(チャイドルの妖しいライブ)
瀬川おんぷ、チャイドルとして一斉風靡をした彼女だが、なぜか放課後、一人でブランコに乗っていた。
おんぷは、携帯のスケジュール表を見て言う。
「今日も仕事が無い」
彼女に仕事が無いのには、理由があった。
母親、瀬川美保が原因である。
おんぷを重宝してくれていた山田プロデューサー、通称ヤマピーの番組におんぷが呼ばれ、いつもの様に他愛のない会話をしていた。
おんぷを重宝していた事からも解るようにヤマピーは、完全なロリコンで、おんぷは、完璧なストライクゾーンであった。
その為、人が見てない所で体を触られたりしていたが、おんぷは、仕事の為と我慢をしていた。
そんな慣れが、ヤマピーに大胆なまねをさせた。
番組中におんぷのお尻を触ったのが。
おんぷは、番組中のトラブルということもあり、少し引きつった笑顔で受け流していた。
しかし、カメラが止まると同時に美保がヤマピーに駆け寄り怒鳴りつける。
「うちのおんぷに何をするの! こんな変態の作った番組なんて出られません!」
そういって、番組が途中だったのにおんぷを連れてテレビ局を出てしまった。
それが、噂になり、おんぷの所属する事務所の社長は、美保に謝罪するように言ったが、受け入れなかった。
その結果、業界でも有名なプロデューサーと人気があるが一チャイドル、どっちが大切にされているのかは、おんぷに仕事がない現状が全てを物語っている。
おんぷは、大きく溜息を吐く。
「……ママの馬鹿。あれくらいの事、慣れっこなのに。あたしは、もっと有名になりたいの。チャイドルじゃなく一流の芸能人になりたかった。……これじゃ昔のママみたいに暗い家の中で一日を暮す、地味な女になっちゃう」
そんなおんぷの前にどれみが現れる。
「おんぷちゃん、時間ある?」
それに対しておんぷは、そっぽを向いて答える。
「残念な事に、ずっと暇よ」
それを聞いてどれみが笑顔で言う。
「良かった。一緒についてきてくれる?」
おんぷは、気分転換のつもりで頷く。
「良いわよ。それでどこに行くの?」
どれみは、妖しい笑顔で答える。
「貴女を魔女にしてくれる場所」
そういってどれみは、おんぷをMAHO堂に連れ込む。
そしてあのドアの前に連れて行き言う。
「強く魔女になりたいと思ってドアを開けて。そうすれば貴女に魔女の道が開かれるから」
溜息を吐くおんぷ。
「そんな子供のお遊びには、付き合っていられないわ」
そういって帰ろうとしたおんぷの前にあいこが立ち塞がる。
「良いんか、このまま帰ったら二度と元の栄光は、掴めんよ」
おんぷは、先程までの不安を突かれて、むきになって反論する。
「あたしは、実力があるから、またきっと仕事が来るわ!」
それに対してはづきが哀れみの視線で答える。
「パパがよく言ってた、どんなに才能があっても一度ケチがついた人間は、使えないって」
映画監督を父親に持つはづきの言葉には、重みがあった。
怯むおんぷの耳元でどれみが囁く。
「魔法の力を手に入れれば、また栄光の日々が手に入るよ」
戸惑いながらもおんぷがはっきりと言う。
「魔法なんてある訳ない。こんな事をしても無駄なのよ」
あいこは、躊躇するおんぷをドアの前に連れて行き言う。
「駄目もとでいい。嘘だったからって、あんたが何かを失うわけやない」
「そうかもしれないけど」
まだ躊躇するおんぷにはづきが言う。
「カメラ越しに感じる視線を忘れられるの? これがラストチャンスだよ」
おんぷの脳裏に沢山のカメラが自分に集中し、その先に居る無数の視聴者の視線が思い出された。
そしておんぷは、ドアノブに手をかけてしまった。
「あたしをもう一度、芸能界で輝かせる魔法を使える魔女にして!」
吸い込まれていくおんぷをみてどれみが言う。
「強い思い。きっとすごい魔女になるよ」
そして、ドアから出てきたおんぷは、涼やかであった。
どれみ達が首を傾げているとおんぷが静かに言う。
「どうしてあんなに悩んでいたのかな? 芸能界で輝くなんて簡単な事なのに」
そして微笑んだ時のおんぷの顔をみてどれみも笑みを浮かべる。
「おんぷちゃんも理解したんだねご主人様の素晴らしさを」
おんぷも笑顔で答える。
「そうね、ご主人様に出会う為の試練だったかもしれない。これから忙しく成る。どれみちゃん達も手伝ってね」
おんぷのその暗い闇を瞳の奥に宿した笑顔に、同じ魔女の筈のはづきやあいこですら恐怖したが、どれみは、笑顔で答える。
「当然だよ。あたし達、大切な仲間だもん」
どれみもまた、純粋な魔女への思いから絶望を知った闇の住人だったのだ。
売れっ子ヤマピーは、都心のオクションに住んでいた。
そんなヤマピーがリビングでスタッフに隠し撮りさせたチャイドルの股間のアップシーンの映像を楽しんでいると、チャイムが鳴った。
折角の至福の時間を邪魔されて、不機嫌そうに玄関の映像を見るヤマピーだったが、首を傾げる。
そこには、年増のバアアの所為で近寄れなくなった、一番タイプのチャイドルおんぷが居たからだ。
『ヤマピーいませんか?』
不安げな顔なおんぷの顔にヤマピーは、知らず知らずのうちに興奮し始めていた。
「なんだか知らないが丁度良い、今夜のおかずにしてやるか」
そういっておんぷを迎え入れるヤマピーであった。
リビングに入ってきたおんぷが一番に頭を下げる。
「この間の事は、すいませんでした」
その態度にヤマピーが肘をソファーの背に乗せて足を広げた大物っぽい態度で言う。
「解っていれば良いんだよ。まー元々おんぷちゃんが悪いわけでは、無い。そうやって誠意を見せてくれれば、こっちも大人気ない真似は、しないよ」
思いっきりの小物っぷりだが、おんぷは、涙ぐみながら言う。
「いえ、ただ謝っただけでは、とうてい謝罪になりません。許して貰えるんでしたら、お詫びの気持ちを態度で示させてもらいたいのですが?」
その言葉にヤマピーは、いやらしい期待に鼻の穴を広げていう。
「俺を侘びの気持ちを受けいれられない小物だと思ったのかい?」
おんぷは、涙を拭いながら言う。
「ありがとうございます。それでは、早速」
そういっておんぷは、ヤマピーに近づいていく。
ヤマピーは、抱きついてくる程度のいやらしい予感をしていたが、そんな想像より凄い事が起こった。
おんぷは、口でチャックを下ろして、勃起した男根を取り出してしゃぶりだしたのだ。
あまり物事に言葉を無くすヤマピー。
しかし、おんぷの舌が、男根の裏スジを通り、エラを刺激した時には、もう快楽に負けていた。
「凄い、凄いよ! おんぷちゃん!」
呻くヤマピーに嬉しそうな笑顔を向けておんぷが言う。
「本当ですか?」
ヤマピーは、指でOKマークを作って言う。
「本当だよ、何処でこんな技を覚えたんだい?」
卑しい顔でヤマピーにおんぷは、少し恥ずかしげに答える。
「ヤマピーにお詫びをする為に一生懸命練習したんです」
そんなみえみえな嘘すら、舞い上がったヤマピーは、気付かない。
「そうかそうか、よし、次の番組には、レギュラーで出してあげよう」
「ヤマピー、凄く優しい。これは、お礼です」
そういっておんぷは、ヤマピーの男根をくわえ込む。
喉まで使って、膣にも負けないディープスロー。
「アァァァァアーーーーーーー!」
あまりにも強烈な快感にまともの言葉も喋れないヤマピー。
ほんの数回の上下で、ヤマピーは、おんぷの口におもいっきり射精してしまう。
おんぷは、わざとくちの端から精液を垂らし、申し訳なさそうにいう。
「全部飲めなくて、すいません」
その態度にすぐさま硬度を取り戻すヤマピー。
「気にしないで良いよ。だからもう一度、やってくれないか?」
血走った目、震える手、理性など感じられないヤマピーの姿、魔女になるまえのおんぷだったら逃げていただろう。
しかし、魔女になったおんぷは、一味違う。
「ごめんなさい。あたし、もう我慢できないんです」
そういっておんぷがワンピースの裾を捲ると、産毛しか生えていない綺麗な割れ目を濡らしていた。
「ヤマピーのちんこを舐めてると思っただけで我慢できなくなったの。まだお礼の途中で、いけないことだと解ってるけど、お願いします。あたしのここを慰めてください」
体を震わせて哀願するおんぷの顔を見て、ヤマピーの理性が消滅した。
ヤマピーは、本能のままにおんぷを押し倒し、濡れた割れ目にしゃぶりつく。
「そ、そんな、そんなに激しくしたら、変になっちゃうぅぅぅぅ!」
おんぷの鳴き声にヤマピーは、更に興奮し、おんぷの割れ目を拡げて、襞の一枚一枚まで舐め始める。
「いや、駄目、そこは、じっくりせめたらいけない子になっちゃうよぉぉぉぉ!」
必死に首をふるおんぷ。
ヤマピーは、高まりきった男根を割れ目に押し当てる。
「いまから天国に連れて行ってやるからな!」
そういって、ヤマピーは、何度も妄想の中で思い描いた様に、おんぷの割れ目に男根を押し込んだ。
「す、すごいぃぃぃ! ヤマピーのチンコは、サイコーーーーー!」
おんぷが快楽に打ち震え、涎を垂らすのをみて、ヤマピーが更なるスピードを上げる。
「速過ぎるぅぅぅ! そんなに速くしたら、もういっちゃうぅぅぅ!」
「俺もいくから、俺が出すのに合わせろ!」
そういって、ヤマピーは、おんぷの股間に強く体を押し付けて、最深部まで男根をめり込ませる。
「出すぞぉぉぉ!」
「いくぅぅぅぅ!」
ヤマピーの射精と同時におんぷも高い声をあげる。
疲れて、おんぷの押しつぶす格好で横になるヤマピー。
おんぷは、そんなヤマピーに囁く。
「ヤマピーと一つになれるなんて夢見たい。他のチャイドルの子も妬まれちゃうかも」
日頃からのセクハラでチャイドル受けが悪い事を気にしていたヤマピーが驚いた顔をして言う。
「そんな、あいつ等は、俺の事を嫌ってるんだと思っていた」
苦笑しておんぷがいう。
「恥ずかしがってるだけですよ。ヤマピーが抱きたい子が居たら教えてください。あたしが、橋渡しをしますから」
ヤマピーがハーレムを夢想してる間に、おんぷがヤマピーの頬を指で弄りながら言う。
「ヤマピー、お願いがあるのんだけど聞いてもらえますか?」
妄想であたまがいっぱいなヤマピーは、適当に返事をする。
「ああ、なんでも言ってくれ」
おんぷが笑みを浮かべて言う。
「あたしファンへの感謝の意味を込めたシークレットライブをやりたいの。ほんの数十人が入る場所でいいからどうにかならない?」
気をよくしているヤマピーが安請け合いする。
「そんくらい、簡単だ。任せておきなさい」
その言葉におんぷがヤマピーの男根を擦りながら言う。
「嬉しい。これから、その感謝の意味を含めて、二回戦目、やりませんか?」
「断る理由は、ないな」
こうしてヤマピーは、第二ランドを始めた。
少しでもヤマピーに理性が残っていれば気づいた事であろう、自分みたいな中年がこんな短時間でここまで射精出来るのは、尋常で無い力が動いているという事実に。
しかし、いまのヤマピーは、おんぷに埋め込まれたアスモデウスの種が生み出す快楽に、完全に飲み込まれていた。
そして、ライブ当日。
おんぷのファンクラブの会員でもあるヤマピーの裏のネットワークでおんぷを愛する男達が、地下ライブハウスに集まっていた。
いきなりのシークレットライブに半信半疑のファンたち。
そこにコートを羽織ったおんぷが舞台に出てくる。
「みなさんおはようございます!」
「「「おんぷちゃん! おはよう!」」」
おんぷは、嬉しそうに言う。
「今日は、あたしの為に集まってくれてありがとう」
手を振るおんぷにファンの男性が歓喜をあげる。
そしておんぷが指を一本立てて言う。
「あたしから一つだけ質問があります。いいですか?」
「「「何でも聞いて!」」」
のりのりのファン。
おんぷが言う。
「皆さんは、あたしの事を愛していますか?」
「「「当然だ! 宇宙で一番愛してる!」」」
おんぷは、コートの前を開けていう。
「この舞台の上で抱いてくれるほど?」
ファン達は、目を疑った。
なんとおんぷは、コートの下には、何も着ていなかったのだ。
おんぷの天使の様な裸身がファン達の視界を逃さない。
「やっぱり、無理なの?」
すると一人のデブが舞台にあがり、そのままおんぷの前に立ち、勃起した男根を取り出して言う。
「おんぷちゃんとセックスできるんでしたら、テレビの前でも構いません!」
おんぷは、本当に嬉しそうな笑顔を向ける。
「ありがとう。これは、お礼」
そういってデブの臭う男根をしゃぶる。
デブは、直ぐにおんぷに顔射する。
「ごめんねおんぷちゃん」
自分の早漏さに、ビクビクするデブだったがおんぷは、顔についた精液をおいしそうに舐めながら言う。
「美味しいザーメンをこんなに早くだしてくれるなんて、そんだけおんぷを愛してくれてる証拠だよね? 今度は、その愛をここに頂戴」
おんぷが濡れた割れ目を自分の手で左右に開く。
デブは、一瞬の躊躇もせず、挿入した。
「おんぷちゃんのオマンコは、最高です!」
直ぐにそう叫び、おんぷの中に射精するデブ。
倒れたデブを優しくずらしながら、おんぷが会場のファンに言う。
「彼以上にあたしを愛してくれる人は、いないの?」
それが引き金になり、ファンの大群がおんぷに襲い掛かる。
「俺も出来ます!」
そういって、いの一番に到着した男は、すぐさま挿入を開始し始める。
他のファンも男根をとりだし、おんぷに擦りつけ始める。
おんぷも口や両手で次々と射精に導いていく。
「早く変われ!」
怒鳴るファンにおんぷが言う。
「待たせてごめんなさい。我慢できなかったらお尻の穴も使って」
おんぷは、そういって自ら菊座を拡げると怒鳴った男は、何の迷いもなく男根を菊座に挿入する。
「凄い! 凄い! 凄い! あたしは、愛されてるのね、前からも、後からも! あたしは、気持ち良いの! 皆の愛情があたしを最高の気持ちにしてくれるの!」
おんぷの興奮に引っ張られるように、ファンの興奮は、さらに高まっていく。
宴は、終わった。
限界まで精液を搾り出されたファン達は、所狭しと倒れていた。
そんなゾンビ候補を箒でとびこし、ライブ会場を隔離する結界の維持とアスモデウスの種の供給を手伝っていたどれみ達が現れる。
「ほんま凄いな、いきなりこれだけの量の力を集めるなんて」
あいこが感心しているとおんぷは、クールな笑みを浮かべて言う。
「まだ始まりよ。これからは、ヤマピーが見つけてきたチャイドルをセックス狂いに調教して、ここと同じ様なサバトを開かせる。そうすれば、ご主人様の力がどんどん高まる」
その言葉に、はづきが自分の胸を絞りながら夢心地で呟く。
「ご主人様のあのペニスをまた入れて貰えるのですね」
どれみも頷く。
「そうだよ、魔女狩りの奴等の目を誤魔化し、もう少し力を溜めれば、ご主人様を地上にお呼び出来るのよ。その為の器も決まってるんだから」
その時、おんぷの携帯にメールが入る。
「誰からのメール?」
はづきの言葉におんぷが舌打ちをする。
「ママよ、人の足を引っ張る事しか出来ないのに、余計な干渉をしたがる」
それを聞いてどれみが言う。
「そうね、男親と違って、異常欲情からあたし達の事が発覚し易いから、放置していたけど、今後の展開の為に、墜ちてもらいますか?」
それを聞いておんぷが言う。
「それじゃ、少しは、役にたってもらいますか」
あいこは、嬉しそうに言う。
「これで、また親子三人で一緒にくらせるんやな」
はづきは、含み笑いをしながら、どこからともなくテープを取り出す。
「この時の為の準備は、万全よ」
どれみ達は、精液の臭いに満ちるライブハウスでこれからの狂乱に興奮するのであった。
ネクストターゲット『お邪魔女の母親達』
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