08:華
私は、部屋で翌日の登校日に持っていくリーフを作っていました。
そこに舞夏ちゃんが戻ってきます。
「あれ、一夏、御守がこんな所にあるよ」
私は、舞夏ちゃんの顔が見られませんでした。
「もう限界なんです。これ以上、ジンの力を使うのは、嫌なんです」
約束を破った私に舞夏ちゃんがどんな反応を示すか、それが怖かったのです。
「いいよ。一夏が嫌なら、もう良いんだよ。でもね、この御守は、元には、戻らない」
その一言に私は、反応していまいます。
「やっぱり、続けます」
御守を握り締める私。
この御守は、誓唯さんからもらった大切な御守。
それを棄てる事が、私には、どうしても出来なったのです。
その日、私は、夢を見ました。
夢の中で舞夏ちゃんは、私の首を絞めてきます。
苦しんでいるのは、私。
しかし、いつの間にかに私が舞夏ちゃんの首をしめていました。
海面に力なく浮かぶ舞夏ちゃん。
私が目を覚まし周りを見てみると、舞夏ちゃんは、ベッドに上半身を預ける形で寝ていました。
「舞夏ちゃんたら」
私は、舞夏ちゃんを起こさない様に、学校に行くのでした。
学校に行くと、舞夏ちゃんとあった旧校舎の解体が始まっていました。
舞夏ちゃんとの不思議な出会いを思い出し、変わっていく自分を痛感しながらボランティアの為に病院に向かうのでした。
そして、その病院で私は、一人の女性に会うのです。
「こんなの違う。本当の華じゃない!」
その女性は、そういって、私の一生懸命作ったリーフを壊してしまったのです。
「そんなに華が好きなら華と交われば良い」
私の口が勝手にそんな事を良い、御守を発動させていました。
エッチなコスチュームに変身した、私の横には、リーフを纏った女性のイメージをしたジンが立っていました。
そのジンが力を使うと、リーフの華が再生し、その蔓が女性に襲い掛かる。
「アァァァン! 華が、華が私を幸せにしてくれる!」
女性は、嫌がるどころか、自ら服をはらけさせるのです。
蔓は、女性の胸やオマンコに伸び、女性の敏感な部分を縛りつけるのでした。
「素敵、もっと、きつくして!」
涎をたらし、狂気にも思える声で気持ちよさそうにする女性。
「イクゥゥゥ!」
そのまま白目を剥いて絶頂に達してしまいます。
ジンの力が抜けた後、未知留ちゃんがやってきてくれて、看護師さんを呼んでくれました。
その後、女性の妹さんが教えてくれたのです。
あの女性は、普通の人とは、違った嗜好の人だと。
大好きな植物で自分の体を縛り、気持ちよくなってしまう。
それが行き過ぎて入院する事になったと。
私は、学校に戻ると旧校舎に行き、舞夏ちゃんが出てきた大鏡を探します。
もしかしたら、舞夏ちゃんがここから戻っていけば全てが元に戻るかもと思っていたのかもしれません。
自分でも解っていました。
ジンの力でやった事は、舞夏ちゃんの所為でなく、自分が望んだ事であり、責任は、自分にあると。
しかし、そこには、もう大鏡は、無く、床に落ちた鏡に映る私の眼は、赤く輝いていました。
昼間の事を思い出し、嘔吐する私。
「一夏、大丈夫?」
心配そうに声をかけてくれる舞夏ちゃんの手を払いのける私。
私は、慌てて言いつくろいます。
「いま、私は、汚いから」
すると、舞夏ちゃんは、嘔吐したばかりの私とキスをする。
「一夏は、汚くなんて無い。昼間、ジンの力を使ったんだよね。その感想を聞かせて」
私は、戸惑いながらも、舞夏ちゃんの御守をもった指を受け入れるのです。
「そんな人が居るなんて知りませんでした。あんな痛そうな事をして、気持ちよくなり、死にそうになりながらも止められないなんて。アァン!」
舞夏ちゃんの愛撫は、とても心地よかった。
「一夏もしてみる?」
舞夏ちゃんは、髪を止めるリボンを外すと私の胸を縛ります。
「胸が強調されて、可愛いよ」
舞夏ちゃんは、強調された胸を揉んできます。
「そんなに強くしたら、駄目です」
「駄目じゃないよ。一夏の乳首、こんなに勃起してる」
舞夏ちゃんが私の勃起した乳首をしゃぶりつくのです。
「アァァァン! 吸っちゃだめです!」
私は、縛られ敏感になった胸を刺激された上に乳首を強く吸われ、どんどん気持ちよくなってしまいます。
「もう、限界です。イキますぅぅぅ!」
頭が真っ白になっていました。
脱力する私のオマンコから抜き出された御守は、八つ目の石が輝きを取り戻していたのです。
その輝きは、もう戻れない事を意味している気がしました。
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