【 専用用語解説 】



 『アリストリア大陸』

 物語の中心となる、広大な大地を有する大陸の名称です。

 現在は地方自治国などの小さな諸勢力も点在しますが、いずれも『七大国』と呼ばれる国家に属しています。





『アリストリアの七大国』

 アリストリアを分割統治する七大国の総称です。

 大陸の中央部に神国ブリュンヒルトがあり、その北にリグリア帝国。北東にフローラル王国があります。東にウォール連合諸国。南東にローゼン共和国。南西 に聖国ロンバルディア、最南西に(唯一にブリュンヒルトと国境を隣接していない)シンルピア公国があります。

 七大国のアリストリア分割統治となって、既に300年近い歳月が過ぎています。





『グリス魔大陸』

 アリストリアとは北海を隔てて存在する別大陸です。

 アリストリアとほぼ同じほどの面積と推測されていますが、誰一人として生きて戻ってきたことがない人類未踏の不毛な大地のため、別名「魔大陸」とも呼ば れております。





『アリストリアの番人』

 妖精族最後の末裔であり、アリストリア大陸の人類に文明を与えた伝説上の賢人。人並み外れた長寿と貴公子風の容貌、突き尖っている耳を除けば、普通の人 間との身体的特徴に差異はありません。圧倒的な戦闘力を誇った『魔王』に対抗するため、人類に最後の希望を託しています。

 ※普通にハイエルフの末裔だと思ってくれて構いません。





『魔王』

 『伝説の勇者』によって打倒されるまで、アリストリア大陸を恐怖で席巻した闇夜の眷属の王です。





『聖魔大戦』

 正確には、魔王が君臨した暗黒時代から、伝説の勇者によって打倒されるまでの約500年の歳月を指しますが、伝説の勇者が誕生して、アリストリアの人類 が反抗した、その戦いに限定して用いられる場合もあります。





『神国ブリュンヒルト』

 アリストリア大陸の文明誕生と同時に建国されたという、七大国中でも一番長い歴史を有する神聖国家です。

 国王は「神王」と敬称されます。

 神都サンパレスを拠点とし、肥沃な土地に恵まれた生産性と鉱山では金と銀が採掘でき、常に安定した経済力によって、国力においても七大国随一といって過 言ありません。

 耐久性に優れた「神聖騎士団」を中核とします。

 尚、七大国の盟主国でもあり、現在はリグリア帝国以外の大国と同盟・友好関係になっております。





『神聖騎士団』

 神国ブリュンヒルトが抱える特殊兵装の名称です。

 高水準の武力だけではなく、騎士団の全員が回復系を含めた神聖系魔法を獲得しており、集団戦においても非常に高い防御力を誇ります。





『リグリア帝国』

 アリストリア大国の最北端に位置する軍事国家。

 国王は「皇帝」と敬称されます。

 国土の面積と人口において、他の七大国を遥かに凌駕しており、七大国の中では比較的(二番目)に新しい連立国家となります。前身は「リグリア王国」と呼 ばれ、現在の国土の一割にも満たない弱小国。

 攻撃能力に卓越した「帝国騎兵団」を主力とします。

 尚、東に位置するフローラル将国のみ、唯一に国交が開けております。





『帝国騎兵団』

 遊牧民族を祖とする帝国軍の中でも、選りすぐりの精鋭騎兵です。





『コンポジション士官養成学校』

 神国ブリュンヒルトとリグリア帝国が共催して出資した、士官養成を目的とした公共施設の名称。両国の国境付近にあったシンフラッシュ(旧神国領)を中立 地帯に定め、建立されました。

 初期生こそ200名(聖国の廷臣子息、帝国の廷臣子息など)でしたが、現在では、両大国以外の周辺諸国からも在学しています。

 一般教科だけでなく、軍事教練、魔術治癒術指導、知識など多岐に渡っての高度な教育が施されます。



 尚、神国の王子ロベルトは五期制。帝国の皇子オーディンは六期生となり、この施設で同じ時間を共有しております。

(もともとこの二人に交友を持たせるため、建立された背景があります)





『シンフラッシュ』

 旧神国領にあった経済都市であり、現在はどの国家の軍事行動も許されない中立都市としての自治が、七大国によって認められております。そのため、都市部 には七大国の大使が一同に揃っている、アリストリア大陸でも稀有な場所でもあります。

 アリストリア大陸のほぼ中央に位置しており、大きく開かれた街道と海路によって、各大国の特産品や物資が揃う経済都市としての役割を担っており、騎兵二 万五千、歩兵七万五千の傭兵部隊が中立軍として養われている。





『フローラル将国』

 神国ブリュンヒルトの北東、リグリア帝国の東に位置する大国です。また河川を挟み、南のローゼン共和国と隣接しております。

 国王は「将王」と敬称されます。

 荒涼な山岳に囲まれるように肥沃な平地と分かれており、七大国で唯一に飛竜を用いた飛兵部隊があります。また非常に優秀な工兵、魔導兵団も抱えており、 軍事力も決して侮れないものがあります。

 尚、現在の「将王」の方針により、隣接する帝国・神国・共和国の三国とも不可侵条約を結んでおり、帝国と唯一に国交が開いています。





『飛竜師団』

 飛竜を保有する事情などから、その数こそ多くはありませんが、たった一騎でも戦況を変化させるだけの性能があります。





『魔導兵団』

 アリストリア大陸でも、稀有な魔導師による部隊です。





『聖国ロンバルディア』

 神国ブリュンヒルトの南西に位置する経済大国です。

 国王は「聖王」と敬称されます。

 首都である「聖都スターライト」は、アリストリア大陸のほぼ中央に位置しており、さまざまな物資や他地方の特産品が集まります。

 尚、神国ブリュンヒルトとシンルピア共和国とは同盟関係にあり、特に神国とは血縁を踏まえた、深い間柄になります。

 特に機動性に優れた強力な騎兵団を抱えています。





『シンルピア公国』

 リグリア帝国の南西、聖国ロンバルディアの西に位置する大国です。大自然の山岳地帯に囲まれた天然の要塞と大森林に護られ、肥沃な大地を持っています。 畜農林産系型。

 国王は「公王」と敬称されます。

 尚、聖国ロンバルディアとは軍事同盟を結んでおり、神国ブリュンヒルトの神王の弟を娘婿として迎え入れています。

 アリストリア大陸で唯一に戦象部隊(象騎兵)を抱えており、また飛兵には天馬騎士を偵察や奇襲などに用います。





『ウォール連合諸国』

 アリストリア大陸の南部に位置する連合国。

 完全合議制を敷いており、中心の代表を担う(国王的な存在を)「連王」と敬称します。

 広大な湖と海岸を併せ持ち、幾つものの河川による水の大国。神国ブリュンヒルトとは同盟関係にあり、他に隣接する聖国ロンバルディア、ローゼン共和国と も、友好的な関係を築いています。

 特殊兵装は、主に傭兵と海兵となります。

 尚、連合制を適用して大国化しているため、七大陸の中では、一番真新しい大国となっています。





『ローゼン共和国』

 アリストリア大陸の南西に位置する、経済大国です。

 南アリストリア海でも、最大の港城下町を有しており、経済力だけに限っていえば、七大国随一と言っても過言ではありません。

 主な兵装は傭兵と海兵。ウォール連合諸国と同様ですが、こちらの海軍は商人たちの私設武装となっております。また傭兵に関しても、連合国よりも質の高い と言えるでしょう。

 尚、隣接するウォール連合諸国、及び神国ブリュンヒルトと交友関係を築いており、大河を挟んだフローラル将国とも友好的な関係となっています。





『聖巫女』

 ファリス王家の血を引く末裔であり、右手の聖痕がその証となります。

 聖巫女は例外になく、他の女性が羨むほどの可憐な容姿を持ち、十五歳から外見的な若さを保ち続けます。

 尚、アリストリア大陸では、何故か五人以上の聖巫女は誕生しません。

 またファリス王家の直系に近いほど誕生する傾向にあります。



 聖巫女は例外になく極上の名器の持ち主であり、性交が叶った男性には、最高の快楽が約束され、またその身体の特性として、出産後には完全に性交経験のな い、生娘の状態に戻ります。





『光巫女』

 番人が人類に残した最後の希望。アリストリア大陸史でも、まだ数える程度にしか誕生したことがありません。

 尚、ファリス王家の直系にのみ誕生し、唯一に聖巫女を凌ぐ存在でもあります。光り輝く黄金色の髪色。右手に光る聖痕。どんな男も虜にする究極の身体(名 器)がその証となります。

 聖巫女の身体と同様、十五歳からその外見的な若さを保ち続けます。

 光巫女の身体は、聖巫女でさえも足元に及ばない、究極の名器の持ち主であり、性交後には完全に性交経験のない生娘の状態に戻ります。

 ※このため光巫女の身体が性交に慣れるということはありません。



 尚、初代神国の神王(女王であり、聖巫女の始祖)は、アリストリア大陸初の聖巫女とされていますが、実は光巫女だったのではないか、との推測される声も あります。





『神聖因子』

 光巫女らが持つ、特殊な遺伝子を指します。

 この特殊な神聖因子に、異性が持つ特殊な因子『属性因子』を結びつけることで、卓越した(光と光で超越する)存在を誕生させることができます。

 尚、光巫女には及びませんが、聖巫女も神聖因子を宿しています。





『属性因子』

 特定の男性が持つ、先天的な遺伝子の属性を表しており、左手の聖痕がその証となります。

 現在、確認できている属性は「無属性」のそれ以外に、「光」「風」「火」「水」「土」の五種となり、それぞれが当代で一人だけに限られます。





『運命の相手』

 神々が定めた「光属性」の男性と、「光巫女」のことを指します。

 神々が定めた組み合わせであるだけに(年齢や身分などに関係なく)当然にして、惹かれ合います。





『光輝の結合儀式』

 「運命の相手」による、神聖なる(性交の)儀式。

 立会人が多ければ、多いほど効果があります。

 立会人の祈りや願い(邪な思いも可)の全てを「光巫女」が受け止めます。





『伝説の勇者』

 魔王を打倒した、アリストリア大陸全土に伝わる勇者です。

 光巫女が特定の条件を満たす(唯一の運命の相手である光属性で身籠る)ことによって、全てに超越した存在へと成長します。





『サーペン流剣術』

 かの『伝説の勇者』と共に戦った剣士が使っていた流派剣術が普及したものであり、アリストリア大陸でも広く知れ渡っている流派の一つ。

 基本的な一対一だけに囚われず、一対多に主観を置かれた実戦向けであり、習得技量に応じて、それぞれ階級にも似た敬称があります。





『邪淫結晶』

【分類】消費アイテム

【形状】小さな宝石状のクリスタル

【発動】使用者が触れ、対象を視線で設定

【確率】高確率 ※稀にフィーバー有り?

【時間】一時間 ※相性により延長戦あり?

【範囲】狭い

【効果】対象者と強制性交



 ※相性によって無効となる場合もあります。





『運命の指輪』

【形状】指輪

【契約】生涯の誓い

【条件】自身で指輪を填めること

【成立】指輪を填めた状態での性交

【解除】唯一に相手にのみ、指輪を解除できる

【効果】男を唯一の異性と誓約

【効果】相手との肉体的相性が抜群になる

【効果】意思に関係なく、肉体は性交を拒めない

【効果】性交中、肉体は常に膣内出しを求める

【効果】自殺は許されない

【効果】相手が死しても、誓約は有効

【効果】誓約は自身が死去するまで継続



 ※尚、大陸でも六個しか存在しません。





『魔剣』

【名称】不明。

【形状】垂直長剣。

【条件】不明。

【効果】不明。

【現状】封印状態。

【解除】不明。



 ※『魔王』が装備していた長剣です。

 ※条件、効果、封印解除などは不明です。





『神剣』

【名称】ファルシオン。

【形状】垂直片手剣。

【条件】神剣の意思が認めた者。

【効果】絶対魔法防御。装備者の寿命延命。



 ※『伝説の勇者』が装備していた片手剣です。

 ※剣には意思があり、使い手を選びます。


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