鋼鉄の檻のような部屋の中央で、女が少年に討ち跨っていた。暗い部屋の中で数条のスポットライトだけが、剥き出しの金属の壁に反射してギラギラと眩しい。
ジュプッ、ジュプッ!
 粘膜と粘膜が擦れ合う湿った音が響き、あたりには淫水の匂いが濃密に立ちこめている。
「まったく、しぶといヤツね。あっくぅ!」
 着衣のままで顔を上気させ鼻を鳴らしている女は、豊かな身体をくねらせる。服の上から高く盛り上がった胸を自らの手で揉みしだき、しゃがみ込んだ姿勢で自ら膝を使い、まぐあった局部を激しく上下にピストンさせる。
ジュプッ、ジュプッ、ジュプッ!
 ヌラヌラと女の淫水で濡れた少年のペニスが、ズッポリと根本まで女のヴァギナに飲み込まれ、次の瞬間には雁首まで大きく引き抜かれる。その度に牝のフェロモンが匂い立つ淫水が、女のヴァギナからドロドロと掻き出されていく。
「フン、フッン、クッハァ〜」
 乱れた赤いほつれ毛を、汗で濡れた頬に貼りつけ、女が達しようとしても、少年は全くの無反応だった。見れば、まだ幼さの残る面持ちの少年は、手術台のような薄いラバー張りのベッドに、全裸で大の字に拘束されている。手足や首、胴回りや腰を厳重に皮ベルトで縛り付けられ、わずかな身じろぎも出来ない有様だ。
「はあっ! くうっ。イクッ!」
 女は白い喉を大きく仰け反らせると、天井を見上げて強烈なオルガスムスに達した。月に吠える狼のような姿勢で全身を硬直させ、ビショビショに濡れそぼった女のヴァギナは、少年のペニスをきつくきつく何度も締め上げた。やがて、その余韻を味わい尽くすと、女はゆっくりと身体を引き上げる。
ジュポン!
 大きく湿った音を立てて、ムッチリと紅く充血したヴァギナからペニスが解放される。堅さと角度を維持したままの少年のペニスは、天を指してユラユラと揺れた。女の淫水に濡れそぼり、ギラギラとスポットライトの光を反射している。
「まったく、このレディアンのセックス責めに屈しないとは。……G3のパイロット、お前は只者ではないようね」
 女・レディアンは、荒い息を整えながら少年のペニスをむんずと握り絞め、グッと力を込める。
 少年・トロワ・バートンは「やれやれ」という醒めた表情で、天井の片隅に目線を投げた。


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