魔法生物イミテーター


『魔獣博士メルト・バルガ』著 アルセリア生態研究録 
 魔法生物『イミテーター』に関する記述より抜粋

 形状:様々な人工物に擬態。
 生息地:古代の遺跡など。
 特徴:以下参照
 イミテーターは古代の魔術師が創造した粘土状の人工生物で、宝物や重要人物の警護のために城などに多数設置された。通常は何らかの形に擬態し発動条件を満たすと誰であれ(たとえ主でも)攻撃を開始するが、コマンドワードと呼ばれるキーワードを唱えるとたちどころに動きを止め擬態形態に戻る。また擬態中は仮死状態のため食事、睡眠などは一切不要である。もっとも知能はなく、コマンドワード以外の言語は理解せず、敵を撃退、あるいわ全滅するまで攻撃を続けるがその場から動くなという命令が大前提のため逃走する敵を追うという行為はしない。イミテーターの攻撃は自身の肉体を変化させるため小さなタイプのイミテーターでも20mの範囲なら触手に変えた器官で攻撃をおこなう。
 イミテーターは扉、椅子、宝箱、宝石、そして部屋と多種多様なタイプが存在している。それらを分類する際はドアイミテーター、チェアイミテーター、チェストイミテーター、ジュエルイミテーター、ルームイミテーターと形状の後にイミテーターがつけられる。
 さて、このイミテーターだが近年の魔道技術の発達により貴族や大商人などに販売が開始され金額はそれなりにするがそれでも警備兵の給金の約半年分程度ということで流通されている。このイミテーターは人道的配慮のためか遺跡などのイミテーターと違い侵入者を殺すのではなく生きたまま捕獲するようにつくらている。そのため若干の知能をもち侵入者がたとえ一流の盗賊でも逃れるのは至難の技となっている。



 盗賊ギルド・・・
 それは裏の世界を牛耳る組織である。
 盗賊ギルドはその名のとおり盗賊たちの集まりである。
 盗賊ギルドの規模は国全域に及ぶものから小さな都市程度のものと様々であるが一貫しているのは掟はなによりも絶対ということである。掟を破れは刺客が送られ抹殺される盗賊の常識である。
 盗賊たちの掟はギルドによって様々だが、構成員には上納金の義務やそのほかにも多数の誓約があるものの構成員に対しての擁護は厚いもっとも幹部に嫌われてなければだが・・・
 盗賊の仕事は盗みだけでなく売春、密輸、情報収集と販売、情報操作、暗殺これらの仕事をギルドは適材適所に割り振り管理している。もしギルドの許可無くこれらの行為を行えばそれはおきて破りとなり粛清される。
 この盗賊ギルドは国にも認知されているがけして取り潰されることは無い。それは盗賊ギルドによってある程度の軽犯罪の抑止など様々な恩恵を受けているためであり、また盗賊ギルドの優秀な構成員を密偵として雇い入れる国や盗賊ギルドが傀儡政権をおこなうギルドすら存在する。
 最後に盗賊ギルドはけして仲良しクラブではない、他ギルドとは基本不可侵であっても利益の取り合いで多くの血を流すことなどあたりまえなのである。



 月明かり無い夜。あたりは静寂に包まれ街明りは遥かかなた。その闇の中一切の迷い無く一つの小さな影が目の前に見える屋敷目指して疾駆していた。
 影の名は『音無し』セレス。盗賊ギルドに所属する女盗賊である。セレスは5歳の頃に育ての親に盗賊ギルドに売り飛ばされいままで生き残った。それだけでもエリートといえる。だがセレスは盗賊ギルドでも次期幹部候補にも数えられる実力の持ち主である。それは元来、盗賊ギルドに売られた少女の大半は『商品』として売春宿で働くことになる。売り飛ばされることのなかった少女はあまりにもみすぼらしいために働くことができないか、もしくは非凡な才能なためにより高度な技術を叩き込まれるかのどちらかである。そしてセレスは後者、それもとびっきりの後者である。そうでなければ、まるで極上のサファイアのような碧眼の大きな瞳、飴のような光沢をもつ漆黒の髪、痣の痕一つ無い透き通るような白い肌、身なりを整えれば貴族の諸子かと間違う容姿。もし娼婦としてなら一夜にして巨万の富を得られる素質をもつ15歳の少女が闇奥深くで生きているはずは無い。
 セレスの体は同年齢の少女達と比べると小さい、12といわれても信じるだろう。だが小柄な体は盗賊には決して不利になること無くむしろ有利になることの方が多いため本人は誇りさえ感じている。
「面倒臭いわね・・・・・・たかが商人の『制裁』になんであたしが・・・」
 そうぼやきながらも一切の気配を微塵に感じさせず、愚痴をこぼしていた。セレスのおもな任務は制裁・・・つまり盗賊ギルドの掟を破った同胞を闇に葬るの事である。それはあまりにも危険極まりない任務であることは間違いない。通常なら数人でチームを組み標的を暗殺するがセレスはそれを1人でこなす。セレスが葬った盗賊の中には凄腕と呼ばれる盗賊が何人にもいたがそれらを一瞬しセレスの名は盗賊ギルドでは今や死と同義といってもいいだろう。それ故にただの商人の『制裁』の任務が自分に回ってきたのは不快以外の何ものでもない。
「さっさと済ませよ」
 見取り図も受け取っており。警備の体制は盗賊ギルドの人間が請け負っているので当然筒抜け。この程度の仕事なら本来なら請け負う必要すらないがギルドに多大な影響のある三大幹部の1人、主に色町を支配しているゲミルの依頼のために断わることが出来なかったというのがセレスがこの仕事を受けた事実である。
 塀にロープをかけると軽やかな身のこなしで一気に上りそのまま塀の高さをいかし屋根に飛び移ると目的の部屋のテラスへと音も無く降り立っち、窓にかけられた鍵もあっさりと開錠した。
「のんきなものね」
 部屋の中央のキングサイズの天蓋つきのベッドにねむる肥え太ったオス豚をみながらゆっくりとダガーを構えた。
「おやすみなさい。永遠に・・・」
 豚の喉を切り裂こうと近づいた瞬間、室内から異様な気配を察知し後方に飛びのきセレスのほんの一時前までいた空間に無数の触手が襲い掛かっていた。
「天蓋から?イミテーターなんて聞いてないわよ。あとで文句をいわないと・・・」
 そういいながら鋭い目つきで天蓋へと擬態をしていたモンスターへと睨みつけた。イミテーターは無数の触手で絡み取ろうとするがセレスはそれらを軽やかにかわしながら一本、また一本と触手を切り落としていった。
「イミテーターは痛みも恐れも疲れも感じないうえに引くことは無い・・・長引けば厄介・・・なら!!」
 セレスは一撃のもとにイミテーターの核となっている本体へと跳躍し様と足に力をこめたが・・・
―グニャ
 突如、床からまるで生肉のような感覚が伝わってきた。
「な、なに!?」
 足に視線を向けると床からも無数の小さな触手が伸び足首に絡み付いていた。
「しまっ・・・」
 その一瞬の隙をついて部屋の壁、天井、床といたるところからタコの足のような触手が伸びセレスを中空へと縛り上げた。
「ルームイミテーターなんて・・・油断したわ・・・こんな」
 セレスは脱出しようとしたが、セレスの持ち味はすばやい動きであり力比べとなれば年相応の少女として力しかない彼女が到底叶うはずも無い。触手はただゆっくりとセレスの体を這いまわりながらセレスの肌を傷つけることなく、セレスの衣服や手に持っていたダガーなどを徐々に『食べ』始めた。
「げひひひ、ようこそお嬢さん。」
 醜く肥え太った豚―ルキアーノ・ブッコ―はベッドに腰をかけニヤつき粘ついた視線で舐めまわすような視線をおくった。
「凄腕の暗殺者とはいえ、そうなればただの小娘だな。」
 セレスは、絶望的な状況ではあったがそれでもその瞳にはあきらめが無かった。
「おお、怖い怖い。これは躾がいがありそうな雌猫だ」
 たぷたぷと肉を揺らせながら枕の下から水晶のついた黒い革製のベルトを取り出しセレスの首へとつけた。
「くっくっく、さてと」
 パチンと指を鳴らすと十数人の屈強な男たちが部屋へと入って来た。そのときにはすでにセレスの衣服はすべてイミテーターに食べつくされ黒い革製のベルトのみをのこし裸身を顕にし四つん這いの形で床に拘束された。
「これから何されるか判るよな?」
「けけけけ、覚悟しなお嬢ちゃん」
「たっぷり可愛がってやるぜ」
 男たちは卑しい言葉を投げかけた。
(こんな男たちに陵辱されるくらいなら・・・いっそ・・・)
 奥歯に仕込んだ毒を噛み砕こうとしたが噛み砕くことは出来ず、それどころか大きく口を開いた。
(な、なに!!体がかってに)
「おっといけねぇ。毒を抜いてないとな」
 1人の男が無造作にセレスの口に指を突っ込むと奥に仕込まれていた毒のカプセルを取り出した。
「そのクリスタルには肉体操作の魔法がかかっていてな。自殺や自分を傷つける行為、他人に危害を加える行為を出来ないようにできるんだよ」
 ルキアーノは愉しそうに自慢のおもちゃを説明した。
「さてと、そろそろいいぞお前達」
「「ひゃほー」」
 合図と共に男たちは砂糖に群がる蟻のよろしくとりかこんだ。
「さてと、こいつを使おうぜ」
「いいのか?そんな強力なの使って」
「ああ、拷問に耐えるためにかなり強い薬にも耐性があるらしいからな。並みの媚薬じゃ効かないらしい」
 そういいながらドロリとしたピンク色の粘性の強い液体でセレスの全身を濡らした。
「や・・め・・・ろ」
「次期に自分から『犯してください』っていいたくなるぜぇ!!」
 男は剛直をセレスの蜜壺に挿入すると別の男が
「俺はけつの穴を貰うぞ」
 と、今度は菊門に挿入し、
「オレのをお口であじわせてやねよ」
 口内にも別の男が深々と挿入した。さらに男たちは各々の剛直をセレスの体にこすりつけそして汚れた白で染めていった。
(こんなこと・・・熱い・・・体中が熱い・・・嫌なのに・・・気持ちよくて・・・・・頭が・・・おかしく・・・飲みたくないのに・・・とっても美味しい・・・もっと飲みたい・・・ちがう・・・奥で出さないで・・もっと出して・・・ちがう・・・もっと犯して・・・違う・・・あたまあたまがぁぁ・・・意識がこ・・こんらららん)
 セレスの心は媚薬から与えられた至高の快楽とそれに対する嫌悪感が薬の効果で混ざり合いその心は深い霧がかかっり肉体との繋がりを妨げられ体は自然と快楽を求め、男たちの剛直を口でくわえ、手で愛撫し、蜜壺から大量の蜜を漏らしながらも次々と剛直を呑みこみ、菊門ももとから男たちの欲望を満たすための器官のように受け止めていった。その行為はセレスのとってもっとも嫌悪するべきものであり心の奥底ではなおも快楽に対し反逆の牙を剥き出しにしていた。



 セレスが男たちの陵辱から開放されたのは捕らえられたから3度日が昇り、3度日が沈んだ夜のことだった。そのときまで犯されつづけたセレスは白目をむき飴のような光沢のある黒髪と透き通るような白い肌は濁った白く染め上げられていた。
 そして、気がついたセレスは豪華な部屋に幽閉されていた。
 煌びやかな部屋で装飾の多いドレスを着せられその姿はあたかも貴族の令嬢のようであった。しかし、その首には今だに黒革のベルトがつけられ囚われの身ということを示していた。セレスは逃げようとうもせずただ人形のようにじっとしているだけだった。
「朝飯だ。」
 粗暴な男が3人セレスの朝食をトレーに乗せて運んで来てもやはりセレスは眉一つ動かすことなくじっとしていた。この光景ももう慣れたものセレスが幽閉されてから早2週間がたとうとしていたのだ。
「さてと朝飯前の運動と行くか」
 そのセレスの様子に気を止めることもなく男たちはセレスを押し倒しまたセレスも一切の抵抗をしなかった。
「しかし、こう反応がないとつまらねぇな」
「いいじゃねぇかただでこんな上物味わえるんだ」
「違いねぇ、それにしてもこいつ胸でかくなったな?」
「ああ、今じゃ牛だよなぁ。乳も出るし」
 そう、セレスの肉体にも大きな変化が現れていた。セレスの小ぶりだった胸は男たちが言うように今や乳牛のように大きくなり、お尻にもそれなりに肉が尽き熟れた桃のようになっていた。
 男たちはニヤケタ笑みを浮かべながらセレスを犯すがもはやセレスは抵抗すらせずただ男たちの作業が済むのをじっとこらえた。
「それじゃーいつものように食べな」
 男たちそう言い残すととっとと部屋を出た。セレスは食事を拒否することもできず男たちの出した廃液を冷めたスープのなかに注ぎ込み、紅茶には自らの母乳を注ぎのろのろと食事を続けた。
(いつまでここに・・・助けが来る可能性はまだある・・・それに人形のように振舞えば油断も生まれる。そうなればこのドレスからも『逃げられる』)
 男たちが去ったあとセレスはようやく瞳に魂がこもり緻密な計略を練り始めていた。しかし、それもつかの間・・・
「あぐぅ・・・はうぁぁぁひぐぅぅぅぅぅ」
 男たちにどれほど陵辱されても声一つ上げなかったセレスではあったがその口から突如苦悶の声を漏らし倒れこんだ。
―ぐちゃ・・ねちょっ
 と、粘着性のある音がセレスの股間や胸の頂から響き始めた。セレスの身につけていたドレスから突如、触手が生えそしてセレスの尿道や蜜壺に菊門に太い触手が潜り込みそして全身を小さなヒダが舐めまわしていた。このドレスは実はドレスイミテーターと呼ばれるイミテーターの一種で奴隷調教などに用いられる淫具の一つだ。ドレスイミテーターは通常のイミテーターと違い『食事』を必要するがそれは人間の老廃物、垢・尿・糞便をエネルギー源とかえる。このさいこのイミテーターは食事をスムーズに行うため特殊な分泌液を放出する。その分泌液には主に興奮作用と新陳代謝を高める効果がある。そのために感度も高まりいかなる人間でも耐えることの出来ない快楽が与えられ、さらにこの分泌液には強い習慣性があるがこのことはまだセレスは知らない。
「はぐうぁがぁぎぃぃぃぃぃぃ」
 セレスは発狂しそうな快楽に最後の理性で抗い必死に歯を食いしばっていると
「さすがは希代の暗殺者。並みの女なら発狂してもおかしくないのだがな」
 ルキアーノは鼻の下の肛門からそんな言葉を発した。
「だが、そままでは話し辛いしお客様にも失礼だ」
 一定のリズムで手を叩くとイミテーターは大人しく普通のドレスに戻るとセレスは全身から大粒の汗をかきながら息も乱れ床に倒れていたがそれでもルキアーノを鋭い眼光で睨んでいた。
「そんなに睨まんでくれよ。さてとどうぞこちらです。」
 ルキアーノに案内されて入って来た男にセレスは驚きもせずに・・・
「やっぱりあんたが・・・ゲミル」
 憎しみを込め入って来た男―盗賊ギルド3大幹部の1人ゲミル―を睨みつけた。
「やはり判っていたか・・・」
 ゲミルはやせ細った長身で一見すると頼りなくみえるがその全身からは禍禍しい気配が感じられた。
「ぐっ・・・いったい何が目的・・・こんなことをしてタダで済むと・・・」
「思ってるさ。今日はお土産を持ってきたぜ。お前がないて喜ぶ取って置きのプレゼントだ」
 そういうと黒いしみのついた皮袋を取り出し中からごろりと何かが落ちそれをみたセレナは
「うわあぁぁぁぁ」
 あまりの出来事に絶叫した。
「どうだ感動の再会は?嬉しくて涙が出るだろう?」
 セレナが見たもの・・・それは師である。3大幹部の1人、アーネストの首だった。
「よくも!!よくも!!」
「くくくく、存分に悔しがりな。」
「あんたを殺してやる!!」
 セレナはゲミルに襲い掛かろうとしたが突如体が火照り体中から止めの無い疼きにより身動きできず全身を痙攣させた。
「頭に血が上ったか?まぁいい、これからたっぷりと可愛がってやる。」
「があぐぅぅ・・・誰があんたに・・・時期にギルドから追っ手が・・・」
「だから、問題無いのさ。なにせ、オレが今のギルド長、つまりオレが掟というわけさ」
「なっ!?」
「驚いたか?なにせ前ギルド長も高齢だったからな、いつ死んでもおかしくなかった。もちろんオレが殺したわけじゃないぜ?単純に老衰だ。まーそれで後継者は幹部の3人の1人ということになったわけだが、お前の師匠が最有力候補だった。だからやらせてもらったのさ」
「卑怯者!!」
「おいおい、俺たちは盗賊だぜ?卑怯外道はあたりまえさすがにあいつの弟子だけあって盗賊の美学とやらにこだわりやがる。たがそれもいつまで続くかな?そのうち自分から腰を振り出すメス奴隷にしてやるよ。ブッコ」
「わかってますよ。旦那。言いつけ通りに・・・さて、お嬢ちゃんオレからもプレゼントがあるんでなまー受け取ってくれや。おいお前達」
「へい」
 ブッコが声をかけると外で待っていた部下達が『木馬』をもってきた。だが、その木馬の腰をかけるところには男根を模した突起が二つそそり立っており、運んできた部下達はニヤニヤと笑っていた。
「それじゃー愉しんでくれ。いくぞブッコ」
「しばらくしたらまた来るぜ。それまでそいつで愉しんでな」
 そういい残すとブッコとゲミルは部屋を後にし残った部下達は・・・
「それじゃーお馬さんに乗る前に俺たちが可愛がってやるよ」
 セレスを組み伏せスカートをたくし上げ乱暴にそそり立った逸物を穴という穴に挿入し、男たちが満足するまでセレスの体内に精液を流し込みつづけた。



 きいぃ・・・きいぃ・・・きいぃ・・・
「あぎぃあぐぅぅ」
 木馬のゆれる音と木馬がゆれるたびにセレスの喘ぎ声が部屋を支配していた。セレスは何度も何度も強制的に絶頂を迎えさせられ体を痙攣させその振動が木馬を加速させ再びセレスを責めたてた。 今やセレスの精神はボロボロになっていた。食事の時以外は木馬とドレスに責められ、食事のときでも男たちに良いよう使われそしていくら自身で嫌悪し様とも体は常に発情し快楽を求め腰を動かしてしまう。そして、その精神と反比例するようにセレスの日に日にその美しさに磨きがかり子供っぽさが薄れ大人の色香がただよい始めていた。
「お嬢ちゃん。調子はどうだい?」
 ブッコは部下を2人引き連れ部屋にやってくるといつもの粘っこい笑みを浮かべていた。その言葉に衰弱したセレスが反応できるわけも無くただ虚ろな瞳を向けるだけだった。
「かなりお疲れだな。おいお前達」
「へい」
 そう命じられると男たちはセレスを木馬から下ろした、木馬はヌラリとした液体でふやけておりどれほど長い時間セレスがまたがっていたかを物語っていた。
「こいつはいけねぇな。しばらく休ませねえとなっ」
 そういうと男たちはドレスを脱がせ、部屋に湯船を運び込みそれまでついた精液などを洗い落とし、鉄製のコルセットと貞操帯で秘所と菊門を覆いそして真新しい普通の白いワンピースへと着替えさせた。
「まあ、お嬢ちゃん。ゆっくりと休んでくれや」
 この日よりセレスの生活は一変した・・・それでまで陵辱に訪れていた男たちが一切こなくなり、身の回りを側役にメイドが2人つけられた。メイドは常に傍におりトイレにも共に来た。貞操帯はセレスに外せないように鍵がつけられておりその管理はメイドに任されていたためである。入浴のさいも特殊な香油で作られた溶液で体中をメイド達が洗いその行為にセレスは身を任せるしかなかった。
 しかし、この環境もセレスの調教の一環のうちだった。セレスは毎夜、強い乾きに上水を飲むがそれでも乾きは収まるどころかより一層増し、体中は火照りそれをいさめ様にもコルセットと貞操帯が邪魔していさめることもできず一晩中悶えながらも夜を明かすしかなかった。そして、その行為は隠れてしようにも常にメイドが傍にいるためにできずにいた。幾日も幾日も快楽を求めながらも満たされない日々を送っていた。実はそれにはさらに理由があった。食すもの体に触れるもには媚薬が混ぜられていた。そのためもはやいかに屈強な精神の持ち主でも発狂寸前まで追い詰められていた。
(喉が渇く・・・・・・苦しい・・・・・・体がうずく・・・・・・もう・・・なんとかして・・・)
「ようセレス。元気にしてるかな?」
 苦しみに身を震わせるセレスの前にゲミルは素知らぬ顔でやってきた。
「ゲ・・ゲミル・・・」
「そんな状況でも悪態つけるなんて対したもんだ・・・だがもう限界だろ?オレにお願いしてみな。『なんでも言うことききますゲミル様』ってな」
「誰が・・あ・あんたに・・・」
「やれやれだな」
 そういいながら懐から白い液体の入った瓶を取り出し床にたらした。
(なに・・・この臭い・・・すごくいい臭い・・・舐めたり・・でも・・・ダメ・・・おかしくなる)
 セレスは知らず知らずに舌を伸ばし地面に広がった液体を舐めようとしたが髪を掴まれそれを制された。
「おいおい、舐めたいならちゃんと舐めさせてくださいていいな」
(こんな奴の・・言いなりに・・・なるなんて・・・でも・・・もう・・・おかしくなる・・・舐めたい・・・舐めさせ」
 もはや欲求を抑えきれずセレスは叫んでいた。
「くっくっく、いいぜ舐めな」
「はぁはぁ」
 ピチャピチャと音を立てながら犬のように舐めつづけた。
(もっと舐めたい・・・美味しい・・・なんでもいいから・・・これが味わえる・・ならなんでもいい・・・)
「もっと欲しそうだな。なら、オレのを舐めろ。『おチンチン様を卑しいメス犬セレスに舐めさせてください。ゲミル様』といえば舐めさせてやる」
「お・おチンチン様を・・卑しいメス犬セレスに舐めさせてください。ゲミル様」
 もはや、セレスに抗う心は折れ快楽の沼へと落ちていった。

 一ヵ月後

「ああ、イクイク・・・メス奴隷セレスイカさせていただきます!!」
嬌声を上げながらセレスは男の上にまたがり絶頂を迎えた。

 セレスは今はゲミルの管理する色町の一角に設けられた安娼婦小屋で昼夜問わず犯され続けた。ここは、使い物にならなくなった娼婦などを格安で犯させる別名公衆便所である。セレスはそこで精液漬けにされその精神はかつての気高さは消えはて雌犬となっていた。
 胸の大きさもスイカのように大きくなり、綺麗な縦筋だった秘裂は見る影も無く歪に変形しぽっかりと穴を広げ、菊門にいたっては腕二本がすんなり入るほどの穴をぽっかり開け常に糞便をたらしつづけた。
 そして、客がいないときは、ほかの娼婦たちで互いの穴という穴を犯しあい地面に垂れた糞便交じりの精液を奪い合っていた。暗殺の天才といわれた少女はいまやただの卑しい獣としこれからの一生を生きることになるだろう。しかし、セレスはそれを嘆くことなくむしろ喜びの中で生きられるのだからある意味この世界では幸せなのかもしれない・・・

「セレスは、淫乱変態奴隷です。精液がいただけるのなら何でもしますからどうぞ犯してください。セレスは精液が精液もっと精液をください」


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