○袖の振り合わせも他生の縁

 水曜日、俺は、学校が終わると直に家に帰っていた。
『雌犬いおんは、学校の先生達相手にザーメンをたっぷり集めているぞ』
 悪魔の報告は、俺を落ち込ませるだけであった。
『このままここに居ても始まらないと思うがな?』
 悪魔が促すが、今の俺は、全てがどうでもよく思えた。
 そんな時、結女の妹で、元俺のクラスメイト、そして憧れの女子、今の俺の生活の面倒を見てくれている草薙みくるさんが部屋に入ってくる。
「いおりちゃん、この頃元気ないみたいだけど大丈夫?」
 俺は、答えられなかった。
「姉さんもどっか行ったまま帰ってこないし。どうしたのかしらね」
 結女は、今頃、商店街のオヤジども相手にザーメン集めをしている筈だ。
「私まで落ち込んでも仕方ないわね。いおりちゃんが元気になる晩御飯を作ってあげるね」
 そういって、出て行く草薙さん。
「こんな俺じゃあ、もう草薙さんの相手には、相応しくないかもしれないな……」
 更に落ち込む俺に悪魔が告げてくる。
『意外と近くにもう一人いたな。あの女も波長が合うぞ!』
「草薙さんだけは、絶対にだめだ!」
 俺は、枕で口を塞ぎながら怒鳴る。
『どうしてだ?』
 悪魔の言葉に俺は、首を激しく振って言う。
「草薙さんが男達に腰を振ってザーメンを求める姿なんて絶対に見たくない!」
『だったら、実の妹が、父親みたいな年の男に腰を振って、ザーメンを求める姿なら良いのだな?』
 悪魔は、そういって俺の脳裏にいおんが俺達の父親より年上に見える教師に向かってザーメンが滴り落ちるオマンコを突きつけてる姿を見せてくる。
「止めろ! 俺は、嫌だったんだ!」
 反論するが悪魔は、いおんがその胸でその男のチンポを勃起させる様を見せながら言う。
『でも、お前は、最後には、それを認めた。違うか?』
「それでも、草薙さんは、駄目だ!」
 俺が涙ながらに訴える。
「草薙さんは、俺の男に戻りたい理由の一つなんだ。それをあんな風にしたら戻る意味がない……」
 悪魔が納得した等に言う。
『解った。それでは、諦めると言うのだな。まあ、そうなったら雌犬になった娘達は、一生あのままだがな』
「どうしてだよ! 戻せるって話だろう!」
 俺の質問に悪魔が淡々と答える。
『無事に成功したらだ。この儀式に成功しない限り私の力は、この世界に影響を与えることは、出来ない。当然、雌犬達を元に戻す事も出来ないな』
 俺は、何も言えなくなる。
『お前は、自分の恋心の為に、雌犬にした少女達の一生を奪うのだな?』
 俺は、力なく項垂れながら言う。
「本当の本当に元に戻せるんだよな?」
『お前が望めばな』
 悪魔の言葉を聞きながら俺は、大切な物が壊れる音が聞こえた気がした。


「あれ、いおりちゃんどうしたの?」
 台所に来た俺に草薙さんは、首を傾げる。
「何か熱があるみたい。熱を測って」
 俺は、おでこを上に向ける。
「どれどれ」
 草薙さんは、何の疑いも持たず、自分の額を俺の額に当てて来た。


 草薙さんと一つになるのを絶望の中で感じていた。
「あれ、あれ、ここは、何処?」
 慌てて周りを見回す草薙さん。
 そして、何時もの催淫の魔法の効果が襲ってくる。
 激しい欲情に草薙さんの指が自然とオマンコに伸びる。
「おかしい。どうしてこんな風に」
 おかしいと思いながらも草薙さんの指は、止まらない。
 そうしている間にも俺の体が迫ってくる。
 草薙さんの背中を壁に押し付けるとそのままオマンコにチンポを挿入する。
「いや! 駄目!」
 必死に抵抗しようとする草薙さん。
『何をしている、早くしないか!』
 俺は、考えるのを止めて、草薙さんの体で感じる快感におぼれる。
「良いよ! チンポ、チンポがオマンコに入るの良いの!」
 俺の言葉を言わされた草薙さんは、戸惑うが、それは、間違いなく草薙さんも感じている事だった。
「違う、違うの! 私は、私には、大切な人が居るの!」
 草薙さんの脳裏に、昔の俺の顔が強く映し出される。
 しかし、俺の体は、容赦なく、草薙さんを攻め立てる。
「アァァァァァン! オマンコにチンポを入れられるの気持ち良い!」
 俺は、心で涙を流しながらも快感を草薙さんの口で訴える。
「駄目! 駄目! こんな快感に負けたら駄目なの!」
 そう言う草薙さんだが、チンポの一突き毎に昔の俺の顔が薄れていった。
「チンポ、サイコー!」
 そして、草薙さんの意思で快感を認めた。
『フィニッシュだ!』
 俺の体は、草薙さんの体が持ち上げるほど激しくチンポを突き上げて射精する。
「イクゥゥゥゥゥゥ!」
 草薙さんと俺は、絶頂に達してしまう。


 台所に戻った俺は、直に自分の部屋に戻り、ベッドに入ると布団を被り、涙を流した。
『態々見る必要は、ないだろうがどうする?』
 俺は、涙を拭いながら言う。
「見る。俺には、その責任がある」
 そして俺は、目を瞑った。


 草薙さんが目を覚ますと携帯電話を取り出し、体育会系の男子の番号を見つけてプッシュする。
 コール音が鳴っている間に我慢できなくなったのかオマンコを弄り始める。
『草薙さん! こんな時間にどうしたんですか!』
 相手の男子も驚いている。
「我慢できないの! 急いで私の家に来て!」
 混乱しながらもその男子は、家にやって来た。
「草薙さん……」
 ドアを開けた男子は、驚きで言葉が止まる。
 何故ならば草薙さんが裸でオナニーをしていたのだ。
「お願い、私のオマンコに貴方の立派なチンポを入れて!」
 愛液が滴るオマンコを見せ付ける。
 性欲を持て余している男子がそんな物を見せ付けられて我慢できる訳が無い。
 チャックを開けてチンポを取り出すと立ったまま草薙さんのオマンコを突き上げる。
「アァァァァァン! この熱いチンポが欲しかったの! もっと、もっと激しく突いて!」
 大きな胸を押し付けるように男子に抱きつく草薙さん。
「出る!」
 抱き潰さんばかりに草薙さんを抱きしめた男子が硬直する。
「イクゥゥゥゥ!」
 草薙さんが絶頂に達する。
 勃起したままの男子のチンポとの隙間からザーメンが零れ落ちている状態で草薙さんが男子にディープキスをする。
 そして唇を離して草薙さんが言う。
「私のオマンコがはち切れるまでザーメンを出してね」
 男子は、その言葉に答えるように腰を動かす。


『四人目も十分の仕上がりだな』
 悪魔のその報告に俺は、恋の終わりを悟った。
 そして、僕は、下から聞こえてくる草薙さんの喘ぎ声を聞きながらオナニーをしながら絶頂に達するのであった。


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