○芳名、禁忌の恋心

 うちの名前は、芳名。
 周りの人間からは、先輩に素直で、後輩に優しい善人だと言われている。
 でも違う。
 うちは、そんな綺麗な人間じゃない。
 うちは、同姓の事を愛してしまう、変態だ。
 昨夜もうちは、独りベッドの中で先輩の事を考えてオナニーをしていた。
「美並先輩、もっと、もっと弄ってください!」
 そういって自分の指で割れ目を弄り、その上にあるクリトリスに指を動かし、激しく刺激する。
「アァァァン! 美並先輩!」
 しかし、うちは、いけなかった。
 家でやっていた時は、絶頂に達していたが、今は、そこまで行けないでいる。
 愛液で濡れた指を見つめてうちが呟く。
「これが美並先輩の指じゃないからだよね……」
 家だって自分の指だった。
 しかし、この五法館には、美並先輩が居て、同じ屋根の下で寝泊りしている。
 それが切なさになっている。
 口に出せないこの思いにうちは、苦しんでいた。


 翌日の朝食の席。
 いつもの様に視線を美並先輩に向けていた。
 すると、その日の先輩は、何時もの美並先輩と違っていた。
 多分、他人は、気づいていないだろう。
 でも、うちには、解る。
 微かに呼吸が荒く、落ち着かない雰囲気だ。
 でも不思議とそれが、負の感情に結びついていない。
 どちらかと言うと新しい遊びに夢中になっている風にも見えた。
 首を傾げていると、偶々美並先輩と視線が合い、戸惑っていると美並先輩が微笑んでくれた。
 天に昇る気持ちだった。
 そして、食事も終わって解散する時、美並先輩がうちの傍に来て囁く。
「今夜、聖堂に来て」
 うちが返事をする前に美並先輩は、立ち去っていた。


 そして、夜の聖堂。
 うちは、胸をドキドキさせながら美並先輩を待っていた。
「何の用なのかな? もしかしてうちの気持ちに気付いてくれたのかも……」
 顔が上気するのが解る。
 しかし、嫌な予想が頭を過ぎる。
「そうだとしたら、美並先輩が呼び出したのは、うちにこれ以上思われたくないからなのかも?」
 ありえる話だ。
 あの誇り高い美並先輩の事だ、同性愛なんて認めるわけが無い。
 顔が真青になるのが解る。
 そして、扉が開いて美並先輩が現れた。
 うちは、断罪の言葉が来るかもという恐怖に目を瞑ってしまった。
 しかし囁かれたのは、優しい言葉だった。
「そんなに緊張しないで」
 驚いて目を開けると美並先輩の優しい顔が目の前にあった。
「貴女の気持ちは、解っているわ。だから……」
 その後の言葉を表すように唇が近づいてきた。
 目を瞑ってその瞬間を待つ。
 そして、唇が触れ合う。
「涙なんか流して、どうしたの?」
 美並先輩の言葉に、うちは、涙を拭う。
「嬉しすぎて……」
 美並先輩は、そのままスカートの裾から手を入れてあそこを触れ始めた。
「……美並先輩?」
 驚くうちに美並先輩が今まで見たことが無い妖しい笑顔で尋ねて来た。
「こんな事は、嫌い?」
 うちは、首を大きく横に振る。
 すると美並先輩の指が激しくうちの割れ目を上下する。
「アァァン!」
 自分でする何倍もの気持ち良さに甘い声が漏れる。
「こんなに感じるなんて、自分でオマンコを弄っていたわね?」
 恥ずかしくって顔を真赤にしてしまううちに美並先輩は、更に問いかけてきた。
「誰の事を考えていたの?」
 うちは、美並先輩の指に感じながら答える。
「ハァァ! 美並先輩です! 美並先輩の事を考えながら自分でしてました!」
「嬉しいわ。もっと感じさせてあげる」
 そして美並先輩は、クリトリスを集中的に弄り始めた。
「そんなにされたらイッちゃいます!」
 よがるうちを見て美並先輩は、指を止めた。
「美並先輩?」
 うちが戸惑っていると美並先輩は、服を脱いで言う。
「今度は、貴女がしてくれる」
 うちは、頷いて、美並先輩の小学生とは、思えない大きな胸を触り始める。
「上手ね?」
 うちは、一生懸命に胸を揉みながら言う。
「ずっと夢見てました!」
「それじゃあ、次は、乳首をしゃぶって」
 言われるままにうちは、美並先輩の乳首がしゃぶった。
「アァァン! もっと、強く吸って!」
 美並先輩の乳首を吸ううちの手が美並先輩につかまれ、下の方に導かれる。
「オマンコもお願いね」
 頷いて弄り始めた美並先輩の割れ目、オマンコは、既に濡れ濡れだった。
「上手よ。凄く気持ち良いわ。ワタクシからもお返し」
 そういって美並先輩は、うちの割れ目を広げて、オマンコの中を弄り始めた。

「深すぎます!」
 うちの反応に美並先輩が囁く。
「貴女の初めてを頂戴」
 怖くないと言えば嘘だ。
 しかし、うちは、強く頷いて居た。
 一度離れた美並先輩は、何処からともなく黒い棒を持ってきた。
 それは、両先端が膨らんだ不思議な形をしていた。
「これは、チンポの形をつなぎ合わせた物よ」
 そう言いながら美並先輩は、自分のオマンコにその一方を入れた。
「これでワタクシにもチンポが生えたわ。さあ、貴女の初めてを貰うわよ」
 うちは、唾を飲み込む目を瞑ってその瞬間を待った。
 それは、最初、激しい痛みを伴った。
「痛くない?」
「大丈夫です! 美並先輩にうちのバージンを捧げられて嬉しいです」
 美並先輩の言葉にそう答える。
 そして、ゆっくりと美並先輩が腰を動かし始める。
 オマンコの中で大きな美並先輩のチンポが動くと残った処女幕が削り落とされていき、痛みが発する。
 しかし、それ以上に美並先輩と一つになれた喜びと快感が勝った。
「凄いです。チンポが動くたびにどんどん気持ちよくなっていきます!」
 うちは、そう叫んで居た。
「もっとよ! もっと気持ちよく成りなさい!」
「はい、気持ち良いです! もうイッちゃいます!」
 激しくチンポを打ち付けられた時、うちは、絶頂に達した。
 そして脱力するうちに不思議な声が聞こえた。
『もっと、自分の正直な愛情を求めたくないか?』
 美並先輩との素晴らしい快感を共有しながら答える。
「もっと正直になりたい!」
『そうか、だったら我の言う事を従え、そうすればお前の正直な愛情を実らせてやろう』
 震えだしたチンポに快感を得ながらうちは誓う。
「言う事を聞きます! だからうちの正直な愛情を実らせて」
 うちは、美並先輩と感じあいながら契約を結んだ。


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