3:いかにして天才少女魔術師エアロがスライム依存になったか?


 エアロは、天才魔術師だ。
 魔術師の塔で毎日勉強をしていた。
 そんなある日、フレア達がやって来た。
 魔術師を求めて来ていた。
 しかし、誰も名乗りをあげる人が居なかった。
 正直、エアロもついていく気は、無かった。
 そんな中、フレアがやって来て頭を下げてきた。
「貴女の力を貸して欲しい」
 エアロは、驚いた。
 エアロは、天才だから利用しようともてはやしたり、おだてる人は、いっぱい居たが、真剣に頭を下げてくれたのは、初めてだった。
 その時に確信した。
 エアロは、フレアと一緒に旅する為に魔法を勉強して居たのだと。
 フレアとの旅は、大変な事も怖い事もいっぱいあった。
 でもフレアは、エアロを何時も護ってくれた。
 だから今回も頑張れた。
 独りで待つのは、不安で怖かったけど、フレアだったら絶対に封印を終えて助けに来てくれると信じられるから大丈夫。
 エアロは、スライムの壁の前で、フレア達を待つことにした。
 そうしていると壁になっていたスライムの一部がエアロに向かって伸びて来た。
「嫌! 近付くな!」
 エアロは、風の魔法で押し返すが、さっきと同じ様に直ぐに復活してしまう。
 段々と迫ってくるスライム。
 エアロは、怖くて怖くて仕方なかった。
「フレア、早く戻ってきて!」
 そうしている間にもスライムは、エアロの爪先に触れた。
 後ずさるエアロ。
 スライムに触れられた靴が溶け始めていた。
 必死に魔法で追い払うがスライムの進行は、止まらない。
 遂に背中が壁にぶつかってしまう。
 エアロの足がスライムに覆われる。
「エアロ、スライムに溶かされちゃう!」
 どんどんと溶かされる靴を見る目から涙が出てくる。
 靴が溶かされ、遂にスライムがエアロに触れた。
 恐怖が最高潮に高まった。
 しかし、予想していた痛みは、無かった。
 まるで舐められる様な感覚だった。
「アァン! くすぐったい!」
 スライムは、足の指の間まで潜入してくる。
「そんな所まで入らないで! アァァァン!」
 変な声が出てしまう。
 スライムは、足を覆う様に登って来る。
 スライムに覆われた場所から変な感覚が拡がって行く。
「アァァァン! 何か変だよ……」
 太股から足の付け根を通りオマタに到着する。
「そこは、大切な所なの!」
 エアロは、手でガードした。
 するとスライムは手を覆う。
 指の敏感な部分を触られると変な気分になる。
「アァァァン! 力が抜けちゃう……」
 指の隙間からスライムがオマタ、割れ目に浸食する。
「アァァァン! 駄目、おかしくなっちゃう!」
 スライムは、エアロの言葉なんて無視して、割れ目から中に入ってくる。
 自分でも触れた事がない中を触られると、体が熱くなってきた。
「アァァァン! ラメェェェ!」
 スライムがオマタの上にあるオマメに触れた時、エアロの頭は、真っ白になってしまった。
 足に力が入らずエアロは、スライムの中に倒れ込む。
 スライムは、ローブを溶かしエアロの全身を触れてくる。
「ラメェェェ! スライムに触れられるの気持ち良いの! アァァァン!」
 気持ち良いのが止まらなくなり、どんどん凄くなってきた。
「イクゥゥゥ!」
 頭が真っ白になってしまったエアロは、そう叫んでいた。




 スライムの蹂躙は、ずっと続いて居たが、エアロは、幸せだった。
 こうしてスライムに自分の体を預け、内外から触られ続けるのは、とっても気持ち良かったからだ。
 難しい事を何も考えず、ずっとこうしていたい。
「アァァァン! 中からも動いて!」
 この頃は、割れ目やお尻の中で激しく動くのが気持ち良い。
「出ていくのが良いぃぃぃ! イクゥゥゥ!」
 エアロが頭を真っ白にしていると、スライムが減っていく。
「又なの? もう、最悪だよ!」
 エアロが立ち上がると、スライムは、まるで服の様にまとわりつき、割れ目の中に入ったスライムからは、本体と繋がっている。
 進んでいると邪魔者が見えてきた。
「何で君みたいな子供がこんな所に?」
 困惑する邪魔者達にエアロは、カマイタチの魔法を放ち全滅させる。
 死んだ邪魔者達は、スライムの栄養に成るようで、邪魔者を排除した後は、スライムの動きが活発になる。
「もっと、もっと激しく動いて! 良い、いい、イイィィィ! イクゥゥゥ!」
 何度も頭を真っ白にした頃には、普段と同じ様に戻る。
 スライムに抱かれながらふと考えた。
「エアロ、どうしてここにいるんだっけ?」
 上手く思い出せない。
 そうしている間に気持ち良いのが昂る。
「どうでもいい! アァァァン! イクゥゥゥ!」
 エアロは、頭が真っ白になったので考えるのを止めて、スライムに全てを委ねる。


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