強欲



〈悪魔博士〉
 五番目のターゲット、小浴は、愛娘のクラスメイトで金遣い荒く、小学生でありながら売春行為を行ってまで欲しいものを手に入れようとする強欲さを持っていた。
 挙げ句の果てには、愛娘まで売春させたのだ。
 許せる訳が無かった。


〈小浴〉
 あたしの名前は、小浴。
 大人達は、不況だなんだいってるけど、あたしには、関係ない。
 だってあたしには、この若すぎる体が有るんだから。
 プリペイド携帯電話で適当なフリーメアドを使い、ロリコンオヤジどもからいくらだって絞り出せる。
 最初は、抵抗有ったけど、慣れれば平気。
 コンドームさえ着けてれば妊娠もしないし性病の危険もないからローリスクでハイリターン。
 今日も馬鹿なオヤジを舞い上がらせて、お金をぶんどってやろうと考えてる間に車が止まり窓からサングラスをしたオッサンが顔を出す。
 この手のオヤジは、世間体を気にしてこんな中途半端な変装をするが全くの無駄。
 エッチの最中には、サングラスを外して情けない顔を見せる。
 それを携帯のカメラで撮っておけば金を出し渋った時に使える。
「ショーヨちゃんだね?」
 ショーヨは、あたしが体を売るときに使うハンドルネーム。
「はい、博士さんですよね?」
 自分博士なんて名乗るなんて痛いオッサンだが、本番無しで、三枚出すって言うから来てやった。
「乗るんだ」
 あたしは、指示通りに車に乗ると、ラブホに連れ込まれた。
「フェラするならお風呂に入ってね」
「私は、指一本触れない。その代わり、この薬を飲んで貰う」
 差し出して来たのは、一つのカプセル。
「危ない薬じゃないでしょうね?」
 流石にお金の為に人間を辞めたくない。
「安心しろ、単なる利尿剤だ。お前のオシッコをする姿を視姦するためにな」
 げーマジものの変態だ。
「本当に何もしないのよね?」
 お金を差し出す。
「前払いだ。下着をずらしただけなら直ぐに逃げれるだろう」
 ドアから遠ざかる男。
「良いわよ、見せてあげる」
 お金を財布にしまって用意されたジュースでカプセルを飲む。
 暫くするとオシッコが出そうになる。
「出すわよ?」
「待て、限界まで我慢しろ」
 面倒な奴。
 仕方ないが我慢する。
 その間、男は、サングラス越しにあたしがオシッコを我慢する姿を視姦続ける。
 いよいよ我慢の限界が来る。
「……も、もう無理よ!」
「後、一分だ。そうすればもう一枚払うぞ」
 あたしは、お金の為に頑張った。
 これ程一分が長いと感じた時は、ない。
「良いぞ」
 男の言葉であたしは、オシッコを噴き出す。
 激しく、なかなか止まらない。
 その様を男は、凝視し続けた。
 視姦、正に目で犯されている気分だった。
 オシッコを終えた後、男は、約束通りにあたしを解放した。
「本番無しに稼げたんだからラッキーだったんだよね……」


 何かモヤモヤするものを抱えたまま数日が過ぎた。
 また博士から連絡があった。
 前と同じ事をしたいと。
 複雑な気持ちのまま、あたしは、それを受けてしまった。
 利尿剤を飲み、限界までオシッコを我慢する。
「……出すわよ?」
「後、三分だ」
 差し出されるお金にあたしは、躊躇しながらも我慢していたが、三分は、長過ぎた。
 途中で決壊した。
 一度漏れ出すと勢いを増していき、前の時より激しく、オシッコを撒き散らした。
 脱力するあたしを残し博士は、去っていった。
 残ったあたしの中では、何かが燻っていた。


 三度目の呼び出し。
「このままじゃあたし……」
 言葉に出来ないモヤモヤを感じながらも、応じた。
 前と同じようにカプセルを飲み、オシッコを我慢する。
「もう出るよ……」
 前回の反省を踏まえて余裕をもって言ったが、騙されてくれなかった。
「限界まで我慢出来ないならここまでだ」
 立ち上がろうとする博士。
「待って、我慢するから!」
 慌て制止するあたし。
 胯間を襲い、あたしを苛む激しい尿意。
 孔が空くほどの視線で捉えられいるのが判る。
 今まで体を売ってきたが、いつもリードして来たのは、あたしだった。
 でも、これは、違う。
 尿意に悶えるしか出来ないあたしが良いよう犯されている。
 指一本触れられていないのにあたしは、凌辱されている。
 我慢の限界が来た。
「もう本当に限界、出します!」
「後、五分我慢すれば、これだけやるぞ」
 見せられた大金に、一瞬だけ尿意を忘れたが、胯間の激痛に首を横に振る。
「無理! 絶対に無理!」
 差し出されたのは、何度か使わされた事があるバイブだった。
「これで尿意を誤魔化せば大丈夫だ」
 強烈過ぎる尿意にまともな思考が出来なかったのだと思う。
 あたしは、バイブをあそこに押し当てた。
「アァァァン!」
 今まで感じた事がないぐらいにあたしは、性感を感じた。
 激痛から逃れる為、快楽を求め、バイブを奥まで突き刺した。
 身体中を電撃が走った。
 頭が真っ白になり、全身から力が抜け、放尿してしまった。
「残念だったな。だが次の機会がある」
 そう言い残し、博士は、去っていった。
 残されたあたしに目には、見えない鎖をつけて。


〈悪魔博士〉
『完全にイッちゃてたわね』
 愉快そうに語るメフィスト。
「あそこまでなったのは、騙してジュースに仕込んだ媚薬のせいだろう」
 肩をすくめるメフィスト。
『騙す? 薬が普通の利尿剤だって言うのは、本当でしょ?』
「偽りを使わず、相手を陥れる、正に悪魔の所業だな」
 私の言葉に愛娘の顔を使って妖しい微笑みを浮かべるメフィスト。
『誉め言葉と受け取っておくわ』
 忌々しい悪魔だ。
「好きにしろ!」
 メフィストに好き勝手される愛娘の体から目を背ける。


〈小浴〉
「顔が真っ赤ですけど、大丈夫ですか?」
 数日後の教室でクラスメイトの真玖鴉が話し掛けて来た。
「……大丈夫、なんでもないよ」
 無理やり笑顔を作って答えた。
「そうなら良いですけど、もしも体調が悪かったら直ぐに言って下さい」
 真玖鴉は、そう言って席に戻るが心配そうにこっちを視ている。
 その視線にあたしは、背筋が震える。
 体調が悪いわけでは、ない、ただオシッコを我慢しているだけなのだ。
 あれからあたしは、オシッコを限界まで我慢する様になってしまったのだ。
 そして授業中に我慢の限界が来る。
「……先生、オシッコに行っても良いですか?」
 クラス中から笑われる。
「またかよ」
 先生も溜め息を吐く。
「最近、多いですよ。次からは、ちゃんと休み時間に行きなさいね」
 あたしは、皆に笑われながらトイレに駆け込んだ。
 スカートを捲るとパンツのあそこが濡れて居た。
 漏らした訳では、ない。
 あたしは、パンツを脱ぎ捨て、激しく指であそこを弄る。
「アァァァン!」
 あれから病みつきになってしまったのだ、オシッコを限界まで我慢しながらのオナニーが。
「授業中に行ったあたしのオシッコしてる姿を皆が想像してる!」
 そう考えると更に快感が増す気がした。
「イクゥゥゥ!」
 学校のトイレでイッて、脱力感に襲われるあたしだったが、物足りなさを覚えた。
「オシッコを我慢出来ずに激しく漏らす姿を視られたい……」
 今まで生きてきた中でこんなに強く何かを求めた事は、なかった。


 そして、博士から連絡が来た。
 あたしは、待ちきれない思いで待ち合わせ場所に向かった。
「今日も視ているだけ?」
 現れた博士に何故かそんなことを聞いてしまった。
 もしかしたらあたし、その先を求めて居たのかも。
「今回は、特別だ」
 その言葉に未知の事への恐怖と更なる快感への期待を抱いてしまう。
 連れていかれた先には、数人のオッサンが居た。
「一人じゃないなんて契約違反よ!」
 後退るあたしに博士が言う。
「安心しなさい。お前が望まない限り、何もしない。ただ視ているだけだ」
「視ているだけ……」
 複数のオッサンにオシッコを撒き散らす所を視られる、考えただけであそこがむずむずしちゃう。
 連絡を受けてからオシッコを我慢していたあたしの尿意は、利尿剤を飲む前からかなりの所まで来ていた。
 オシッコを我慢している姿がオッサン達に晒されている。
 あたしは、沢山のオッサンの目で犯されている。
 指が勝手にあそこを弄り始めてしまう。
「……アァン」
 圧し殺そうとしても声が漏れで、オッサン達に聴かれてしまう。
 オッサン達もあれを取り出ししごいている。
 あたしの脳裏にあれを入れられた時の記憶が甦る。
 最初は、痛いだけだった。
 だけどやたらしつこく嘗めていたオッサンにやられた時から少しずつ気持ち良くなる方法が解ってきた。
 様は、あそこの準備が出来ていれば良いのだ。
 そして今、あそこの準備は、十二分に出来ている。
 しかし、今までは、いつもオッサン達に懇願させてきた。
 あたしからそれを要求するのは、敗北した気がする。
 あたしなりの最後のラインだ。
「今、チンポを望めば最高の快感が手に入るぞ」
 博士が耳元で囁いた。
「……ば、馬鹿な事を言わないで、誰がオッサンのチンポなんて欲しがるものですか!」
「私が連絡するのは、今日で最後。二度と会うことは、ないだろう」
 博士の言葉に驚いたが、それを見せたら敗けだ。
「……あ、あらそう。いい金づるが居なくなって残念だわ」
「時間が無いだろう。一度漏らしたらそこでチャンスを失う。最高の快感を得るチャンスをな」
 博士の言う通り、もう限界は、間近だった。
 指を根元まで入れるが届かない。
 一番感じる所、熱さを発する場所に。
 あたしの目の前には、そこを刺激するためのあれがあった。
 最高の快感を与えてくれるだろうチンポが。
 尿意が限界に達しようとした時、あたしは叫んでいた。
「頂戴! チンポをあたしのオマンコに入れて!」
 オッサン達があたしに群がる。
 何本ものチンポがあたしの体に擦り付けられ、一番大きなチンポがオマンコを貫く。
「……アァァァン!」
 想像していた何倍も凄かった。
 さっきまで躊躇していたのが悔しくなる。
 こんな気持ち良いのだったらもっと早くねだって置けば良かった。
 直ぐに限界が来てオシッコをしてしまう。
 そうなったらこの快感を味わえないのだから。
 残された僅かな時間でめいいっぱい快感を得るため、腰を振り、お腹の奥までチンポをくわえこむ。
「らめぇぇぇ! 気持ち良いぃぃぃ! 出ちゃうぅぅぅ!」
 激しく撒き散らされるオシッコ。
 そんなはしたない姿を沢山のオッサンに視られた挙げ句、まだチンポをくわえこんだままの割れ目からは、ザーメンが溢れでていた。

 もう生理が来ていたあたしは、見ず知らずのオッサンの子供を妊娠したかもしれない。
 とんでもない状況なのにあたしは、満たされた気分だった。


 宣言通り博士からは、連絡が無くなった。
 しかし、あの快楽を一度味わってしまったあたしには、戻り道は、無い。
 売春は、続けている。
 ただし以前獲物を探していたサイトとは、違う。
 更にディープなオシッコを漏らす姿を視姦する男が集まるサイトの中でもマニアックな男達とする事した。
 今日もあたしは、昨夜からオシッコを我慢してからラブホテルに入った。
「君がショーヨちゃん。本当に生本番でもいいの?」
 コンドームを見せてくる男にあたしが微笑む。
「そんな事より例の薬は、持ってきてくれた?」
 男は、苦笑しながら出してくれる。
「違法すれすれの強力な利尿剤だ。飲んだら最後、オシッコが渇れるまで止まらないぞ」
 あたしは、少しの躊躇もせずに飲んだ。
「オシッコを撒き散らすあたしを犯したいんでしょ」
 男は、これからの行為に興奮してガチガチに勃起したチンポで快感を夢想しながらオシッコを我慢し続けグチョグチョのオマンコに突き刺した。
「イクゥゥゥ!」
 入れられただけでイッてしま、オシッコが噴き出すが薬のせいで止まらない。
 そのみっともない姿を視姦しながら、腰を激しく打ち付ける男。
「アァァァン! 気持ち良いぃぃぃ! もっとあたしのオシッコを漏らす姿を視ながら犯して」
 あたしもオシッコを吹き出し続けながらイキ続けるのであった。


〈悪魔博士〉
『五人目と成れば堕落させる言葉も巧みになるな』
 メフィストは、愛娘の体を使って私の前で排尿行為を行う。
「愛娘の無念を晴らす為なら、何にでもなってみせる」
『愛娘のオシッコをする姿を視て勃起する変態にも成れるんだもの』
 愉しげに勃起してしまったチンポをしゃぶるメフィスト。
 節操がない自分の体に苛立ちを覚えながらも、射精してしまう。
 精液の大半を飲み下しながらも一筋の精液を口の端から垂らす愛娘の姿に再び硬度を取り戻すあれに憎しみすら覚える。
『準備万端の様ね?』
 問い掛けるメフィストの妖しい微笑みに吐き気を感じながらも頷く。
 全ては、愛娘の体を維持する為。
 私は、自分の魂が汚されるのを感じながらも、愛娘と性行を続けるしかなかった。


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