■高嶺の泣きドコロ■
「うッ! や、やめなさいッ!」
全身に絡みつく金属触手が、高嶺の手足の自由を奪っていく。肘や膝を引き延ばされ、やがて女性らしい弾力に満ちた両の大腿に巻き付いた金属触手は、無理矢理に高嶺の両脚を引き裂いていく。
「くっ、くぅぅぅ〜ンッ!」
身を縮めて隠そうとしていた下腹部が晒しモノになり、さすがの高嶺も頬を紅く染めた。
「生殖器を晒すのは、そんなにも「感じる」ことなのか?」
手入れの行き届いた高嶺の女性器にチューブカメラの「眼」を寄せてネルヴァルは訊ねる。
「こっ、答えるコトではありません! アっ!!」
気丈にネルヴァルの質問をはねつけた高嶺の悲鳴は、両の乳房に巻き付き始めた金属触手によるものだった。
「アっ! アっ!! おっ、オッパイにぃ!」
乳房の外周部をまあるく締め上げた金属触手は、グルリグルリと隙間なく高嶺の乳房に巻き付き、その裾野から中腹、小振りな乳首が震える頭頂部へと高度をかせいでいく。
「アっ! オッパイはダメっ!!」
内側から押し上げるような、まあるい曲面を描く高嶺の乳房は、いまや大半を金属触手に覆われてしまい、まるでコイルで出来たボールのようだった。
ギュっ! ギュウ〜っ!
「ヒっ! 絞めちゃダメっ!!」
乳房全体を締め上げられ、思わず高嶺の悲鳴が上がる。同心円を描く金属触手の乳カップが乳肌を擦りながら蠢き、その半球の肉を絞り上げたのだ。
ビョクンっ! ビョクンっ!!
小さく可愛らしい小豆大だった高嶺の乳首が、裏側から押し出されて小指大に突出し、色素の薄い乳輪もドーム状にプックリと膨らむ。
(ウウっ! ……オッパイは弱いのよッ)
「授乳器官の反応が良好なようだな」
高嶺の脳波をスキャンしていたネルヴァルは、その「女体の泣きドコロ」に気がつくと、アレイダに「重点攻撃」の準備を指示する。
「やっ、やめなさいッ。卑怯者ッ!!」
無言のアレイダは、指一本ほどの長さがある金属のキャップ状電極を手にすると、高嶺に歩み寄り、両乳首をネジ込むようにして装着してしまう。ピンと勃った乳首の直径より、わずかに口径の小さい口に、高嶺の乳首が押し込まれた。
「くッ! い、痛ッ……!」
金属触手に絞り上げられ血流の滞った乳房の頂点で、金属キャップに喰いつかれた乳首が細かく震えていた。まるで金属の「芽」が乳房から突き出し、盛んに成長しようとしているような光景だった。
いまや、高嶺の両乳房で肌が露出しているのは、小さく半球のドーム状に膨らんだ乳輪部分だけである。
(たッ、耐えられるの。私!?)
次々と、自分の身体に施され「準備」に、高嶺の心は絶望に満ちていく。
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