9:嬉し涙を流すロザリー
裏ヒロインのロザリーがメインですが、実は、今回に限って言えば、ドラクエパロって言うのは、建前です。
本音で言えば、幽遊白書の雪女に代表される涙が宝石に変わる少女達、作中では、痛みつけられて涙を流させようとするシーンが描かれていますが、エロイ人読者達には、絶対にエロイ事されて涙を流させる事もしているだろうって妄想されています。
そんな訳で今回は、そんなエロイ事で涙を流させる話。
一応建前の前ふりもしておくか、えーと何気にロザリーが連れ去られたのって実は、勇者達がピサロナイト(実は、設定が深く、剣の腕だけならピサロにも負けないって兵で、密かにロザリーに想いを寄せるが、主の恋人と知って、告げず全力で護るだけの道を選んだ漢)を倒した所為だと思うんですよね。
そんな訳でさらわれたロザリーに起こった悲劇の話。
私の名前は、ロザリー。
この名前も愛しいあの人、ピサロ様が付けてくださった。
私には、流した涙がルビーになるという特殊な力の為、幼き頃から強欲な人間に狙われて続けていました。
ピサロ様に出会った時もそんな時でした。
ピサロ様は、私を襲っていた人間達を倒し、私を救って下さったのです。
その後も、私に好意を抱いてくださり、ずっと護って下さっていました。
しかし、そんなピサロ様が人間を根絶やしにすると言い始めたのです。
私は、必死に説得を試みましたが、私の声は、届きません。
そして、私は、祈りました。
ピサロ様を間違った道から救ってくださる人を。
そんなある日、私を護ってくださっていたピサロ様の騎士さんが倒されてしまいます。
「貴方達は?」
怯える私にその人達は、言いました。
自分達は、魔族の暴走を止める為に旅をしている勇者の一行だと。
私は、ピサロ様が本当は、優しい人な事、自他にも厳しすぎるあまり、道に迷っていると訴えました。
「もしそれが本当なら僕達は、彼を止めてみせます」
勇者さんの言葉に私が頭を下げます。
「どうかよろしくお願いします」
こうして、私は、一つの希望を得た。
それから数日、私は、傷ついたピサロ様の騎士さんを治療をしていると、大勢の人間がやってくる事に気付きます。
「ロザリー様は、奥に。前回の様にこの部屋に踏み込ませる事は、しません!」
ピサロ様の騎士さんがそういって傷が癒えきらない体で立とうとします。
「駄目です。まだ動ける体では、ありません」
必死に止める私にピサロ様の騎士さんが言います。
「それでも騎士として、一人の男として譲れないことがあるのです」
防具を身に纏い、ピサロ様の騎士さんは、部屋を出て行きました。
激しい戦いの音が暫く続いた後、扉が開き、そこには、ピサロ様の騎士さんが立っていました。
「……良かった」
安堵の息を吐いた直後、ピサロ様の騎士さんが倒れ、鎧の隙間から大量の血が流れ出すのでした。
「騎士さん!」
駆け寄ろうとする私を邪な表情をした人間が邪魔します。
「おっと、これから連れ帰るんだ、余計な事をして汚れないでくれよ」
「離して下さい! 騎士さんを早く治療しないと」
私の必死でお願いすると人間は、馬鹿笑いをします。
「とっくりに手遅れだよ!」
そう言うと騎士さんの兜を蹴り外します。
「そ、そんな……」
騎士さんの顔からは、命の息吹を感じる事は、出来ませんでした。
「さあ、とっとときやがれ!」
腕を引っ張られる私は、人間に連れさらわれるのでした。
「またこの様な状況になるなんて……」
ピサロ様が用意した部屋とは、比べる事も出来ない粗末な部屋。
家具は、薄汚れたベッドだけ。
シーツからは、異臭がたちこめる。
しかし、こんな環境は、初めてでは、ありません。
私がルビーの涙を流す事を知った人間に幾度と無く捕らえられては、この様な部屋に監禁され、無理やりに泣かされ続けた。
そんな私が平穏な暮らしをおくれたのも全ては、ピサロ様のお蔭。
私は、こんな状況に落ちようともピサロ様が間違った道から戻れる事を祈るのを止めるつもりは、ありません。
そして、私の想像通り、人間達は、私に涙を流させる為に様々な苦痛を与えてきました。
私は、幾度となく涙を流しましたが、痛みには、慣れて行きます。
私が涙を流さなくなり始めた頃、人間達は、別の方法で私を泣かせようとしたのです。
「役得って奴だな」
今までの強欲さがにじみ出ていた顔とは、違う顔の人間が部屋にやってきたのです。
そこに顔にあったのは、ある意味野獣の様な表情、本能に従い欲求を満たそうとする顔。
私も本能的な恐怖を覚え、身を引いた時、人間達の手が私の服を剥ぎ取る。
「嫌、何をするつもりですか!」
私が叫ぶと人間達は、笑みを浮かべるのです。
「何ってお前を犯すんだよ!」
「犯す? 今まで危害を加えてきたのとは、違うのですか?」
私の問いに人間達が笑うのです。
「随分と初心なお嬢様だぜ! 犯すって言うのは、交尾をするって事だよ!」
言葉の意味を知って私は、顔を真っ赤にします。
「そんな、子供は、お互いに愛し合って産む物です!」
「知ったことかよ! 俺達がお前を犯して気持ちよくなって、それでお前が泣けば、雇い主がルビーが手に入って一石二鳥なんだよ!」
人間達は、優しさの欠片も持ち合わせていませんでした。
まだ未成熟な私の女性器に男性器を無理やり押し込むのです。
「痛い……」
今までの痛みとは、違う痛み。
この痛みは、体を穢される心の痛みと伴い、私を深く傷つける。
枯れたと思っていた涙が零れ落ちていく。
「さっそくルビーを出してくれたぜ!」
「幸先いいじゃねえか!」
笑いながら私を犯す人間達。
「それでは、一発目だ!」
私の中で何かが出されてしまいます。
男性器が引き抜かれると白くドロドロした液体がこぼれ出ます。
「それが子種だ、俺の子供を孕むんだな!」
「嫌!」
淡い夢、ピサロ様との幸せの暮らし、それが今この瞬間、完全に消えてしまった。
体の痛みは、耐えられたが、穢された心の痛みに私は、涙を止める事が出来なかった。
どんな痛みにも慣れるものでした。
あれほど体の苦痛と心の痛みも今では、私に涙を流させる事は、ありませんでした。
「困りましたね。次の出荷も近いというのに」
最初に来ていた商人風の人間が忌々しいという顔をして私をみていましたが、私にとっては、どうでもいいことです。
最早、私の未来には、希望は、ありません。
それでも私は、ピサロ様が間違った道から戻れる事を祈るのを欠かしていません。
「それは、困るんですよね」
今まで見たことの無い人間が入ってきた。
「そうもうされましても……」
明らかに困った顔をする商人風の人間を制止して新しい人間が近寄ってくる。
新しく来た人間は、今まで見たどの人間、優しい人間、勇気ある人間、邪な人間、本能に忠実な人間、どれとも違う雰囲気を持っていた。
「僕は、雌奴隷商人。君みたいな上玉ならルビーの涙なんて無くても十分に商品価値がある」
奴隷商人、しかし、頭に雌とついているが、どういう意味だろう。
少し考えそうになったが止めました。
それが何であれ、私の未来は、変わることは、ないのだから。
「これは、貰っていくよ」
「困ります、これは、金の卵を産む鶏なのですから!」
商人風の人間に奴隷商人が言う。
「しかし、君には、もう金の卵を産ませることは、出来ない。違うかい?」
怯む商人風の人間に奴隷商人が続ける。
「君は、僕達に多大な借金をしている。この娘でそれをチャラにしてあげるよ」
「ですが、その娘が居なくなっては、今後のとりひきが……」
商人風の人間が言葉の途中で黙る。
「明日の事なんて考える余裕あるとでも思っていたのかい? 君は、今、この場で十万ゴールドを返済しなければ命が無いんだよ。それとも、お金に都合がついたのかい?」
奴隷商人の確認に商人風の人間は、首を横に振った。
「それで、もう一度聞くけど、僕がこの娘を貰っていくのに何か文句があるのかい?」
「……なにもありません」
悔しそうにそう応える商人風の人間。
こうして私は、奴隷商人に連れて行かれるのでした。
正直、持ち主が変わった所で私の扱いが変わるとは、思いませんでした。
しかし、予想外にも奴隷商人は、私をお風呂を用意して下さいました。
質素ですが綺麗な服を着せてもらい、私は、食事の席に連れてこられました。
「奴隷商人の貴方が商品である私にこんな事をするのですか?」
奴隷商人は、心を読ませない笑みを浮かべながら言います。
「僕は、雌奴隷商人です。ただの奴隷商人とは、違います。気をつけてください」
「雌奴隷商人?」
聞き返す私に雌奴隷商人が告げる。
「そう、奴隷商人が扱う奴隷は、一山幾らの替えが利く物。僕が扱う雌奴隷は、お客様の要望に応えてそれにそった替えの利かない者で無ければいけません。ですから、当然、扱いには、丁寧になるんですよ」
少し思案して私が答える。
「詰り大切な商品だから、メンテナンスを十分に行うという意味ですか?」
手を叩く雌奴隷商人。
「その通りです。その様子なら誤解されていないみたいだ。君は、あくまで商品だって事を」
その目には、深い闇を孕んでいる気がした。
食事の後、私は、ベッドルームに連れてこられました。
「私は、また犯されるのですね?」
雌奴隷商人が肩をすくめる。
「あんな連中と一緒にしないでください。僕は、君とまぐわうのです。決して一方的な行為では、ありません」
そういいながらも服を脱がす雌奴隷商人。
「横になってあそこを見せて」
逆らうだけ無駄な事は、理解していた私は、言われるままにベッドに横になり足を開きます。
「うん、綺麗だ。それでは、味わわせてもらうよ」
なんど雌奴隷商人は、あそこを舐め始めた。
「そこは、排尿をする汚い場所! そんな所を舐めたら駄目!」
「大丈夫、しっかり洗ってあるのは、確認済みだよ」
そう返事をすると直ぐに舐めるのを再開する雌奴隷商人。
「……アァン」
私の口から甘い声が漏れる。
「おかしい、汚い所を舐められているのに気持ち良い」
信じられなかった。
「これからもっと凄くなるよ」
そういって女性器の上、陰核を舐める。
「アァァァン! 激しすぎます!」
腰を振って逃げようとしましたが、雌奴隷商人は、巧みに私の腰を操作して、より激しく私を舐め上げていきます。
「おかしくなるぅぅぅ!」
強すぎる刺激に私の頭の中が真っ白になってしまいました。
脱力する私に雌奴隷商人が教えてくれました。
「今のが絶頂、イクって事だよ。これから君は、この快楽で絶頂を迎える事を求めて生きていく事になるんだよ」
「そんな私は……」
ピサロ様の事だけを祈って居れれば良かった。
「好きな男の事を考えているだろう。しかし、君は、直ぐに君自身の未来の事だけを考えるようになる」
「嘘です! 私は、そんな恥知らずでは、ありません」
ピサロ様への恩義を忘れるなんてある訳がない。
「その答えは、自分で知る事になるよ」
そういって雌奴隷商人は、男性器をとりだし、濡れた私の女性器に挿入する。
「ハァァァ! 何で?」
犯されてるときには、感じる事が無かった感覚が私を襲う。
「これがまぐわうって事だ。さあ、君も感じるんだ自分が雌だって事を」
動き出す男性器が私の女性器を刺激していく。
「アァァァン! らめぇぇぇ!」
私は、お腹の奥からたちのぼる快感に自然と自らも腰を動かして、男性器を受け入れていた。
「段々と慣れてきたみたいだね。さあ、もっと激しくするよ!」
言葉通り、腰の動きが早く、激しくなります。
「良い、いい、イイィィィ! もうらめぇぇぇ! イクゥゥゥ!」
私は、再び絶頂に達するが雌奴隷商人は、止まらない。
「更なる高みを見せてあげよう」
噴出される子種の熱さが私を中から染め替えていく。
「カワチャウゥゥゥ! 中から、子種の色に染まっていくぅぅぅ!」
私は、全身が白く染まっていくのを感じた。
その後も何度も子種を出され、それ以上に絶頂を迎え、力を使い果たし、ベッドに横たわる私は、ベッドの至る所に転がるルビーに驚く。
「どうして? 私は、悲しくも痛くも無いのかったのに?」
雌奴隷商人が愉快そうに笑う。
「涙は、嬉しくても出るんですよ。絶頂の歓喜、それが君に涙を流させたのでしょうね」
私は、不思議な思いでルビーを拾う。
「何か、何時ものルビーより綺麗」
「これからは、毎日のように生み出すことになるよ」
そういって唇を合わせてくる雌奴隷商人を私は、受け入れた。
あれからどれだけの年月が経った事だろう。
私は、雌奴隷商人のご主人様の元で多くの男性とまぐわい、歓喜の中、ルビーを生み出し続けた。
そんな中、一人の男性が噂話をしてくれた。
「魔王が勇者に倒されたんだってな。確か魔王の名は……」
私は、感謝した。
「お客様、私ともう一度まぐわいませんか?」
「良いのかい?」
男性の言葉に私が頷く。
「はい。私の昔からの祈りが神に届いた事が解ったのですから。後は、私の今の願い。多くの男性とまぐわい、歓喜の涙を流す事をするだけです」
「それは、楽しみだが、俺も年でね……」
苦笑する男性の性器を口に含み丁寧に舐めあげる。
「上手い、妻のとなんて比べようもないよ!」
興奮し、勃起させる男性。
「今回は、私が上になりますね」
私は、男性に跨り、騎乗位でまぐわった。
「アァァァン! お客様のは、大きくって硬く、気持ち良いぃぃぃ!」
「ロザリーちゃんのも入り口で絞めつけるのに中では、優しく包み込んで扱きあげる。最高だよ!」
お互いに腰を激しく動かしあい、一気に絶頂に達する。
「イクゥゥゥ!」
私は、絶頂と共に歓喜の涙を流すのであった。
「これは、もらっていいんだよね?」
悲しみの涙のルビーは、脆く人が触ると崩れましたが、歓喜の涙のルビーは、強く壊れる事は、無かった。
「はい、でも売ったりしないで下さい」
男性が頷く。
「勿論だ。今宵の思い出としてとっておくよ」
こうして、私は、今夜も歓喜の涙を流したのだ。
「ピサロ様。あの人達は、貴方を間違った道から救って下さったのですね。貴方でしたらきっと来世で、幸せになれると信じています」
私は、神に来世でのピサロ様との再会を祈るのでした。
そして再会した時には、ピサロ様とまぐわい、歓喜の涙を流したい。
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