ラムルテッド篭城戦『風』



 アルトたちがラムルテッドにきて早2週間。
 ラムルテッドには多くの種族が集まり当初の兵力よりは増えその数はおおよそ1200それでも兵力差はラルデリカ軍の約20分の1圧倒的に不利である。個々の戦闘能力ならアルト、クルツ、リーゼロッテ、フリーダの力は一個連隊に匹敵するどころかそれ以上の力はあるだろう。だが、それは単純な能力での場合だ。個々の戦いでなら勝つことはできるが大規模で広範囲の戦いである場合、逆に兵力が分散してしまい被害を拡大してしまう。
 地の利をいかして戦へは敵の攻める数を制限することができる篭城戦は有効な手段とも言える。ただしこれは増援があることを前提にしたことだが・・・
 しかし、現状のラムルテッドが不利な点は実は兵の数だけなのである。城が浮かぶ湖には水中でも自在に戦えるリザードマンの猛者が常時そなえており森林地帯にはエルフが蔦なので編んだ罠をしかけている。エルフは森で生活をしておりその矢を得意としておりその腕前は百発百中であり森の中では敵に回した場合難敵といっていい。さらに城壁はドワーフの職人がその巧みな技工で概観を損なうことなく改良を加え濠を掘りそこには先端が尖った鉄の杭が埋められフリーダが設計した連射可能なアーバレストを設置した。このアーバレストとは戦場で使われる大型の強力なクロスボーで弦を張るための装置がなしでは並みの人間では引くことが困難で非常に重く相当な筋力がなければ運ぶだけで息切れしてしまう。一度発射すると次の矢を設置に時間のかかるが人が携帯できる飛び道具のなかで最強の武器と言ってもいい。そのボーガンをフリーダは城壁に固定しボーガンが先端部分が筒状になっておりそれが回転することによって連射しさらに自動装填もされる優れものである。フリーダの最大の才能
は魔法ではなく何かを開発するという発想力とそれを実現に結びつけることのできる知力なのである。エルフ達は筋力が弱いので狩猟用のボーガンを使っているがそれもフリーダが改良を加えボーガンに直接装着する自動装填式の縦長の矢筒を開発することでエルフ達の戦闘能力を向上させた。
 加えてゼクロ率いるゼクロ軍はなによりも情報収集を優先する傾向がある。軽視されがちな情報収集だが戦争の勝敗は情報収集がにぎっているといっても過言ではない。たいするラルデリカ軍は圧倒的武力により蹂躙する戦法のために情報収集をさほどおこなわない・・・はたしてそれがどのような結果になることやら・・・
 徐々に戦場の『風』がまもなく吹こうとしていた・・・

 ★ ★ ★

 ラムルテッド城内特別会議室――
 会議室には、フリーダ、アルト、リーゼ、クルツ、ベネルの5人に加えリザードマン『密林の鱗』の若長バネル。ドワーフ『鋼の拳』の長バンバルス。エルフ『潤いの森』の長ティファニーが席についていた。
「それではこれより軍議を執り行いましょう」
 フリーダは悠然とした口調で話を始めた。その態度は城主として恥ずかしくない態度であった。もっとも見た目が幼い少女であるためになんともいえない違和感を感じるかもしれないが普通の人間はアルト一人だけなのでそれを気にする人間はいない。エルフやダークエルフは千年近く生きるしドワーフも300年はいきリザードマンも150年ほど生きることができる。ダンピエールとヴァンパイアの寿命などは永遠に近いといえるほどに長いので気にするものは一人もいない。
「がはははは、嬢ちゃん堅苦しい挨拶はなしにしようや」
 豪快に笑ったのはずんぐりむっくりの髭をみつあみにしたドワーフのバンバルス。バンバルスも含めドワーフは人間の成人男性の半分くらいの身長で堅物では在るが仁義に厚く、一度結んだ友情を裏切ることは無い。また、男性上位の社会でもある。これはドワーフは鉄などを加工するさい鉄が汚れるという理由から金属加工などの仕事は主に男性が行う。また、髭はドワーフの象徴でありその髭の編み方にも規則がありドワーフ同士であれば髭の結い方でどの部族の出身者でどの程度の地位かが一目でわかるもっともそれはドワーフだからわかるのであって他の種族には理解できない。が、ドワーフの社会では髭は非常に重要であることは間違いないなのでドワーフの髭にむやみに触れてはいけない。加えるとドワーフは非常に酒好きで有名であり「ドワーフと酒を飲む」という言葉がありそれはあまりにも無謀なことだという意味である。
「まったく、これだからドワーフは・・・・・・」
 ため息をついたのがエルフのティファニー。エルフはドワーフと対照的にすらりとした長身でスレンダーでありみな見目麗しい。エルフの社会は魔力の強い女性が長につくことが多くそのまわりにご意見番として年老いたエルフ達の議会で構成されておりその長さでは有名である。
 エルフとドワーフは共に頑固で融通が聞かないために度々、争いになっていた。原因は二つ一つはエルフの住む森の下に貴重で純度の高い鉱石の鉱脈があった場合。これはどちらにも死活問題につながる。そしてもう一つは芸術性の違いである。ドワーフは造形などの形在るものを好む傾向があるがエルフは詩や歌などの形無いものを好む傾向がある。互いに美術論を始めると1週間は互いの主張しあい決着はつかないといわれている。
「なんじゃ喧嘩を売っとるのか?」
「何なら格安でお売りしますわよ?」
 一瞬即発
「かっかっか、楽しいねぇ」
 それを笑い飛ばすようにリザードマンのバネルは笑い出した。リザードマンはトカゲ顔の鱗とトカゲの尻尾が生えた人間であり湖畔の上に町を作ってる。彼らは野蛮で無作法ものと思われがちだが彼らの作法は戦いなのである。戦いこそが礼儀であり自らの力と技は彼らにとっては誇りである。そのため男女の差別は無く武に優れてるものが上に立つという掟がある。リザードマンの作法では一対一で戦い闘法は自由となっている。まず戦う前にどの部族に属し自身の名前を高らかに宣言し合いそれが戦いの合図になる。儀礼での戦いのなかで死は恨まないということや戦いが決した場合は決して止めをさしてはいけないという掟もある。
 その笑い声に虚をつかれたのか2人から戦意が萎えた。フリーダはその2人に、
「初めていいか?」
 バンバルスとティファニーは少々恥ずかしそうに頷いた。
「それではアルト。ラルデリカ軍の内容の説明を」
「ああ、クロエの報告に在った旗印で判ったことから始める。まずは聖天十字近衛騎士団83人、神命騎士団521人、天鷹騎士団428人、銀十字騎士団342人、金牛騎士団585人のラルデリカの3つの近衛騎士団のうちの1つに加え7つあるうちの4つの騎士団総勢1959人。その配下にあたる神命桜花兵団3925人、天鷹菊花兵団3892人、銀十字梅花兵団2895人、金牛蓮花兵団4258人の総勢14970人。それとは別に徴兵された者が大部分を構成する鈴蘭兵団4525人。それに加えて傭兵団が『竜の瞳』215人。『昂ぶる獅子』198人。『鷲の爪』253人。あとは旗印に無かったが輸送兵団が834人。それと暗部がそれぞれの部隊にまぎれて42人ほどで総22996人と考えていい。」
「ふむ、複数の騎士団に複数の兵団に複数の傭兵部隊とは異なモノだな」
 先ほど豪快に笑っていたバネルが真剣な表情(もっともリザードマンの表情はよみ辛いのだが・・・)でそう呟いた。
「指揮系統は一応、一本化されてはいるが・・・・・・」
「それぞれ己の利益のために上の連中は動くだろうな。」
 アルトの補足を遮りクルツがそう結論を出した。
「なるほどそこをつくのですね。」
「それしかあるまいな。」
 ティファニーの意見をローゼが肯定し、それにアルトも頷いた。
「だが、一つ問題がある。」
「魔法防御結界と物理防御結界のことね。アルト。」
「そうだフリーダ。特に魔法を得意とするローゼやフリーダ、それにエルフにとっては厄介この上ない。物理防御結界も厄介ではあるが・・・」
「それの解決策ならあるわ」
 フリーダは自身満万に答えた。
「魔法防御結界はゼロ距離の攻撃に対してほとんど効果はないわ。それに間接的な攻撃にも無効ね。」
「しかし、それでは周りに影響が起きますわね」
「なら、攻撃魔法を使わなければいい。たとえば重力増加の魔法をかけておきその地点に投石したり落とし穴を掘っておくとか、弓に物体加速の魔法をかければいいだろ?てっあれなんだ?」
 意外なクルツの発言に会場はしずまり・・・
「「「「「おおぉぉ」」」」」
 クルツを除き全員がポンッと手を打った。
「そうの手があったわね・・・」
「盲点でした・・・」
「さすがわらわの恋人じゃ」
 フリーダとティファニーの視線がのろけをかましたローゼへと向かうとローゼは無い胸を張った。
「なんかあっさり対策が決まったわね。」
「ガハハハハハ。さてとあとは守備隊の配置位置だな。湖畔には我らが潜むとしよう。」
 バネルは豪快に笑い自身満万に言い放った。
「そうですね。リザードマンに水辺での戦いなら有利に進められますわね。エルフの方々には森で2個中隊を伏兵として残りの方は城壁のでの迎撃をドワーフの方々と共同でお願いいたします。そして南方正門にはグレイブニルの面々とベネルの作成したキマイラを指揮はアルトに任せます。そして、東城壁はティファニー、西城壁はバンバルスで指揮を北湖畔での指揮はバネル。総本部指揮は私フリーダが、これらの決定はゼクロ陛下の名のもとに可決されます。反対の方は代替案を提示し発言をお願いします。」
 その意見に反対する者はなくこの日の作戦会議はそのほかに単独行動や功名心にかられた行動は厳罰にすることが可決され終了した。

 ★ ★ ★

 フリーダたちが会議をしている一方。ラムルテッド城、中庭では、チェルシーはフェアリーやドワーフやエルフの少女たち数名に誘われお茶会をしていた。ちなみに会話の内容は現在、誰が一番かっこいいかだ。
「やっぱり一番はバンバルスさまよねぇ」
「ミーちゃんそれはどうかと思うよ」
 ミーと呼ばれたエルフの少女は心外だといわんばかりに
「なんで!!あのダンディーなお髭がいいんじゃない。エルフの男って体毛薄いしどうもたよりないのよね」
「でも、美形がおおいじゃない」
「あまい!!スゥ!!他の種族から見ればそうかもしれないけどエルフ同士だとそういうのはないのよ。」
「そんなものんなの?」
 今度はスゥと呼ばれたドワーフの少女は首をかしげた。ドワーフの女性はあまり見かけることは少ないというよりも気づかない。なぜなら背が低いというだけで後は普通の人間と何ら変わらないから町を歩いていても子供にしか見えないのである。
「私はクルツさまかな、普段ボーとしてるけど決めるところ決めるし」
「クルツさまか、でもあの人節操ないから・・・こないだもメイドの子に手を出したって・・・それで確かローゼさまと3Pだって」
 話は徐々に猥談になり始めた。
「そういえばチェルシーさんてアルトさまの義理の妹で今は恋人なんでしょ?アルト様とするのってどんな感じ?」
「えっあの・・・その・・・」
 突然話をふられたチェルシーは動揺してしまった。
「あっ真っ赤になってる」
「可愛いですね」
「じゃーさこれだけ答えてよね。気持ちよかった?」
 みんなの真剣な眼差しに耐え切れず。
「えっと・・・その・・・はい・・・」
 顔がまっかになり馬鹿正直に答えた。チェルシーは顔をあげることさえできなくなった。
「いいな。私も素敵な恋人が欲しい〜」
「スゥちゃん。こないだ男の人と歩いていたけどアレは違うの?」
「ビィビィ!!それは内緒って!!」
 ドワーフの少女は手の平サイズの蝶の羽をもつ少女をしかりつけた。
「スゥそれ私もしってるよ?ほかに知ってる人は?」
 お茶会に参加していた女の子達はチェルシーも含めて手を上げた。
「な、なんで?」
「だって、隠れてた場所ドワーフの視界では隠れるけど私たちからだと丸見えよ?」
「はぅ・・・」
「野外であんな大きな声出してれば誰でも気づくと思うよ」
 今度は自分の痴態を暴露されたスゥが赤くなってしまった。
 チェルシーは今まで自分が教わってきたものが少しずつ間違いではと思い始めた。エルフもドワーフも決して野蛮ではなくこちらが心を開けば開いてくれるし友達にもなれる。それはなんともいえないがただ嬉しいという気持ちと今まで何も知らずに知ろうとしなかった自分に恥ずかしさを感じていた。だがそれでも和やかな時がすぎていた。

 ★ ★ ★

 会議を終えベネルは地下にある特殊実験設備へと向かった。そこは通常の建物三階ほどが吹き抜けで広く巨人が通るような鋼鉄の扉がついていた。天井近い部分には『見張り小屋』と呼ばれる大きな窓ガラスの個室があり下での様子が全貌できる。また、部屋は厚い特殊な鉄板で傷もつくこともないうえに部屋は地下だと言うのに特に光源があるわけでもないのに日の光が当たった部屋のように明るい。
「どう、アレの様子は?」
「至って順調ですよ。いえむしろ予想以上の性能です」
 すこし興奮気味にダークエルフの白衣を纏った青年が答えた。ベネルは窓から見下ろしその成果を自身の瞳で確認するとほくそ笑んだ。ベネルの視線が捕らえていたのは地面に転がる鎧を身につけた人型の炭の塊が四つ、塊の近くには剣が落ちていた。そして、その炭の頭の部分をたぷん女性が踏みつけていた。たぶんと表したのはそれが人の女性に酷似しているからである。黒光りする鎧を身に着けてるように見えるがそれは鎧ではなく女性の皮膚であり近い質というのなら昆虫のような皮膚であろう。それが顔まで覆っておりその顔も昆虫のようである。昆虫人間それをみた人はそういうであろう。
『アバドンもとの姿に戻りなさい』
 音声を拡張する魔方陣にそう呼びかけると昆虫人間は頷きその姿を人に変えた。そこに立っていたのは一角獣近衛隊のターニャ・ゼラニウムであった。
『どう気分は?』
「はい、まさに生まれ変わったようですベネルさま。」
 ターニャは跪き頭を垂れた。
『くすくす元同胞をそこまでするなんて嬉しいわ』
 炭の塊それは捕虜になっていた兵士たちの成れの果ての姿だった。
「このような下等なゴミと同胞だったと思うと虫唾が走りますわ」
『それでいいわ。貴方もう一角獣近衛隊では無くアバドンのターニャよ』
「お褒めいただきありがとうございます」
『ご褒美をあげるからたっぷりと楽しむといいわ』
 鉄扉が横にスライドするとルビーとサファイアが後ろ手に縛られた震える少女が首に紐をかけられつれてきた。
「ターニャ。ご褒美だよ。もうお薬は撃ってあるからすぐにでもできるよ」
「でも壊さないでね。ベネルさまはお忙しいのだからもし壊したらお仕置きだよ」
「はっ、はい。ルビーさまサファイアさま」
「た、たすけて・・・おねがい・・・酷いことしないで・・・」
 拒絶する少女をターニャは引き寄せると冷たい床へと押し倒した。
「がたがたうるさいわね。体はもう疼いてるのでしょ?」
 ターニャの股間から男性の生殖器がゆっくりと鎌首をあげた。
「これで貴方を気持ち良くしてあげるのだから感謝なさい。」
「やめて・・・」
「初めてならこれくらいかしらね?私のおちんちんはね。ベネルさまが改良を加えていただき私の意志で自由に大きさや形を変える事ができるのよ」
 そういうと凶悪なまでに巨大だった男根はその姿を変え指の太さ二本分程度太さに変えただが途中途中にこぶがあった。少女は逃げようとするが恐怖で体が動かずただ震えるしかなかった。
「ほらよく見なさい。入っていくわよ」
 少女の秘裂にゆっくりとしかし薬のせいで抵抗無く挿入されていった。
「ふふふふ、いい締め付けよ。放したくないみたいね」
 涙を流す少女の耳元でターニャは囁き腰を動かし始めた。腰の動きはゆっくりだが膣内の男根のこぶは大きさや位置を変えまた太さも徐々に大きくなっていった。
「はぐぅ・・・いや・・・・・・こわい・・・なにかきちゃうよぉぉ・・・おねがいします。やめて・・・やめてください」
「くすくす。いいのよ気持ち良くなんなさい。恐れることは無いわ快感に身を任せればいいの」
 ターニャが優しく囁きその言葉に導かれるように少女の中でなにかが大きく膨らみそして一気にはじけた。
「イッちゃったのね。でもまだまだこれからよ。」
 初めての絶頂を迎え脱力仕切った少女を見つめ舌なめずりをした。
「ひぎぃぃぃあがあぁぁぁぁぁお腹の中でなにかあばれぇぇぇぇぇあぐぅぅぅぅぅう」
 少女は悲鳴をあげてのた打ち回る。少女の中でターニャが自らの男根のサイズを変えその脈動で少女の膣を刺激する。その刺激でのた打ち回るその刺激に歓喜しターニャは残酷な瞳で少女を見つめる。少女はなんども絶頂を迎える。幼い少女の精神に快楽の杭に貫かれるのにさほど時間は必要なかった。
「あぁぁあん・・・・・・はぁぁん」
 拘束を解かれ少女は騎乗位の体勢で腰を激しく動かしていた。
「いい声で無くはわね。最初はあんなに嫌がってたのに今では自分から腰を使うなんてね?」
「きもちいいです・・・もっと・・・」
 少女のさらなる快楽をねだった。

「これなんてどう?」
「はぐぅぅ破裂しちゃうぅぅでも気持ちいい」
 膣内でターニャはみずから男根を大きくすると少女の腹がぷっくりとその形になった。
「なでなさい」
「は・・・・い・・・」
 そう答えると少女は自らの腹をなでるはじめた。
「いいわぁ出るぅぅ」
「熱いのがひろがてぇぇまたいきますぅぅぅぅぅ」
 快楽に溺れるその姿はもはや人とはいえなかったそれを見下ろすベネルは実験動物の観察のように記録をつけつづけた。
「ベネルさまそれにしてもすごいですね。あれがかつては慈悲の天使と呼ばれていたなんと・・・」
「くすっ人の心を作り変えることなんて容易いわ。とくに真っ白いなにも知らない子ならね・・・・・・とりあえずクロエの『F計画』の第一段階までは完了ね。このあといろいろと仕事が増えるけどまずはクロエに連絡を・・・ラムルテッド篭城作戦に投入して実戦テストするというのも伝えてね」
「はい」
「私は休むからあの子が終わったら処理を・・・『アバドン』のターニャ。傲慢と破壊の化身。いいできだわ」
 そういい残しベネルは見張り小屋を後にした。のこされ研究員達は美獣の狂宴を観察しつづけた。


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