03_サキ&歩


 橘ワタルの経営するレンタルビデオ店の二階。
 ワタルは、信じられない状況に接していた。
「伊澄、本当に良いのか?」
 服を脱ぎ始めていた伊澄に再度確認するワタルに伊澄が頷く。
「はい。ワタルくんの気持ちは、知っていましたから」
「でもよ、俺達は、まだ……」
 口篭るワタルに近づくと、伊澄は、強引にキスをする。
 それも、舌を絡めるディープキスを。
 酸欠になりそうな程、長さと気持ち良いキスにワタルの目から焦点が失われる。
「セックスをしましょう、ワタルくん」
 伊澄の言葉に反射的に頷き、誘われるままに濡れた伊澄のオマンコにチンポを差し込むワタル。
「伊澄の中、凄く気持ち良い!」
「アァァァァァン! ワタルくんの動きも激しくて良いです!」
 喘ぎあう二人を見る者が一人。
 ワタルのメイド、貴島サキであった。
「やはり、ここは、止めるべきでしょうか?」
 困惑するサキの脳裏に様々な思いが巡り、最後に拳を握り締めて言う。
「仕える者として若の間違いを正さないといけません」
 その時、肩を叩かれる。
「そんな真似をしたら馬に蹴られてしんでしまうわ」
 驚き振り返るとそこには、咲夜が居た。
「どうしてここに!」
 大声を出そうとするサキを咲夜が口を押さえて黙らせる。
「静かにして。あの二人は、好き合っているんだから、邪魔したらあかん」
「でも……」
 俯くサキに咲夜が言う。
「メイドたるもの、主人の幸せを願わなくてどうするんや?」
 それを言われると納得するしか無いサキ。
 そうしている間にワタルと伊澄のセックスが終わる。
 満足そうな顔をするワタルに引き換え、伊澄は、不満そうな顔をしていた。
 その表情にワタルが恐る恐る尋ねる。
「伊澄、やっぱり俺とは、嫌だったのか?」
 それに対して伊澄は、はっきりと答えた。
「ワタルくんって下手だったんですね?」
 ワタルが固まる中、伊澄が続ける。
「ハヤテ様は、もっと上手でした」
 そのまま去っていく伊澄の前で燃え尽きるワタル。
「若……」
 こちらも困った顔をするサキに咲夜が告げる。
「これは、なんとかしないとならないなー」
「何とかって何をすれば?」
 それを聞いて咲夜が言う。
「ワタルにセックスを上手くさせるんや」
 それを聞いて顔を真赤にするサキ。
「そんな、そんな事が出来る訳がありません」
 咲夜が頷く。
「そうや、ワタルは、伊澄が好きなんだから愛の無いセックスを強要するのは、拙い。ただし例外は、ある」
「例外って何ですか?」
 サキの質問に咲夜がサキを指差す。
「あんたや、あんたがご奉仕という形でセックスの上達を手伝ってやればいいんや」
 それを聞いてサキは、即答する。
「そんな事、出来ません!」
「まあな、あんたもオボコや、そんな技術もないやろう」
 サキの意図とは、別の意味で納得する咲夜にサキが訂正しようとする。
「そういう意味では、なく」
 咲夜が指を立てて言う。
「あんたが最初に上達すればこの問題は、解決や。相手は、伊澄が上手いと思っているハヤテが適任やね」
「ですから、あたしは、そんな事が出来ませんと言っているのです!」
 サキの言葉に白けた顔をする咲夜。
「なんやあんたのワタルへの忠誠心ってそんなもんだったんか?」
 少し怯むサキであったがはっきりと答える。
「忠誠心とかの問題では、ありません」
 咲夜が肩をすくめて言う。
「まあ、無理強いできる事でもないさかい。好きにするんやな」
 そのまま去っていく咲夜であった。


 それから数日、ワタルは、正に燃え尽きた状態であった。
 そんなワタルを見続けるサキの頭に咲夜の提案が何度も過ぎるのであった。


 その頃、三千院家の方では、また別のストーリーが動いていた。
 ハヤテに恋する元クラスメイト、西沢歩がハヤテの事を思い、玄関先をウロチョロしていた。
「ハヤテくんが出てきた所に声を偶然だねって声をかけて、偶々持っていたこの映画のチケットを渡して、一緒に見ませんかと言えれば……」
 どう考えても無理がある設定を語る歩の元にマリアが訪れる。
「ハヤテくんの恋人さんですよね?」
 ハヤテの恋人発言に顔を真赤にする歩。
「違います。それは、そうだったら良いと思いますけど、今は、ただの元クラスメイトで……」
 口篭る歩にマリアが手を差し伸べる。
「ハヤテくんだったら、今、屋敷の中で休憩をしている最中ですから、会って行ってください」
「良いんですか!」
 喜ぶ歩にマリアが頷く。
 そして、マリアと淫魔の策略とも知らず、歩は、ハヤテの待つ部屋に案内される。
「西沢さん、どうしてここに?」
 すると、マリアが小声で教える。
「屋敷の前にいたんですよ。女の子に余り、恥をかかせては、いけませんよ」
 そう言われて、それいじょう突っ込めなくなるハヤテ。
「ハヤテくん……」
 歩も押し黙る中、マリアがお菓子とお茶を持ってきた。
「はい、これでも飲んで下さい」
 差し出されたお茶で雰囲気を誤魔化す為に飲み干す歩。
「美味しいお茶ですね」
 笑っていた歩であったが、体がどんどん熱くなるのを感じた。
「あれ、おかしい、体が……」
「大丈夫ですか!」
 ハヤテが駆け寄る。
 ハヤテから感じる雄の匂いに歩の体は、更に熱くなる。
「ハヤテくん、あたし、おかしい。体が熱くて堪らないの!」
 潤んだ目をする歩に淫魔に侵食されて性欲が増幅されているハヤテは、欲情し始める。
「西沢さん、待っていてください。直にマリアさんを……」
 欲情を我慢して立ち上がろうとしたハヤテに寄りかかる歩。
「あたし、ハヤテくんとなら、しても良い」
 その一言がハヤテのたがを壊す。
「西沢さん!」
 ハヤテは、歩にキスをすると。身の覚えが無いことだが、淫魔によって体にしみこまされたテクニックで、歩の体を愛撫する。
「アァァァァン! ハヤテくんに触られてるの凄い!」
 好きな人にされる行為に、歩は、素直にその愛撫を受け入れてしまった。
 そんな淫らな様子を見たハヤテも止まらず、勃起したチンポを取り出し、歩の割れ目に押し当てた。
「西沢さん、貴女の初めてを貰います。良いですか?」
 最後の理性で確認するハヤテに歩は、恥ずかしそうに無言で頷いた。
 そして、挿入されるハヤテのチンポ。
「痛い」
 小さな声で痛みを訴える歩にハヤテは、腰の動きを止めずに言う。
「すいません。でも、もう止まりません!」
「良いよ、ハヤテくんのだったら我慢するから」
 歩の健気な言葉にハヤテの腰の動きも速くなる。
 そして、ハヤテが叫ぶ。
「もう限界です! 出ます!」
 奥に押し込まれるチンポ。
 歩の脳裏に一瞬妊娠の事が過ぎったが、ハヤテへの思いが勝った。
 ハヤテの熱い子種が吐き出されるのを感じ、痛みと同時に不思議な充実感を覚える歩。
 そしてハヤテが脱力して倒れ込んだ。
「ハヤテくん……」
 歩が幸せそうにハヤテの横顔を見ていたとき、ハヤテの目が開く。
「スィートな思いでは、ここまでだ。お前が、欲情していた理由を教えてやるよ。お茶に俺の子種を仕込んでおいたんだよ」
 淫魔が歩に告げる。
「嫌、あんた誰、ハヤテくんじゃないの!」
 歩が最悪のケースを想像し顔を青くすると淫魔が邪悪な笑みを浮かべる。
「安心しな、さっきまでは、本物のハヤテだよ。ただし、そのハヤテには、俺って言う淫魔に侵食されているだけだ。俺が淫魔だって証拠は、直に解らせてやるよ、その体でな」
 そういって、淫魔は、触手チンポを発動させた。
 伸びた触手チンポで歩を空中に吊り上げて、胸や割れ目を弄り始める。
「こんな事、止めて!」
 泣き叫ぶ歩だったが、淫魔は、容赦なく処女を失ったばかりの歩を攻め立てる。
 その強力な攻めに徐々に快感を覚え始める歩。
「アァァァァン!」
「そろそろ、俺も一発だしておくか!」
 淫魔は、そういって触手チンポを奥に押し込む。
「駄目! 中には、出さないで!」
 歩が拒むが、放たれる大量の子種。
 開放され、泣き崩れる歩に淫魔が囁く。
「お前は、大変な事をしちまったんだよ。この体の持ち主は、強い精神力で俺の影響を防いでたが、お前とセックスした所為で、そのたがが無くなった。もう、セックスを躊躇できないかもな?」
「そんな……」
 歩が言葉を失う中、淫魔が言う。
「この体の持ち主を犯罪者にしたくなかったら、毎日きて、その性欲を吐き出させてやれ。まあ、当然その後、俺がお前を抱く事になるがな」
 とんでもない事態に絶望する歩をマリアが体を綺麗にして送り返すのであった。


 翌日、歩は、再び三千院家の玄関の所に来ていた。
「ハヤテくんを犯罪者にしちゃいけない。でも……」
 歩の脳裏には、淫魔とのおぞましいセックスが思い出される。
「あんな事は、もうされたくない」
 その時、背後からハヤテが声をかける。
「西沢さん、昨日は、すいません。マリアさんから聞きました。男として最低でしたね」
 そういって頭を下げるハヤテを見て歩は、覚悟を決めた。
「いいんだよ。それより、ハヤテくんが良かったら今日も……」
「それは……」
 戸惑うハヤテであったが、歩とのセックス以降、更に強くなった欲情のはけ口を求めていたチンポは、勝手に勃起し始める。
「良いんですか?」
 歩が頷く。
 そして、二人は、ハヤテの部屋に行き、セックスをする。
 ハヤテとの甘いセックス。
「西沢さん!」
 その最後にハヤテが子種を吐き出した後、再び、淫魔が現れる。
「さあ、お楽しみの時間の始まりだ!」
 歩は、顔を逸らし、辛い現実から目を逸らそうとするが、触手チンポがそれを許さない。
 容赦なく、ハヤテとの行為で濡れたオマンコを攻め立てる。
「アァァァァン! らめぇぇぇぇぇぇ!」
 受け入れたくない快感に涙する歩。
「さあ、こっちも味あわせてやるぜ」
 別の触手が歩の肛門を愛撫し始める。
「そこは、違うよ!」
 首を横に振る歩に淫魔が断言する。
「違わねえよ! さあ、存分に感じさせてやる!」
 アナルに一気に挿入される触手チンポに歩が体を貫かれる痛みと嫌悪感を覚える。
「嫌! 抜いて!」
 絶望の表情で必死に懇願する歩。
 しかし、その顔に徐々にであるが、快楽の色が浮かび上がる。
「アァン! そこは、違うのに、駄目なのに!」
 顔を抑えて必死に快感を否定しようとする歩だが、触手チンポは、容赦なく歩のアナルを犯す。
「気持ち良いんだろう? 素直になれば楽になれるぜ」
 淫魔の言葉に歩が呟く。
「楽になれる?」
「ああ、快楽に溺れちまえば、苦しむ必要もない」
 淫魔の囁きに歩の目から理性の光が薄れていく。
「苦しまなくても良い……」
 そして、オマンコを貫く触手チンポまでも激しく動き出した時、歩の理性が負けを認めた。
「気持ち良い! 前も後ろも気持ちいいぃぃぃぃぃぃ!」
 よがり始める歩。
「良い子だ。ご褒美にたっぷりとくらいな」
 吐き出される大量の子種に歩が絶頂に達する。
「イクゥゥゥゥゥゥ!」


「情けないですよね」
 ハヤテは、落ち込んでいた。
 歩との初体験以降、毎日の様にしているのに、一回だした所で意識を失う自分に男として欠陥があるんじゃないかと思い始めていた。
 そんな中、ナギから頼まれたビデオの返却にワタルの店に来ていた。
 そして、店を出た時、サキに呼び止められる。
「ハヤテさん、少し良いですか?」
「何ですか?」
 ハヤテが聞き返すとサキは、恥ずかしそうな顔をして言う。
「ここでは、離せない事ですから、上で」
 ハヤテは、サキにつれられて二階に移動した。
「この頃、若の元気が無いことは、知っていますよね?」
 サキの質問にハヤテが頷く。
「はい。まるで試合途中で燃え尽きたボクサーの様ですね」
 サキが頷く。
「実は、ちょっとしたことで自信をなくしているのです」
「そうなんですか? もしかして、自信を取り戻す手伝いをして欲しいって事ですか?」
 ハヤテの言葉にサキが頷く。
「宜しいですか?」
 ハヤテが胸を叩く。
「僕に出来ることでしたらなんでも言ってください」
「助かります」
 サキは、そういうと服を脱ぎ始めた。
「サキさん、いきなり何をするんですか!」
 ハヤテが止めようとするが、サキは思いつめた表情で告げる。
「若は、セックスの事で悩んでいるのです。自信を取り戻すために、私が上達の相手をすべきなのですが、私も経験が豊富でないので、経験をつもうと」
「そんな、僕にその相手をしろっというのですか?」
 慌てるハヤテにサキが頷くとハヤテが手を横に振る。
「そんな事は、出来ません!」
 それに対して半裸のサキが言う。
「さっき、協力してくださるといったでは、ないですか!」
「言いましたが、そういうことは……」
 躊躇するハヤテに胸を押し付けサキが言う。
「貴方だけが頼りなんです!」
 頼まれて嫌といえない性格と淫魔によって増幅された性欲がハヤテを頷かせてしまった。
「それでは、まずは濡らしませんと」
 そういって、ハヤテは、歩とのセックスで覚えたクンニを行う。
 恥ずかしいのを我慢するサキだったが、ハヤテのクンニのテクニックに徐々に快感を覚え始める。
「アァン!」
 十分に濡れた所でハヤテが言う。
「そろそろいれますよ?」
「お願いします」
 顔を真赤にして頷くサキ。
 そして、挿入されるハヤテのチンポに激痛を感じるサキ。
「大丈夫ですか?」
「初めては、痛いと聞いてますから平気です」
 我慢するサキだったが、欲情したハヤテのチンポは、止まらない。
「サキさん、もう限界です!」
 サキは、慌てる。
「抜いてください!」
「解りました!」
 ハヤテがチンポを抜き出そうとした時、ビデオカメラをもった咲夜が現れてハヤテの腰を足で押さえる。
「出る!」
 そのままハヤテは、サキの中で子種を吐き出してしまう。
「嘘……」
 困惑するサキに咲夜が笑顔で言う。
「良い物を撮らせてもらったわ」
 そして、淫魔が目覚める。
「予定通り、それをここのアダルトコーナーに置いとけ」
「了解!」
 咲夜は、直に動き出す。
「そんな! 止めてください!」
 サキが止めようとするが、淫魔が立ち塞がる。
「お前さんは、これからもっと凄いことをするんだよ」
 そして触手チンポを見せ付けられるサキ。
「そんな、まるでエロアニメみたいな?」
 店にあるそのてのビデオで出てくる触手を思い出し、顔を青くするサキ。
「そのままだよ。俺は、ハヤテに侵食した淫魔。そして、お前は、これからこの触手チンポで犯されるんだ!」
「嫌!」
 抵抗しようとするサキの四肢を触手チンポで捉え、まだロストバージンの出血が止まらないオマンコに触手チンポを挿入する。
「これ以上、あたしを汚さないで!」
 必死に抵抗するサキだったが、淫魔は、一切容赦は、しない。
 淫魔のテクニックに徐々にサキが感じ始めてしまう。
「アァァァン!」
「出すぞ!」
 子種を吐き出す淫魔。
 目が虚ろのサキに淫魔が言う。
「咲夜が置いたビデオは、絶対に撤収するな。そして、そのビデオの事をワタルに知られたくなければ、レンタルした人間のいう事を聞くんだな」
「そんな……」


 そして翌日、直にそれは、サキに声をかける男が現れた。
「なあ、このビデオに出ているのは、お姉ちゃんだよな?」
 サキは、答えないでいると男が言う。
「答えないんだったら良いぜ、この店の店主に確認するだけだからよ」
「それだけは、止めて!」
 サキが止めると男が言う。
「だったら、俺に確認させてくれよ、その体を使って」
 サキは、いわれるままに店の死角に移動する。
「さてスカートを捲り上げてくれよ」
 男の命令にサキは、従うしかなかった。
 そのまま、男とセックスする嵌めになる。
 そして、中出しして満足した男が言う。
「またあんたのビデオを借りさせてもらうわ」
 サキは、無言で涙した。
 その後も、サキは、自分のビデオを見た男達に体を差し出す日々が続くのであった。


「決着をつけないと」
 サキは、三千院家の玄関に来ていた。
 そしてその横には、どこか虚ろな目をした歩が居た。
「貴女は、どうして?」
 歩が答える前にマリアが来て、二人をハヤテの部屋に案内した。
 そこで待っていたのは、淫魔であった。
「サキ、お前は、何を望みだ?」
「あのビデオを廃棄させてください!」
 サキの懇願に淫魔が言う。
「その件か、成らば、俺の触手チンポを食らって絶頂に達しなければ、廃棄を認めてやろう」
 それを聞いてサキが確認する。
「本当ですね?」
 淫魔が頷く。
「嘘は、吐かないさ」
 伸びてくる触手チンポに嫌悪感を覚えるがサキは、堪える。
 ゆっくりとサキを愛撫する触手チンポ。
 その愛撫は、自分の欲望を吐き出すことしか考えない脅迫者のそれとは、違い、サキの性感を激しく刺激した。
「アァァァァン!」
 瞬く間に愛液があふれ出すサキのオマンコ。
「準備は、良いみたいだな。行くぞ!」
 そして、触手チンポがサキのオマンコを貫く。
 激しい衝撃にサキが戸惑う。
「嫌! 何かが来る!」
 毎日の様に行われた一方的な排泄行為である挿入でもサキのオマンコは、開発されていったのだが、淫魔の触手チンポは、その段階を数段一気に飛ばした快感をサキに与える。
「良い! 気持ち良い!」
 思わず叫んでしまうサキ。
 そして動き出す触手チンポに自らも腰を動かしてしまう。
「随分と気に入ってくれたみたいだな?」
「違う! 違う! アァァァァン!」
 否定しながらも快感は、容赦なくサキを襲う。
「ほら、こっちも弄ってやろう!」
 そういって、勃起した乳首を容赦なく攻め立てる淫魔。
「アァァァン! そんなにしたら駄目になっちゃうぅぅぅぅ!」
 どんどん何も考えられなくなるサキ。
 そして、その瞬間が来る。
「出すから存分に味わえ!」
 淫魔の触手チンポから大量の子種が吐き出された。
 灼熱の子種にサキは、絶頂に達してしまう。
「イクゥゥゥゥゥ!」


 そのまま崩れ落ちるサキを見下ろし、淫魔が言う。
「残念だったな。これかも男たちの性欲の吐き出し口になる事だ」
 そういって、サキの横を通り過ぎ、股間を押さえる歩に近づく。
「今日は、ハヤテが出てこない。帰っても良いぞ」
 その一言に歩が驚く。
「そんな! あたしだって……」
 切羽詰った表情をみせる歩に淫魔が告げる。
「お前は、ハヤテを犯罪者にしない為に抱かれに来ていたのだろう? それとも俺に抱かれたくって来ていたのか?」
 歩が首を横に振る。
「違う! あたしは、大好きなハヤテくんの為に、嫌なのを我慢して……」
「だったら帰るんだな」
 淫魔の冷たい一言に歩が何も言えないでいるとマリアが傍により囁いた。
「正直になりなさい。触手チンポが欲しいって。そう言えば貴女は、幸せになれるわ」
「幸せになれる……」
 そう呟く歩の目には、もはや淫魔の触手チンポしか映っていなかった。
「欲しい、触手チンポが欲しいです!」
 歩が言ってしまう。
 それを聞いて淫魔が告げる。
「ならば、割れ目を広げて求めろ、恋人のハヤテのチンポより、気持ち良い、触手チンポが欲しいと!」
「そんなこと言えない!」
 涙する歩に淫魔が肩をすくめる。
「だったら諦めるんだな。さあ、出口は、あっちだ」
 指差される出口に目をやるが歩の我慢の限界は、もう来ていた。
 歩は、割れ目を広げ、告げる。
「あたしに触手チンポを下さい! 大好きなハヤテくんのチンポより気持ち良い、触手チンポが欲しいんです!」
「合格だ! 存分に味あわせてやろう」
 淫魔は、満足気に触手チンポを伸ばし、歩が自ら広げるオマンコに挿入する。
「アァァァァン!」
 甘い声をあげる歩。
 動き出した触手チンポに自らも腰を動かし歩が快感に溺れる。
「アァァァン! これが欲しかったの! この触手チンポが!」
「お前らは、もう俺の雌奴隷だ!」
 淫魔の言葉に歩が腰を振りながら答える。
「はひぃ! 歩は、貴方の雌奴隷れす! だからもっと!」
「良い返事だ、褒美だ、受け取れ!」
 淫魔は、大量の子種を歩の中に吐き出した。
「イクゥゥゥゥ!」
 絶頂に達する歩であった。

 こうして、サキと歩までもが淫魔の雌奴隷に堕ちてしまった。
 淫魔の策略でセックスまでやらされてしまったハヤテは、その性欲を止める事が出来るのか?


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