第九話『 神々に選ばれし者 』

 
 (視点・朝倉泰三)







 近代学園都市セントラルの『登竜門』において、四条学区全体で行われた高等部の合同入学式。総勢約十四万四千人という大人数もあって、式の閉幕から早一時間が経過した今でも、会場にはその余韻が残っていた。

 特に西条高等部では、今年度の新入生総代『南部深雪』の存在もあって、その喧噪の熱も取分け格段だったろう。



 艶やかな腰まである長い髪。

 可憐なまでに非常に整った顔立ち。

 理想のバランスで揃えられたプロポーション。

 特に圧巻だったのが、会場全体を一瞬に魅了し尽くした、あの美声であったことだろう。

(あれで、まだ処女だっていうんだから、恐れ入る)

 俺様の身に宿す獣性が『南部深雪』は、未だ男を知らない身体……『処女』だと知らしめてくれていた。

 この『処女性』が重んじられる時代ということもあって、高等部に入学した彼女が『処女』であっても、それは不思議ではない。だが、あの容姿……超絶美少女ともなれば、話は別の次元のものとなろう。

(しかも、伝説の超極上最上級マンコとはな……)



 もはや伝説ともされた『超極上最上級マンコ』とは、正式名称にして『超極上最上級名器』のことであり、その伝説とされるだけにその所有者は当然にして、非常に稀有な存在である。

 その所有者は世界でも十人に満たない。

 現在の日本でも『南部深雪』を除けば、北条高等部三年の『真田琴菜』の一人だけに限定されてしまうのだ。

(……それが、俺様の西条学区に、だってぇ?)

 まるで信じてもいなかった神様って奴が、上位種の俺様のために用意したようなもんだろう。

(……ああ、だから『処女』なんだな?)

 勝手に解釈して得心する。

 俺様に南部の『処女』を味合わせるために、と。

 南部は俺様に『処女』を捧げるためだけに、わざわざ南条の用意した特待生枠を断り、西条高等部に一般入試枠で入学してきたのだ。

 しかも東北などという遠方から、わざわざ。

(……本当に健気なものではないか)

 俺様は神など信じてはいないが、あの『南部深雪』を俺様に遣わせたのは、神による意思だと信じて疑わなかった。

 そう。俺様は神に選ばれた人種なのだから。

(なら……たっぷりと味わってやろうじゃないかぁ!)



 その『超極上最上級名器』の……

 その南部のマンコの……超性能とやらをよぉ!





 ならば、早急に打てる手は打っておいた方がいいだろう。

 俺は『登竜門』の中を闊歩し、携帯端末で親父を西条高用応接室に呼び出していた。

「親父か?」

「これ……せめて、校内と校務中の間だけでも、私のことは学長と呼べと、あれほど……」

「ああ、そうだったな……」



 この毛髪の寂しくなった人物の名を『畠山昭三』といい、義理ではあるが、戸籍上では俺の父親となっている。また房総西条大学の学長を務めている人物だ。

 俺が朝倉姓を名乗っているのは、親父と離婚した亡き義理の母の旧姓である。もっとも俺が今でも親父と同じ畠山姓を名乗らないのは、やはり、この父親とも血が繋がっていないからだろう。

 そう、俺は畠山昭三の亡くなった息子、泰三という戸籍を手に入れただけの、赤の他人同士なのである。

(まぁ…義理とはいえ、親子と知られれば、公務にも支障が出るだろうからな……)



「それで泰三、この呼び出しは何用だね?」

 親父がそう邪険に身構えるのも無理はない。俺からの呼び出しは大抵、強姦による後始末と決まっていたからな。二年前のあの時も、花壇の中で女生徒を破瓜レイプし、その腐れマンコへ散々に膣内出ししまくった、その後始末だった。

(女生徒の名前は……確か酒井美優、だったか?)

 普段はおよそ地味な少女だったが、眼鏡を外し、髪を下ろせば、なかなかの美少女だった。マンコの方はこれといって特筆する処はなかったが……まぁ、俺様の『処女』だったのだから、よしとしよう。

(今でも思い出しただけで……勃起するぜぇ!)

 俺はあの日…花壇の中で佇む素顔を晒した『酒井美優』を見つけ、西条中等部の男子生徒とすら知らない、隠れ美少女であったことを理解した。

 また自身に宿した獣性によって、美優が超危険日を迎えた状態であることも把握できてしまった俺様は、信じてもいない神々が、俺にあの娘を犯せ、孕ませろ……と命じているのだと知悉した。

 その結果、その女生徒は元来から抱えていた男性恐怖症を更に悪化させ、現在ではまともに登校さえできないほどに、深刻な症状となったらしい。

 が、これも神々の下した宣託の結果だ。

 神々に選ばれし俺様には、こうして時折……神々の意思とやらを曖昧ながら、感じることが許されるのだ。





「本日、新入生の総代を務めた南部深雪を、浅井恭子のクラスに回してくれ」

「ふむ……少し待て……」

 親父は携帯端末を操作し、新入生の名簿を調べていく。

 新入生のクラス分けの発表は明日の早朝。今ならまだ間に合うことだろう。

 ……だが。

「……ふむ。その必要はないな」

「なに?」

「元々、その生徒は彼女の受け持ちだからな……」



(…やはり……)

 ここでも神の意思を感じた。

 西条高等部の一学年におけるクラスは、1200クラスにもなる膨大な数である。これを神の差配だと知覚しない方がおかしい。

 間違いない。神は俺様に南部の身体を与えたのだ。

「泰三、あの生徒は止めておけ……」

「ん?」

「彼女はあの南部家の、一人娘なんだぞ?」

 俺が何故に南部の名前を出したのか、親父はその意図を正確に読み取っていたのだろう。

(……まぁ、当然か)

 俺がこれまでにレイプしてきた女生徒の数は、百人を下らないだろう。そのうちの八割以上が『処女』であり、中には先の美優のように孕ませた上に、問題にまで発展させた経緯がある。

 純潔を重んじる現代とあって、『処女暴行罪』は死刑。

 例え未遂であっても、重罪は免れない。

 親父はその後始末に奔走した。なるべく穏便に、経済的に解決できるのなら金銭で、権力で解決できるなら権力で。

 俺自身、レイプするまでには言質を取ったり、有利になる証拠を固めておいたりした甲斐もあって、懲罰を受けることはなかった。

 神々に選ばれし存在なんだから、それは当然だろう。

「なぁ、お前もそろそろ、落ち着いたらどうだ?」

「そうだな……」

 齢四十一にもなって独身というのは、親父の悩みの種ではあっただろう。妻帯もすれば、落ち着くだろう。故に親父は結婚を薦めたのだろうが、俺が考えていたのは、その親父の考えと異なるものだった。

 いや、むしろこのタイミングでの結婚を薦めることこそ、親父も俺と南部の関係を容認したのだと思った。



 『南部深雪』と結婚する。

 今の俺には、その選択肢しか頭にはなかった。



 当然だろう。

 南部は俺様に抱かれて、俺様に『処女』を捧げて、俺様と結ばれるため。それだけのために、わざわざ東北からやってきたのだ。

 しかも南条の推薦を蹴ってまで、だぜ。

(ここまで期待されて、据え膳にさせちゃ男が廃るだろ!)

 『南部深雪』との結婚。

 これは神の下した御意思でもある。

 南部が一人娘で婿を取らなければならないのなら、俺は朝倉姓を捨てても構わない。

(…その場合、最高の逆タマだぜぇ!)

 東北の「南部家」は、現在の日本全土においても五指には入る『名五師家』の名家だ。その家を存続させるためにも、俺様の婿入りは絶対条件かもしれない。

 まぁ、それで…あの伝説の『超極上最上級名器』マンコを好き勝手自由にできるのなら、安い代償だろう。

(……そのためにも、南部を確実に孕ませる、その必要があるな……)

 東北の「南部家」の総裁(上杉財閥を有する上杉家のみ、当主を総帥と呼称し、他の師家は総裁と呼称)『南部晴和』は厳格な人物とも聞くが、その一人娘が孕まされた、とあれば俺様の婿入りも認めざるを得ないはずだ。





 俺様の優れた嗅覚は、女生徒の安全日と危険日(超危険日を含む)を嗅ぎ分けることができる。が、匂いの濃さは個人で異なり、また曖昧でもある。これまでに孕ませられた結果も、七割程度だろうか。

(やはり絶対確定帯で、南部をレイプするしかないな!)

 『絶対確定帯』とは、かつて「狂気のマッドサイエンティスト」とも呼ばれた科学者が提唱した、理論の一つで『約諾の法則』といい、排卵される六時間前からの半時間……その三十分間を差す。

 射精から受精卵を形成させるためには、精子は五〜六時間かけて『受精能』を獲得させる必要があり、排卵される卵子に合わせた時間帯だという。

 この時代では既に確立されている理論だ。

 この奇跡の三十分間の間に膣内射精を受けると、排卵した卵子は確実に着床し、絶対に妊娠させることができる。

(問題は……南部の排卵日をどう割り出すか、だな……)

 俺様の優れた嗅覚も、さすがにそこまでは割り出せない。女生徒が……(この場合、南部が)排卵する卵子を嗅ぎ取れても、『絶対確定帯』はその六時間も前のこと。

(何とか、IDとパスワードを割り出すしかないな…)

 幸い、この四条学区には、携帯端末という便利な代物が存在し、そこには個人のパーソナルデーターが表示される。

 つまり……南部の稼働している携帯端末を奪取するか、そのIDとパスワードさえ取得できれば、南部の排卵を正確に把握することができるだろう。





 俺は西条学区に戻るまでの間にその携帯端末で、神の御意思によって、南部の担任と決まった『浅井恭子』に連絡をつける。

『……はい』

「出るのが、少し遅かったな?」

『す、すいません、今、新入生の名簿を作成していて……』

 二年目の彼女は、今年が初めての受け持ちとなる。

 不安もあるだろうが、はりきっているのだろう。

 端末先の相手の名前は『浅井恭子』

 携帯端末では解からないが、独特的なポニーテールの髪型に、とても二十三歳には見えない、若々しい容姿を兼ね備えた新米女教師である。

『も、申し訳ありません、たっ、泰三様……』

(そして、今では俺様の従順な肉奴隷でもあるが……)

『次からはすぐに出られる気を付けます、気を付けますので今日だけは……その……許してください!』

「………」

(さては今夜は彼氏とデートだな……)



 恭子は俺様の肉奴隷ではあるが、同時に、幼馴染の彼氏とやらと交際中の身である。情け容赦する必要がない肉便器ならいざ知らず、肉奴隷にはある程度の配慮は考慮してやる。それぐらいの度量はあるつもりだ。

(……まぁ、陥れられた、とも知らずになぁ……)

 そもそも恭子が俺様の肉奴隷の選択したのは、俺様に陥れられて、『処女』を奪われた挙句、俺様の子を身籠ったからに他ならない。

 その中絶費用の負担と彼氏への内密……(処女を奪われただけでなく、子まで身籠った事実も含めて)そして、またこれまでの映像を非公開とすることを条件に、恭子は俺様の肉奴隷になることを選択したのだった。





「その名簿の中に南部深雪の名があるだろう?」

『少しお待ちください……』

 書類を捲るような音が耳に着く。

『な、な、な…あ、はい。ありました』

 どこまで名簿が完成しているのか、俺の端末からでは解からないが、親父が口にしたように、南部の受け持ちは浅井で間違いない。

(これで授業中だろうが、南部を呼び出すことは可能だな)

「早急に、解かる範囲でいい……南部の情報を俺の端末に転送しろ。あ、南部のパーソナルデーター、携帯端末のIDとパスワードも解かれば尚いい……」

 初日で少し欲張り過ぎだな、とは思ったが、これは必要なことだ。

『…解かりました。少しお時間を下さい』

(……IDとパスワードさえ解かれば……)

 パーソナルデーターとは、『携帯端末』によっても計測される秘匿個人情報のことだ。

 また携帯端末のIDとパスワードが解かれば、南部の携帯端末と俺様のコンピューターと同期させることで、こちらからでも追跡させて、常に南部の状態を把握することもできるようになる。

 もし……そうなれば。

 南部の排卵周期を割り出すことが可能になり………『絶対確定帯』に南部を呼び出して、かなり強引にでも受精させてやれば、確実に孕ませられるようになる。





 それから暫くして……

 西条駅の到着に合わせて、浅井からの情報が届けられた。



『南部深雪』

   (15)

『出身:東北地方青森県』

『誕生日:7月7日』

『星座:蟹座』

『血液型:A型』



『身長:158』『体重:49』

『B:76(C)』『W:55』『H:78』



『趣味:心に決めた人を想うこと』

『卒業後の予定:未定』

『将来の夢:特になし』



(さすがに……IDとパスワードまでは解からなかったか)

 恭子が担任とはいえ、当然といえば当然だろう。

 もし、IDとパスワードが解かれば、『南部深雪』の周期を完璧に把握することができる。既に南部が俺様の花嫁になることは、神々の定めた確定事項だが、その南部の『処女』を奪う時には、確実に孕ませておきたい。

(やはりそのためにも……絶対確定帯を狙うしかないな)

 そのためにも、どうしても『南部深雪』の周期を把握しておく必要が……携帯端末のIDとパスワードが必要だった。



 南部が俺様のために護ってきた『処女』を捧げるんだ。

 ならばせめて……

 それを奪う時には、「南部家」の後継者を確実に仕込んでおいておるのが、人情ってもんだろうよぉ?

「クックックッ………」

 思わず哄笑が洩れてしまっていた。

 南部の趣味は『心に決めた人を想うこと』とある。

 即ち、それは俺様のことだ。

 俺様こそ『南部深雪』の『運命の相手』だ。

(ここまで想われちゃよぉ、期待に応えるしかねぇぜぇ!)



 俺はスカイラインのリニアを下車し、西条駅に降り立つと自動自走車に乗り込んでから、再び浅井の携帯端末を鳴らした。

『南部さんの情報を送信しましたが……』

「ああ、さっき届いた。今、確認しているところだ」

『…………』

 浅井の息を呑む気配が解かった。

 俺の次の標的が定まったことを知り、さすがに自責の念に駆られたのだろう。無理もない。浅井にとっちゃ初めて受け持った生徒の一人だ。

(ちっ……仕方ない)

 例え南部の周期が解かった、としても、南部を呼び出して陥れるのには、担任である浅井の協力が必要不可欠だ。

 浅井の協力なしに、南部を強引にレイプする、っていうのもできなくはないだろうが……やはりこいつのサポートがあった方が状況は好ましいな。



「この南部の件が上手くいけば、お前を解放してやる」

『えっ?』

「証拠の映像も残らず全て消してやろう」

『ほ、本当ですか……?』

 まぁ、この一年間。俺様が使い込んだせいで、かなりガバガバにさせちまったが、ここらで幼馴染の彼氏とやらに返してやるのが、筋ってもんか。

(それに……)

 南部と結ばれれば、俺は暫くその身体だけに没頭することになるだろう。南部のそれは、伝説ともされた『超極上最上級名器』のマンコだ。

 世界でも十人にも満たない、その名器具合には、さすがの俺様でも執着しない、という自信はない。

 そして南部を孕ませ、「南部家」に婿入りともなれば、もう学園都市ともおさらば、となろう。

「その代わり、しっかりと働いて貰うぞ!?」

『わ、解かりました…』

 俺は早急に手を打つ。

「まず、南部をいつでも、可能な限りに盗撮する。更衣室は無論、教室では南部の席……南部が良く使う女子トイレの中にも、だ……念のため、南部の席には盗聴器とボイスレコーダーを仕掛けておけ。周波数はいつものコードだぞ?」

『……かしこまりました』

「お前の方でも、南部の携帯端末のID、パスワードをそれとなく探ってみてくれ……」

 南部の周期が把握できるようになれば、南部の『絶対確定帯』に合わせて、実地による性教育を一週間、みっちり行うことにする。

『解かりました』

 浅井の見た目は弱々しく如何にも頼りないが、決して馬鹿な女だけではない。そして一年間も凌辱され続けても、彼を思い続けていた浅井なだけに、こちらを全力でサポートしてくれるだろう。





 ――翌朝。



 俺は高等部一年の校門前に立った。

 俺様がここに立つのは、久しぶりのことである。

(ここ最近は、ずっと……中等部の方で肉便器を増やし続けていたからなぁ……)



 高等部の校舎は学年毎に区画が異なるほどに広大だが、西条高等部の校門はここ一つしかない。この校門を抜けて左に曲がれば一年の、右に向かえば二年の区画と広がり、校門を抜けて正面に進めば三年の敷地だ。



「おはようございます」

「ああ!」

「おはようございます……」

「おう!」

 俺は他の生徒からの挨拶をおざなりに返す。

 俺様の目当ては『南部深雪』のただ一人だけだ。貴様らのような腐れマンコ共ではない。

「お、おはようございます……」

 女生徒の中には、中等部時代を含めて肉奴隷や、肉便器に仕立て上げた女生徒も存在する。その中には明らかな怯えを含ませた声もあったが、これも『運命の相手』となった男の宿命であろう。



 そして如何にも騒がしい一団が登校をしてくる。

 俺様の未来の嫁『南部深雪』を有象無象の生徒らが囲っているのだ。昨日が入学式ともあって、俺様の南部が騒がれるのは仕方がないとしても、節度というものがあろう。

 軽く千人はいるだろうか……

(もはや数える気にもならんな……)

 だが、

「朝倉先生。おはようございます」

 と、南部はわざわざその一団を割って、その美声を披露しつつ、俺だけに微笑んで丁寧にお辞儀をしていく。

 俺が名前を告げたのは、昨日の入学式で総代を務めた南部に挨拶した程度だ。

(…やはり……)

 南部の瞳には、俺だけしか映っていなかった。

 だから、南部の心に決めた人物が自分であると確信する。

 そして俺だけが、南部の想いを叶えてやれるのだと。



 そして再び騒がしい集団を従えて、一年の校舎郡が建っている区画へと向かっていく。

 そこで南部はいきなり立ち止まって振り返って、その瞳を輝かせる。二年の校舎郡は、俺が立つ(勃つ)校門を挟んで向かい側に存在する。

 南部とすれば、俺の背を通過していく『佐竹義久』の存在を捉えて、瞳を輝かせたのだと主張することだろう。

 だから、俺様は確信した。

 南部は俺様に振り返ったのだと……

(…………)

 信じてもいなかった神々が、そう決めたのだ。

 『南部深雪』の『運命の相手』は俺様であると。

 俺様だけに与えられた、運命の花嫁と……



 人類を超越した肉体を持つ、俺様だけの………







 俺は遺伝子調整を受けて、人間の肉体を超越させた。

 人類の超越者であり、その先導者でもある。



 かつて世間から「狂気のマッドサイエンティスト」とも呼ばれた『里見貴一』は、当時、子供だった俺に遺伝子操作による実験を施したのだ。

『…おめでとう……実験は成功だ』

 その結果、俺はこの強靭なまでに鍛え抜かれた肉体ばかりか、何度でも何時間でも、射精し続けることができる絶大な精力……規格外のスケールを誇る強靭なペニスを俺様は手に入れたのだ。



『…本当におめでとう、これで君は……』



 その由来は解からない。

 だが、先人たちはそれらを時代の先導者たる『CN』と。

(…遺伝子操作、遺伝子の改竄及び調整による成功体)



 ……『コーディネイター』と呼んでいた。


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