決戦!!ラルデリカ最期の日(中編)



 ラルデリカ城。そこは政治の中心地でありまたラルデリカ正教の大本殿となっている。
 その守りもラルデリカで最も強固でありその深部となればなおのこと・・・しかし、その強固なる守りがまるで紙切れのように打ち破られていった。
「クロエさま。ここは私たちにお任せを」
 アバドンは追従しながら漆黒のローブを身に纏った少女クロエにそう進言する。
「・・・そうね。いちいち相手をしていては限(きり)がないわね。アバドン、ベヒモス、リヴァイアサンの3名はここで敵を食い止めなさい。マモン、アラクネ、ベルゼブブは散開して敵を陽動をなさい。アスモデウス、ベリアル、バジリスクは私についてきなさい」
 それぞれの指示のもと、異形の姿を模った鎧を身に纏った少女は各自の役目についた。
「ふふふふ、お姉さま早く済ませたらご褒美をあげますよ」
 カブトムシの鎧を纏ったベヒモスのその言葉に
「本当ね。ベヒモスなら早く済ませましょ」
 鮫の鎧を纏ったリヴァイアサンは歓喜の声をあげる。
「2人ともあまり建物を破壊するなよ」
 それを聞いていたアバドンは一応注意を促す。
「ちょっとアバドン。かってに話しに割り込まないでよ」
「それはすまなかったな。だがいちゃつくには邪魔が多そうだが?」
 3人の前に兵士たちが集まる。
「覚悟しろ化け物どもめ。神の裁きをうけるがいい」
「・・・私とベヒモスの時間を邪魔してくれるなんてどういう了見かしら?」
「な、なに?」
 リヴァイアサンはそういうと自身の周りに水を纏うと弾丸のような速さで敵の間を駆け抜ける。
「血反吐の海に沈め」
 一瞬で兵士の3分の1の半身を肉塊にかえその言葉通りに血の海に沈める。
「ひ、ひいぃぃ」
 そのあまりの出来事に恐怖し腰を抜かした兵士たちは這々の体で逃げ惑うが
「あらあら敵前逃亡なんていけないわ」
 退路にすでに回りこんでいたベヒモスがその腕を振り下ろしその衝撃で1人の兵が押しつぶされ近くにいた兵士が吹き飛ぶ。
「黒炎よ飛べ」
 アバドンの黒い炎がベヒモスの背後に現れた新たな兵を焼き払う。
「まだまだ来るみたいね」
 3人の魔人は次々にくる兵を迎え撃った。

 一方、陽動に向った3名の方は各自散開しそれぞれに活動をしていた。
 蝿を模した鎧を身につけた少女ベルゼブブはサロンのふかふかのソファーに寝そべっていた。
「なにもするきがおきねえ〜」
「かったり〜」
 追って来た兵たちもベルゼブブの前でだらしなく横たわっていた。
「そうそう、み〜んなのんびりすればいいのよ」
「き、きさま何をした」
 その場所に新たに兵がかけつけてくると
「あら、そんなに興奮したらダメよ」
 慌てることなく兵士に向ってふぅ〜と息を吹きかけると兵士は他の兵と同様にだらりとし床に寝そべった。
「ふふふ、私の怠惰の風はやる気をうばのよ。面倒臭いからとりあえずお昼寝ね」
 そういうとベルゼブブはそのまま本当に眠り始めた。
 
 散開したあとアリの鎧を身に纏った少女マモンは宝物庫へと向っていた。
「在りましたわ」
 宝物庫の前に来ると可愛らしく小躍りすると扉に蟻酸を吐きかけ扉を溶かす。
「陽動ですものね。こうやって盗みに入れば警備が来るのですから陽動ですわ」
 そんな言い訳をしながら手早く魔方陣を描くと巨アリを呼び出す。
「さーみなさん集めるのよ」
 ギチギチとアリは顎を動かし宝石などの貴金属を奪い始めた。
「貴様そこでなにしている!?」
「あらあら、意外と早かったわね。でも、もうすこしゆっくりくれば怪我をせずに済んだのに」
 優雅に構えたは一瞬。次の瞬間には兵士は昏倒していた。
「殺すのは勘弁してあげるわ。それに返り血が宝石についたら嫌ですから」
 にこにこしながら宝石を集めつづける。

 そして、蜘蛛の鎧を身に纏った少女アラクネは
「ここを封鎖すればあとは通行可能なルートは向こうだけです」
 通路に様々な結界を施し城内を迷宮へと作り変えていた。
「他の2人は仕事をしてるのでしょうかね?」
 そう思いながらも命令に従い城内を混乱へと導いた。

 クロエ達は最上階を目指してかけていた。結界を張っているのか魔法で瞬間移動する事ができない。
「こ、ここから先には進ませません」
 まだ幼いせいぜい13、14くらうの10名ほど少女たちがクロエ達の前に立ちはだかるのはだが武器を構えるその手は震えていた。
「・・・私が参ります」
 蟷螂の鎧を身に纏った少女アスモデウスが一歩前に出るとその両腕に氷の鎌を作り出した。
「お前達・・・私は弱い者を甚振るのは好まないのでな・・・引くなら今のうちだぞ」
「の、のきません」
 リーダ格の少女は果敢に刃を振るがそれをあっさりと氷の刃で受け止める。
「では、私も戦うことにいたしますのでクロエさまとバジリスクは先に進んでください」
 蛾の鎧を身に纏った少女ベリアルも前に出ると黄色に輝く粒子を撒き散らすと何人かの少女は涙を流し咳き込む。
「な、なにをしたのです」
「ちょっとスギ花粉を吸ってもらいましたのよ」
 その隙を突いてクロエとバジリスクはその場を駆け抜ける。
「では・・・始めようか?」
「くっ」
 なんとか花粉の効果を受けなかった少女たちかまえるがその実力の差は歴然。アスモデウスはまるで剣舞を舞うかのように刃を振るうと
 パキッという音とともに少女達の武器も鎧もそしてその下に身につけている衣服すらも切り付けられ砕け散った。
「きゃぁぁぁぁぁ」
 少女達は悲鳴をあげその場にしゃがみ込んだ。
「ふふふふ、いい悲鳴で泣く。私は弱者を甚振る趣味はないが少女を辱める趣味はある」
「そういうことを堂々というのはどうでしょうね?ですけどそういう趣向も楽しいですね。では、こういうのはどうでしょう?『樹呪縛々』」
 恥ずかしそうにしゃがむ少女の手足を蔦が絡みつくと大の字でつるし上げる。少女達は必死に隠そうとする。
「ほら、がんばらないと大事なところが丸みえよ」
 蔦の力は少女達が力を込めればなんとか手で大事な部分を隠すことができるがすこしでも力を抜くとすぐに引き剥がされる。少女達はじたばたと暴れ、その様子をアスモデウスとベリアルはその様子を見て笑う。
「あらがんばるわね。なら、こういうのはどう?」
「ひゃうッ・・・」
 細い蔦が少女達の尿道を刺激する。少女達は苦悶の声をもらし全身の力が抜けていく。
「そろそろのようだな」
「ええ、そうね」
 ベリアルは再び蔦を操ると少女達を口を別の少女の秘裂に押し当て円形にする。少女達はそれに抵抗して顔をいやいやと動かすがそれが別の少女を刺激する。やがて少女達の我慢の限界をこえ漏らした小水が少女達を濡らす。
「ふふふふ、もう少し楽しませてね」
 ベリアルは楽しそうにその異形の姿とは対照的な上品な笑みを浮かべる。

「うぎぁぁぁ」
「ひぃぃぃ」
 まさにそこは阿鼻叫喚。たった2人の少女が現れ20人いた親衛隊が血の海に一瞬で沈めると重今度は鎮達も同じく血溜りに沈め残るは只1人。
「残すはミリア・リグ・フォルテ・ラルデリカ。貴方だけです」
 クロエは大鎌をミリアに向ける。
「ひ、光よ・・・つ、つどいて・・・」
 ミリアは必死に呪文を唱えようとするが声が震える。その隙をつきバジリスクが一瞬で間合いを詰めると腹部に重い一撃を叩き込み地面に押し付ける。
「ぐっ・・・こんなことをして・・・神は許しませんよ」
「あら?蛙のように地面に押しつぶされているのにずいぶん生意気ですね。クロエさま」
「バジリスク、あまり手荒に扱わないでもらえる?一応、クズでも私と血が繋がってるのだから」
 そういうとクロエはフードを脱ぐ
「フローラ?」
 ミリアは驚きを隠せないがクロエは動じることはない
「ひどいですね。私はアルティナですわよ。貴方にお礼するために今日は贈り物をもってきましたのよ」
 パチンと指を鳴らすと影が膨らみそこから裸身のフローラが現れミリアの視線はその股間をみて顔を蒼ざめた。
「ほら、姉さんおかあ様の前ですよ」
「どぴゅどぴゅさせてどぴゅどぴゅしたいのぉぉぉ」
「いやぁぁぁぁぁぁフローラァァァァァァァああぁぁぁ」
 フローラの理性はなくもはや射精のことを考える畜生へと変わり果てそのあまりにも無残な姿にただミリアは叫ぶしかなかった。
「どうです素敵な贈り物でしょ?なにせお父様がなくなってずいぶん経ちますからお母様もたまってることでしょ?お姉さま、出したいならお母様のおマンコの奥深くにでしたらださしてあげますわ。どうします?」
「だすのぉぉぉオマンコの奥にだすの」
 もはや理性の効かないフローラはミリアの元に駆け寄る。
「バジリスク、お姉さまが犯しやすいようになさい」
「かしこまりました。さー女王陛下、私の瞳をごらんください」
 バジリスクの第3の瞳が輝くとミリアの体は仰向けにねっころがるとM字に足を開く
「こ、こんなことお願いアルティナやめて・・・私がわかるったから・・・」
 必死に謝るしかしクロエが許すわけも無く
「うるさいわね。貴方はこれから私のペットとしていきるのよ」
 力任せにミリアの衣服を引き裂き捨てる。
「綺麗な肌ね。とても40代とは思えないこれもエルフやダークエルフを材料に使った若返りの薬の効果かしら?」
 ドキッとミリアの鼓動が早くなる。
「知らないと思ってるの?私の情報力もなめられた物ですわね。貴方がどんなことをしてその美貌を保ったのかよく知ってますわ。エルフの生き血を材料に作った特殊なローション。それを体に塗ることで肌はみずみずしい20代の肌、聖職者なのに色気をだすなんて・・・でも、これからの貴方は性職者になるのだから関係ないですわね。さーお姉さまおあずけはおしまいです。お母様のオマンコで存分になさい」
「うん、いっぱいだしゅの」
 解き放たれたフローラは今にも爆発しそうな男根を前戯もなくミリアの熟れた女陰へと挿入した。
「あぐぅッ!!やめなさいフローラこんなこと・・・はぅッ」
 ミリアの中に熱い物が広がる感覚が伝わる。
「もう出したのね。お母様、童貞ザーメンお味はどうです?」
 しかし、その声はミリアにはもはや届いていない。一度の射精でフローラは収まることは無く激しく腰を動かす。最初はその激しさにミリアはパニックに陥っていたが、一突きごとに女の本能が目覚めだす。
「あッあッ」
「なに?娘に犯されて感じてるの?ケダモノね。お姉さま、お母様の乳首ビンビンよ。昔を思い出して赤ちゃんみたいに吸ってあげたら?」
「えへへへ、おっぱいしゅうの」
「ッ・・・」
 乳首を力任せに噛むとミルクタンクから放たれた大量のミルクはフローラの口内を溢れだしミリアの胸とフローラの口の周りを白く染める。

 それでもフローラの性欲と射精は留まることを知らない。絶頂を迎えた回数は30を超え射精の回数はもはや数えられない。その全ての精液を流し込まれたミリアの胎は大きく膨らみまるで臨月間近の妊婦となんら変わりなかった。
「まだまだこれだけじゃ在りませんよ。お母様」
「ハァハァ・・・もう・・・ゆる・・・」
 ミリアの肉体は絶え間ない責めに限界をとうに通り越していたがそれでもクロエの責めは次のステップに進む。
「お姉さま、休憩のお時間ですわ」
「うん、やひゅむ」
 フローラが肉棒を引き抜くとドロリとした精液があふれ出る。
「バジリスク。お姉さまに薬に飲ませなさい」
「はい、クロエさま。さぁフローラお薬のお時間ですよ」
 バジリスクはミリアからほんの少し離れた所で疲れきっているフローラの口に水薬を流し込む。
「さてと、お母様。わたしからのささやかプレゼントですわ。これでお姉さまとおそろいですわね」
 クロエはガラスの筒を影から取り出した。その中には男性器が収められておりそれを筒から取り出すとミリアの股間に押し当てるとそれはミリアの血肉へとすぐに変わった。
「さぁお姉さま。処女をお母様に貰ってもらいなさい。おマンコにおチンチンをいれて腰をふるのそうすれば気持ちよくなれますわよ」
「うん、いれてきもちよくなるの」
 薬の効果で体力が回復したフローラは秘裂にミリアに生えた男根を押し当てると体重をかけ深くまで挿入すると秘裂からは鮮血が垂れた。
「こんな・・・こと」
 ミリアの体に今まで味わったことのない快感が走り意志とは関係なくフローラの膣内にザーメンを注ぎ込んだ。
「あはっ、きもちい〜ねぇ、おかあさまもっとだして」
 フローラは激しく腰を振りながらも逃すまいと女陰をきつく締め付ける。その感触に再び射精をする。
「ひぎぃ・・・フ・・ロ・・・ラ・・・やめ・・・・・・」
「もっと!!もっと!!モット!!」
「ふふふムダよ。フローラの心は完全に砕かせてもらったわ。でも、後悔することはないわよ。ミリア・リグ・フォルテ・ラルデリカ。貴方はこれから永久に快楽を貪る家畜となるのだから。これからある術をかけてあげる。この術であなたはより深い快楽地獄へと落ちるのよ。個は全、全は個、世界の理、魂を二つに別ち分かれた魂は再び一つに『魂魄剥離・転魂移送』」
 ミリアの体からは赤い球体がフローラの体から白い球体が浮き出るとその一部が欠けそれぞれの赤い破片と白い破片がいれかわり再び一つの球体に戻ると体の中に戻った。
「いった・・・なにヲッヒグゥッ?」
「ふふふ、フローラの魂の一部と貴方の魂の一部を付け替えたの。そうすることによって2人の魂は共有されるのよ。それにより互いに快感を高めあい決してそこから降りれなくなる。そして、貴方にはこれから永久に快楽地獄を味わってもらうわ。バジリスク最後の仕上げよ」
「はい、お任せを。ミリア・リグ・フォルテ・ラルデリカ、貴方の今までの功績を評価してその心が壊れないようにしてさしあげます。貴方は何度絶頂を迎えようと意識を失うことはないどころかよりいっそうを快感を感じるようになります一度射精するたびにね。」
 バジリスクの第3の瞳が輝き深い暗示がかけられる。
「では、お2人ともまた後で」
 影が2人を包んみどこかへと連れ去った。
「バジリスク、私たちの旗を掲げなさい。私たちの勝利の宣言もね」
「かしこまりました」
 こうしてラルデリカ城は一日・・・いや僅か半日で落城した。


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