「はあっ!はぁ…ふあっ!くっ…む…きゅっ!」
(そんな…体が…甘く疼く…あっ!?…熱っ…ふぁ、だめ…あぁぁ…)

『本と知識と日陰の姫』と謳われる美少女は、卑劣な魔王に囚われてしまった。
既に体力も魔力も尽き果てた身体は巨大淫魔キノコの柱に磔にされ、無数の触手で拘束されている。
哄笑する魔王。パチェルートは胸一杯に吸わされた媚薬胞子の効果で湧き上がる甘い衝動を堪え、唇を噛みしめ、キッと魔王をにらむ。
清楚な王女にとって未知の恐怖に翻弄されるも気丈さを失わない。

「くっ……んっ…魔王…っ!ふぁ…ぜったい…あぅ…まけないっ!」
「ぜっぜっぜっ、力を使い果たし普通なら気を失ってるハズなのに、生意気なお姫様だぜ」

絶対優位の余裕でニヤニヤと視姦する魔王。
「その淫魔胞子はなぁ、煩悩も色欲も捨てた筈の貞淑なる尼僧だった、かのセイレーンの女教主サマでさえ、地獄の快楽によがり狂い壊れちまった程に強力なのぜ!
まだ小娘のお姫様が、どこまでガマンできるか見物だぜぇ!ぜっぜっぜっ!」
「あぁっ…くっんんっ!だめ!まけちゃ…ふあっ…だ…めぇ…くっ…ああ゛ぁぁ…っ!?」

必死に堪えるも次第に強まる地獄の快楽に飲まれていくパチェルート。
淫魔胞子の効果で荒く切なく息を継ぎ、心臓が早鐘を打ち、紅潮した頬は可憐さを増している。
頭の先からつま先まで、ドロドロの粘着液が伝い落ち、ゆったりしたドレスに滲み込み、透けて素肌の色が露出してしまっていた。
乳房は露出の少ない寝間着のようなドレス故に目立たなかったが、年相応に発育した可憐なふくらみが美しい。
闇の媚薬で切なく息を継ぐたびにふくらみが上下し、衣服と擦れるたび、甘く蕩けるような刺激に身悶える。
頂きで震える桜色の乳首は見る見る硬くしこり、むくむくと勃起してしまい、透けた下着越しにツンと存在を主張してしまっていた。

「ぜっぜっぜっ、エロい体だなぁお姫様?そんなに気持ちいいのぜ?」
「くぅぅ…貴方なんかに…ふあっ!みんなを、ココアを、くぁ…やらせは…あっ!ふぁんっ…」

下劣な魔王に尚も立ち向かうパチェルート。
だがそんなパチェルートに、枝分かれした無数の触手が迫る。
魔王の操る触手は粘液滴らせ発育途上の幼い胸を服の上からズリ、ズリュッ、と這いまわり、白く柔らかい乳房を揉み解し粘着してくる。
透けた衣服の上から桃色の乳首を弄られるたび、可憐な姫の身体に電流のような快感が突き抜ける。

ビクン!ゾク…ぴくん…ビクビクッ…!

「ふあっ!?あぁん…ひぐぅ!こんな…だめっ…ふあぁぁぁっ!」
ずりゅっ…太い触手キノコの一本が勃起した乳首の上を滑るように這う。
そのキモチ良さに堪らず叫んでしまう。

「ふぇ!?…ああ〜〜〜っ!!」

「おいおい、まだ2面道中くらいだぜ?既にめろめろメロンパンなのぜぇ?」
「はぁ…あふぁ…ふぁぁ…」
(くやしい…でも…ら…めぇ…きもち…い…)

全身を駆け巡る快楽は次第に強まり、知性と決意を宿した紫の瞳は次第に曇りまどろむ。
媚薬が優れた智慧と慈愛に満ちた王女の想いをジリジリと踏みにじっていく。
(だ…めぇ…私が負けたら…ふうぅぅんあくぅぅ…っ、ココアが…そんなのっ!させな…)
パチェルートの意識が白く濁っていく…その頃。


ルナヂャー「イーッヒッヒッ!魔王様もお愉しみですなぁグェヘヘヘ!」
ザニミル「なんと淫らで美しい光景ザマス…」
ズダジャファー「グオー!それはともかく、凌辱だ!我らも凌辱をしろ!」

(んっ…そうだ、ココアは…)

「イッヒッヒッ、我らはお前で愉しませてもらうかグェヘヘヘ!」
「いや…やめて…やめてぇ…」
三下衆どもが涙目で震えるココアを押し倒していた。
いたいけな美少女の体は三人掛かりでねじ伏せられ、主君同様、抵抗は不可能だった。
司書の制服が粗暴な腕で引き裂かれ、三下衆と魔王そして敬愛する王女の前に白い裸体が晒される。
剥いた獲物の美しさに歓声を上げる三ゲス共。

「イヒヒ、このガキ…最高の上玉よのうグェヘヘヘ!」
「王女も美しいが、この小娘のカラダも大変素晴らしいザマス!」
「フゴー!凄ゲェうまそうだ早く犯らせろ!」

サラリと紅い長髪、紅い瞳の美少女。
スレンダーな身体は発育途上ながら、出るところは出ている。
年齢相応の可憐なふくらみが露わにされる。

目の色を変えた三下衆により、ココアの胸は乱暴に揉みしだかれ、下卑た口でビチャビヂャしゃぶられ、唇を奪われる。
びちゃびぢゃ…と下衆の唾液と指先に穢されていく身体と心。
その屈辱と罪悪感と押し付けられる望まぬ感覚に、一切の抵抗も出来ずただ泣くのみ。

(ああ、姫様…私、のせいで…んっ、ごめんなさ…い…ひあっ!?いやあぁ…姫様ぁ…)

「全く、お前が民共を逃がしたせいで、他の獲物が誰も捕まらなかったどうしてくれるザマス?」
「イッヒッヒッ、まぁその分、ココアちゃんのカラダで贖ってもらうかぁゲェヘヘヘ!」
「ウガー!極上だ!他のゴミ共は要らんこの小娘を喰らうのだー!」

(はぁ、はぁ…みんなは無事に逃げられたのね、よかったぁ…)

自分の危機の最中、力なく微笑むココア。
ココアはヴワルの筆頭司書として逃げ惑う民衆を逃がす為、最後まで皆を避難させるべく頑張った。
信頼する主君が戦っている間、自分に出来る事をやりたいから…



――時は少し遡り、魔王軍蹂躙中の街。
「みんな、こっちです!早く逃げて!」
(パチェ様は御無事かな…ううん、きっと大丈夫!今、私は、みんなを逃がさなきゃ!)

幸い、敵のほぼ大半がパチェルートに引き付けられ、ココアの活躍により、民衆と負傷した武装司書たちは全員、逃れる事が出来た。
…かに思われたが。

「あーん、あーん!怖いよう…ルゥネお姉ちゃぁん!」
「スゥ…泣かないで、だいじょうぶだから…ああ、でも、どうしよう…ひっく…」
逃げ遅れた幼い姉妹が、泣いていた。
「ルゥネちゃん!スゥちゃん!もう大丈夫です!私についてきて!」
優しく微笑みながら姉妹の腕を取る、ココア。
この日を予測しパチェルートが準備していた避難用転送魔法陣に、姉妹を導く。
「さあ、この魔法陣に入って。外であなたたちの御両親が待ってるわ」
「うん、ありがとー!司書のお姉ちゃん!」
「本当にありがとうございます、ココア様…でも、姫様が…それに、ココア様も…」
無邪気なスゥ、憂いに俯くルゥネ。
「ふふ、姫様なら、きっと大丈夫ですよ!だって、ズーン一の大賢者様、みんなが大好きなパチェルート様だもの!」
力強く微笑むココア。幼い姉妹が無事、魔法陣で転送されるのを見送り、ホっと一息ついた、その時。

「イーッヒッヒッヒッ!獲物どもが全部逃げてると思いきや、一人上玉が居るではないかゲェヘヘヘヘ!」
「グフフ、我らはテロ行為を得意とする隠密部隊、本体から隠れてて正解だったザマス」
「フンガー!捕えろ!人質にして姫を脅せぇぇ!」

「えっ!?きゃああああっ!!」
突如出現した闇の三妖将に囚われてしまった。
危険を顧みずみんなを逃がす事が出来た。しかしココアはその尊い行為と引き換えに、犠牲となってしまったのだ。
――現在。そんな健気な美少女の想いを踏みにじる三下衆ども。

「お馬鹿な小娘ザマスねぇ。無力な足手まとい共のせいで自分が凌辱されるハメになるとは…ばぁかめ♪ブハハハ!」
「イーッヒッヒッ!そのおバカさんを人質にしたらアッサリ抵抗放棄した王女サマも愚かよのぅグェヘヘヘ!」
「フゴゴー!役立たずのゴミ共をさっさと捨てないからこうなるのだー!」
気高き主従をゲラゲラと嘲笑う。

「…ないで」
紅い瞳が三下衆をキッとにらみ返す。

「私はいいけれど…姫様の優しさを馬鹿にしないで!貴方たちは…最低ですっ!」

震えながらも精一杯、反論する。
「ぐむむー、生意気な小娘よ!だが最早我らに喰われるのみだ、主従もろともなぁグェヘヘヘ!!」
ルナヂャーが嘲笑うや、ココアのか細い脚を剛腕で開脚させ、下着を剥がし、まだ穢れをしらぬその秘部を弄び始める。
ビチャ。ぐちゅぐちゅぐちゅっぐじゅっ………
「っ!…ああ゛っ!?」
望まぬ刺激に大きくビクンと震えるココア。
ぐちゅぐちゅぐちゅぢゅ……
「あっあっ、やだぁ…やだよぉ…ふあ゛〜〜〜っ!!」

「イーッヒッヒッヒッ!でわ〜、ココアちゃんの処女、頂きまーす!!」
「ずるいザマスよルナヂャー!」
「フンガー!貫通だ!ナカをグチッャグチャにしろォォ!!」
先を争うように、そそり立つ3本の凶器が欲望がココアの純潔を穢さんと狙いを定める。
「ひっ…いやぁ…ひっく、やだよぉ…ああ…姫様ぁ…」

――。

「ぜっぜっぜっ、アイツ等も愉しんでるなぁ、パチェルート姫よ」
「ココア…ひどい…みんなを想う、とても、優しい子なのに…ゆる、せない…っ!」

抗い難き快楽の中、ココアの想いを踏みにじった魔王軍への激しい怒りに唇を噛みしめる。
しかし、囚われの賢き姫は…
「はぁ…ふぁぁ…おねがいです…魔王よ…ココアに、その子に…ふぁ、ひどい事、しないで…おねがい…だから…っ」
パチェルートは、最早抵抗する術の無い事を悟り、屈辱を堪え卑劣な宿敵に必死に懇願をするが。

「ぜーっぜっぜっブァーカめが!負け犬のお前は俺様に全てを奪われるんだぜ!
あの小娘も、お前も!ずーっと俺様たちの慰みモノなのぜぇぇ!!」

「ミストレイン……貴方って…最低の屑ね!!」

「おお、こわいこわい。まあそう睨むなよ御姫様?お、そろそろ効果が出てきたぜ?」
無念と悲憤に涙するパチェルートを小馬鹿にしつつ、魔王の好色な目がギラギラひかる。
「ふぁ、効果…媚薬、ですか?…くっ、今更っ、そんなモノに、負けませんっ!」
「ぜっぜっぜっ、もちろん媚薬も効いてるぜ?ドレスを着てても淫らにあえぎ悶える姿はとっても可愛いぜぇ王女様?」
「くっ…あくっ、こんな卑怯な邪術なんかに…ふぁ!感じてなんか、いないわ!」
「ぜっぜっぜっ、服の上からも勃っちまった乳首が丸見えなのぜぇ?」

「くっ…うぅ…っ」
屈辱に言葉が出ない。

「まあ、服の上からでも十分楽しめるんだが、やはり脱がさんとなぁ?」
魔王がニヤリと笑った瞬間。

ズル…シュウゥゥゥ……するっ。
「え…?」

熱く火照ったカラダに外気があたり、一瞬、ヒヤリとする…
「あ…」
「ほう、胸の形も大きさも程良く、なんて美しい…可愛らしいオッパイだぜ…」

下衆な魔王の眼前に、白く可憐なふくらみが直に晒される。
興奮する魔王の鼻息がかかる。媚薬で勃たされ敏感にされた桜色の乳首がピクン、とひくつく。
純真無垢な王女は一瞬、頭が真っ白になり…直後、羞恥にわなわなと震える。

「ぜっぜっぜっ、俺様の淫魔キノコの粘液はなぁ、衣服だけを溶かすんだぜ!
パチェルートよこれでお前を全裸に剥いてやるんだぜぇぇ!」

「あっ…あぁ…」

キノコ粘液(異世界のナメコというキノコに似ている、味噌汁に入れるとおいしいらしい)により、パチェルートのネグリジェのようなドレスが煙を立てて、溶け落ちていく。
「さぁて、これがステージ3なのぜ!これから動かない大図書館ちゃんの裸体をじーっくりと閲覧させてもらうのぜ!ぜーっぜっぜっぜっ!」

卑劣なる外道の前で、露わに剥かれていく美少女。
羞恥と屈辱、果断なく責め苛む絶望的な快楽、大切な者を守れなかった無力感。
王女パチェルートのアメジストの瞳から、一粒、大粒の涙がこぼれ落ちる…。
それが、更なる凌辱の合図となった。

つづく!


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