09:雷


「一夏、あたしが普通と違う。だから、怖かったりするかもしれない。でも、一つだけ確かなことがあるの」
 舞夏ちゃんは、私の顔を直視します。
「あたしは、一夏が好き。誰よりも愛してる。だから一緒にいさせて」
 その思いがうれしく思えた。


 翌日、私は、皐月ちゃん達と一緒に江ノ島に遊びに行くのでした。
 その電車の中で、蛍子ちゃんが花火大会の夜、愛し合った臨くんと連絡とれないと告白するのです。
 蛍子ちゃんの父親は、町の有力者で、色々と難しい事があるのでしょう。
「大人って勝手だ。子供を勝手にまきこんでいく」
 皐月ちゃんが遠い目をしてそんな事を口にします。
 私達は、未知留の妹が、転向する彼氏と一緒に彼の転校前の思いで作るの一緒の工程を進む事になるのです。
 楽しいはずの旅行、しかし、色々な悲しみが私にも伝わってきます。
 帰りの電車に乗る未知留の妹とその彼氏が電車が動かなければ帰らなくても良くなって、離れ離れにならないのにと涙するのを見た時、御守の力が発動してしまうのです。
 エッチなコスチュームに変わり、まるで髭のような物を生やした女性のイメージのジンが現れ、江ノ島を停電にしてしまうのです。
 困惑する多くの人々、その中で、私は、皐月ちゃんと蛍子ちゃんを見るのです。
「蛍子、あたしね、実は、父親に襲われたの。嫌なのに無理やり、犯されたの」
「皐月ちゃん……」
 言葉を無くす蛍子ちゃんに皐月ちゃんが言う。
「男なんて勝手だよね。自分の欲望を吐き出して、勝手に満足する。こっちの気持ちなんて知らないんだ」
 蛍子ちゃんも覚悟を決めた様子で口にする。
「臨くんも一緒だったよ。ただ、あたしの大きな胸が好きだっただけだった」
 二人は、停電で真っ暗な中、唇を合わせる。
 長いキスの後、お互いのオマンコを舐めあう。
「蛍子のオマンコ、凄くおいしいよ」
「皐月ちゃんのオマンコだって」
 二人は、唾液と違う液体を割れ目から分泌させる中、お互いのオマンコを重ね合わせる。
「もっと、皐月ちゃんと一つになりたい」
「あたしだって、もっと蛍子の事が知りたい」
 お互いの腰を押し付け合う。
「アァァァン! 皐月ちゃん激しすぎる!」
「気持ち良いのぉぉぉ! 蛍子、もっと激しく動いて!」
 二人は、そのままお互いを高め合う様に絶頂に達するのであった。
 そして、優しくお互いの存在を確認する様にキスをした。


 ジンの力が終わり、停電が解消される中、私は、自分の中の変化を察知した。
 瞳が真っ赤になり、戻らなくなっているのだろう。
「こんなのおかしいです!」
 崩れる私に舞夏ちゃんは、戸惑い近づけないで居る。
 そんな中、誓唯さんが現れました。
 こんな姿、こんな瞳は、見せられない。
 私が顔を隠した時、誓唯さんは、サングラスを差し出す。
「これを使えば良いよ」
 私は、それを受け取った。
 そして、私は、停電も復旧して使えるようになった携帯で蛍子ちゃん達に先に帰る事を伝え、誓唯さんに家まで送ってもらった。


 部屋に戻った舞夏ちゃんは、感想を聞くことを戸惑っていた。
 私は、舞夏ちゃんの御守を持つ手を自ら、オマンコに当てる。
「二人の悲しみが解りました。そんな寂しさをお互いを愛する事で紛らわせていた」
「女同士で嫌だった?」
 舞夏ちゃんの言葉に私は、首を横に振る。
「嫌じゃありません。私だって、舞夏ちゃんと……」
「一夏……。少しでも一夏の寂しさや苦しみが和らげられるんだったら」
 舞夏ちゃんと唇が触れ合います。
 舌が絡み合い、舞夏ちゃんの指が私のオマンコを弄るのです。
「あの二人の様に……」
 私が言うと、舞夏ちゃんが頷き、オマンコを合わせて来ます。
「アァァァン! 凄いです。舞夏ちゃんと一つになっています!」
「あたしもだよ、あたしも一夏のオマンコが解って気持ち良いぃぃぃ!」
 私は、少しでも強く舞夏ちゃんを知ろうと、腰を振るのでした。
 舞夏ちゃんも私の為に必死に腰を振ります。
 どんどんと昂ぶる、快感。
 そして私達は、同時に迎えるのです。
「「イクゥゥゥ!」」
 脱力する私達は、一つのベッドの中で眠りました。
 重なり合う私達の手の中には、九つ目の輝きを取り戻した御守がありました。


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