用語説明
※どこからでも読み始められるオムニバス形式のサポートのため、世界観周りの用語集をご用意しました。『もし必要であれば見る』程度でいいと思います。
■用語集
▼重要項目
○聖リトリス女学院(せいりとりすじょがくいん)《表》
霧深い魔都の山中に存在する全寮制の宗教系女子高校で、1300人強の女生徒が在籍する。卒業生の多くが各界で大きな成功を収めており、異常とも言えるほ
どの実績を誇る名門中の名門。一方、メディアから生徒や関係者の家族に至るまで、外部とのアクセスを完全に断たれている上、卒業生も学院内部の情報につい
ては一切語らないため、謎に包まれた学院としても有名。性犯罪都市・魔都の女子校ということで、ネット上では様々な淫靡な噂も囁かれるが、総じて都市伝説
扱いで真偽は不明。なお、制服はブレザー服。
○聖リトリス女学院(せいりとりすじょがくいん)《裏》
女生徒たちを規則で縛り、男性従業員たち相手に理不尽な性を強いる罪深き学院で、『霧の牢獄』などとも揶揄される。鬱蒼とした森林に囲まれ、常に濃霧が立
ちこめる、幻想的かつ不気味な場所。明らかに魔都の地図と噛み合わない広大すぎる敷地を、収容所を思わせる高い塀が囲む。敷地内中央に学院エリア、それを
挟むように女子寮エリアと用務員寮(及び教員寮)エリア、更にそれらの周囲には謎の多い未使用エリアが存在する。
○聖水(せいすい)
学院から定期的に配布されるアトマイザー(噴霧機能付小瓶)入りの液体で、全ての女生徒が携帯を義務付けられる。『神の慈愛に触れ、あらゆる苦悩を解き放
つ聖なる水』とされるが、製造方法や成分などは一切明かされていない。負荷のかかる思考を任意で不可視化する効能を持ち、システム的にレイプされる女生徒
の精神的負荷軽減を主な用途とする。思考や性格に深刻な影響を及ぼすその効能から、新1年生の中には麻薬の一種ではないかと畏怖する者も多い。
○おつとめ
リトリス教の教えの一環と銘打ち、女生徒全員に義務付けられる性奉仕活動。女生徒は男性から性交を求められた場合、断ることが赦されない。授業のある日中
や土日休日に限り、強制力を持たない。
▼一般項目(あいうえお順)
○教員(きょういん)
男性のみで構成される学院の教師陣。聖水を頼らず、好みの女生徒を巧みに堕とすことを至上とする風潮があり、安易なレイプに走る用務員を見下すため、根深
い確執がある。用務員と同じく、二度と学院を出ることはできない。
○教員寮(きょういんりょう)
教員が生活する寮。用務員寮や女子寮とは違い、寮というより高級マンションのような造りとなっている。
○霧の森(きりのもり)
学院の敷地を取り囲む広大な森林地帯。鬱蒼と茂った緑と、年中晴れない濃霧は、脱走者を迷わせる迷宮を作り出す。また、脱走者の多くが執行部によって処断
され、亡骸となって樹に吊られている。
○黒のリボン(くろのりぼん)
教員が自分のお気に入りの女生徒に送る特権アイテム。この着用者は『教員の恋人』と見なされ、力関係が教員より下の用務員はおつとめを迫ることができな
い。
○校門(こうもん)
学院エリアから女子寮エリア方面へと抜ける門。帰寮する大半の女生徒がここを通らざるを得ないため、女生徒狩りが行われる放課後においては男女共に集中
し、最大の激戦区となる。なお、もう1つ裏門が存在するが、非常に狭く男性の目をやり過ごしづらい上に、用務員寮側へと抜けるため、通るものは少ない。
○執行部(しっこうぶ)
『死神の群れ』と恐れられる、白の半仮面をつけた修道女で構成される理事長直轄の組織。事務員としての表の顔と、規則の番人としての裏の顔を持つ。規則を
破った者には非情なる制裁を加え、特に脱走者はその多くを殺害している。人に非ざる不気味な存在感と得体の知れない力を操る。メンバーは皆、異国風の名前
で呼ばれているが、その正体は一切謎に包まれている。聖なる業務の支障になるとの理由から性行為を禁じられているが、規則の番人でありながら禁を破る者が
多い。
○女子寮(じょしりょう)
女生徒が生活する寮で、敷地内に多数存在する。収容人数は20人以下のものから、60人程度のものまで様々存在し、統一性がない。食事が非常に美味しいこ
とと、ほぼ全ての寮に別館として設けられた立派な共同浴場が特徴。なお、1つの寮に異なる学年が混ざることは原則的にない。
○新1年生(しんいちねんせい)
まだ聖水に堕ちていない女生徒が多く反応が初々しいため、『新物』などと呼ばれ、男性の獲物として最も人気が高い学年。リボンと上履きの学年カラーは赤。
○獣のチャイム(けもののちゃいむ)
1日の最終6時限め終了のチャイムから20分後に鳴り響くチャイム。これを合図に用務員の学院エリアへの侵入が赦されるため、女生徒には恐怖の対象である
と同時に、おつとめから逃げる猶予を知る目安にもなる。
○処女(しょじょ)
この世界には処女、処女膜、破瓜といった概念は存在しない。そのため、処女喪失における苦痛もまた存在しない。
○天使たちのチョコレート(てんしたちのちょこれーと)
若い女性の便を差す魔都の隠語。『禁断の果実』などとも呼ばれる。
○2、3年生(にさんねんせい)
1年以上の学院生活を送ってきた女生徒たちで、多くが聖水に堕ちてしまっている。聖水常用者は性に対する嫌悪や抵抗がないため、『都合のいい女性』を望む
一部の男性には人気がある。リボンと上履きの学年カラーは2年生が緑、3年生が青。
○ネームド(ねーむど)
魔都生まれの女児の中、ごく稀に生まれる突然変異種。常識をはるかに超越する性のキャパシティを持ち、数十人単位の屈強な男をも悠々と絞り切る美しき魔
物。とはいえ、それ以外は普通の人間。
○便所組(べんじょぐみ)
女生徒を性処理具として扱い、トイレでのレイプを特に好む用務員の総称。年輩の用務員が多い。
○魔都(まと)
聖リトリス女学院が存在する、国の首都。警察が性犯罪をほぼ取り締まらないことでも知られ、全国の性犯罪発生件数の95%以上が集中する。また、人間を欲
望に駆り立てるような不可思議な事件が頻発し、超常の力を持つ人外の魔性が棲み付いているとの噂もまことしやかに囁かれている。
○魔都生まれ(まとうまれ)
魔都で生まれた女児は、生まれつき特殊な心身構造を持つと言われる。容姿端麗、受精率の低さ、性への興味と適応力の高さが特徴とされ、特に前二者は極めて
顕著。
○無人寮(むじんりょう)
現時点で居住者のいない寮で、敷地内に複数存在する。そのわりに中には電気やガスは通っている。いかんせん遠いために利用者数自体多くはないが、おつとめ
用のラブホテルといっても過言ではない。土日には用務員による清掃・点検が行われている。
○用務員(ようむいん)
用務員寮で怠惰な生活を送る100名以上の世捨て人。表向きの業務である学内施設の清掃・点検・見回り等は適当にこなし、女生徒のレイプに日々精を出す。
長らく新規募集がなかったが、今年に入って突然再開。多くの若い新人が増えている。なお、採用面接の際『文字通りの永久就職であり、一度学院に足を踏み入
れたら二度と帰れない』旨の説明を受ける。
○用務員寮(ようむいんりょう)
世捨て人たる用務員が生活する寮。女子寮より建物の造りが古い。管理も適当で、中はほぼ荒れ放題となっている。
○リトリス教(りとりすきょう)
約2000年前に磔にされて死んだ聖者リトリスを神として奉るメジャーな宗教で、世界中に信徒を持つ。聖リトリス女学院の女生徒の多くはそうではないが、
一握りの生粋の信徒は、学院で教えられる教えが巧妙に改竄された偽の教えであると見抜いている。聖水もまた、本来の聖典には存在しない。
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