第2章・猫と仔猫のオーケストラ

 薄暗い部屋に2つの音が響いていた。

 クチャ――ピチャ――

 一つは比較的、大きな水音。

「はぁん…メリッサ…アッぅん…」

 もう一つは部屋の主である。テッサの自慰にふける喘ぎ声だった。
「メリッサ…メリッサ…もう…私…おかしくなりそう…」
 テッサはアナルバルーンを握りこぶしよりも大きくしながらヴァギナには極太のバイブを咥え込みその端からは何本かのコードがテッサの膣内へと伸びている。常人ではありえない異常の自慰だがそれでれもテッサの心は満たされるどころか完全なマゾ奴隷と調教されたテッサには物足りなさすら与え、満足できる快感には程遠い。それでもテッサの体は快楽を求めて自身をさらなる狂楽に導くために責めたてずには居られない。
「メリッサ…早く帰ってきて…そして…私を…あぁぁん」
 マオは3日ほど前から所要で基地を離れている。無論、任務と部隊の運営のために必要な措置であるために体面上、テッサはそれを許可するしかなかったが、まさかそれがこんなにも自分が貪欲にマオを求めるようになるとは思ってもいなかった。
「メリッサ!!メリッサ!!」
 ひたすらマオの名を呼びながらテッサは喘ぎ声は大きくなる。
「テッサたらそんなに私にして欲しかったの?」
 快楽に狂うテッサをいつ間に部屋に入ってきたマオが見下ろしていた。
「メリッ…きゃっ」
 その嬉しさのあまり自慰を止め跳びつこうとしたがシーツが足に絡まり顔から地面に激突してしまった。
「もう、この子ったら」
 そういいながら起こすとベッドに押し倒してキスをする。
「私が留守の間も止めなかったのね」
 テッサの体を指を這わせ秘裂と菊門に指をねじ込むとその固さを確認する。
「はぁっん…メリッサが…帰ってきたら…あぁん…喜んで…あンっ…もらえると…はぁぐぅ…」
 先ほどは打って変わってマオに軽く触れられただけでもテッサは絶頂を迎え心も体もとろけていくような甘い刺激に喜びを感じていた。
「ずいぶんといい柔らかさね。それでいて指を入れるとぐいぐいと締め付けてくれる」
 ワインでも品評するかのような口調で手についた愛液を舐め取りそのままテッサとキスを交わす。
「私が留守の間もとってもエッチになったテッサには素敵なお土産があります」
 愉しそうにマオは告げるとテッサの手をとりスカートの中へと導く
「奥のほうを触ってテッサ」
「は、はい」
 テッサはいわれるままにマオの股間へと手を伸ばすとそこには熱い棒状の感触があった。
「メリッサ…あの…」
「驚いた?」
 そういいながらスカートをたくし上げるとスカートに隠れていたそれは姿を現しテッサの目に入ってきたのは男性の精器そのものだった。そしてなにより驚かせたのはその大きさで長さはマオの膝までサオの部分は伸びておりカリの部分はソフトボールほどはあった
「すごいでしょ?最新のバイオテクノロジーでできてるいてね感触は私に伝わるしきちんと射精もできるのよ」

 ごくっ―

 テッサはそれが自分の体の中にはいることに思わず唾を飲み込む
「期待した?でもね、まだ勃起してないのよこれ…勃起したらきっとテッサの前の穴も後ろの穴も壊れてガバガバになっちゃうわね」
 その言葉を聞いただけでマゾ奴隷として調教されたテッサは軽くイってしまった。
「それでもいいなら。その可愛くてエッチな口で勃起させて、でも使っていいのは口だけよ」
 マオがそういいベッドの淵に腰掛けると、テッサはマオの前で四つん這いになると唇でサオを甘噛みしながら舌を這わせて男根を唾液で濡らしていく。
「すごい…はぁん…テッサ…まるで盛りのついた犬ね。いえ、犬以下ね。いくら犬だってなにもしてないのにおまんこ濡らして愛液で水溜りなんかつくらないもの。ねぇテッサ、私のおちんちんを舐めてるだけで感じてるの?」
「ふぁい…メリッサのおちんちんの臭いを一嗅ぎするだけでイク……イク…」
「本当にイッたのね。本当に可愛いんだから」
 テッサの頭を優しくなでる。
「じゃーこういう事したらどうなるのかしら?」
 そういって撫でる手を止めテッサの頭を両手で抑えると亀頭の先端をテッサの口に押し当てると

 ドビュッ――

 激しい射精音とともにテッサの全身がまるで牛乳をかぶったのように白く染まる。
「こんは…のうひょうな…おかひく…はうっ…」
 マオの濃厚な精液の感触と臭いがテッサの神経をショートさせる。
「擬似精液は気に入ってもらえたみたいね。次は体に直接味合わせてあげる」
 体位を巧みに操りマオは正常位の体位に移行すると濡れそぼったテッサのメス穴に亀頭を押し当てグリグリと擦り始める。
「メリッサ…ひょんな…ひらしゃないで…ひゃくあ…はひゃふ…」
「テッサ、呂律が回ってないわよ。そんなに狂ってるのなら今日はやめようかしら」
 意地悪な笑みを浮かべながらテッサを見下ろす。
「いやぁぁぁぁ…やめないで…もう…はやく…これは命令です…そのおチンチンで私のオマンコをむちゃくちゃにしなさい…早く!!早く!!」
 テッサの思考の歯車の狂いは激しさを増し理性のブレーキを破壊する。
「しょうがない子ね」
 そういいながらテッサの奥底に勃起して大きさが1.5倍になり固さもまるで鉄の塊のようなその男根を押し込んでいく。
「あぎぃぃぃぃぃあぐぅぅぅぅぅ…こわっ…はぐぅぅ…びぎゅっっっ…」
 テッサの秘裂は大きくこじ開けられるがマオの教育の賜物か出血がみられるどころか余裕で咥えこむ。
「ひぎゅっ…ひぎゅう…」
 涙と唾液をたらしながらそれでも快楽の波に揺られ浅ましい声を恥ずかしげも無くテッサはあげつづける。
「凄いわテッサ…私のぐいぐいしめつけて…がまんできないっ…」
 マオもテッサの膣圧に酔いしれながらその奥の聖域を欲望の白で染める。
「さぁ…次は…お尻よ」
「はい…」
 腰が抜け上手く立たない状況でありながらもテッサは四つん這いになりお尻を突き出しながらパクパクと物寂しそうにうごくアナルをさらす。
「それじゃーいくわよ」
「あぁぁぁあっ…」
 マオが一突きするたびに
「はぁん…」
 テッサの口からは甘い声が漏れる。

「ほら、ほら」
 興奮するマオの腰は加速する。
「あぐっ…あひぃ…しゅご…あぁぁ…はぅぅん」
 獣のようにテッサは悶え苦しみながらもその表情は快楽に酔いしれ恍惚に満ちていた。
「凄い締め付けよ。テッサ…たっぷりザーメン浣腸してあげる」
「ああぁぁぁぁ」
 腸内に広がる熱い刺激がテッサの心を彼方へと運ぶ
「ねえ…テッサ」
「ほひ」
 意識の朦朧とするテッサにマオは何かを耳打ちする。
「どう素敵でしょ?」
「うん…」
 テッサは虚ろな笑みを浮かべながらその言葉を承諾した。

 数日後――

 マオは筒状の包みを抱えてテッサの部屋にやってきていた。
「これが…ごくっ…」
 テッサは唾を思わず飲み込む
「そうよ」
 包みを広げるとそこには生々しい男根が二本と睾丸が4つが一つになったモノがその姿を現した。
「それじゃ、早速つけましょう。クリトリスにくっつければ簡単に定着するわ」
 テッサはそのグロテスクな物体を進んで取り付け始めると
「はぎぃぃぃ…な、なにぃい…この感覚…しゅご…」
「えっと…ヘルハウンドのご注文ありがとうございます。このヘルハウンドを装着するさいには爆発的な快感が全身を駆け巡りますが故障ではありません。だって」
 のたうち回るテッサに説明書を読み聞かせるがその説明がテッサに聞こえているかはいまいち不明である。だが、それも数分で収まりテッサは呼吸を整え始める。
「じゃー筆下ろしをはじめましょうね」
「ま、まって…メリッサ…まっ…はぐぅ」
 そんなテッサの意思とは関係なく勃起するテッサの新たの肉体は制御を聞かずにその存在を誇張している。
「二本か…さすがに一つの穴にはムリだから…」
 マオはテッサに馬乗りになると二つの穴の入り口に押し当てる。
「じゃーいくわね。きっと、凄いわよ。うっ…」
 テッサの二本の男根はマオの奥深くまで容易く侵入していく。
「しゅご…メリッサ…しゅごいの…あたまの…なひゃで…ばひぃっばひぃへ」
「順調ね。それじゃー動くわよ」
 マオの腰の一振り、いや微かな振動だけでテッサは何度も射精するが収まるどころかより一層にペニスの快感を味わいたくなってくる。
「もう、こんなに出して…しょうがない子ね」
 そういって動くのを止めると
「テッサ、気持ちよくなりたかったら私ももっと感じさせて」
「はい…」
 今度はテッサが腰を動か始めると異変が起こり始める。
「ひぎぃぃ…なに…今の…あっ…また」
 マオの口から快感の嗚咽が漏れ始めた。
((なに、この感じ))
 2人の心で同じ感想が生まれる。しかし、その根本はまったく別物。テッサの場合はマオを責めたてることにより一層の快感を感じその動きは自然と早くなる。一方、マオはテッサに責められるという今までにしてこなかったプレイに快感を感じ始めていた。
「メリッサ…きもちいいですか?」
「テッサ…そこは…うっ」
 乳首を舐められマオは思わず射精しテッサの腹部をドロドロにした。
「メリッサ…のも気持ちよくしてあげます」
 テッサは自分の腹部とマオの腹部とでサンドイッチにし、マオのペニスをマオの胸の谷間で固定するとマオの精液をローション代わりにするかのように腹部を擦りつけるような腰を動かし始める。
(うそ…この子…こんなに上手く…このままだと私が…もたない)
 マオは内心焦っていた。テッサの行動に少しずつ主導権をとられているような感覚。それにも増してピンポイント攻撃で自分の性感帯が刺激されていることに戸惑っていた。だが、そんなマオの戸惑いなど気にしないテッサの責めはさらに激しくなる。
「メリッサと私の乳首でキスしましょう…」
 そう言って互いの乳首を擦りつけながらマオの首筋に舌を這わせる。
「メリッサ…また、出しますよ。これでもう30回目ですね。でも私止まりません…」
 何度も射精され膨れ上がったマオの腹部の上でうっとりしながら、なお腰を動かしす。
「テッサ…もう…これ以上は…ねっ…今日はおしまいに…」
「ダメです。私が満足してません。満足するまで続けます。これは命令ですよ」
 この日を境にテッサとマオの関係は逆転する。
「メリッサ、早く出してください」
「ム…むり…少しやす…」
「じゃーペナルティーで前と後ろのメス穴にローター五個いれながら二本挿しです」
「ちょ…ローターて…それ鶏の卵くらいの…ひぎぃぃぃぃ」
「問答無用です。さーメリッサ2人で気持ちよくなりましょう」
 そう言って、テッサはマオとディープキスをかわしながら腰を激しく振った。

ミッション失敗


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