○もしも冬馬の兄が変態的なシスコンだったら
 
 三男の場合。
「冬馬、こんなところで寝ていると風邪を引くよ」
 制服姿で眠る冬馬を揺り動かす。
「もう少しだけ」
 そして寝転がった時、スカートが捲れ上がり、冬馬の下着が見えた。
 三男は、唾を飲み込む。
「スカートを直すだけ。スカートを直すだけ」
 誰に言い訳をしているのか解らないがスカートに手を伸ばす。
 しかし、直す筈が、更に捲り上げるのであった。
 その時、冬馬が目を覚ます。
「何をしてるんだ?」
 三男は、慌てて飛びのき言う。
「何にもしてない!」


 次男の場合。
「冬馬、こんなところで寝ていると風邪を引くぞ」
 制服姿で眠る冬馬を揺り動かす。
「もう少しだけ」
 そして寝転がった時、スカートが捲れ上がり、冬馬の下着が見えた。
 次男は、少しだけ硬直した。
「下着が見えたままでは、まずかろう」
 誰に言っているのか解らないがスカートに手を伸ばす。
 しかし、直す筈が、そのままの状態で動かない。
 その時、冬馬が目を覚ます。
「何をしてるんだ?」
 次男は、他所を向いて言う。
「女としてもう少し恥じらいを持て」


 長男の場合。
「冬馬、こんなところで寝て、風邪をひいたら大変だ」
 制服姿で眠る冬馬を揺り動かす。
「もう少しだけ」
 そして寝転がった時、スカートが捲れ上がり、冬馬の下着が見えた。
 長男は、すぐに確信する。
「これは、つまりそう言う事なんだな」
 意味が不明だがスカートに手を伸ばす。
 その時、冬馬が目を覚ます。
「何をしてるんだ?」
 長男は、冬馬に圧し掛かり言う。
「お前の気持ちは、解っている。兄妹の禁断の愛を確かめよう」
 そのまま冬馬のスカートを捲りあげて下着の上からクンニを始める。
「止めろ!」
 必死に抵抗する冬馬だったが長男は、まじめな顔で言う。
「もしも子供が出来てもちゃんと育てて見せるから安心してくれ!」
「そんな問題じゃないだろう!」
 冬馬の抗議に耳をかさず、長男は、下着をずらして、チンポを取り出し、挿入を開始するのであった。


 南家のリビング。
「エッチ漫画だったらなんて事になるかもしれないな」
 夏奈の言葉に千秋のクラスメイト達が恥ずかしさ半分、好奇心半分の顔で聞いていた。
「そういうの止めてくれ! 特に最後のは、本当にありそうで怖いだろ!」
 冬馬に信用されていないまだ名前も出ていない長男であった。


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