我慢するシズル


 とある田舎町。
 ここに普通とは、少し違う姉妹が、拝み屋の祖父の家で暮らしている。
 姉、檜原(ヒバラ)静流(シズル)は、ロングヘアーで大人しい性格だが、道徳心が強く、霊視能力を持つが故に、民俗学に興味があり、祖父に教わったりしている。
 詩や小説なども好きで、その大和撫子的性格からもてるが、あまり男子の気持ちには、気付かないタイプである。
 妹、檜原瑞生(ミズキ)は、元気で、運度運神経が良く、性格も明るいが、憑依体質の為、色々とトラブルに巻き込まれやすいタイプでもある。
 ここで語られるのは、そんな二人を襲うエッチな勿怪(モッケ)トラブルである。

 静流は、今、我慢をしていた。
 何をと言うのは、家に住み着いた座敷童子の行動にだった。
 お爺さんは、勿怪のやる事だと、気にするなと言うが、見えてしまうのだ。
 それは、瑞生に関わって居た。


「お姉ちゃん、おやすみ」
 そう、挨拶をして眠りにつく瑞生。
 そんな瑞生を不安げに見る静流。
「今日は、大丈夫よね?」
 そんな静流の希望は、叶わなかった。


 夜中、静流が勉強していると物音が聞こえて来た。
「まさか、今夜も……」
 不安げな顔で静流が、居間に行くとそこには、瑞生が居た。
「アアァァァン!」
 普段の瑞生の口からは、漏れる事が無い、甘い声が聞こえてくる。
「また……」
 静流の目に入ったのは、一心不乱に自分の割れ目に弄る瑞生であった。
「凄い、やっぱり生身の体ってすごい!」
 瑞生は、そう言って、激しいオナニーで濡れた割れ目の上にあるクリトリスを触り始める。
「ここ、ここが良いの!」
 その光景に静流が堪らず声を上げる。
「止めて! 瑞生の体でそんな事をしないで!」
 その声に、瑞生、いや瑞生の体をとりつきオナニーを続けて居た座敷童子が微笑む。
「見てたの? だったら、もっと見て」
 そういいながら、ヌレヌレの割れ目を広げる。
「凄いんだよ、こんなに濡れてるの。私と遊べる子は、もっと幼い子だから、こんなに感じること無いの。この子は、特別なの。こんなに濡れるほど成長しているのに、私と遊べるんだよ」
 妖しい笑みを浮かべる座敷童子を静流が睨む。
「瑞生は、そんな子じゃありません。ただ、とりつかれやすい体質なんです。だから、そんな事をしないで下さい!」
 その言葉につまらなそうな顔をする座敷童子。
「嫌よ、折角こんなに気持ちいいんだもん、もっと楽しむの!」
 本当の子供の様に我侭を言う座敷童子に静流が近づきその手を掴み、とめようとする。
「駄目です!」
 すると、座敷童子は、笑みを浮かべて言う。
「お姉ちゃんも一緒に遊ぼう」
 その瞬間、静流の体が金縛りにあう。
 そして、座敷童子が楽しそうに言う。
「お姉ちゃんには、宿れないけど、前々から興味があったんだ、特にそのおっぱい」
 座敷童子は、静流の胸を揉み始める。
「嫌、止めて、あたしは、そんな事をしたくない!」
 必死に抵抗しようとする静流だったが、座敷童子の強力な力の前に動けず、されるがままに胸を揉まれてしまう。
「凄い、やっぱお姉ちゃんのおっぱいって柔らかい!」
 嬉しそうに座敷童子は、胸を揉み続ける。
「……そんなに強くしたら、駄目!」
 静流の声に甘い響きが混じり始めた。
「お姉ちゃんの乳首、硬くなってきたよ」
 座敷童子が静流のパジャマの上着をずらして勃起した乳首を弄り始める。
「そんな事をしないで……」
 顔を真赤にする静流。
「おっぱい吸っちゃお」
 無邪気そうに聞こえる声で座敷童子が宣言し、静流の乳首を吸い始める。
「アアァァァァン!」
 甘い声を上げてしまう静流。
 嬉しそうな顔をする座敷童子。
「もっと気持ち良くしてあげるよ」
 座敷童子は、そういって、静流のパジャマのズボンに手をかける。
「そこは、そこだけは、許して!」
「ダーメ!」
 座敷童子は、そのまま、静流のパジャマのズボンを下着ごとずらして、あそこを弄り始める。
「おけけ、生えてていやらしいんだ」
「そんな事を言わないで!」
 涙目になる静流を楽しそうに見つつ座敷童子は、乳首を吸いながら、オマンコを弄り、その愛液を瑞生の指に絡ませて、クリトリスを弄り始めた。
「ダ、ダメェェェェェ!」
 あそこを弄ることに関しては、熟練した座敷童子のテクニックの前に、絶頂に達してしまう静流。
 そのまま、崩れ落ちる静流であった。




 翌日の朝、静流が朝食をとりに居間に来る。
「おはよう、お姉ちゃん!」
 昨日の事など全然知らない瑞生が笑顔で挨拶してくる。
 しかし、静流には、その笑顔は、昨日の惨事を思い出されてしまう。
「ゴメンなさい、ちょっと急いで学校に行かないといけないから」
 そういって、そのまま学校に行ってしまう静流。
「お姉ちゃん……」
 寂しそうな顔をする瑞生であった。


 その後も、座敷童子の瑞生の体を使ったオナニーは、続いた。
「アァァァァン! 良いよ、お豆、凄く気持ちイイィィィィィ!」
 静流は、その声といやらしい音に必死に耳を塞ぐしか出来なかった。
「ゴメンね、本当にゴメンね、瑞生」
 妹思いの彼女は、強い罪悪感に襲われる事になった。
 そして、その日が来た。


「えー、寮がある高校に通うの!」
 突然の発言に驚く瑞生。
「ゴメンなさい。でも決めたの」
 静流は、瑞生に視線を合わせずそう答える。
「……そうなんだ」
 一気に暗くなる瑞生。
 そして、静流は、瑞生の前から去って言った。
 その後、座敷童子は、瑞生の体を散々弄んで、飽きて、他の家にいってしまうのだが、家を出た静流が知るすべは、無かった。


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