少女は悪夢で踊る



 この日ラルデリカに五人の悪魔が姿を現した・・・

 ラルデリカ第1商業地区東――

「今日こそ決着をつけさせてもらおうアバドン!!」
 ラリサは氷の翼を持つ機械仕掛けの鎧を身に纏いに空を舞ってい
『面白いおもちゃを使ってるのね。いいわ決着をつけてあげる。』
 アバドンは悠然と構え空を舞いその二人を月明かりが照らしす。
 黒と白、炎と氷相反する二つが空中でぶつかり合う度に大気が悲鳴をあげる。
 ラリサの身に纏う鎧『セラフィム』それは装着者の力を高め密度をますことで威力、精度を高めておりアバドンを追い詰める。
『やるじゃない。『全てを喰いつく者達よ。汝らを解放する』これはどう?』
 暴力の化身ともいえる黒い炎がまるでイナゴの大群のように押し寄せに建物を地面を大気を食い潰す。
「くっこの!!『氷よ我を守る盾となれ』」
 ギリギリのところで氷の盾は完成し上方へと跳びあがりなんとか避ける。
『やるわね、なら・・・もう一段階の上の私を見せてあげる!!』
 余裕の態度で見下し手を上にかざす。
「なんだと?」
 アバドンの黒い炎がアバドンを包み込む。そして、炎が消えた後にアバドンの姿は人が虫を模った鎧を纏いその手にはロングスピアが握られている。
 嘲笑するような笑みを受けるとアバドンは楽しそうに槍を振り回す。
『じゃーいくわよ』
 アバドンの姿が消える。次の瞬間ラリサの背後から衝撃が伝わる。
「かはっ」
 一瞬で背後に移動したアバドンはバランスを崩したラリサを容赦なく叩きつける。
『ほら、ぼーとしない』
 石突で腹部が強打され鎧が砕ける。
「ぐっ負けるか!!『大気よ凍てつき切り裂け』」
 負け時と凍気の刃で反撃を繰り出すがアバドンの反応が早く虚しく空を切り背後の建物を凍らす。
『遅いわよ』
 弄ぶようにして吹き飛ばすし一瞬で先回りすると再び吹き飛ばす。
「バカな・・・これほどの実力の差が・・・あるなど・・・」
 地面に落ちたラリサはなんとか立ち上がるがもはや反撃する余力はない。
『おやすみなさい。貧弱な羽虫は地べたがお似合いよ』
 アバドンはラリサの目の前に浮きながら槍を振りかぶると重い一撃が振り下ろされラリサを地面に叩きつける。
『くすくす。さてともう少し破壊させてもらうわね。私の象徴は破壊と傲慢ですもの』
 ラリサの意識が徐々に闇へと落ちていく。そしてどこか遠くでなにかが崩れる音が聞こえた。

 ラルデリカ高級住宅地区――

 巨大な蜘蛛が空をかけていた。
 それにたいするは葉っぱでできたような新緑の翼をもつ天使が迎え撃とうと地面から伸びた蔦が蜘蛛を絡め取る。
「やったわ!!」
 新緑の天使は歓喜の声をあげる。
「これで最後よ。『木々よ邪悪なる存在を封縛により滅せよ』」
 地面から新たに木々が伸び蔦ででき繭を締め付けるが
「えっ・・・?」
 木々の繭が一瞬で砕けると建物から細い糸が無数に伸び新緑の天使を絡め取った。
『もう動けないの?』
 繭から現れたのは、蜘蛛を模した鎧を身につけた少女―アラクネが中空に縛り上げた『ハミエル―豊饒の天使』の称号をもち植物を自在に操り武器へと変える術を得意とする少女、アマーリエを見つめていた。
「ぐっ・・・『木々よ。お願い私を助けて』」
 木々が刃に変わるとアマーリエを絡め取っている糸を切り裂こうとするが
『ムダよ』
 別の糸が木々の刃を絡め取る。
「そんな・・・私の術が効かないなんて・・・・・・・・・」
『情けないわね。所詮、その鎧も高が知れてるということかしら?それともセカンドの私の敵ではないのかしら?まーいいわすこし動けなくなってもらう、命を絶つなとのご命令だしね』
 腕をアマーリエに向けると手を握る仕草をするとアマーリエを絡め取った糸がしまり全身に骨にヒビが入る。
「はぐぅ・・・あなたは一体・・・かはっ」
 肺の中の空気を搾り出し何とか声をだす。
『背徳の『アラクネ』それではごきげんよう』
 その名がアマーリエの耳に届いたときにはアマーリエの意識が朦朧としておりきちんと聞こえたたかは定かではない。

 ラルデリカ第1商業地区北――

『ほらほら、こっち』
 バジリスクは1人の少女を翻弄していた。
「はぁはぁ・・・動きが見切れない・・・」
 翻弄されているの少女の名はキアーラ。『ガブリエル―生命の天使』の称号をもち水の術に長けている。が、その得意の術もバジリスクにかすりすらしない。
『でも、流石というところかしら?このレベルの邪眼しか通じないの誉めてあげる。でもね・・・』
 バジリスクの攻撃に派手さはない。だが、その見切りと絶妙の間合いから繰り出される打撃は重くそして鋭い。キアーラの鎧には無数の亀裂ができ所々かけている。
「なら・・・これならなら!!アローレイン!!」
 水を空へと上げまるで雨が降るかのように水の矢を降らす、キアーラの得意とする術の一つであり必殺の威力としても申し分ない。広域に効果を及ぼしこれを避けることは不可能といえたとえ防御してもタダではすまないだろう。だが・・・
『私の邪眼だけじゃないのよね。私のセカンドスキルを見せてあげる』
 バジリスクは両腕を頭上に構えると見る見ると形を変え強固な盾がついた強靭な手甲へ変わり水の矢を弾く。
「そんな・・・アローレインが弾かれるなんて」
 愕然とするキアーラの目の前でバジリスクは体は変わりトカゲを模した鎧を身につけた少女へと変わった。
『落ち込むことないわ。セカンドを出させたのだもの。誉めてあげる。それじゃーね』
 破砕槌で殴り飛ばされたような衝撃がキアーラの鎧をさらに貫けた衝撃が全身を麻痺させた。
『止めは刺さないで置いてあげる。私の名は退廃のバジリスク。また会いましょ』
 動けないキアーラを見下しながら嘲笑を浮かべその場を後にした。

 ラルデリカ第2商業地区西――

 『ウリエル―豊国の天使』の称号を持つルイーザは得意の大地の術で優勢に戦いを進めていた。というよりも相手の蝿のような女―ベルゼブブはまるでやる気がない。ただのらりくらりと避けるだけで反撃する動きはない。だが、石の破片がほんの少しベルゼブブのほほをかすめたことで一変する。
『よくも!!よくも!!私の顔に傷をつけてくれわねぇぇぇぇぇぇぇ』
 黒い風がベルゼブブを包み込むと風を切り裂き姿を現したのは蝿を模した漆黒の鎧を身につけた女が現れると勝負は一瞬だった。
「えっなに?」
 呆気にとられたルイーザは手も足も出ずに地面に叩きふせられた。その横たわった少女の頭を踏みつけるベルゼブブは癇癪を起こす。
『あーあー最悪・・・全力なんか出させないでよね。疲れるし、眠いし、めんどくさいし』
「ぐっ・・・うぅぅ・・・・・・」
 何度も何度も踏みつける。
『ちょっとなんかいいなさいよ!!ああ、いらいらする。殺しちゃいけないてことだから、殺さないけど・・・ああイライラする。イライラするのよ!!』
 イライラが収まらないベルゼブブは目に入る建物を吹き飛ばす。
『うーん、すこしすっきり。あら?気を失ったわね?ならお仕事終わり帰ろう、帰ろう』
 ルイーザが気を失ったことを確認するとベルゼブブはさっさと引き上げていった。

 そして、行政地区では

 光と闇が交差する。
 黒い死神と光の天使の戦い。
 死神の鎌が鎧を削り取り
 天使の刃が衣を切り裂く
 互角、いや若干光の天使の方が有利だろうか?
 天使の名はフローラ・リグ・フォルテ・ラルデリカ。ラルデリカの第一王女にして『ミカエル―美の天使』の称号をもつ少女。
 死神の名はクロエ
「これで止め。悪よ滅せよ。」
 光の刃がクロエに襲い掛かるが
 キーーン
 甲高い音が響く
『クロエさまに手出しはさせない。』
 攻撃を弾いたのはバジリスク。その手甲で攻撃を受け止め
「だれ!?」
 フローラはあまりの出来事に数歩下がる。
『1人だけでいい格好?ずるいな〜』
 大きな建物上にはベルゼブブ
『まったく』
 別の建物の上にはアバドン
『・・・ふっ』
 悠然とアラクネが歩いてきた。
 四人の女戦士はその姿を現すとクロエの傍にたった。
『クロエさま、我ら作戦を完了しました。』
 アバドンが跪くき報告するとクロエは頷き四人を影で包みその姿を消した。
「ま、まちなさい!!」
 その制止の声だけが虚しく響いた。が
「フローラ様!!大変です!!ラリサ様、アマーリエ様、キアーラ様、ルイーザ様が全員敗退し重傷をおい今治療を受けてられるとのことです」
「そ、そんな・・・判りました。兵たちに警備を強化するように通達を、ただ無謀な交戦は控えるように」
「かしこまりました。」
 フローラは簡単な命令を伝えると慌てて駆け出した。
 フローラが治療室にたどり着いたときは全員なんとか生きているというくらいのレベルまで傷をおい現在はカヤが集中治療を行い面会謝絶となっていた。

 だが集中治療を行われているその部屋では――

「ここまで順調に行くなんてね・・・」
 カヤは悪魔の笑みを浮かべ横たわる四人を見つめ。その場に姿を現していたターニャ、ジャクリーヌ、リタ、エヴァの四人も姿に声をかける。
「当然でしょ?私にミスはないわ」
「なに?私たちにはミスがあるとでもリタ?」
 リタとジャクリーヌの間に険悪なムードが立ち込める。
「きゃはははは、なに殺しあうの?」
「止めなさい、クロエさまの計画を狂わせるき?」
 場には殺気が漂い一瞬触発・・・がそれも本の一時。
『喧嘩は止めなさい』
 クロエが姿を現すと全員が争いを止め跪き頭を垂れた。
「はっ」
「申し訳ありません」
『それでは始めましょ。アラクネ結界は?』
 クロエが確認をとる。
「結界は完璧です。クロエさま」
 頭を下げたまま報告する。
『バジリスク、貴方の力を』
「かしこまりましたわ」
 リタは立ち上がると額の第三の瞳を開くと
「『淫夢に誘え』・・・術はかかりました。これでこちらが用意した夢の中を彷徨うことになるでしょう。それにこの記憶は潜在意識に刷り込まれます。眠りに付けば何時でも何度も繰り返されます。」
『よろしい、では後は任せたわよ。マモン』
「かしこまりましたわ。クロエさま、ご希望に添えますように・・・」
 カヤが頭を上げたときにはすでに全員の姿は消えていた。
「さてと・・・目覚めるまでに体を治してあげるわ。なにせこれからはクロエさまに仕える体ですもの」
 そういうと治療を始めるのだった。

 ★ ★ ★

 そこはまるでオペラホールだった。
 円形の舞台を中心にどの角度からでも舞台が見えるよう客席が作られ、その舞台の上には一人の少女がその中央に置かれたガラス製の円柱に入れらていた。
 少女の名は、ラリサ・デニソフ。青白く輝く髪と氷のような瞳が印象的であり、衣服は分厚い皮でできた首輪だけ後は身につけておらず、さらに陰毛も綺麗に刈り取られている。
 首輪から伸びた分厚い鋼鉄の鎖は上方へとつながり手足は自由だがそれでも体の自由は制限されている。だがその氷の瞳はガラスの外を睨みつけていた。その視線はガラスの外には人、人、人へと向けられていた。
 そんななか舞台の上にピエロが躍り出ると
「お集まりの紳士、淑女の皆様。これより、この『蛮族』の少女。見た目は愛らしいですがこれでも戦場では多くの戦士の命を奪った大罪人。故にこれより、この少女に相応しい罰がくだされます。ごらんください」
 声高らかに宣言すると歓声と拍手が響く。
(一体これはなんだ?なぜ私がこのような目に・・・私はバズグ族の女戦士・・・ちがう・・・私は一角獣近衛隊の・・・斬込隊長・・・いやそうじゃない・・・私はどうなってるんだ?意識が・・・記憶が混ざり合って・・・)
 ラリサの一角獣近衛隊の記憶と蛮族としての記憶の2つの記憶が混ざり合い意識が混濁する。
「それでは演目『魔獣「バザーザ」の贄』の開幕にございます」
 そのラリサを気にすることなくピエロは深々とお辞儀をし舞台を降りると明りが消え、舞台にのみ照明が当たる。
 ピチャーン――
 天井から落ちてきた液体が滴り落ちる。
「なっなんだアレは・・・」
 思わず見上げたラリサの瞳に映ったのはクラゲのような物が鎖をたどって降りてきた。
「あの魔獣の名前は「バザーザ」といい学名はキノウエリククラゲといいます。バザーザとはこのキノウエリククラゲが生息する地域の現地語で天より堕ちた雲という意味があり人間の水分を吸収する魔物としておそれられております。もっともこのバザーザは我らの方で改良を加えており人の命を奪うことは有りませんのでご安心ください」
 わざわざ舞台のしたからピエロが解説を読み上げる。その間もバザーザは徐々にラリサに近づいていた。
「リククラゲの亜種か・・・なら敵ではないな。ブリザードケージ」
 ラリサは氷の檻を生み出そうと手に意識を集中しようとしたが思うように集中できない。それどころか全身に力が思うようにはいらず立っているだけでも息が上がる。
「これは・・・いったい・・・はぁはぁ・・・なぜ・・・・・・」
 疑問がうまれそれから今まで味わったことのない未知の恐怖がラリサを襲う。
「バザーザはマヒ毒の成分をもつ液体を獲物に浴びせてから獲物を捕らえます。このマヒ毒は少量でもごらんのように息が乱れ意識が朦朧し立っているのも辛くなる症状があらわれます。」
 その説明で理解はできたが事体は悪化するばかりで決してラリサにとっては好転したわけではない。
 ラリサは必死に狭い円柱を走り回るがバザーザは鎖をたどっているためにそれで距離が変わる事もなく余計な体力を使うだけである。しかし、いつか捕まるとはわかっていても無駄な抵抗をやめることもできずひたすら逃げ惑う、その姿はあまりにも滑稽であり観客からも笑い声が聞える。バザーザも嬲るかのように緩慢に動きその触手がラリサに触れるか触れないかのくらいの所で止めている。
「おっとあぶない。いやー活きがいいですね〜バザーザもなかなか捕まえられません」
 おどけた口調でピエロは解説する。ラリサが走れば走るほどマヒ毒は全身に広がり足がもつれ意識は混濁するばかりそれでも肩まで伸ばした髪を振り乱しながら必死に逃げつづけた。だが人の体力が無限にあるわけもなくまた毒の効果も有り逃げ惑う少女を追いかけますのに飽きたバザーザはあっさりとその触手で少女の四肢を捕らえた。
「ぐっ・・・はなせ・・・」
 ラリサは必死に抵抗するがこの状態でか弱い少女ができることはなにもない。
 バザーザの触手は蠢きラリサの股を開くと未熟なクレパスを触手がゆっくりとなでる。
「そこはやめ・・・いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
 何度も何度もなでられラリサはいままで出したことのない声をあげる。
「やめ・・・あぁ・・・・・・やめて・・・あぐっ・・・く・・・れ」
(こんなこと・・・あたまが・・・しび・・・)
 不快と快感その相反する感情がラリサを翻弄する。やがて触手はクレパスをこじ開け処女膜をなにも感慨もなく破り膣を拡張しながら子宮口をこじ開け子宮内へと侵入する。
「こんな・・・こと・・・」
 ラリサにもそれなりの初めての願望や思いやなど有った。それはあくまで神聖な物であった、だがそれも無残に踏みにじられ、半透明の触手がヴァギナを限界まで押し広げ奥まで見える。
 観衆の視線を全身に感じながら演じたくもない痴態を演じる。触手は子宮で脈打つと内壁を刺激し脳にこびりつくような鈍い刺激がラリサを襲う。
「さーそれではショーの『始まり』です」
 始まり、そう確かにピエロは言った。つまり今までの行為は前座に過ぎず、これからが本当の地獄の始まりだった。
「あぐぅっ・・・ひっ・・・びぎぃぃぎゃぁぁぁぁぐぅぅぅぅぅいぎぃぃぃぃぃぃぃ」
 ラリサはもうまともに言葉を発することはできず喉が壊れんばかりの叫び声をあげた。
 子宮なで暴れる触手の先端から放たれた白い液体が子宮を満たしラリサの腹部が僅かに膨らんだかと思うとほんの数分で腹部はあたかも妊婦のように大きくなった。
「どうやら、バザーザの卵が孵化したようですね〜それでは始めましょう」
 触手の先端から出た白い液体は実はバザーザの卵であり一度に1万以上といわれ、その幼態は珍味とされ高値で取引される。
「・・・・・・は・・・はくぅ・・・」
 ラリサの腹部が破裂するかと思われる寸前にバザーザは触手を一気に抜くと閉じることを忘れてしまったヴァギナから止めなく幼態が流れ落ちる。そしてその瞬間、触手はラリサの全身の性感帯を刺激し何度も何度も絶頂を与えラリサの意識を白く染め上げる。

「おやおや気絶してしまいましたがショーはまだまだこれからですでは皆様この1ヶ月公演を特とご堪能ください」
 それからはひどい物だった。ラリサは一日は3分の2をバザーザに犯され、バザーザに犯されないとはいえそれ以外の時もまともな扱いを受けてはない。
 たとえば閉じ込められている牢獄と舞台を繋ぐ長い廊下を首輪をつけられ男の監守にリードを引かれ四つん這いで歩く、むろんただ四つん這いで歩くのではなく異型の張形をヴァギナに挿入されて歩くのだが長さが異様に長くその末端は地面につくほどで、でこぼこした質の悪い石畳のためにランダムな振動が伝わり監守の目の前で何度も失禁するほど絶頂を迎え、そしてそのたびにヒップには馬上鞭が振るわれ赤い筋を作る。
 だがこの程度はまだ序の口、食事はラリサが排泄に使うように置かれているバケツに注がれる。最初のころはそれに排泄することも食事をすることも拒んだが無理やり浣腸をされ強制排泄をさせられ、食事もまるでフォアグラでも作るかのように口をこじ開けられ無理やり流し込まれた。例え嘔吐し様としてもそれを何回も何十回も繰り返される。一日一度の排泄と食事を終えた後はラリサに行われるのは三角木馬に乗せられそのまま固定される。もしくは男の囚人達の相手をするのどちらか二つを選ばされる。どちらを選んでも監守から卑猥な言葉をなげかけられラリサを追い詰めその精神を削り取る。そしてボロボロの状態のまま眠ることもできずただひたすら獣のように唸り声をあげて再び舞台へと連れて行かれる時間までを過ごす。
 そんな生活が続けばどんなに強靭な精神の持ち主も3日と持つわけもなく。1ヵ月後のラリサは
「おら、ショーの時間だぞ!!」
「ひゃい・・・ごはんもおいひくタベマヒイた。だカらキョウモたくさんうましぇてくだひい」
 精神は砕けただただ出産と被虐の快楽に酔いしれるケダモノになっていた。もうこれほどになれば痴態を見られることも喜んで見せる。
 ステージの上にくれば拘束具はつけられることはなくラリサ自らバザーザに犯されに行く。
「さーでは皆様今日が最終日どうぞご堪能ください」
 ピエロの前口上を終えるよりも早くすでにラリサはバザーザに犯され何度も絶頂を迎えその意識はより闇へと落ちていき再び目を覚ましたとき・・・

「お集まりの紳士、淑女の皆様。これより、この『蛮族』の少女。見た目は愛らしいですがこれでも戦場では多くの戦士の命を奪った大罪人。故にこれより、この少女に相応しい罰がくだされます。ごらんください」
 ピエロの声が劇場に響き渡たり
(ここはどこだ?)
 ラリサが気がついた場所をまったく知らなかった。

 ラリサが居るのは夢の世界。

 逃れることのできない悪夢の世界。

 ラリサは何度も同じ夢を見る。

 闇へと落ちるたびに記憶からは失われかつての自分を取り戻す。

 ラリサは初めての体験を何度も味わう。

 だが何度も受けた経験は記憶から消えても体と心に刻まれる。

 闇に落ちていくたびにそれは深く深く刻まれていく・・・

 ★ ★ ★

 少女は安っぽい酒場の一番奥の大きい舞台の上にいた。少女は緑に輝く髪を腰まで伸ばしその顔立ちは美しくこのような場所には不似合いな気品が漂っているが衣服は胸と股間をさらしたメイド服に身を包みその豊満なバストは手を伸ばしも届かないほど大きくその体つきとは不釣合いであるが、だがその異形の胸よりもさらに異形なのは股間に生えた女にあるはずの無い器官、男根がそそり立っておりその太さは少女の太股なみに太く長さも口に届くほどでまるで第3の足である。そしてその根元に付いている睾丸は一つが赤ん坊の頭ほどあった。
 舞台の上の少女の名はアマーリエ。幼いころからずっと昇りその手順もなれ前口上をすらすらと紡ぎショーを始める。
「本日も卑しいアマーリエのショーをご存分に堪能ください」
 そういうと胸の谷間にそそり立つ逸物を挟み込むと胸の頂きに咲く乳輪に必死に手を伸ばし手の平から溢れる乳首を力の限り握り激しく腕を動かす乳壁が動きまるで真綿で包まれるような感触と熱い太い鉄の棒を挟んだ感覚がアマーリエの脳髄を刺激しあっというまに射精し自らのザーメンのシャワーを全身で受ける。
「はぁはぁ・・・」
「早いですね。ほんのちょっと弄っただけで射精するなんてなんて淫乱なんでしょう〜これはお仕置きをしなくてはいけません」
 おどけた調子で安っぽい道化師が躍り出る。
「さーアマーリエ、お仕置きを皆様にお願いするのですよ」
「はい・・・どうかはしたないアマーリエをお仕置きしてください・・・」
 アマーリエは恍惚の表情を浮かべながらも腕を休めることなく再び腕を動かしその間も射精を続ける。
「よし、俺がお仕置きをしてやるぜ。げへへへへ」
 ぼさぼさの髭を生やした髭面の男が名乗りをあげる。
「ありがとうございます。お客様。では、こちらをどうぞ」
 道化師は男に500条ほどの荒縄を束ねた鞭を差し出す。
「げへへへよーし、10叩きの刑だ。いくぞ!!数を数えな」
 男は力の限り鞭をアマーリエの胸に鞭を振るうとバチーンと大きな音が響き乳房が真っ赤になる。
「はいっうぅぅ・・・いぃぃち・・・」
 アマーリエは必死に数を数えるがそれは苦痛からではなく胸への刺激からおもわずイキそうになってしまったためである。このタイプの鞭を使うのは使う人間が素人でも対象を傷つけることなく痛そうな音を立てるために用いられ物である。
 バチン―再び鞭の音が響く
「にぃぃぃい・・・」
「おら、どんどんいくぞ」
 バチン―バチン―バチン―
「ひぐぅさぁん・・・しぃぃ・・・ごぉぉぉぉ」
 気をよくした男は激しく乱暴に鞭を振るう
「おらもっと鳴け!!」
 バチンー乳首に鞭が振るわれる
「しちぃぃぃ・・・はぁぅぅ」
 バチン―バチン―男はどんどんと勢いに乗る。
「はぁぁちぃぃぃきゅぅぅぅん・・・ハァハァ・・・」
「よ〜し次がラストだ行くぞ!!」
 男は力をため勢いをつけてアマーリエの男根の先端を容赦なく叩きつけた。
「じゅぅひぎぃぃぃぃぃぃぃ」
「のわっ」
 そのあまりの刺激に白目を向きながらザーメンと母乳を撒き散らしながら絶頂を迎えてしまい男にも飛び散った。
「ああ、お客様になんてことをこれはいけませんね。こんなはしたないおチンチンはお仕置きが必要ですね。」
「そうだ!!そうだ!!」
 観客が盛り上げる。
「お客様はこちらへ、お洋服などは綺麗にいたしますので」
 舞台の上に昇っていた男を奥へと促し終えると
「では、こんな腐れチンポと淫乱乳首チンポはベルトで縛ってしまいましょう」
「ひぎぃぃあぁぁきつくて・・・だせなくてぇぇはれつぅぅしちゃぅぅぅぅ」
 分厚い革のベルトで縛り上げるが客からは野次が飛ぶ。
「おいおいそれだけか?もっとなにかやれ!!」
 それに対して道化師は慌てることなく
「ええ、もちろなですとも。さてとこんどはこちらのステッキでこの腐れちんぽに罰を与えたいと思います」
 そういうと道化師はステッキの先端を亀頭に当てると躊躇することなく一気に押し込んだ。
「ひきぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃおしっっっっこぉぉぉぉのあなぁぁぁぁひろがってぇぇぇぇぇあぎぃぃぃぃぃいぃたいのぉににぃぃぃぃきもちよくぅぅぅぅぅなるぅぅぅぅぅ」
「ほらまだまだですよ」
 グリグリとステッキを動かしアマーリエの欲望の象徴を苛め抜く。
「さーみなさまこの変態ザーメン便所をこれよりご自由におつかいください。」
 道化師は太い鉄の柱にアマーリエの腕を後ろで縛り付ける。むろん足は閉じられないように鎖のついた足枷で高く吊り上げて股間を大きくさらさせる。
「よし、俺が一番だ。そうだなこの乳穴をつかってやるよ」
 男は自らの一物を出すと乳首を掴むと乳首の穴に指を突っこみ己の分身が入りやすいようにすると一気に突っ込んだ。
「へへへ、どうだ便所。乳首マンコはきもちいいか?」
「ああ、きもひぃぃぃもっともっとおちちいしけめへぇぇ」
「よし、俺も協力してやるよ」
 別の男が近づきもう片方の胸も同じように男根がねじ込まれさらに快楽が高まる。
「俺たちからもプレゼントだぜ」
 ほかの男たちも取り囲むと今度は顔めがけて射精しその臭いだけでもアマーリエはいってしまっていた。
 汚されること虐げられることそれら全てがアマーリエを快楽に導き絶頂をあたえ、それにより封じられた射精がさらに欲情を高め、さらなる快楽を求める。無限に続く快楽のメロディーにあわせアマーリエは快楽をもとめた。
 ショーは終わり、店は閉められ、いまは見習の少女達が床に飛び散ったザーメンを奪い合うように舐め取っていた。
「アマーリエ。ご苦労さん。ほら給料だよ。これであんたは自由の身さ、チンポもとって胸も普通のサイズに戻せる。よかったね」
 店のオーナーはニヤニヤと笑いながらアマーリエに給金を渡す。だが、そのアマーリエの内心は
(いや・・・・・・自由なんていらないもっと気持ちよくなりたい・・・)
 さらなる快楽をもとめ今でも秘裂から愛液がとどめなく溢れていた。
「あの・・・先生を呼んでください。」
「ああ、そうだろうと思って呼んであるよ。手術もすぐできるように用意してある。奥の部屋へいきな」
「はい・・・」
 アマーリエはおぼつかいない足で可能な限り速く歩き奥で待つドクターのところへと向った。
「ふふふ、それじゃー始めましょさーそこのベッドに横になってすぐに外してあげるわ」
 褐色肌に白衣を身に纏った女性は柔和な微笑を向けてくる。
「いえ・・・ドクター、私ここでもっと居たいです・・・だから・・・もっともっとエッチな体にしてください」
「あら?今以上に?手術代は高いわよ?除去なんかよりもそれに今以上の改造を施したら二度と戻れなくなるわよ?」
「いいです!!ワタシきもちよく・・・なれればおねがいしますドクター・・・もっと変態な体にしてください」
 ドクターは嬉しそうに微笑むと
「いいわ。そこまでいうのなら、どうなってもしらないわよ」
「はいっ!!」
 嬉々とした顔でベッドに横たわる。
「それじゃーゆっくり目を閉じなさい。そして目を開けたら貴方は生まれ変わってるわ」
 いわれるままにゆっくりと目を閉じアマーリエの意識はゆっくりとまどろみの中へと落ちていった。
 そして・・・
「あはははははちんぽちんぽがたくしゃんあるの。ちくび太くておちんぽなの。」
 アマーリエの姿はさらに異形へと化していた。胸はさらに一回り大きくなりバランスが悪く立つこともできないうえにその乳首も太くそして長くなっており大人の男根と比べても大きいがそれはまだ序の口股間から伸びた新たな男根が3本うち一本は革を被り、秘裂から漏れる愛液はおしっこを常に出しつづけているかのようであった。
 それを見つめるオーナーは
「あらあら、これじゃーショーはムリだね。しょうがないから新人の研修用につかってやるかね」
 そういうが、その言葉はアマーリエの耳には届いておらず、ただただ「おちんぽおちんぽ」と繰る返すだけで知性のかけらもその顔から消えうせただの淫欲に溺れる獣となっていた。

 それは痴態を演じ続ける夢・・・

 ただ快楽を貪り・・・

 醜態をさらしつづける。

 淫欲に溺れる自身を見つめる夢だった・・・
  
 アマーリエの姿は異形へと変わりつづける・・・

 ★ ★ ★

 そこはまるで雲でできたベッドのうえだった。そのふわふわとしたベッドの上2人の少女が絡み合っていた。
「はぁぁん・・・そこは・・・ぁぁだめ・・・」
 どこか大人っぽい可愛らしい少女に押さえつけられた少女はウェーブかかった金髪を振り乱しは嬌声を上げていた。
「お姉さま、まだ始まったばかりですよ」
 押さえつけている少女は乳房に舌を這いずりまわらせながらどこか嬉しそうな笑みを浮かべ片手を胸へと伸ばしもみしだきそのいただきのくりくりとこねまわせる。
「あぁうっ・・・そこだめ・・・ルイーザおねがいやめて・・・」
 その言葉と裏腹に少女に抵抗するそぶりは見えない。
「キアーラお姉さまの嘘つき、本当は気持ちいいくせに」
 ルイーザが乳首に爪を立てる。
「あっ・・・だめ・・・はぁん」
 その刺激にキアーラはイッてしまい母乳が溢れ2人の体を白く染めた。
 キワーラとルイーザはここがどこなのかどれほどここにいるのか判らない。ただ、何をするべきは理解できていた。それはただ互いに肉の喜びに身をゆだねることそれが自分達の使命だと感じずにはいられない。
 最初のころはただ互いの体を軽く触りあい唇を軽く重ねる程度だったが徐々に何処が互いに感じるのかどうすれば気持ちよくなれるのか、ただ貪欲に快楽の研鑚を行い今では2人の舌と手は互いの体に触れられたことのない部位はなくなっていた。
「お姉さまの母乳温かくてヌルヌルして気持ちいい」
 母乳をローション代わりに互いの胸を擦りあう。そして、一往復するたびにキアーラの胸からは母乳が溢れ互いの体を白く染めていった。
「お姉さま、今度は私を気持ちよくしてくださいね」
 ルイーザはキアーラに顔に跨り蜜が溢れる秘裂に手を伸ばしクリトリスを軽く指でなぞる。キアーラも必死で舌を伸ばしルイーザのクリトリスを必死に舐めまわし両手で形のいいルイーザの胸を包み込みもみしだく。
「あぁあん・・・いぃぃいです・・・お姉さま・・・とっても・・・」
「ルーイザ・・・おねがい・・・そんな・・・ひゃうっ・・・」
「はっ・・・ぁん・・・またイッたんですか?んぅぅん・・・まるで射精するみたいに母乳を撒き散らすなんて・・・あぁぁ・・・そろそろ・・・私も・・・いくぅぅぅ」
 プシューという音共にルイーザは放尿しキアーラの顔をぐっしょりと濡らした。
「お姉さま・・・」
「ルイーザ・・・」
 2人は恍惚の表情を浮かべ、ルイーザは体位を元に戻すとキアーラの顔を丁寧に舐め取るとそのまま唇を重ね舌を絡めあい互いの存在を確かめるかのようにきつく抱きしめあい長く長くキスをしつづけた。
「ルイーザ・・・その・・・そろそろ・・・」
 名残惜しそうに唇を離すと年下のルイーザに上目使いで哀願するとルイーザは微笑み
「ええ、お姉さま」
 その手には両端が男性器を模したV字型に曲がった棒が握られており太さはルイーザの指が回らないほどで長さも腕の長さとほぼ同じであった。それをなれた手つきで秘裂に押し当てるとグニョリとスムーズに呑みこんだ。
「行きますよ。」
「きて・・・ルイーザ」
 ゆっくりと秘裂へを模造の男根が挿入される。挿入を終えるとどちらともなく腰を動かし
「「はぁはぁ・・・うぅん・・・」」
 2人の呼吸は乱れるがそれでも相手を放すまいと互いの背に手を回し腰を振る。
「いいです・・・お姉さま・・・あん・・・」
「私も・・・いいわ・・・ルイーザもっと激しく・・・うぅぅん」
 何度も絶頂を迎えながらも絶頂を迎えるたびにさらに性衝動が溢れより淫靡に相手を誘いより淫猥な姿をさらす。

 2人の夢は禁忌の夢・・・

 決して結ばれることのない夢・・・

 同姓を愛する業を背負った少女は・・・

 夢の中で心を満たし・・・

 より強い欲望を胸に宿した・・・

 ★ ★ ★

 朝、フローラは治療室の前でずっと起きていた。
 すうと音もなく扉が開くとカヤが出てくる。
「カヤ!!みんなは?」
 駆け寄ると開口一番に仲間の安否を確認した。
「フローラ、落ち着いてもう大丈夫です。みんなの手当てはおわりましたわ。」
 にっこりと穏やかな笑みを浮かべる。
「よかった・・・」
 ほっと胸をなでおろしたフローラにカヤは続ける。
「ただ、傷は治せたのですがやはり2、3日は安静が必要です。」
「そう・・・でもみんなが助かって良かったですわ。」
「さーフローラも休まないとねっ?」
 カヤは心配そうな表情でフローラの顔を覗き込む。
「ええ、判った。でもカヤも・・・」
「きちんと休みはとるから大丈夫」
「そう、なら休ませて貰うわ」
 フローラはそういい残し自分の仮眠室へと戻り、カヤは治療室にもどるとほくそ笑み
「ふふふふふ、ああ、おかしい。私も一眠りすからみんなもいい夢をみててね」
 ベッドの上で苦しむ4人に語りかけるとカヤもベッドで横になった。


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