01_慈愛の堕落(しのぶ)


 
 あたしの名前は、朝岡しのぶ(アサオカシノブ)。

 この頃、拳一の様子が明らかにおかしい。

 機械化中と同様な雰囲気が漂っている。

 そんなもんもんとした思いを抱いていて、自分の部屋に居た時、窓を叩く音が聞こえてきた。

「誰か居るの?」

「俺だよ、俺」

 それは、拳一の声だった。

 あたしが窓を開けると、勝手に入ってきた。

「もう、いきなりなんなのよ」

 文句をいってしまうが、こういう無鉄砲な行動は、拳一らしくて安心した。

「お前に相談があるんだ。お前だけにしか相談できない事だ」

 いきなり真剣な顔になる拳一。

「どうしたのよ?」

 困惑するあたしの目の前で拳一は、ズボンのチャックを開けておチンチンを取り出す。

「あんた、いきなり何をするのよ!」

 あたしは、顔を真赤にして顔を背けた。

「見て無くてもいい、見て欲しいのは、出てきたものだから……」

 拳一の声は、どこまでも真面目だった。

 拳一は、自分のそれを擦り上げて、そしてその先端から光る液体を吐き出させた。

「何それ?」

 深刻そうな顔で拳一が告げる。

「機械化の後遺症。これが溜まれば溜まるほど、俺が俺でなくなる気がするんだ」

 全身の血の気が引いた思いがした。

「そんな、ちゃんと治った筈じゃないの? だって校舎だってちゃんと……」

 俯く拳一。

「無機質と有機質じゃ、全然違うんだろうよ」

 現に拳一の体から、変な液体が出てきているのだから、否定できない。

「そうだ、皆に相談しようよ。きっといい解決方法が見つかるよ」

 あたしの言葉に拳一が頭を抱えていう。

「お前は、俺に、他の奴らの前でも同じ事をしろっていうのかよ!」

「それは……」

 変な誤解をされかねない。

「機械化し掛けた俺を救ってくれたお前だから信じて話したんだ!」

 あの時と同じだ。

 拳一の心は、かなり不安定になっている。

 まずは、落ち着かせる事から始めないと。

「きっと大丈夫よ。絶対に解決方法がある筈よ」

「信じて良いのか?」

 普段見せない弱気な顔にあたしは、精一杯の笑顔で答える。

「当たり前よ!」

 すると拳一が笑顔になって言う。

「そうだよな。だったら少し手伝って欲しいんだ」

「手伝うって何を?」

 あたしが聞き返すと拳一は、おチンチンを指出して言う。

「あれを搾り出して欲しいんだ」

「そんな、乙女に何をやらせつもりよ!」

 思わず怒鳴るあたしに拳一も頭をかきながら言う。

「自分じゃ無理なんだ、さっきみたいに限界の時ならともかく、そうじゃない時は、手が動いてくれないんだ」

 実際に握って一生懸命動かそうとしているが、ちっとも動いてない。

「お前が、沢山抜いてくれれば、きっと時間が出来ると思うんだ」

「仕方ないわね」

 あたしは、おそるおそる手を伸ばし、拳一のおチンチンを握った。

 その冷たい感触にあたしは、改めて拳一がかなり危ない状況だと確認した。

「こんな感じ?」

 ゆっくりと手を動かすあたしに拳一が頷く。

「そうだ。もう出そうだ」

 その声と同時にあの光る液体が飛び出てあたしに掛かった。

「汚い! もう出す時は、先に言ってよ」

「すまない! でも、体が少しだけど解放された気がする。もっとやってくれよ」

 拳一のその言葉を信じ、あたしは、拳一のおチンチンをしごき続けた。

 その間、何度もあの液体を浴びてしまったが、拳一の顔にも生気が戻った気がした。

「ありがとうな。この話の続きは、また明日学校でな」

 窓から帰っていく拳一。

「もう、体中がベトベト」

 あたしは、お風呂に入る事にした。

「何だろう、体中が痒いわ」

 シャワーで拳一の出した液体を落とす。

「アァン」

 シャワーの刺激が何時になくあたしには、感じられた。

「変だ、敏感過ぎる……」

 違和感を覚えながらも、どんどん堪らなくなってしまう。

 いつの間にかに勃起した乳首をあたしは、弄り始めていた。

「駄目、こんな事しちゃ駄目なのぉぉぉ!」

 いけないと解ってるのに手は、止まらない。

 両手で胸を揉みだし、乳首を弄り、挙句の果てには、濡れ始めた割れ目を擦りだしてしまう。

「アァァァン! 良いの! 気持ちいいぃぃぃ!」

 あたしは、恥ずかしい事にお風呂場で頭が真っ白になるまで気持ちよくなってしまった。





「あたしって、こんなにエッチだったっけ?」

 一回で止められず、二度三度、やってしまった。

 部屋に戻り、部屋を汚していた拳一の液体を綺麗にするが、臭いが残ってしまってる。

「消臭剤が効いてくれれば良いけど」

 そう思いながらベッドに入る。

 普段なら直ぐに眠くなるのに、今夜は、違った。

 体が火照り、全然落ち着かない。

「お風呂の時と同じ……」

 激しい嫌悪感に囚われながら、あたしは、ベッドの中で自分の体を慰めてしまう。





 翌日、あたしは、目の下に隈を作っていた。

「……一晩中やってしまった」

 やればやるほど、体が敏感になり、欲求が強くなってしまうのだ。

「もしかして、あれは……」

 原因は、拳一のあの液体。

「それでも、逆にだからこそ、このままでは、拳一にどんな悪影響があるか解らない」

 本格的に対応を考えないとと思いを巡らしていると放課後になっていた。

「しのぶ、すまない。またお願いできないか?」

 拳一の言葉に躊躇が無いと言ったら嘘になる。

 でも、このまま放置できないのも確かだった。

「解った。一度家に帰ってから……」

「もうかなりヤバイんだ。用具室で頼む」

 拝んでくる拳一を拒む事は、出来なかった。





「服を汚さないように、脱いだ方が良いだろう。お前だって裸見られたくないだろうから、目隠ししろよ」

 拳一は、そういって鉢巻を差し出して来た。

「そうかもしれないけど……」

 拳一の言っている事は、正しいと思う。

 でも、学校で服を脱ぐなんて恥ずかしかった。

「着替えは、あるのか?」

 無かったので、拳一の提案通り、拳一に目隠しをして服を脱いだ。

 幾ら目隠しをしているからといって、他人の前で裸で居る事に緊張した。

「昨日は、久しぶりに気持ちよく寝れたよ。ありがとう」

 そんな事を言われたら、やらない訳には、いかない。

 あたしは、無意味と思いながらも空いた手で前を隠しながら拳一のチンチンを扱いた。

 拳一のチンチンは、直ぐに光る液体を吐き出し、あたしは、それをかけられてしまう。

「どうも、奥に残ってる気がするんだ、出来れば吸い出してくれないか?」

 拳一の言葉を最初は、とんでもない事だと思ったが、よくよく考えれば十分にありえる事だ。

「チンチンを口にするって……」

 激しく抵抗があった。

「汚いから駄目か? そうだよな、機械化しかけた人間の体なんて触れるのも本当は、嫌なんだろう?」

 そんな事を言われてやらない訳には、いかない。

 あたしは、救命処置と覚悟を決めて、拳一のチンチンを口に含み、あの液体を吸いだす。

 口の中にあの液体の味が広がる。

 信じられないが、凄く美味しかった。

 どう表現したらいいか解らない。

 あたしは、夢中になってしゃぶりついていた。

 そして、体が激しく疼いた。

 目の前に拳一が居る。

 我慢しなければいけないと解っているのに、あたしのチンチンを扱く必要が無くなった手は、胸や割れ目を弄り始めていた。

 堪らなく気持ち良い。

 頭がどんどん真っ白になっていく。

 その中、あたしは、物足りなさを感じていた。

 あそこがもっと刺激が欲しいと叫んでいるのだ。

 今まで入れた事が無いほどに指を突き刺すが全然足りない。

 そして、目の前のチンチンに釘点けになる。

 これだったら、あたしを満足させてくれるんじゃないかと思い始めてしまう。

 それは、もうセックスで、あたしの純潔は、好きな人にあげると決めていた。

 でも、こみあがってくる思いは、あたしの理性を塗りつぶしていく。

 そして、目の前にいるのが拳一だった。

「拳一にだったら良いかも」

 あたしは、口を離し、そう呟いて自ら割れ目を広げ、チンチン、ペニスに押し当て、自らくわえ込んだ。

 予想した激痛は、無かった。

 血が流れているし、痛みも有る筈なのにそれ以上、気持ちいいのが溢れ出す。

「アァァァン! 凄い、あそこがペニスでかき回されるの、凄く良いの!」

 凄く恥ずかしい事を口走っている。

 恥ずかしさで憤死しそうなくらいなのに腰が動いて拳一のペニスを刺激続ける。

「しのぶ、凄いのが出るぞ!」

 拳一のその言葉と同時に、あたしの中に今までにない強力な物が放たれた。

「イクゥゥゥ!」

 あたしは、そう叫び意識をうしなってしまう。

 意識を取り戻したあたしは、色々と後始末されていた。

「裸を見て悪かった。でも、お前が気絶しちまったから。無理させてすまなかった」

 そっぽを向きながら謝罪してくる拳一。

「良いよ。あたしも悪かったんだから。でも、これっきりだよ」

 何がなんて言えない。

「解ってるよ。お前のおかげで、すっきりした。多分、もう大丈夫だよ」

 その言葉だけが、あたしの救いだった。





 家に帰ったあたしだったが、お腹の奥、子宮が熱かった。

「嫌だ、あたし変になっちゃったの?」

 少しも変な気分を吹き払う為に剣道道場で竹刀を振るうが、子宮の熱は、冷める所か、さらに熱くなる。

「しのぶちゃん大丈夫かい?」

 道場のおじさんが心配して声をかけてくれる。

「だ、大丈夫で……」

 そこまでいうのが限界、あたしは、蹲ってしまう。

「しのぶちゃん!」

 おじさんは、慌ててあたしを抱え上げて、道場を出て布団がある部屋に連れて行ってくれた。

「暫く、横になっているんだ」

 そういって立ち去ろうとするおじさんの股間をあたしは、凝視してしまっていた。

「これは、違うんだ」

 勃起を隠そうとするおじさんにあたしは、服を肌蹴させて言う。

「良いですよ。あたしももう我慢できませんから」

 自分で言っていて、それが凄く扇情的な響きがあった。

 おじさんは、一瞬だけ躊躇したが、すぐさまあたしにのしかかってきた。

「良いよ! しのぶちゃんのオマンコ最高だ!」

「おじさんのペニスも良いです!」

 あたしは、おじさんとセックスを始めてしまう。

 拒まなければいけないのに、あたしは、拒むどころか、自らおじさんの腰に足を回していた。

「出すよ!」

 そして、あたしは、おじさんの精液を中で出されてしまう。

「赤ちゃんが出来ちゃう……」

 怖い想像が脳裏を過ぎったが、それいじょうにそれは、とても気持ちよかった。

 それからというもの、あたしは、道場のおじさん達とセックスする日々が続いた。





「これで最後にしましょ」

 お約束の言葉に、おじさんも頷く。

「そうだね。だから、心残りが出来ないようにやるよ」

 ペニスをみただけで濡れてしまうあたしのオマンコに入れてくる。

「アァァァン! おじさんのペニス、やっぱり気持ちいいぃぃぃ!」

 自ら腰を振っておじさんのペニスを寄り深く、くわえこんでしまう。

 そう時間も掛からず、ザーメンが吐き出される。

 妊娠の恐怖があたしを襲うが、ザーメンが子宮に満ちていく快感には、逆らえなかった。

「また明日もしていいかい?」

 おじさんの言葉にあたしは、小さく頷いてしまう。



 そして、恐ろしい現実が待っていた。

 あたしのお腹が膨らみ始めた。

 それは、まるで妊婦の様だった。

 身にお覚えは、物凄くあった。

 周囲の人間が何時気付くかと怯えるあたしに拳一が声を掛けてきた。

「放課後、用具室に来るんだ」

「何で?」

 拳一は、お腹を指差してきた時、心臓が止まるかと思った。

 私は、大人しく拳一の言う事をきくしかなかった。





「これは、その……」

 言い訳をしようとするあたしに拳一が苦笑する。

「最初に謝っておくぜ。お前に出していたのは、機械化の副産物じゃない。機械化の影響で、進化した俺、バイオマシーンが女をクールコピー、CCを苗床にする為の生成した液体だ」

「バイオマシーン?」

 拳一が言っている意味が解らなかった。

「そして、最後お前に出したのは、CC。俺の分身の卵みたいな物で、お前の母体として栄養と男達のザーメンを栄養として一気に成長した。お前は、妊娠だと勘違いしていたみたいだが、本当の胎児は、そんなに急成長しないさ」

 ジワリジワリと拳一の言葉があたしの頭にしみこんでくる。

「詰まり、あたしは、貴方の分身を作る道具にされたの!」

「その通り。そして、今こそ収穫の時だ!」

 拳一が指を鳴らすと、お腹の中のそれが動き出す。

「アァァァン! 何、これ、信じられないぃぃぃ!」

 あたしは、その場に倒れこむ。

「気持ち良いだろう? それは、母体を苗床で有る事を拒ませない為、産出の際に最高の快感を与える」

「アァァァ! イイィィィ! イクゥゥゥ!」

 意味がある言葉なんて口に出来ない。

 子宮から抜け出し、オマンコを通り抜けようとするそれの動きにあたしは、何度も何度も絶頂に達し、その度に感度があがっていく。

「産まれちゃうぅぅぅ!」

 あたしのオマンコから小さな拳一が這い出てきた。

 それは、スライムの様になって拳一の一部と変化した。

「選ばせてやる。この快楽が欲しければ、自らオマンコを広げて求めろ? そうすれば、再びお前にCCを入れてやるよ」

 拳一の絶望的な言葉。

 それでも、あたしは、行動を起こしていた。

「入れて! 拳一のCCを入れて! この快感の為ならなんだってするんだから!」

 いやらしく股間を開き、両手でオマンコを広げていた。

 入ってくる拳一のペニス。

「アァァァン! 拳一のペニス、大きいぃぃ!」

 道場のおじさん達にも負けてないペニスが入ってくる。



「植えつけるぞ!」

「植えつけてぇぇぇ! 植えつけられてイクゥゥゥ!」

 あたしは、獣の様に叫んでいた。

 あたしの子宮をCCが蹂躙する。

「これからも栄養補給よろしく」

 拳一が去っていった後、嫌悪すべきそれをあたしは、お腹の上から撫でていた。





「良いのかい?」

 躊躇するおじさんの一人にあたしは、笑顔で答える。

「大丈夫だよ、あたしは、妊娠しないからね?」

 あたしの何度もあたしを抱いたおじさん達に同意を求める。

「そうそう、安心して。それにしのぶちゃんのオマンコ、最高だぞ!」

 唾を飲み込み初めておじさんがあたしにペニスを入れてくる。

「凄い! こんな気持ち良いオマンコ、初めてだ!」

 激しく腰を振るおじさんにあたしも応える。

「嬉しい! あたしも頑張るから、おじさんもいっぱいザーメンだしてね!」

「出すよ! この数年溜まりに溜まったザーメンを全部だすよ!」

 おじさんは、言ったとおり、いっぱい出してくれた。

 家に帰った後、また膨らんだお腹を優しく撫でる。

「またお母さんに最高の快感を頂戴ね」

 出産の快感を思い出し、至福の笑みを浮かべるあたしであった。


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