2:いかにしてくの一ローズが淫具に屈服したか?
あたしの名前は、ローズ。
抜け忍だ。
フレアに出会う前のあたしは、誰も信じられなかった。
他人は、利用する物と考えていたあたしが偶然、フレア達と同じ迷宮の探索をすることになった。
ガイアがあたしを疑る中、フレアは、笑顔で言った。
「一緒に頑張りましょ!」
一辺の疑いを持たない顔だった。
それでもあたしは、余り気にしてなかった。
そして迷宮では、フレア達を騙してお宝を掠め取った。
しかし、改金の際にドジった。
不意を突かれて、捕まってしまった。
ここまでかと思った時、フレアが助けに来たのだ。
騙し利用したあたしを何の迷いもなく助けた。
「無事で良かった」
一辺の曇りがない笑顔でそう言った。
「どうしてよ、あたしは、貴女達を騙して利用したのよ?」
すると少し恥ずかしげにフレアが言ったのだ。
「短い間だったけど、一緒に旅をした仲間だから……」
その時、あたしは、初めて仲間のありがたさを知った。
それからフレアと一緒に旅をして仲間の大切さ、フレアの仲間を思う真摯な思いを知った。
だからこそ、ガイアを助けたいフレアの気持ちが強く伝わってきて、どうしてもその願いを叶えてあげたかった。
失敗して転送された時も怖くなかった。
フレアだったら必ず助けに来ると信じられたから。
そしてあたしが目覚めた時、体に違和感を覚えた。
予想をされたが、体は、木馬に縛り付けられ、チンポの張り型がオマンコに入れられていた。
「目覚めたか」
あたしは声の主を探した。
近くにいやらしい顔をする白髪のチビオヤジが居た。
あたしは、心の中でガッツポーズとる。
今の状況を考えて、このオヤジがあたしを性的に攻め立てるつもりだろうが、くの一のあたしにとっては、逆にチャンスだった。
このオヤジさえ骨抜きにすれば、十分脱出出来るのだから。
あたしは、張り型を感じたふりをするために腰を振る。
逃亡防止の為か、動かせる範囲には、制限があり、腰を動かすと張り型も上下するが耐えられない程じゃない。
「アァァァン! 駄目、これを外して。外して下さったら、何でもするわ」
熱い視線を送るとチビオヤジは、爆笑する。
「そうやって俺を籠落するつもりだな。しかし、残念だが俺は、お前みたいな奴に騙され、二度と勃起出来ない体にされてしまったのだよ」
舌打ちしたい気分だ。
作戦を大幅に変更する必要が出てきた。
チビオヤジがその後ろのカーテンを開けるとそこには、何人もの女があたしと同じ木馬に縛り付けられていた。
女達は、皆喘ぎ、腰をふり続けて居た。
「お前もこの女達の仲間にいれてやるぞ!」
優越感に浸るチビオヤジ。
あたしは、敢えて反論は、しない。
この手の奴は、反応する方が悦び、攻めを過激にする。
あたしは、男が油断して隙を作るまで耐える作戦に変更する。
腰を振り、感じるふりを続ける。
「アァァァン! こんな張り型じゃイケない!」
絶頂に達せさせずに焦らすつもりだろうと予測し、相手の予測通りの反応をしてみせる。
するとチビオヤジは、悪巧みを匂わす笑みを浮かべる。
「安心しろ、熱い飛沫を味あわせてやろう」
その瞬間、張り型から熱い飛沫が飛び出し、あたしの膣と子宮を蹂躙する。
「嫌、ナニコレ! イクゥゥゥ!」
あたしは、困惑の中で絶頂に達した。
「こんなのおかしい、まだイク状態じゃ無かったのに……」
そう呟くあたしの割れ目から零れるザーメン。
「一種の儀式魔法だ。お前がそうやって腰を振って求める事で張り型に繋がれたタンクのザーメンに絶頂に導く魔力が溜め込まれる。一定の回数毎に射精されるザーメンによる絶頂に、どんな女も屈服するのだよ」
チビオヤジが楽しげに語る。
あたしは、荒くなった呼吸を整えて告げる。
「随分と余裕ね? ネタバレしても通じると思っているの?」
チビオヤジが頷く。
「時間は、たっぷりあるからな。何時まで正気で居られるかな?」
悔しいがこらえ続ける事は、出来ないだろう。
オマンコに埋まる張り型の存在は、確実にあたしの性感を刺激し続ける。
必死に堪えるが疼き、腰が自然と動いてしまう。
先ほど出された熱いザーメンも伴い、張り型なのに本物のチンポで犯されてる以上の快感があたしを襲う。
あたしに残された希望は、一つしかなかった。
「フレア、早く来て……。アァァァン!」
喘ぎ声が漏れ、あたしの腰が大きく動いてしまう。
張り型が子宮を押し上げる。
直感で解った、もうすぐ射精されると。
「出るな!」
多くの男のチンポの射精を封じてきたあたしの締め付けも張り型には、通じない。
熱い飛沫が再びあたしの中で放たれる。
「熱いぃぃぃ! イクゥゥゥ!」
不十分な昂りでの強制的な絶頂は、あたしの頭に激しい衝撃を与える。
まるで、準備運動をせずに泳ぎ出す様なその行為、普通絶頂の何倍の疲労をあたしに与える。
そして、萎える事がない張り型の攻めは、続く。
「イクゥゥゥ!」
あたしは、絶頂に達した。
全身が痺れるが次の射精を求めてあたしは、腰を振る。
数えきれない射精で下半身は、ザーメンだらけになっていた。
それでも腰が止められない。
定期的に襲って来る絶頂があたしの体を変質させた。
絶頂に達して居ないと落ち着かないのだ。
こうして腰を動かすのも全ては、絶頂の為。
しかし、いくら腰を振っても射精されない。
「どうして! どうして、射精されないの!」
あたしは、半狂乱で腰をふり続ける。
そんな時、拘束具が外された。
「タンクのザーメンが切れた、自由だ」
チビオヤジの言葉にあたしは、悲鳴をあげる。
「嫌ァァァ! あたしは、ずっとこの木馬でイキ続けたいの! 予備があるでしょ? それに取り替えてよ!」
あたしは、チビオヤジにすがり付いていた。
「ザーメンタンクを必要としている女は、お前だけでは、ないんだ。欲しがったら、ザーメンタンクの原料の男を捕まえて来るんだな」
チビオヤジは、魔王の城に入ってきた男達を見せた。
あたしは、服をはだけさせて、男達に近付いた。
「どうしたんだ!」
男の一人があたしを支えてくれる。
「仲間と一緒に来たのですが強力な魔物に襲われて……」
顔を強張らせる。
「そうか、それで仲間は?」
男達の問いにあたしは、必死な顔をして懇願する。
「きっとまだ生きている筈です。どうか助けて下さい!」
「解った。案内してくれ」
あっさりと騙される男達。
「こっちです」
あたしは、男達を案内する。
「ここです」
部屋を見回し男達が戸惑う。
「本当にここなのかい?」
あたしが笑顔で答える。
「間違いありません。ここにあなた達を捕らえる罠があります」
「なんだって……」
男達は、何も理解しないうちにあたしの罠に捕らえられる。
あたしは、捕まえた男達が死ぬまで搾り取ったザーメンをタンクに補充し、木馬に跨がる。
オマンコに張り型が入ってくる。
「アァァァン! 張り型が入ってないと大切なパーツが抜けてるようで不安だった!」
「お前が集めて来たザーメンだ。存分に味わえ」
チビオヤジに言われるまでもない。
あたしは、腰を振り、張り型を動かし、射精に導く。
「アァァァン! 新鮮なザーメン、サイコー! イクゥゥゥ!」
絶頂の頭が真っ白になる状況に安堵し、次の射精の為に腰を振る。
連続に絶頂を迎え、オマンコからザーメンを溢れださせながらも、体力の限界で眠りにつこうとしたあたしの脳裏で、何か大切な事を約束していた気がした。
「凄く大切だった気が……」
悩むが絶頂を繰り返し、疲れた頭では、何も思い浮かばない。
「別に良いわ。この木馬のこと以外で大切な事なんてあるわけないから」
あたしは、目覚めた後の幸せな時間を夢見、眠りにつく。
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