、私の魔力復活の儀式を邪魔した罪は重いわよ。あなたには今までとは比べ物にならないくらいの屈辱と恥辱を与えてやるわ」


 夏美は気を失っているアユミを担いだまま図書準備室に逃げ込んでいた。
 この部屋に入れるたった一つのドアに鍵を掛け本棚を動かして外からは開けないようにしていた。
 大分時間が経ったように思えていたが実際にはまだ昼休みの時間であった。
 その証拠にまだ夏休みに入らない中等部の校舎の方から生徒達の声が聞こえてくる。

 「夏美さん・・・ありがとう・・・」

 ようやく目を覚ましたアユミが小さな声で夏美に礼を言う。
 アユミがこのまま意識を取り戻す事はないのではないかと危惧していた夏美にとってこれはとても嬉しい事であったが素直に喜ぶ事は出来なかった。
 顔を背けようとしても自然とアユミの股間に目がいってしまう。
 アユミも夏美も裸のままでいるわけにもいかず逃げてくる途中に運動部の部室によって誰の物かわからない体操服をかっぱらってきていた。
 図書準備室に入るなり夏美は盗んできた服とブルマを履き、気を失っているアユミにも同じように着させた。
 いつもは男子用の制服を着ているし初めから男子生徒と聞いていたから顔が奇麗でも男の子と思っていたがこうやって女性ものの服を着ているとやはりアユミは女の子であった。
ただし股間にだけは異様な膨らみがありそれが卑猥な雰囲気を醸し出していた。

 「歩君・・・いや、アユミさん・・・」

 アユミに事の真相を聞こうとするがなかなか聞き出す事が出来ない。
 そんな夏美の気持ちを察してかアユミの方から話しはじめた。

 「僕はあの麗華が言ったとおり魔族だ。本当は最初に言っておけば良かったんだけどあの時夏美さん達は魔族に酷い目に会わされてたから言い出せなかったんだ。ごめん」

 アユミは小さく頭を下げた。

 「ねぇ、あの麗華って女は何者なの。私は今まで何人かの魔族に出会った事があるけどあんなに強いのは初めてよ。それに何かそれ以外のことも知ってるみたいだし・・・」

 夏美の質問にアユミは表情を曇らせて口を噤んでしまう。
 しかし夏美の真剣な瞳に勝てず少しずつ話しはじめた。

 「魔界にも人間界と同じようにいくつもの国があり僕はその魔界のとある国の王女なんだ。まぁいつも男の子のような言葉づかいや振る舞いをしてるから誰も王女なんて呼ばないけどね。
 僕の国にはある伝説があるんだ。僕が生まれる何年も前に国に仕えていた魔道士のドルクという男が反乱を企てたんだ。ドルクとドルクから魔力を与えられた手下達の力はとても強く誰も敵わなかった。国はドルクに乗っ取られて国王は兵士達が見ている前で殺されてしまった。誰もがもう終わりだと思ってたんだけど当時の王女がドルクの魔力を奪って封印したんだ。ドルクが封印されるとドルクの魔力を借りていた手下達の魔力も弱くなり同じように封印されてしまった。だけどその封印は完全じゃなくて数年後に解けはじめてきたんだ」

 「だけどそんな強い魔道士から王女様はどうやって魔力を奪ったの?」

 夏美の質問にアユミはすこし答えにくそうに話しはじめた。

 「今は失われた魔法の中に他人から魔力を奪う魔法があるんだけどその魔法を使ったんだ。もともとドルクも他人から奪って強くなったんだ。そしてその魔法を使うには相手とセックスをしないと駄目なんだ。王女はドルクに身体を許す振りをして魔力を奪ってしまったんだ。だけどドルクを封印できた代償として王女はその子供を身篭ってしまった。重臣達はドルクの子供を降ろすように進めたけど王女は反対を振り切って子供を産み、生まれてきた双子の子供を大事に育てた。王女や周りの人達に愛されて育った双子の姉妹は素直な良い子に育ち国も安泰になるかと思われた。だけど封印が完全でなかったのか数年後に封印が解けはじめた。そこで王女は魔法が無い世界にドルクの身体を移すことにしたんだ。そして他人の世界に自分の世界の悪党を送るだけにする訳に行かず双子の子供の1人を人間界に住まわせるようにしてドルクの封印が解けないように見張らせていたんだ。
 双子のうちの魔界に残った方は僕の御先祖様で人間界にきた方の末裔が・・・夏美さんということなのさ」

 アユミの話を聞いて夏美は衝撃を受けた。
 それはアユミが実は女だったとか魔族だったとか聞いた時よりも遥かに上回っていた。
 まさか自分も魔族の血を引いているとは。

 「だけどこれは魔界の話だ。もう人間界で生まれて人間界で育った夏美さんには迷惑を掛けられないよ」

 アユミは夏美を気遣った言葉を言うが今の夏美には何も考えられなかった。
 ただこんな状況でも自分の事を思ってくれる気持ちが嬉しかった。
 もうアユミが魔族だとか女性だとか全く関係なかった。
 夏美はアユミに抱き着くと耳元で囁いた。

 「アユミ、私とHしよう。魔力が無くなってもいいよ。あんな女に奪われるくらいならアユミに貰って欲しいの。アユミはレズなんでしょ。だったら私もレズになるわ」

 夏美は頬を赤らめながら借り物の体操服を脱ぎはじめた。



高等部から中等部へ向かう廊下を歩く一団がある。
 麗華を先頭に真ん中の女性を取り囲むように生徒会員達が周りを固めている。
 真ん中の香織は肩から下を全部隠す長いマントのような物を着せられていた。

 「ちょっと!何をするつもりなのよ!!」

 鎖の繋がれている首輪を嵌められた香織は引きずられるように中等部の校舎に入る扉の中へ入っていった。
 両手はマントの中で拘束されているのか何も抵抗できない。

 「フフフ。言ったでしょ、物凄く恥かしい目に合わせてあげるって。もう学園にいられなくなるくらいの屈辱をあじあわせてあげるわ」

 振り返った麗華の笑顔はいつものように美しいままであったが香織にはまるで般若の面の様に見えていた。


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