ケット・シー


 契約書
 
○契約者 御手洗 加奈 
 
 契約内容  
 
 契約者は以降乙とする。 
 以下の商品を購入することを乙は契約したものとする 
 
 ケット・シーの指輪
 
 以上の商品の支払いとして寿命1年を徴収する。 
 
 株式会社悪魔商事「パンデモニウム」
 
 
 

 けだるい朝、あたしはベッドの上で目を覚ました。
 あたしの名前は御手洗加奈(みたらいかな)今年で23さん…彼氏いない歴とイコールなのがたまにきず…てっ何を言わせるのよ!!職業は市民の安全を守る婦警さん。あたしの理想は別に高くは無いだけど、どういうわけか男の人とは縁が無い。まわりに言わせると鈍感といわれるし、今まで男の人と付き合ったことが無いというと眉をひそめて「それ性質の悪い冗談だよね?」と笑みを浮かべながら青筋たてて睨み付けられるし……まわりに言わせるとそうらしい本当のことなのに…胸は確かに大きい、いや大きすぎてブラ探すのも大変だし肩はこるし…はぁ〜Gカップなんて羨ましいとかいわれてもねぇ本人はいろいろと苦労しているだけど…身長は低いからアンバランスになるし、ウェストは細いとか言われてもお尻が大きいのが判るから困るし…その話を親友の愛ちゃんにしたら「絞め殺すわよ?」といわる始末。おまけに目が大きくて童顔だから私服でいるときは女子高生と間違われるし…たまに中学生と間違われることも…嘘です…中学生に間違われることのほうが多いです…非番の日に買い物を一人
でしてると補導されそうになることも…そのたびに免許証を提示しておかげで補導員の人たちにも覚えられる始末…こんな話をまわりにすると「それ自慢話?」て言われる…真剣に悩んでるのに…
 それはさておき今日は非番の日、昨日は夜遅くまで…そのオナニーをしてたから…シーツは汗でべっとり、う〜ん…このところ忙しかったからつい10回はやりすぎたかな…でも、いま使ってるバイブもなれちゃったのよね…お尻にあそこ用の極太バイブも軽く飲み込めるちゃうし…あそこには極太バイブ二本でも物足りないし…あたしってもしかして超淫乱なのかな?…そうは思うけどあたしの数少ない趣味…人には言えないけど…今日は、新しいバイブ買いにいこうかな。
 こないだ見つけた怪しい裏路地、あそこなにか如何わしいお店とかありそうだし…婦警としてそういう公序良俗に反するお店は取締らないいけないんだろうけどさすがに法の範囲内のものなら別にいいとは思うし…さすがにやばいお店なら…うっでもどうやって見つけたか聞かれたらどうしよう……対面とかもあるし…オナニー中毒なんてしられたら婦警なんてできないし結婚もできなく…だからよっぽどやばいお店でない限りは通報できないのよね。やばいお店なら以前みたいに匿名で通報すればいいし…
 あたしは手早くシャワーを浴び普段着に着替える。お化粧はうっすらする程度、アクセサリーはあんまりつけたりはしない。目指すはなぞの路地裏なんか探検するみたいで好奇心が疼くのよね。



 う〜ん路地裏に来たのは良いけど…お店が一軒も開いてない…というよりも30分くらい歩いてるのに誰一人合わない…すごい寂れてる。廃村とかこんな感じなのかな?
「疲れた…あっ開いてるお店がある…えっとアダルトショップ『パンデモニウム』…」
 おお、本当にあった…ちょっ、ちょっと覗いて見よう…
―ぎいぃぃ
「いらっしゃい」
「きゃっ」
 な、なに?
「あら、驚かせたみたいね?ごめんなさい」
 綺麗な人…足も長いしまるでモデルみたい…
「それで、どなたのご紹介?」
「えっ紹介?」
 もしかしてこのお店って紹介制なの?!
「もしかして自分でこのお店を見つけたの?」
「はい…あの紹介がないと…ダメなんですか?」
「そんなことはないわ。自分でこのお店を見つけた人は特別会員になれるのよ」
「と、特別会員?」
「そう、こんな場所にあるでしょだから紹介なしでこれる人は稀なのよ。それに扱ってる商品も貴重なものばかりだから会員制なのよ。その中でも特別会員は優先的に貴重なアイテムをお売りしてるの。自己紹介がまだだったわね。私はメフィストフェレス、長いからメフィストよ。」
「あの…本名ですか?」
「こういうお店でそういう質問はダ・メ・よ」
 うわぁすごい色っぽいしぐさ…あたしが同じことをやっても子供が背伸びしたようにしか見えないだろうな…
「どうする特別会員に入る?なんなら商品を見てもからでもいいわよ」
 どうしよう…危ないお店だったら……でも商品を見るくらいいいよね。
「じゃーあの…見せてください……」
「いいわ。じっくりと見て決めてね」
「は、はい」
 よく見ると凄いのばかりだ…外国で売っててて高くて買えなかったのが安くで売ってるし…なんか見たこともないのも…あっこれ私の持っているのより一回り大きいくらい…長さも丁度良いかも…これくらいなら…入りそう…えっと値段は…うわっ高い三万円か…ちょっと辛いお値段…
「それが気に入ったかしら?」
「えっとその…あの…でも値段が…」
「ああ、それは普通の会員の値段よ。特別会員の人には別の方法での支払いかたがあるのよ」
「別の方法…?」
「そう、ここにある道具を使ってオナニーをするの。その様子をビデオに撮るの。まーAV出演ね」「そ、そんな…」
「安心して、販売は会員のみ。むろん秘密厳守であなたの接触は禁止。それを破れば厳しい制裁があるほどに、ここはそういうお店なの。」
 秘密厳守…それならばれないよね。別に売春ていう訳ではないし…
「ほ、ほんとうに大丈夫なんですか?」
「ええ、神に誓って大丈夫よ」
「それで会費とかは…」
「特別会員は全てただよ。入会金、年会費はすべて無料なの。必要なのは入会の意志だけよ」
 そ、そうなの?迷っちゃうよ…でもバイブのお金とか大変だし……
「それじゃ…入会します…」
「そうなら名前をここに書いてくれる?本名じゃなくていいわよ」
「あの…それじゃ」
 偽名でも良いなら…えっとえっと…
「はい…これで…」
「えっと…木更津愛さんね」
 愛ちゃんごめん…親友の名前を使うなんてあたし最低…
「それじゃーそのバイブをもってこっちに来てくれる?」
「はっはい…」
 あたしの胸の鼓動は激しさを増していた。



「それじゃー楽にしてね」
 私はメフィストさんに案内されるままお店の奥に用意された大き目のベッドの上に寝かされていた。そして、渡されたバイブは太さは12センチくらいかな?長さは20センチくらい、ゴムでコーティングされてる珍しいものとセットでローションの入った瓶が用意されてる…そして私は下着姿といっても身につけていた下着じゃなくて白のレースのあしらわれたアダルトなデザインの下着が用意されたけど…私はこういうの似合わないのに…
「それじゃーいつもしてるみたいにしてね」
 あたしは言われるままバイブを手にとると丁寧に舐めて唾液で濡らしながら胸をもむ
「うぅぅん」
「声を押し殺しちゃダメ」
 そんなこと言われてもやっぱり恥ずかしい…でも…なんだかあそこが熱く…もう十分濡れたよね…ローション使ったこと無いけど使えばきっと大丈夫だよね?
「入れるときはちゃんと見えるようにしてね?そうじゃないと入れちゃダメよ」
 はしたないけど…これ貰えるのなら…仕方ないよね…
「はぁぁん…大きい…大きいのが入ってくるぅぅ」
 体の中に電気が走って、ゴムがひだをかき回して…いい…いままで使ってたのは違う…これでスイッチ入れたらどうなるんだろう…
――カチッ
「はぐあぁいぎぁがぁぁうぎぃぃびくぅぅ」
 何これ…なかで激しく暴れるぅぅ…おかしくなる。なにこれ…まるで爆発してるみたい。
「凄いでしょそれ?それはねラバーの下にとうもろこしみたいになっていてそれ一つ一つか磁石なの。それを電磁石の原理で弾くの。だからお腹の中でポップコーンを作られてるみたいなものよ。商品名も『爆裂ポップ君』だし」
 そ、そんな商品名だったの?あぁぁすごい…すごい…ああ…またイッちゃう…それに…イッても…無理やり起こされて…激しくなるぅぅう

「すてきよ。愛ちゃん。きっとビデオを見てる無数の男の人が愛ちゃんでオナニーをするわ。そしていっぱい臭い精子で愛ちゃんを汚すことを想像するの。」
 あたし、汚されちゃう…うそ…体が熱く…汚されることを想像して感じてる?…そんなあたし…でも…ああ…汚される…
「みて…愛をもっと見て…そして愛を汚してもっと汚してぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえ!!」
 意識が白くなっちゃう…



「うぅん…あたし…」
「ずいぶん、派手にいったのね。見られて感じるなんて愛ちゃん露出の趣味あるのかしら?」
「そ、そんなこと…」
「恥ずかしがらないでもいいのよ。それよりも愛ちゃんは特別会員になったからこのお店のとっておきの商品を見せてあげてもいいのだけど…」
「え、あの…特別だと…いまのより激しい…」
 ど、どうしよう…あれより激しいのだとあたし壊れちゃう…
「う〜んちょっと違うわね。ここでは本物のオカルトグッズが買えるのよ」
「オカルトグッズ?」
「そう、とっても危険な悪魔のおもちゃ。魅力的でしょ?」
 もしかして凄くヤバイ感じ?
「いま、ヤバイと思ったでしょ?だから会員制なのよ。でも、そうね。商品を一つ見せてあげたほうがいいわね」
 メフィストさんは指輪を取り出してあれ?つけた思ったらいなく…
「ひゃう…胸が…ダメ…そこは摘まないで」
 なんで誰が…誰もいないのに
「くす。どうわかった?」
「えっ」
 な、なんで後ろに?それにいつの間に服を脱いで…
「驚いた?これはね『ケット・シーの指輪』といって認識障害の効果があるのよ」
「に、認識障害?」
「そう、そこにあるはずなのに見えない…見えていてもそれが正しいこととして目に映るの」
「そんなこと…」
「今、私が服を脱いだことが認識できた?胸をもんでいる私が見えた?見えなかったでしょ?」
 確かに…でもそんなことあるはずが…
「あるはずが無い…それはあなたの常識。常識なんて都合のいい言い訳よ。それがありえないという証明がないかぎりそれはありえることなのよ。そして、それは合理的に聞える屁理屈とは違うのよ。」
「でも…」
「でも、ストも無いわ。いま効果を見たでしょ?」
 たしかに…こんなことって…
「これは使い方次第ではさまざな快感を得られるは誰にも気づかれること無くね」
――ごくっ
 すこし欲しいかも…
「あの…それって…いくら位で買える物なんですか?」
 聞くくらいなら
「これはね。お金じゃないのよ。これは…寿命との引き換えなの」
 えっ…なに…まわりが暗く…ううん…闇に溶けていく
「驚いた?私は人間じゃないの。れっきとした悪魔。このお店はね心の中に欲望をためてる人じゃないとこれないお店なの。そしてここにこれたあなたは心に淫らな欲望があるしょうこ」
 そんな…怖い…怖い…
「くす。おびえることは無いわ。悪魔はあなたが思ってるよりも怖いものではないわ。私たち悪魔はあくまで契約に従うだけ、むろん契約を結ばせるためにいろいろやるけど…それでも拒否する権利も与えてるわ。それで提案だけどこの指輪をあなたの寿命1年と交換しない?」
 えっ1年?
「この指輪は私たちにとってはあまり必要じゃないのよ。姿消したりなんて簡単にできるし…だからこれは人間用に売ってる商品なの。今月、上納する売上がすこし足りないのだからね?」
 うっいけないことだけど…断わったらどうなるか判らないし…
「あ、身の安全なら安心して私は何もしないから。それやるといろいろと問題あるし契約者に契約外の行為を行うのもタブーだし、まー悪魔にも悪魔の法律があるのよ」
 悪魔にも法律あるんだ…意外…
「ねーお願いだから…」
 目をウルウルさせながら…上目遣いに悪魔がお願いする。ちょっと可愛いかも…それに…1年くらいなら…市民の安全をまもる婦警さんなのにこんなエッチな…でも…
「本当に1年だけ…」
「ええ、本当に本当よ。」
「それじゃー…ください」
 いけないことだけどなんだか背中がぞくぞくして…
「ありがとう。一様注意事項はあまり使いすぎないことよ。使わないときはきちんと外しておいてね。認識障害の魔法は一種の催眠術みたいなものなのだから使用者の意志を忠実に汲み取り暗示を発動させるからね」
「わ、判りました。」
 け、契約しちゃった……
「はい、これはあなたの物よ」
 あたしは指輪を受け取りそのままお店を後にした。バイブはあとで自宅に届くそうだ。



 その日の夜あたしのもとに『爆裂ポップくん』とあとサービスよという手紙と共に大き目のバイブが二本とローションさらに革のベルトが二本が一緒に送られてきた。
「はあぁん…いいくぅう…」
 バイブも気持ち良いけど…そうだあの指輪で外でしたら…夜で人通りの少ない場所でなら見つからないよね…
 さっそくあたしは服を身につけ…下着はつけずに外に出た。バイブは手にもてないから…お尻とあそこに入れて…おとさないか不安だけど…そうだ!!送ってきたベルトで固定しよ。
 あたしはベルトで固定するとまずは…公園に着てみたけど流石にこの時間だと誰もいない…
「外で…はぁん…するの…いけないのに感じちゃう……あぁん…」
 予想外に気持ちいい…あたし露出狂なのかな?
「げへへへこんばんはお嬢さん。」
 きゃっ…浮浪者?
{こんな時間に散歩かい?でもここらへんは夜は危ないから気をつけなよ」
 そういうと去っていたけど…これって指輪の効果?すごいこの指輪本物なんだ…これならもうちょっと…
―1週間後
 あたしのオナニーライフは日増しに激しくなっていく…夜は繁華街をバイブを前の穴とお尻に入れてベルトでそれを止めたまま散歩するの途中のコンビニでエッチな本を立ち読みしてそれから駅前で激しくオナニーをするの。勤務中は親友の愛ちゃんの隣で運転してる間あたしはオナニーをするのむろん制服は身につけてるけど下着は身につけないでそのかわりお尻には犬の尻尾つきバイブをいれて首輪と犬の耳をつけるの車をおりて警邏するときは四つん這いになりながら愛ちゃんに鎖を引いてもらう。
 でも、これは平日のオナニー、お休みの前の日は公園で愛ちゃんが浮浪者の人たちの前であたしにお浣腸をしてくれるの。それから浮浪者の人たちのたまった臭いのキツイザーメンを全身にかけてもらうの。全身がザーメンまみれになるまでうんちはしないの。それからザーメンまみれになったままてそのあと愛ちゃんが双頭バイブでお尻を犯してくれのお尻の中がうんちとバイブと浣腸液でかき回されてすごく気持ちいいの。もちろんこれも指輪のおかげで不思議じゃないとおもってるから凄いのよね。親友にこんなことせさて感じるなんて…ごめんね。愛ちゃん。加奈の変態プレイに突き合わせてでも加奈はこうしないと感じられない淫乱な女なの。



 加奈が激しく絶頂を迎えて倒れてる。
「しょうがないわね。」
 私は加奈の唇と唇を重ねる。
「甘い…」
「楽しそうね。どう満足?」
「メフィストさん。ええとっても」
「そう良かったわ」
 私は悪魔と契約をした。私の中の禁じられた思いを実現させるために…私は小中高と女子校に通い初恋は先輩だった。その頃はそれが不思議なことじゃないとおもい初体験も年上の女の人だった。そして気がつくと女しか愛せない体になっていた。
「それじゃー仕上げよ」
 私は指輪を受け取る。サテュロスの指輪。人を淫らに替え愛欲に狂わせる力がある。この力とケット・シーの指輪を合わせることで加奈は自身から私に淫らな行為されることが普通なことだと認識している。ごめんね加奈…私はあなたを手に入れるためなら地獄に落ちることすら喜んで受け入れるわ。2人で快楽に溺れましょ?どこまでもどこまでもずっと一緒…



「ああ疲れた。こう手間がかかる仕事だったわね」
「ご苦労様です。しかし今回の依頼は愉しそうでしたね?」
「ふふ、わかる?やっぱりこう手間がかかる仕事は疲れるけどやりがいはあるものよ。」
―がちゃ
「メフィストフェレス様、お疲れのところ申し訳ありません」
 黒いスーツ姿の男がスーツケースを片手に礼儀正しく入室してきた。
「あら、なにかしら?」
「新商品のカタログをお持ちしました」
「ああ、ゴブリン達の工房からね。そこに置いといてくれるかしら?」
「かしこまりました。ではこちらに」
 男がカタログを置いていくとその場で一礼をし去っていった。
「いやはやゴブリン達もがんばりますね」
「あいつらの頭はそういうことで一杯だからね。次はこれを仕入れようかしら…」
 メフィストは次の仕事に備え新たな淫具を吟味し始めた…


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