<<8月16日(火)20:20 葦挽樹海>>

  
 
魔術師の催眠術のように響く、木々のざわめき。
じめつく暑さと、嗅いだ事のない木々の匂い。
まるで黒い空気が漂っているかのような日没後の樹海。
それは、明るい町で生まれ育った少女たちにしてみれば、まさに異世界そのものだ。
懐中電灯の照らす中に浮かび上がる光景は、自分たちを飲み込もうと口をあける巨大な悪魔にすら見えた。

「矢部せんせぇぇ〜!里美ぃぃ〜!」
「いたら返事、プリィ〜ズ!」

少女たちは不安と恐怖を追い払うかのように、大きく声を張り上げて、矢部と里美を呼び続けている。
しかし、一向に答えが返ってくる様子はなかった。

「・・先生も西林先輩も、どこに行っちゃったんだろう・・」

肩を震わせ、アンジュに寄り添いながら歩く芽衣子が小さくそう漏らすと、他の三人の張り上げる声も自然にそのトーンが落ちる。
弱音を吐きたいのは全員同じだったが、実際に先程から吐き続けているのは芽衣子一人。
彼女の存在が、多少周りを苛立たせているのは明白だった。

「・・もしかして、葦挽の森の幽霊に連れて行かれちゃったのかな・・」
「いい加減にしな、芽衣子!あんたさっきからブチブチと・・」
「ストォップ!怒っちゃノーグッ、こゆ時こそイッチダンケツ・ユージョーパワー!」

苛立ちに声を荒げる節子だったが、アンジュに諌められると小さく舌を鳴らす。
小さく鼻を鳴らし歩調を速める節子だったが、その肩は芽衣子と同じように震えている。
節子もまた、同じだった。
苛立ちを他人にぶつける事で、頭から『幽霊』という言葉を払いたかったのだ。
無論、節子はそんな存在など信じてはいない。
だが、この日常的でない空間は、通常存在し得ないものですら不意に具現化させかねない異様さを持っているのだ。

「・・今度は向こう行ってみましょ」

そこで、溜息をつく翔乃が一行を先導した。
4人の少女たちは、目の前の大きな茂みの横を迂回しながら、道なき道を進んでゆく。

当初の予定よりずいぶん奥に紛れ込んでいる事に、彼女たちは気付いていなかった。
そして、背後から音もなく忍び寄る肉食獣たちの事も・・

    ▽     ▽     ▽     ▽     ▽

「うひょひょひょ・・どいつもたまんねぇナァ♪」

少女たちが通り過ぎたあと。
そこに立っていた一本の木の皮がグニャリと動くと、人間の言葉を喋った。

「とぉ〜くに、あのパツキンだァ・・ありゃぁ中坊の色気じゃねぇ〜ってヨ♪」
「おっ前もパツキンギャル好きだな〜本当に・・オレ的一位は、先頭のロングヘアーだけどな。きゅっと締まったあの腰付き・・ヤリ心地もいいぜ、絶対♪」
「オレはあの生意気そうな女だァ・・ああいうのを飼いならして、毎日ぶち込んでやったらサイコーだぜェ♪」
「・・ぼ、ボクはあの小さなコなんか・・エヘヘ・・」

続いて、地面の一部が、茂みの一部が同じように動き出し・・そして、人間になった。
無論、サバイバルゲーム同好会の実行部隊たちだ。
それは完全に気配を殺した、見事な穏形だったのだ。
趣味からの発展とはいえ、日々鍛え上げられている彼らのレンジャー技能は、既にプロのそれに近かった。

「ウハァ・ハァ・・この場で全員ヤっちまわねぇか?・・もう、オレッチのチ○コ、パワー120%状態だぜェ・・」
「スカル・・気持ちは分かるが、あくまで狩りは獲物を追い詰めていくのが醍醐味なんだ。ゆっくりエンジョイしようぜ?」
「ちぇ〜っっ。お堅いヒト☆」

先程から、会話は全てと息を混ぜた小声で行われている。
彼らはこの雰囲気が大好きだった。
邪悪な期待に胸を躍らせつつも、それを極限まで押し殺しながら行動する、その背徳のスリルが。
だが・・

「・・ぇ・・ぇえぶしッッ!」
「・・このクソブタッ!」

不意に起こったまさかのくしゃみ、慌ててダンがオークの口を塞ぐ。
寝不足がオークのコンディションを崩していた事に、誰も気付いていなかったのだ。

「・・・・」
「・・・・」

それは、はっきりいって大した音ではなかった。
木々のさざめきが消してくれた可能性も高い。
だが彼らは慎重に構え、再び気配を森に溶け込ませる。
そして、しばし様子を伺っていた。

「今度やったら、ナイフでかっさばいて豚のエサにするからな!」
「てゆか・・もう湖に沈めちまわねぇかァ、このブタ!」

失態を犯したオークに、詰め寄っているのは悪魔のような形相のガイとダンだ。
オークがあとずさろうとした瞬間、その脇腹に刺すような蹴り。
低く呻いてしゃがみこむオークに第二撃を加えようとしたスカルを、慌ててガイが止めた。

「・・のブタオーク・・こ〜れ〜で、あの中坊どもに逃げられてみろ・・マジ殺すからな、このオレが二日でも三日でもかけてゆっくりとよォォ・・」
「・・ヒィィ・ご・ゴメ・・あ・・」

そこで、不意にオークの視線がスカルの方から逸れる。
その呆けたような視線は、ある一点だけを見つめていた。
すぐに、ある嫌な予感を感じた他の3人も、一斉にそちらを振り向く。

すると、そこに全く趣を異にした二つの視線が重なった――

「――皆、逃げてぇぇぇぇ〜ッッ!!」

声の主に続いて、瞬時に行動を開始したのはガイだった。
美しい長髪を翻して場を走り去る獲物、その追撃に入ったのだ。
ダンとスカルも多少混乱していたからか、すぐさまリーダーに続く。

だがそんな中、オークだけはどこか熱っぽい眼差しで全く別の方向を見やっていた。
そして、彼は仲間たちを追わずにそちらへと姿を消していくのだった――

    ▽     ▽     ▽     ▽     ▽

「・・はっ・・はっ・・はっ・・」

そこには、一心不乱に走り続ける翔乃の姿があった。
それは、死の恐怖に直面した人間の表情そのものだ。

『アノ"チュウボウドモ"ニニゲラレテミロ・・』

彼女の脳裏には、先程聞いたその一言が、傷ついたCDのように何度も何度もリピートされ続けている。
それを振り払おうと小さく頭を振るが、その瞬間、風になびくTシャツの裾を何かが掠めたのが分かり、ひっ!と小さく悲鳴を上げる。
学校では運動神経抜群を誇る自分が振り向く暇さえ惜しんで疾駆しているというのに、既に追跡者は伸ばした指先が触れるくらい近くまで迫ってきているのだ。
生きた心地がしなかった。

(助けて・・助けて、先生・・矢部先生・・!!)

翔乃は心の中でひたすらその名前を呼びながら、走り続けた――

    ▽     ▽     ▽     ▽     ▽

「クソッ・・洒落にならねぇぞ・・」

自然の大迷宮と化した密林の一角で、一人立ち尽くす男がいた。
名門鳳徳女子中学の教師、矢部幸造だ。
ライト機能のついたデジタルの腕時計を見ると、『20:45』とある。
彼の予定では、もうこの時間には森を抜けているはずだった。

「・・こんな事だったら、奴らと行動を共にするんだったか・・」

この『奴ら』とは、今回の取引相手たちの事だ。
なんとそれは、サバイバルゲーム同好会のメンバーたちを指していた。

「・・戻りゃあ、大金が待ってるってのによ・・」

矢部という男は、とにかく金の亡者だ。
10年ほど前、妻と娘に逃げられてから、金以外信じられない人間になってしまったのだ。
それからの彼は、大金を得るためならどんな事でもやるようになった。
それがたとえ、まだあどけなさを残す教え子たちを性犯罪者集団に売り渡す、という内容であったとしても・・

彼の元教え子であり、また大金持ちの家の息子でもあるガイ。
彼が今回、大金をちらつかせて持ちかけた悪魔の契約書にも、矢部はあっさりとサインをしてのけた。
今も、教え子たち森に置き去りにして、一人さっさと町に戻る途中だったのだ。

――ガサッ

「・・っ!?」

突然背後から聞こえた音に、矢部は反射的に振り返る。
得体の知れない恐怖に、額を冷や汗が伝った。
しかし・・

「・・先生っ!?」
「・・お、お前、翔乃か・・?」

そこに立っていたのは教え子の一人、高橋翔乃だった。
全身汗だくで、ひどく息を荒げている。
月の薄明かりの下でもはっきりと分かるくらい、疲労しきっているのがわかった。

「先生、助けてっ!!」

翔乃ははじかれたように矢部に駆け寄り、その胸にしがみつく。
いつもは人一倍思慮深い翔乃だが、今の彼女にはそれがない。
ひどく余裕が欠如していた。
だが、それを見た矢部の方は、逆に余裕を取り戻していた。
なぜなら、迷い込んだ樹海から脱出する糸口が見つかったからだ。
そして、その『糸口』は茂みを突き破るようにして、場に姿を現した。

「ふぅ・・ずいぶん走らされたちゃったな・・」

無論、それは翔乃を追いかけてきた連中だ。
まずガイが姿を現し、他の二人が続く。
しかし彼らは、その場にいる予想外の人間の姿に一度足を止めた。

「・・あれ?・・なんで・・」

『・・矢部サンが、ここに?』
そう続けようとしたガイだったが、そこで不自然に言葉を切る。
瞬時に仲間二人にも『様子を見ろ』と後手にサインを出した。
矢部が送ってきたアイコンタクトでのサインが、その奇妙な行動の理由だった。

「ひぃっ!・・お、お前たち、とうとうここまでオレを追ってきやがったのか・・!?」
「えっ・・?」

矢部は表情を驚愕に塗り替え、その場に尻餅をつく。
それははっきり言って下手な芝居だが、極限の恐慌状態にある中学生を騙すには充分なレベルといえた。

「・・翔乃・・先生はこいつらに命を狙われてるんだ・・」
「・・先生・・?」
「・・騙されて借金を背負わされてな・・こいつら、先生が返せない額と知ると・・」

「・・そ♪保険金殺人って奴さ!・・なぁ、先生さんよう・・」

ここにきて、矢部の思惑を察したガイたちが話を合わせ始めた。
すかさず三人で矢部と翔乃を取り囲むと、それぞれ腰のナイフを抜き放ち、大げさにちらつかせてみせる。
少女一人を騙すための男たちの猿芝居は、ここらへんから次第に熱を帯び始めた。

「・・だが、翔乃。ここは先生が何とかする、お前は逃げるんだ・・」
「・・別にいいぜ?元々そっちのお嬢ちゃんは、お前をおびき出すエサとして欲しかっただけだからな・・」
「ヒャッハハ・・とっとと帰った方がいいぜェ?・・今からコイツをバッランバッランに切り刻むんだ。そんなとこなんか・・見たくねェだろォ?」
「・・早く行け翔乃。お前は家に帰るんだ」
「先生・・」

翔乃の戸惑いは、最高潮に達していた。
すぐ目の前に、『これから殺人をする』と宣言する危険な連中がいるというのに、逃げようという気が起きなくなっている。
全身が恐怖に震えつつも、思考がぐちゃぐちゃに混乱していつつも、彼女の心の中心にある何かが、『逃げるな』と命令を下しているのだ。
そしてそこで・・
その様子を見て心中ほくそえんでいた矢部が、翔乃の命運に止めを刺した。

「最後だから言うが、先生・・翔乃の事、好きだったぞ・・だから、巻き込みたくないんだ。さぁ行け!」
「・・いやです・・っ!」

がばっと矢部を抱きこみ、殺人者たちからかばう翔乃。
それはまさに、蜘蛛の巣にかかった蝶だった。

「私も・・翔乃も先生の事、ずっと前から好きだった・・翔乃、先生のお嫁さんになるのが夢だったんです・・っ!!」
「な・・」
「だから、絶対逃げませんっ!翔乃が先生を守りますっ!!」
「・・しょ・・翔乃、お前・・」
「ヒャハハハッ・・いやぁ、泣かせるねぇ〜♪この世知辛い世の中にこんな立派な娘がいたなんてよぅ・・なぁ、ガイちゃ〜ん?」
「そうだぜェ、ガイ。嬢ちゃんがこれだけ一生懸命頑張ってんだ・・このままコイツぶっ殺すのも、ちょっくら可愛そうじゃねェか・・」
「うーん・・たしかに、そうだなぁ・・。よし!ショーノちゃんだったか?じゃあオレたち、先生を切り刻むのやめてやってもいいぜ?」」
「・・ほ、本当、ですか?」
「ああ。・・だが、一つだけ条件がある・・」

蜘蛛たちは哀れな蝶を嘲笑いながら、ゆっくりとその羽に食いついてゆく。
待ち望んだメインディッシュに、ゆっくりと牙を下ろした・・

    ▽     ▽     ▽     ▽     ▽

「・・ヨッシァ、来ィた来た来た来たァァッッ!・・い・一番、スカル!ショーノちゃんのオマ○コにスペルマ弾、発射しちゃいま〜〜っす!・・う・くおおお・・っっ♪」
「・・うぐ・・ぐぅあああッッッッ・・!!」
「ハッハァ!よし、タッチだスカル・・二番手、ダン!ショーノちゃんのオマ○コに、チ○ポ突入開始ィィ!」
「んぐっ・・がぁぁぁ・・ッッ!!」

そこには、残虐な蜘蛛たちの至福の時だけがあった。
先程、ガイが『矢部の命を奪う代わりに・・』と持ちかけた条件を、翔乃が受け入れてしまったからだ。


「おらおらァっ!ショーノちゃ〜ん、ちょっとは可愛い声出してヨガれや!オレを気持ちよくさせてくれねぇと、オレたち、気が変わっちゃうかもしれねぇぞォ?」
「うぅ・・ぐ・・はくぅぅ・・いやぁぁ・・」
「ハッハァ!その調子その調子ィ♪おぅら、ファック・ファック・ファァ〜ック♪」

服を着たまま裸のダンに駅弁ポーズで抱えられ、めちゃめちゃに揺さぶられている翔乃。
その内股から聞こえるグチャリグチャリという音は、どろりとした破瓜の血を肉棒が乱暴に掻き混ぜている音だ。
翔乃の穿く半ズボンの一部は、どす黒い染みに汚れていた。
一方、そのすぐ横に腰を下ろしているのは、見掛けだけの猿轡をされた矢部と、やはり形だけ彼を見張るガイの二人だ。
彼らは翔乃に聞こえない程度の声で、先程からなにやらぶつぶつと話し合っていた。

「うは、やっぱたまりませんねェ♪」
「はっ。田町・・いやいや、"ガイ"クンたちも好きだよなぁ・・あんなガキどもなんか」
「・・そういや、センセは熟女趣味でしたっけ?」
「まあ、ガキよりはナ」
「ハハハ・・何なら今度、よさそうなトコ用意しましょうか・・?」
「いらねぇよ・・それより、そろそろお前の番なんじゃないか?」

見れば、先程まであれだけ激しく翔乃を突き上げていたダンが、彼女を抱き込んだまま体を小さく震わせている。
それは翔乃の子宮に二発目の射精が行われている、その真っ最中だという事を現す動作だ。
幾度かに分けた射精は約10秒ほど続き、終わる。
ダンはゆっくりと崩れ落ちると、抱えていた翔乃を離し、地面に大の字になる。

「ハァ・・ハァ・・どぉ〜〜っぷり、出したぜェ〜・・♪」
「じゃ、次はオレだなショーノちゃん♪」
「あぐ・・ふぐぅぅぅぅ・・」
「さすがに痛そうだな・・だが安心しろよ。オレはこう見えても、こいつらと違って優しいんだぜ?」

血と精液でドロつく股間を両手で押さえ、地面に横たわったままうずくまる翔乃。
その腕を掴んで強引に立ち上がらせるガイは、胡坐を掻いて座る矢部のところまで彼女を引っ張ってゆく。

「ほら、ショーノちゃん、愛しの矢部先生だぜ?先生と一緒なら、少しは痛いのも我慢できるだろ?」
「・・エ?」
「先生の首にしがみつくんだ。立って、ヒップをこっちに突き出したままな・・♪」
「・・う・うぐぅぅ・・せ、せんせえぇぇぇぇ・・」

翔乃は泣きべそをかきながらも、言われた通りに尻を高く突き出したまま、矢部の首に抱きつく。
そして、強くしがみついた。

「ぐっ・・んん・・はぁっ・・」

――翔乃は不思議でならなかった。
すぐ後ろでは、本日3本目の肉棒が1・2本目に勝るとも劣らぬ激しいピストン運動を繰り出しているというのに、その痛みは激痛・・というほどでもない。
それどころか、何か暖かい波が体中に波紋を広げているかのような感覚すらある。
ただ愛する者に触れているだけでここまで違うものなのかと、改めて自分の矢部への想いを再認識していた。

「・あ・・あんっ・・」

やがて、その意識の変化は、肉体の方にも少しずつ変化を及ぼし始めていく。
翔乃の口から漏れる声は、激痛に耐える呻きから快楽に耐える喘ぎへと、その質を変えつつあったのだ。

「おお〜〜〜♪」
「ブラボォ〜〜〜♪」

横から見ていたダンとスカルが思わず拍手を贈り、後背位で翔乃を犯しているガイが、親指を立ててそれに応えている。
一方、翔乃の肩越しに見えるそんな光景を黙って眺めていた矢部にもわずかな変化があった。

「・あ・・やぁん・・せんせぇ・・」

バックからガイに突かれる度、Tシャツの下でフルンフルンと揺れていた翔乃の張りのある乳房を、矢部の両手がそれぞれに蹂躙し始めていたのだ。
それは、まるで5本足の蛸が吸い付き、蠢いているかのような嫌らしさ極まりない揉み方だ。
だが、今の翔乃にはそれがたまらない快楽をもたらしていた。

「くはぁっ・・あん・あんっ!・・せんせぇ、せんせえぇぇ・・♪」
「ハッハッハ、やっぱ愛の力は偉大っすね、矢部センセ♪」
「・・・・」

すっかり上機嫌となったガイの腰が、更に荒々しく翔乃の腰に突き出される。
無言を保ちつつも、矢部の手つきも、際限なく邪悪な軟体生物の動きへと近づいてゆく。
それを受け、翔乃は中学生とは思えない色っぽい声で二人を更に喜ばせるのだ。
今や、翔乃は自分の体に加えられる刺激全てを、快楽としてしか認識できなくなっていた。
涙とヨダレをとめどなく流し続けながらも、乳房を矢部の手にグリグリと押し付け、腰も自分から振り続けている。


「よォっし・・そろそろ・・オレも出すぜぇ・・っ」
「・らして・いっぱい、らしてェ・・しょーのをぉ・・もっともっと、えっちにしてぇ・・きもち・よくしてぇぇぇぇ・・」
「・・オ、オラッ・オラァッ・・そのオマ○コでぇ・しっかり受け止めろ・翔乃ぉぉっ・・アッアァ〜〜ッッ!!」

瞬間。
ものすごい圧力で打ち出されたガイの精液が、本流となって翔乃の子宮に流れ込む。

「――や・ああああああああああああああああンッ!!!!」

翔乃は落雷にも似た激しい絶頂にしばし身を震わせると、恍惚の表情のまま矢部の胸をゆっくりとずり落ちていく。
それは否応なしにオスの本能を刺激する、メスのフェロモンに満ちた姿だった。

「ヒッヒッヒ・・つ、次ぁ、またオレッチの番だったよなっ♪」
「オ、オイオイ待てよスカル・・なァ・頼むから、オレに先譲ってくれよォ・・」

青臭い中学生から一転、極上のメスへと艶やかな変貌を遂げた翔乃に次の交尾を挑もうと躍起になるダンとスカル。
だが、それを別の声がかき消した。

「次は先生の番だ・・!」

結局このあと、高橋翔乃は4人の男たちに4周の輪姦、実に16回もの射精を受けさせられる事となるのだった――


→進む

→戻る

→狼と兎と黄色い湖のトップへ