05:先輩の立場を変える女子中学生
・猫子
「学校は、どう?」
キャサリンの質問にあたしは、大きく溜息を吐く。
「女子校ってやっぱりそっちの趣味の人間が多いよ」
キャサリンが苦笑する。
「仕方ないわ、女は、どんな状況でも恋愛をしていないと生きていけない生き物なんだから」
「相手が同性でも?」
あちきの質問にキャサリンが頷く。
「性別なんて関係ないわ。特に中学の頃は、恋に恋して、愛に愛する年頃なんだから」
眉を顰めるあちき。
「あちきの関係ないところでやってくれるんだったら好きにしてと思うけどね」
「どうしたの?」
キャサリンの質問にあちきが答える。
「二人の先輩があちきを取り合って、火花を散らしてるの」
面白そうな話と思ったのかキャサリンが食いついてくる。
「詳しく聞かせて」
あちきは、諦めて説明する。
「一人は、学校でも有数の金持ち、大金桐子、沢山の取り巻きが居て、もう一人は、華族のお嬢様で生徒会長の杉本麗華。ちょっとした事で目をつけられて困ってるの」
頷くキャサリン。
「なるほど、対抗意識が強くて、猫子自身より、相手から奪い取るって行為に燃えてるのね。これは、簡単に行かないわよ」
苦い顔をしてあちきが頷く。
「解ってる。とりあえず、適当にごまかして、新しい犠牲者が現れるのを待っているつもり」
「ご苦労様。ついでに勉強も頑張ってね」
キャサリンの言葉にあちきが頷き、帰宅し、勉強する。
・杉本麗華
「成り上がり者は、どうしてああも下品なのでしょうか?」
生徒会室での私の言葉に、副会長が頷く。
「全くです。校則で禁じられている、高価なアクセサリーを着けて来たり。何を考えているのでしょう」
生徒会のメンバーも頷く。
しかし、私には、解ってしまう、口では、非難していても、彼女達は、羨ましいのだと。
そんな私も、家は、確かに華族で、歴史もあるが、それだけ。
私も将来は、資産家の男性の家に嫁入りさせられる道具でしかない。
そんな鬱な気分を少しでも晴らそうかと窓から外を見た時、愛しの白百合さんが歩いていた。
「少し、席を外します」
私は、少しはしたなかったが、早歩きで、白百合さんの所に向かった。
しかし、私が白百合さんの所に着いた時、先程話題にあがった、大金桐子さんが居た。
「あら、生徒会長。何か用かしら? 今、猫子ちゃんと楽しい会話をしている所なんですけど?」
そういって白百合さんを抱きしめる。
「止めなさい!」
私は、白百合さんの腕を引っ張り、大金さんから解放する。
「大丈夫、白百合さん」
私は、可愛い白百合さんを見ると泣き顔になっていた。
「怖かったのね?」
「違う! 無理やり引っ張られて痛かったの!」
ああ、この態度、他の子とは、全く違う、大金さん達とは、違う、普通の対応。
「麗華、貴女こそ離しなさい。猫子ちゃんは、あたしの可愛い後輩なのよ!」
私は、白百合さんの腕を掴んだまま言う。
「いいえ、私の大切な後輩です」
にらみ合う私達。
そうしている間に、チャイムが鳴る。
「折角の休み時間を!」
教室に戻っていく大金さん。
「気をつけるのよ」
私の言葉に白百合さんが頷く。
「はいはい、生徒会長も、もう少し、優しくしてね」
その小悪魔的笑顔は、私を悪い道に導きそうであった。
放課後、私が、校舎を風紀委員の手伝いで見回っていた時、物音が聞こえたので、体育館の用具室に入ると、そこには、大金さんと服を脱がされそうになっている白百合さんが居た。
「何をやっているのですか!」
舌打ちする大金さん。
「良い所を邪魔しないで下さる?」
睨む私。
「邪魔ってこんな不健全な事が許されると思っているのですか!」
大金さんは、白百合さんの胸を揉みながら言う。
「愛し合ってるから良いに決まってるわ」
余裕の笑みを浮かべる大金さん。
「それは、貴女の勝手な思い込みです。白百合さんはっきり言ってあげて」
白百合さんは、即答する。
「あたしには、同性を愛する趣味は、ありません」
その言葉に、何故か私の胸が痛かった。
だが、大金さんは、気にした様子も見せずに言う。
「良いのよ、直ぐに女性同士の喜びが解るから」
「だから、不純な事は、止めなさい!」
私が必死に止めると大金さんが言う。
「生徒会長は、自信がないのね? 猫子ちゃんを悦ばせられないから、そんな逃げ口上を言うのね」
「そんな事は、ありません。私だったら、きっと白百合さんを深く愛せます」
私は、反射的に反論してしまった。
「だったら、証拠を見せてよ。お互いに猫子ちゃんを愛して、どっちの愛し方が猫子ちゃんの心と体を捕らえるか勝負よ!」
「望むところです」
そして、私と大金さんの白百合さんを巡る戦いが始まった。
先攻は、大金さん。
いきなり、白百合さんの胸を揉み、優しく語り掛ける。
「大丈夫、直ぐに気持ち良くなるから」
そして、そのまま、その手は、女性の大切な場所に伸びる。
「もう濡れてる、感じてるのね?」
そんな、白百合さんが、大金さんの指で、そんな気持ちになるなんて……。
そして、大金さんは、なんと白百合さんのあそこを舐め始めた。
すると、白百合さんも鼻にかかった声を出す。
「ウゥゥン」
そんな声を私以外の手で出さされている現状が、辛かった。
白百合さんの体が硬直する。
その姿を見て満足気に大金さんが言う。
「いったのね。さあ、次は、貴女の番よ。貴女に猫子ちゃんを満足させられるかしら?」
「愛の力は、絶対です」
私は、脱力している白百合さんにキスをする。
最初は、唇だけを合わせただけ。
ゆっくりと何度もキスをして、そのまま私は、指で白百合さんのあそこを弄る。
そして、私ももっとも感じるお豆さんを弄る。
「アァン」
白百合さんが私の声で甘い声を上げてくれた。
それだけで天にも昇る気持ちだ。
「もっと気持ち良くなって」
そのまま、私は、一生懸命、白百合さんのお豆を弄った。
しかし、甘い声を上げるがそれだけだった。
そして、大金さんが言う。
「やっぱり生徒会長に、猫子ちゃんの相手は、無理ね」
悔しかった。
そんな時、白百合さんが大きなため息を共に言う。
「もう、我慢するのも飽きた」
次の瞬間、白百合さんの唇が私の唇を塞ぐ。
私が驚いている間に、白百合さんの舌が私の口の中を蹂躙していく。
それは、私がお豆さんを弄るより何倍も気持ちよく、私の頭の中が真白になってしまう。
倒れる私をまたぎ、大金さんが近づいてくる。
「やっぱり、猫子ちゃんには、あたしの方が」
しかし、その唇も白百合さんが塞ぐ。
そのまま、大金さんの顔が悦びに満ちて行き、遂には、白目を剥いてしまう。
そして、私の横に倒れる大金さん。
快感の余韻で動けない私達に白百合さんが言う。
「キスだけであっさりいちゃう癖に、満足させる? 本当のレズプレイってもんを教えてあげる!」
その日、私達は、数え切れない程、絶頂に達した。
・猫子
「それで、どこまでやっちゃったの?」
キャサリンの質問にあたしは、肩を竦めて言う。
「単純に指で弄ってあげただけよ。まだまだ入り口の所で二人ともダウンしたよ」
キャサリンが苦笑する。
「レイプガールの猫子にレズプレイで勝負を挑むのが間違いね。それでその後、どうなったの?」
あたしは、答えるのも面倒になったので、お姉様呼ばわりしてくる二人の携帯メールを見せる。
キャサリンがそれを見て爆笑する。
「すっかり、貴女の猫に成り下がったみたいね」
あたしは、大きなため息を吐く。
「平和な学校生活がしたい」
そんなあたしにキャサリンが言う。
「それでも里に居る時よりは、ましでしょ?」
頷くあたし。
こんなトラブルもあるけど、あたしは、今の生活は、好きだ。
だから、レイプガールの業務は、まだまだ続く。
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