第3話 「もう1人の『ナナ』」
「ツァオベルトミサイル!!!!!」
エメラルドグリーンの魔法のミサイルが、凶悪な面構えの男に命中し、ドカーンと派手な音をたてて男を黒こげに変えた。
ここは、商業区のハズレにある廃ビル、ナナはこの日ドラッグの売人の取締りの任務についてた。そして、売人のアジトを突き止め、売人を捕獲し、さらにさまざまなドラッグと画像メモリーなど押収することに成功した。
「ふん、これくらい楽勝ね」
実際、ナナの攻撃力はランサーの中でもトップクラスの破壊力といってもいい。もっとも遠距離が前提のため接近戦に持ち込まれると非常に弱いという欠点はあるが・・・
「ご苦労様、ナナさん、こんなに早く解決するなんて凄いですよ。」
無事に任務をこなしたナナは、報告のために戻ってきたナナに対してカイはねぎらいの言葉をかけた。
「まぁー私なら楽勝ね」
ナナは普段の不遜な態度を見せていたが、中身は子供、誉められて嬉しくないはずもなく顔はにやけていた。
「それで、悪いんだけど押収品のチェックお願いできるかな?疲れてるなら、別に無理に今日でなくても良いんだけど・・・・・・」
カイは控えめな態度で、報告書類の提出を頼んだ。もっとも報告書類の提出はランサーの義務なので頼む必要もないのだが・・・
「無理じゃないわよ。いいわ、確認して明日にでも提出してあげるわ!!」
「いや、別に急ぎはしないし、それに疲れてるだろうし・・・」
「無理じゃないっていってるでしょ!!」
ナナはムキになり、押収品の納める部屋へと向かった。その後、カイは一人になった執務室で自身の端末を操作した。カイの端末画面にはダンボールが積まれた部屋の映像が映し出されていた。
「さてと、そろそろかな・・・」
画面にはナナが映し出されていた。
★
「ふん、何が無理よ。これくらいどうってことないのよ」
ナナは、不満を漏らしながらも、押収品のチェックを始めた。
「えーと、まずは・・・麻薬及びそれに類するもの・・・結構あるわね・・・えっと、次は・・・何これ?」
ナナは手に握ったものの知識がなかったので判らなかったが、それは巨大なバイブレータであった。もっとも知識があったとしても『それが』認識できたかは疑問に思えるほど巨大であった。太さは5センチほど長さにいたっては30センチと禍禍しい大きさでしかない。
「これは・・・えっと・・・・・・なっ・・・・・・えっ・・・!?」
リストに書かれたものを見てやっとでそれが何か理解しナナは耳まで赤くなった。リストには淫具とかかれていたのだが・・・
「はぁはぁ・・・絶対、あいつ只じゃ置かないわ・・・」
息を荒げながらこのような仕事を依頼した人物にたいし理不尽な怒りを向けていた。さらに、巨大バイブが入ってたダンボールの中にはポンプがついたバイブ、首輪、鎖、ボンテージスーツ、アナルパールなどなど、まるでアダルトショップの見本市のようなものが大量にリストアップされていった。多分ドラッグの数よりもこちらの方が多いのは明らかである。これらをリストアップするだけですでに2時間経過していた。
「まったく、なんでこんなに・・・でも・・・あれって・・・・・・」
文句をいいながらもナナの思考は・・・
(つまり・・・アレで・・・するんだよね・・・そしたら・・・)
淫らな淫具から与えられるであろう快感を想像していた。
「てっ・・・な、何考えてるのよ私・・・」
自らの中に沸いた欲望を抑え、作業を再開しようと画像データへと手を伸ばしていた。
「えっと、そうそう画像データにはトリップムービーがあるから、一度、チェックにかけないと」
トリップムービー、それは催眠効果がある特殊な画像で薬を使わなくてもある程度トリップできる特殊な画像データである。チェックにかけられた中にもいくつかはあったが、チェクにかからないデータも存在した。そのような場合は一度中身をチェックしデーターの内容をリストアップする作業が必要になる。
「えっと・・・今回はこのデーターがトリップムービーじゃないのね・・・こないだの時はたしか15本くらいあって、そのチェックだけでも3日かかったていってたわね・・・」
そう呟きながらナナは、件のデータの再生を開始した・・・
映し出された映像は薄暗い石造りの部屋・・・そして・・・
『はぁん・・・あぁぁん・・・気持ちいい・・・・・・もっと・・・』
画面中央で、1人の小柄な少女が5人もの男性を相手に痴態を演じていたのである。
「ちょっ・・・」
ナナは、再生を停止させようとしたが、なぜか操作を受け付けなかった。しかたなくナナは、目を閉じ耳をふさいで、再生が終了するのを待つことにした。が、思春期近い精神をもつ1人の少女として、その興味がないわけでもなく。そして、ナナの性に対する恥じらいよりも好奇心が勝るまでにさほど時間はかからなかった。
画面の中の少女は、色白で外見的にナナと変わらない年頃ではあったが、首には太い首輪、胸と秘所の部分に穴があいた黒いボンテージを身につけ、胸の小さな突起と秘所には銀色に光る大きな輪がつけられ、少女は男たちのいきり立つ逸物を口にくわえ込みあるいわその小さき両手を激しく動かし刺激し。そして、秘所と菊門に深々と男根をくわえ込みながらも激しく腰を上下させていた。その淫靡な雰囲気は一匹のメスと評してもいいだろう。
(な、なんで・・・こんな・・・・・・男の人のあそこ咥えて・・・汚くないの?)
自慰を覚えたばかりの少女にとっては衝撃的な映像に他ならなかった。
『あぁ・・・奈菜ちゃん、奈菜ちゃんのお口に出すよ』
「えっ・・・?」
ナナは目を丸くした。少女に男根を咥えられた男が自らの腰を激しく動かし自らの射精を早めようとし、少女の名を呼んだのである。
『だぁひへ・・・はぁひて・・・奈菜の・・・おくちにたくさん出して』
画面の中の少女・・・奈菜は上目遣いに哀願をした。
(この子もナナ・・・・・・)
ナナは不思議な感覚に襲われ。自然と秘所へ手が伸び、すでに濡れた陰唇へと指を這わせた。
『うっ・・・・・・』
男は身震いすると奈菜の口へと大量に精を放ち奈菜の口からあふれ出た。
『俺らもそろそろ・・・・・・』
他の男たちもそれぞれに動きを加速させた。
『奈菜に、奈菜にたくさん出して〜〜〜〜!!』
少女のその声に呼応するかのごとく、男たちは自らの精で少女の白い肌をより白く染めさらに淫猥な雰囲気を強めた。
『ほら、奈菜ちゃんの大好きな精液だよ。きちんと飲まなきゃ』
『はぁはぁ・・・はい・・・ちんぽ汁なめさせていただきます』
画面の中の少女はそう答え、床に飛び散った精液を丁寧に舌で舐め。それを見ながら男たちは自らの男根を扱き、新たな精液溜りを作り出し。
『ほら、こっちもあるぜ』
少女を翻弄した。
(男の人のあれ・・・あんなに美味しそうに・・・)
ナナの心は画面の少女へと向かい、そして、自らと同じ名を持つ少女が演じる痴態から目が離せなくなった。
『くっくっくっ・・・淫乱奴隷の奈菜ちゃんはいつでもお汁を股から小便のように愛液撒き散らして、そんなんじゃいくら床を綺麗に舐めてもすぐに汚れちゃうよ。やっぱり、栓が必要だよね?』
そういう男の隣にいた男がナナが最初に手に取った巨大バイブを奈菜へと投げてよこした。
(えっ・・・あれを?・・・入るの?)
ナナにとってそれはもはや常識の外のものである。それを少女は・・・
『はい、奈菜の淫乱マンコに栓をするところを見てください』
少女は日常の挨拶のごとく流暢に言葉を紡ぎ、カメラに向かい自らの秘所を広げ、巨大バイブを一気に、秘所の奥へと押し込んだ。
『あぎぃぃぁぁぁぁぁぁ・・・ひく・・・メス奴隷の奈菜は本日15回目の絶頂を迎えます〜〜〜〜〜〜』
少女は、絶頂の回数を報告しながら、秘所から漏れた黄金水で自らの体を濡らし体を仰け反らせた。
(うそ・・・入っちゃった・・・・・・)
『ほらほら、気絶してる暇はないよ。奈菜ちゃん』
『ふぁぃ・・・』
少女はノロノロと、動きながら、床に撒き散らした。自らの愛液と小水と男たちの精液を、この世の最高の甘露を楽しむように丁寧に舐め始めた。
「うぅん・・・」
ナナの口からも甘い声が漏れ、そして、ショーツには愛液の染みが濃くつき始めていた。
『お尻が寂しそうだよ。奈菜ちゃん』
画面の中の少女に男は歩み寄り、今まで飲んでいた2リットルのベットボトルを少女の菊門へと差し込んだ。
『はがぁう・・・うぎぃぃぃん・・・・・・いいぃぃん・・・奈菜は本日16回目・・・・・・絶頂を迎え・・・・・・・・・す』
少女はだらしなく地べたに這いつくばり全身を激しく痙攣させた。
(気持ちよさそう・・・あんなに乱暴にされてるのに・・・そんなに・・・・・・私も・・・)
ナナの欲望は徐々に加速し、その衝動を抑えることは難しくなっていた。ナナの手は徐々に淫具へと伸びようとしたとき・・・
「ナナちゃんまだいますか?」
その声がナナを淫らな行い静止した。
「あっサクヤ」
ナナは平静を装いながら声の主へと返事を返した。が、その返事をしながらも、画像を自らの端末へとコピーをしていた。
「そろそろ今日はおしまいにしませんか?補佐官も明日でも言いそうですし」
「うん、そうする・・・」
ナナは心ここにあらずで返事した。
「じゃー、今日は一緒にお食事にいきましょうか?」
「うん・・・」
ナナは後ろめたさを感じながらも、その日はサクヤとの夕食を楽しんむことにした。
★
『はぁん・・・気持ちいい・・・あぁん・・・・・・もっと・・・もっとください』
ナナは自宅に戻り、端末にコピーした、画像データーを再生していた。
(・・・すごい・・・あんなこと・・・)
画面の少女―奈菜―の動きは激しくなり、さらに男を求めた。
『淫乱だな奈菜』
『はい、奈菜は淫乱・・・です』
その言葉を聞きナナの秘所からは止めもない愛液が漏れ
(私は・・・ちがう・・・)
心で否定しつつも甘い声をもらし、快感を高めるためにその手の動きは激しさをました。
『奈菜ちゃん、のどかわいだろう?』
『はい・・・喉が渇きました・・・』
『じゃーたっぷり飲みな』
奈菜は男根を咥え、男が身震いすると、奈菜の頬が膨れ、ゴクゴクと口の中に注がれた液体を飲み干した。
『ご主人様の、お小水とても美味しかったです』
男に対して深々と礼を述べ、男根を丁寧に舐めた
(男の人の・・・おしっこ飲んでる・・・美味しいのかな?)
『奈菜、そろそろ膣(なか)に出すぞ』
『はい、だしてください。ご主人様のちんぽ汁をたくさん出してください!!』
少女は腰を激しく動かし、男の射精を促す。
『ほら、いけ奈菜。』
『はい・・・淫乱メス奴隷の奈菜は本日18回目・・・イカさせていただきます!!』
「あぁ・・・私も・・・イクゥゥゥゥゥゥゥ」
画面の少女がイクのと同時にナナもあた共に絶頂を迎えた。画面と現実・・・2つの世界が同じ名を持つ少女たちによって重なりあった。
「はぁはぁた・・・私・・・」
ナナは、己の演じた痴態を思い出し、顔を朱に染めながらも自身に対する嫌悪感をもたずにはいられなかった。
「私は・・・プロミスランドから何のために・・・こんな姿・・・・・・お母様に見られたら・・・」
自分がこの世界にきた目的を思い、そして母に自身の醜態を知られたときどのような反応をされるのか、そのような思いがよぎった。
「シャワーでも浴びよ・・・」
ナナは、己の淫靡な行動によりほてった体を沈めるためベッドをおりシャワールームへと向かおうとした。
『体の中から・・・疼きが・・・生まれる』
頭の中に『声』が響いた。
「えっ・・・」
戸惑いながら周りを見回すが、気配はない。
「気のせい・・・?」
自分に言い聞かせるように、シャワールームへと歩みを進めた。
ザァァァァ―――
ナナは先ほどの思いを全て洗い流すかのようにシャワーに身を任せた。
『疼きは激しさを増す・・・』
再び『声』が響いた。
「えっ!?――」
ナナは体の中から疼きを感じ、そしてそれは徐々に強さをまし、ナナの神経を侵し全身を支配し始めた。
「ダメ・・・・・・なのに・・・・・・・・・あぁぁん・・・・・・ダメぇ・・・」
意思とは裏腹に口からは甘い声が漏れ。そして、指の動きは激しさをました。
『指の刺激では物足りない・・・』
「指の刺激じゃ・・・足りない・・・」
ナナの意思と『声』が重なり合い、ナナの瞳には、スプレー缶が映し出されていた。
(これくらいなら・・・・・・)
ゴクッ・・・ナナは喉をならしスプレー缶へと伸びた。スプレー缶の大きさは太さ3センチ、長さ15センチと比較的標準的なサイズではあるが、幼い少女にしてみれば十分・・・いや、かなり無茶なサイズではある。ナナの感覚は、昼間見た淫具の大きさや奈菜の痴態を見たがために麻痺していたのである。
ナナは、奈菜がしていようにまず、スプレー缶に舌を這わせ十分に濡らし、四つん這いになり、腰を浮かせ、そして秘所へとスプレー缶を押し当てた。
「あれ・・・入らない・・・・・・うぅん・・・」
戸惑いながらも、ナナは腕に力を入れ挿入しようとした。が、いまだ指2本が精一杯の少女にとってその大きさは規格外もいいところである。ナナはそれでもゆっくりとスプレー缶を押し込み、そしていまだ本人も触れてない部分を目指し中へと押し込まれていった。
「あぎぃ・・・・・・痛い!!痛い!!・・・でも・・・なにぃ・・・はあぁぁあ気持ちいい!!」
スプレー缶はナナの処女幕を突き破り、その奥へと刺激を与えた。ナナの太ももに赤い筋が引かれるがナナはかまうことなく缶を激しく動かし、今まで味わったことのない快感に身をゆだね。何度も何度も絶頂を迎え、その行為は気を失われるまで続けられた。
『目を覚ましても・・・スプレー缶は抜きたくない・・・気持ちいいのだから抜く必要はない・・・』
闇の沈んだ意識の中静かに『声』が響いた。
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