03番:妹を命より大切にしていた兄
その男性は、両親を亡くし、年の離れ、病気で家から出られない十歳の妹と暮らしていた。
「お兄ちゃん御免ね、あたしの介護の所為で遊びにもいけなくて」
悲しそうな顔をする妹、楓(カエデ)に兄、檜(ヒノキ)が答える。
「気にするな、親父達がマンションオーナーだったから、生活に困ることも無いんだ。今は、インターネットも発達してるから、家の中でも十分に遊べてるよ」
「本当?」
楓は、上目遣いに質問すると、檜は、満面の笑みで答える。
「可愛い楓と一日中一緒に居られるんだ。これ以上の生活は、無いよ」
安堵の息を吐く楓。
「良かった」
檜は、自分が外に出られないのに、兄を心配する健気な妹に悔しさを覚えていた。
その日も、妹の病気を治す方法が無いかと、いくつもの医療施設を回った。
「抗体を弱くする病気の楓が生きていくには、完全に滅菌された室内に居るしか無い。そんな事は、もう解ってる。だから治療法がしりたいんだ!」
手に持った缶を壁に投げつける。
「糞! おれは、なんて無力なんだ!」
酔っ払っていた所為か、普段通らない横道に入ってしまう。
そして、檜は、見つけてしまうのだ、あの店を。
「変な名前の店だな。もしかしたら、楓に効く薬を売ってるかもしれないな」
投げやりな気分で店に入ると、そこには、楓とそう違わないだろう少女が居た。
「いらっしゃい。どんな願いがあるの?」
檜が苛立ちながら言う。
「楓の、妹の病気を治したいんだよ!」
それを聞いて珍しく腕を組むその少女、玉屋の万子だった。
「さすがに、他人の病気を治すのは、難しいな。本人がここにこれるんだったら、方法があるんだけどね?」
苦笑する檜。
「家から一歩も出られない楓をここに連れてこられるか。診察だって、高価な機材を用意し、来て貰っているんだ」
難しい顔をした後、万子が、奥を探り一つの玉を取り出す。
「こういう、使用者任せのって好きじゃないんだけど、仕方ないね」
万子は、玉を見せながら説明する。
「これを貴方のお臍に埋めると、貴方の精液が変化して、どんな病気も治す薬になるの」
舌打ちをする檜。
「笑えない冗談だぞ!」
万子が肩をすくめて言う。
「別に貴方に使う気がないならそれまで、因みに効果は、間違いなし。使用の仕方は、さっきも言ったとおり、貴方の臍に埋めるだけ。精液は、体の患部に近い所に塗りつけても効果があるし、直接飲ませても大丈夫。お尻に入れて直接、直腸から吸収させれば直宜しい。最高なのは、オマンコに入れて子宮から吸収させる方法。まあ、どれでも良いけど、同じ方法で二回以上、投与したら駄目。別の方法なら影響が低いけど、摂取を助ける為に、習慣性がでかねない媚薬成分も含んでるからね」
檜が苛立ちながら言う。
「何度も言わせるな、俺は、妹の事で茶化されるのが一番嫌いなんだ、ふざけるな!」
万子は、玉を投げ渡す。
「別に、あちきには、関係ないよ。効果の説明は、以上。効果をその玉を通じて観察させてくれる事に問題なければ臍に入れて試してみたら? 他の副作用は、まったくないしね」
そのとことん投げやりの態度が不思議と信用度を高めた。
檜は、悩みに悩んだ結果、玉を臍に入れた。
楓が寝静まった頃、楓の横で自慰行為を行い、病気の元である抗体を作る器官、詰りお腹の上に射精して、塗りこんだ。
「これで効果が無かったら、ただで済まさないぞ」
病気の治療のためとは、言え、汚れを知らない妹の肌に自分の精液を塗りこむ行為に激しい罪悪感を覚える檜であった。
しかし、本人は、気づかなかったがその罪悪感が射精直後にも関わらず檜の男根を勃起させていた。
一週間も過ぎた頃、射精直後に、楓が目を覚ます。
「お兄ちゃん、えっと……」
檜の痴態に戸惑う妹に檜が必死に弁解する。
「これは、治療の一環なんだ。何か知らないが、俺の精液をお前の患部に塗りこむと、病気の治療になるらしいんだ!」
そんな必死の様に楓が謝罪する。
「変な風に思ってごめんなさい」
檜は、慌てる。
「気にするな、俺も恥ずかしくってお前に言えずに居たんだから。これからは、お前に許可を受けてからするよ」
「……うん」
顔を赤くする楓であった。
その後、檜は、楓の見ている前で自慰行為を行うという羞恥プレイをする事になったが、それが更なる興奮を生み出し、射精までの時間が短縮させる事になった。
そんな、治療をして二週間が過ぎ、定期健診に来ていた医者が驚いた顔をした。
「意外な事なんですが、妹さんの抗体がほんの僅かですが復活してきています」
「本当ですか?」
檜が掴みかかりそうな勢いで聞くと医者も嬉しそうに答えた。
「まだまだ油断が出来ませんが、良い傾向です」
医者が帰った後、楓にその事実が伝えると楓も嬉しそうに言う。
「あの変な治療のお蔭だね」
その言葉に檜の頭に万子の言葉が思い出される。
「直接、飲ませればもっと効果があがるか……」
思わず口にしたその一言に楓が驚いた顔をする。
「それって本当なの?」
「そうは、言ってたが、しかし、妹に自分の精液を飲ませるなんて出来ない」
檜が首を横に振ると楓が真剣な顔をして言う。
「それで治るんだったらあたしは、何でもするよ」
檜は、その真摯な目に負けた。
何時もの様に一発目をお腹に塗りこんだ後、檜は、再び自慰行為を始める。
一発、既に射精している為、時間がかかる。
「お兄ちゃん、頑張って」
楓の声援に後押しされ、射精寸前までいく檜。
「楓、もう直ぐ出るから、咥えてくれ」
楓は、間近で見る大人の勃起した男根に戸惑いながらも口に含む。
「出るぞ!」
檜は、妹の口の中で射精する。
大量の精液を楓は、必死の思いで飲み込もうとするが、全部は、飲みきれず、口の端から垂らしてしまう。
「折角、出してくれたのに零しちゃって御免なさい」
申し訳なさそうに頭を下げる楓に檜が言う。
「気にするな。それより、どうだ、気持ち悪くないか?」
楓は、顔を赤くして頷く。
「うん、少し粘々してたけど、美味しかったよ」
意外な答えに戸惑う檜。
精液飲み込み治療も一週間が過ぎた頃、楓が自慰をする檜に恥ずかしそうに声をかける。
「お兄ちゃん、あたしが舐めて気持ち良くしてあげようか?」
その言葉に驚き、楓の肩を掴む檜。
「何処でそんな事を覚えたんだ?」
楓が恥ずかしそうに答える。
「お兄ちゃんが出かけてる時にお兄ちゃんのパソコンでインターネットして、精液について調べたの。男の人は、舐められるのが好きだって」
檜は、慌てて言う。
「これは、そういう行為じゃないんだ。単なる治療行為なんだ。だから俺が気持ち良くなる必要ないんだ」
「でも、気持ち良い方が良いよね?」
上目遣いの楓の言葉に檜は、反論出来なかった。
「どう、気持ちいい?」
アイスクリームの様に檜の男根を舐める楓が聞くと檜は、妹の舌の感触を味わいながら言う。
「ああ、とっても気持ち良いよ」
「嬉しい! あたしがお兄ちゃんに何か出来るなんて、初めてだよ」
本当に嬉しそうに舐める楓に檜は、愛おしさが高まると同時に更に男根を硬くするのであった。
「もう出る! 口に咥えるんだ!」
楓は、頷き、兄の男根を咥え込む。
そのまま檜が射精する。
大量の精液を飲み込み、顔を赤くして楓が言う。
「美味しい。ねえ、もう一回しても良い?」
虚ろな瞳でおねだりをする楓に檜が首を横に振る。
「駄目だ、投与は、一日一回だけなんだ。楓も薬の飲み過ぎがかえって悪いことくらい知っているだろう」
楓は、不満げな顔をしながらも頷く。
「……解った」
翌日、何時もの投与時間。
一発目を射精して塗りこみ作業中の檜の男根を楓が舐め始める。
「楓、ちょっと待つんだ」
「良いじゃない、どうせするんだし」
そのまま楓は、何処で覚えたのか、男根の裏筋を舐め、えらの周りを舌で刺激する。
「お兄ちゃん、気持ちいいよね?」
檜は、思わず頷いてしまう。
「ああ、でも何処でこんな技を?」
楓は、兄の答えに嬉しそうな顔をしながら舐めながら答える。
「インターネット。調べてみると色々と載ってるんだよ」
檜は、制限をつけないといけないと考えながらも男根からあがってくる快感に打ち震える。
「楓、出る! 咥えてくれ!」
「はーい!」
楓は、満面の笑みを浮かべて檜の男根を咥え込む。
楓の喉に激しく撃ち込まれる精液。
しかし、楓の顔には、苦痛の色は、無かった。
何時もより大量に出された精液に楓が呆然としている。
「それじゃあ、おやすみ」
檜がそういって立ち上がろうとした時、楓が檜の男根を舐め始める。
「楓、昨日も言ったが、この治療は、一回しか駄目なんだ!」
語尾を強める檜に楓が男根から口を離して言う。
「違うよ、お兄ちゃんのに残ってる精液を舐め取って綺麗にしてるだけだよ」
そういって再開する楓であった。
残らず舐め取った楓は、笑顔で呟くのであった。
「……お兄ちゃんの精液って凄く美味しい」
その翌日には、楓が檜の男根をしゃぶり始めた。
「そこまで、しなくても良いんだぞ」
檜の言葉に楓が一度口を離して言う。
「でもこの方がお兄ちゃんも気持ちいいよね?」
「しかし、だな、これでは、まるで……」
語尾を濁らせる檜。
楓は、そのままフェラを続ける。
稚拙なフェラだったが、年端もいかない妹にしゃぶられる快感に檜は、直ぐに射精してしまった。
少し咽ながら楓が言う。
「酷いよー。出す時には、言ってよ。少し零しちゃたよ」
「御免」
誤る檜を尻目にベッドに零れた精液を舐め取る楓であった。
楓のフェラが日に日に上手くなって行く中、定期健診を来た医者が悩みだした。
「信じられない。現代医学では、考えられないが、妹さんの病気は、改善されている。このままいけば、もしかしたら治るかもしれない」
医者の言葉に心底嬉しそうな顔をする檜であった。
医者が帰った後、楓にせがまれて精液治療を始める。
楓にフェラをされながら檜が診断結果を告げる。
そして檜が射精した精液を飲み込んだ後、楓が言う。
「飲む回数を増やしたら、治るのが早くならないかな?」
檜が首を横に振る。
「駄目だ、どんな薬だって飲みすぎは、危険なんだ。別の摂取方法じゃないと同日には、やっては、いけない。得体のしれないものだから、そのルールだけは、守らないとな」
「他には、摂取方法は、無いの?」
楓に縋る様に見られ顔を逸らす檜。
そんな檜を見て楓が察知する。
「有るんだ。ねえ、それをやってよ」
「しかしだな……」
困った顔をする檜。
「あたしは、早く外に出てみたいの」
楓のその一言に檜が折れた。
「座薬みたいにお尻の穴、正確には、直腸から摂取する方法があるんだ。しかし、それには、これをお前のお尻の穴に入れないといけない。お前も痛い事は、嫌だろう?」
それに対して楓が首を横に振る。
「大丈夫。だって、あたし、痛いことなら慣れてる。今までは、黙ってたけど、お医者さんの注射の中には、凄く痛い事があるんだよ。それを考えたら、治るんだったら少しくらい痛いのは、平気」
「お前……」
妹が隠していた思いに檜は、言葉をなくした。
「解った。しかし、やり方を考えないといけないな」
それに対して楓が言う。
「まず、浣腸して、お腹の物を出した方が良いよ。そうしないと入れたお兄ちゃんのが汚くなって病気になっちゃう。あたし、そんなのを咥えたくないよ」
複雑な顔をしながら檜が妹に浣腸をした。
「可愛いお尻だったな」
先程まで浣腸液を挿入していた自分の妹のお尻を思い出して、男根を硬くさせる檜。
「駄目だ、これは、あくまで治療なんだ。邪な気持ちは、捨てないと」
そこに楓が戻ってくる。
「綺麗にしてきたよ」
そして再び檜の前に菊座を見せる楓。
「入れる前に少し、揉み解すぞ」
檜は、そういって楓の菊座を指でマッサージする。
楓は、必死に堪える顔をする。
「大丈夫か? 気持ち悪いんだったら、また明日にするぞ?」
楓は、頷く。
「大丈夫。そういう嫌な感じじゃないの。何か、お兄ちゃんの精液を飲んだ時の様な不思議な感覚があっただけ。続けて」
止める訳にも行かないので、十分に揉み解した後、檜は、男根を楓の菊座に当てる。
「入れるぞ」
「来て」
楓の言葉に答え、男根を菊座に押し込む檜。
「ンウウウ!」
くぐもった声を上げる楓。
「大丈夫か! 今すぐ抜く!」
檜が慌てて抜こうとするが楓が首を横に振る。
「駄目、このくらい我慢できる。だから入れて、出して!」
楓の必死な言葉に檜は、腰を止める。
「すまない」
そういって、檜は、再び挿入し、根元まで男根を押し込んだ。
「これで全部だが、本当に大丈夫か?」
楓は、肩で大きく息をしながら言う。
「うん、少し圧迫されてる気がするけど、そんなに嫌な感じしない。だから動いても良いよ」
驚く檜。
「動くって……」
「そのままじゃ、気持ち良くなれないよね? 動いて気持ち良くなって、早く出して!」
その言葉に、一刻も早くこの状況を終らせたいという楓の気持ちを察知して檜が腰を動かす。
「直ぐに出すからな」
檜は、宣言通り、楓の小さな菊座の締め付けに負け、射精する。
「熱い!」
楓が叫ぶ。
慌てて男根を引き抜く檜。
しかし、楓は、顔を真赤にして荒く息を吐くだけだった。
「大丈夫か? 医者を呼ぶか!」
檜の言葉に楓が首をゆっくり横に振る。
「……大丈夫だよ。凄く熱かったけど、でもその熱さがあたしを治してくれると思うと、嬉しかった」
疲れた顔で微笑む楓に檜の心には、安堵と同時、健気さにどうしようもない愛しさと着実に育まれていく欲情があった。
それからも精液治療が続く。
「先に浣腸しておいたよ」
そういって綺麗になった菊座を見せる楓に檜の男根は、激しく勃起し、最初の一発用に自慰を始めようとすると楓が言う。
「あたしがしゃぶって気持ち良くする。その方がお兄ちゃんも早く済むよ」
その言葉通り、楓のフェラのテクニックは、日々あがっていて、檜は、射精までの時間は、自慰の時と数分の一だった。
「しかし、飲むのは、一回と決まってるんだぞ」
檜の反論に楓が言う。
「だから、出す前に、言ってね」
そのまあフェラを開始する楓。
そんな妹を見て、激しく欲情する檜は、直ぐに出そうになる。
「もう出る!」
楓は、少し不満げな顔で口を離す。
そして、一回目の射精をお腹に塗りこむ。
「それじゃあ二回目だね」
そういってまだ精液が滴る男根にしゃぶりつく楓。
一生懸命に男根をしゃぶる楓に檜の性欲が高まり、頭の動きに合わせて動く尻に目が移る。
そして、先程の菊座が頭に浮かび、楓の尻を広げて菊座を舐め始める。
それには、楓も驚いたのかフェラを中断して叫ぶ。
「駄目だよ、そこは、うんち出る所だから舐めたら汚いよ」
それに対して檜が答える。
「綺麗にしたんだろう? だったら、大丈夫だ。この後、入れるのに良く解しておかないといけないからね」
楓が顔を真赤にして頷く。
「解ったよ」
そして変則的な69の形で、男根と菊座を舐める兄妹であった。
「出るぞ!」
檜が宣言すると楓は、男根を深く咥え込む。
そして放たれた精液を一滴も残さないように飲み干す。
精液の吸飲で顔を赤くする楓の顔を見てるだけで檜の男根が硬さを取り戻す。
「行くぞ!」
「来て」
自分で菊座を広げる楓。
そして、菊座から入り、楓の腸を攻める檜の男根。
「直ぐに出すから我慢しろ!」
檜の言葉に楓が頷くが、その顔には、昨日あった苦痛の表情は、無かった。
どちらかと言うと、まるでアナルファック喜ぶ女の顔に近かった。
「出すぞ!」
激しい射精が楓の腸を蹂躙する。
「アアアアァァァァァァン!」
その熱い精液が楓を鳴かせる。
何時もより早い展開で、肩で息をしながら男根を引き抜く檜。
幸せそうな顔をして菊座から精液を垂れ流す楓の姿に再び欲情しかけるが、頭を横に振って邪心を退ける檜。
「これは、治療なんだ!」
そして檜が楓の部屋を出て行く。
檜が去った後、楓は、笑みを浮かべて呟く。
「お兄ちゃんの精液ってサイコーに気持ち良い」
そんな直腸からの吸収も含めた精液治療を続けた次の定期健診で医者が机を叩く。
「こんな事は、ありえない。このまま行けば君の妹は、後、数ヶ月で完治してしまう!」
檜は、煩わしい顔をして言う。
「良くなってるんだったら良いだろう。何か不具合でもあるのか?」
医者は、悔しそうに言う。
「何も無い。それどころか、抗体以外は、下手な一般人より健康的だ。こんな事は、医学的にありえない!」
「奇跡が起こったんだよ」
檜の言葉に舌打ちしながら医者は、帰っていく。
それを見送ってから楓が檜に近づく。
「まだ、数ヶ月もかかるんだ?」
寂しそうな顔をする楓に檜が言う。
「それでも、大進歩だ。来年には、学校に通えるかもしれないぞ」
楓は、拗ねた顔をして言う。
「別に学校なんていけなくて良い。あたしは、お兄ちゃんと一緒に外に行きたかっただけだもん」
そんな妹に苦笑する檜。
そして、そのまま何時もの精液治療を始める。
激しい治療行為の後、二人が繋がったままで居た。
その中、楓が呟く。
「ねえ、お兄ちゃん、もしも、前の方でやったらもっと早く治らないかな?」
一気に正気に戻る檜。
「それだけは、駄目だ。俺達は、兄妹だ。それだけは、やっちゃいけない!」
「お尻でセックスしても?」
楓の言葉に固まる檜を見ながら楓が続ける。
「インターネットで調べたの。これってアナルセックスって言うんでしょ? だったら普通にセックスしても良いと思う」
檜は、楓から男根を引き抜いて断言する。
「これは、あくまで治療なんだ。間違ってもセックスじゃない! だから兄妹でも良いんだ」
そんな檜に楓が笑顔で言う。
「だったら、前でするのも治療だよ。治療だから兄妹でしても良いんだよ」
悪魔の囁きだった。
でも今の檜にそれに逆らう理性は、無かった。
「お前の割れ目が濡れてる」
今まで故意に見てこなかった妹の割れ目が濡れている事実に檜は、驚く。
「この頃、お兄ちゃんと治療するとそうなっちゃうの。うずうずして、我慢できなくて触ると気持ち良いんだ。それってオナニーっていうみたい」
楓の告白に檜の最後の理性が消し飛ぶ。
前戯も無いまま挿入する檜。
「痛い!」
楓の悲鳴をあげるが、理性を失った檜は、そのまま男根を挿入していく。
そして、本能の赴くままに腰を動かす。
そうしている間に、楓の顔からも痛みの色が消えていく。
「……良い、お兄ちゃんのチンポが良いよ!」
「行くぞ!」
そのまま檜は、妹の中に出してしまう。
「イクゥゥゥゥゥ!」
熱い精液に子宮を埋め尽くされた時、楓も絶頂に達する。
檜は、男根を引き抜くと、処女膜が破れた出血と精液が楓の割れ目から垂れて来る。
その光景に既に四発だした後なのに檜の男根は、勃起する。
「お兄ちゃん、やりたいんだったら、もう一回しても良いよ」
初めての絶頂でベッドに倒れたままの楓の言葉に檜が首を横にふる。
「駄目だ、これは、治療だ! この治療は、一回ずつって決まってるんだ!」
そういって部屋を出て行く檜であった。
次の検診で医者がカルテを投げ捨てる。
「残念ですが、私は、もう必要ありませんね。どんな奇跡か知りませんが妹さんは、完治しています! しかし、私は、こんな事実を認められません!」
そのまま出て行く医者を無言で見送る檜だったが、その顔は、何故か浮かなった。
「お兄ちゃん、聞いてたよ。もう完治したんだよね?」
楓の言葉に檜が頷く。
「ああ、だからもう治療は、必要ないんだ」
その言葉に楓が笑顔になる。
「だったら、何回しても良いんだよね?」
そういって楓が檜の男根をしゃぶりだす。
「止めろ、もうしなくても良いんだ!」
檜が叫ぶと楓は、立ち上がり下着を脱いで、濡れた割れ目を自分の指で広げて言う。
「あたしをこんないやらしい子にしたのは、お兄ちゃんだよ。責任とって、いっぱい愛して」
うつむく檜。
それを了承と受け取り、楓は、檜の男根をしゃぶる。
激しく射精された精液を飲み込み至福な顔をする楓。
「本当にお兄ちゃんの精液って美味しい。次は、こっちに頂戴ね」
騎乗位で檜の男根を下の口で咥え込む楓。
「イイィィィィィ! お兄ちゃんのちんぽサイコーーーーーーー!」
それから楓は、檜と一日中家の中でセックスし続けた。
疲れ果て、全身を精液塗れで至福の表情で眠る楓を見ながら檜が涙を流す。
「こんなつもりじゃなかった。ただ、楓を元気にしたかっただけなのに……」
○ 観察後記 記録者:万子
やっぱり駄目だったか、理由なんて明確、お腹の上で出した直後、精液が残る男根をしゃぶって二回目の精液を飲んでたら、胃から二回吸収した事になる。
お尻もオマンコも一緒だ、そんな状況じゃ、中毒性が出て当然。
ちゃんと一回ずつ、綺麗にしてから次の段階にするか、どれか一つにすれば良かったのに。
どうも使用法を相手に任せる玉は、トラブルの元になって嫌いだ。
次の観察記録だけど、無口な父親の気持ちを知りたく玉を使った娘の記録。
ネクストファイル 『父親と気持ちを繋げたかった娘』
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