【 第十七話 】
『俺の人生がこんなにも穏やかなはずがない』
それはまさに怒涛な日々の連続であった。
「・・・・」
今、こうして大学の机に付しているこんな時間が嘘のようであった。
「ねぇ、きょうちゃん。ちゃんと勉強してる?」
「いや全然・・・」
「もぉう・・・」
現在の俺はもはやそれどころではなかったからだが、この幼馴染には分かるはずもなかっただろう。
「それに、とっても酷い顔だよ〜?」
「へいへい。元々見られた顔じゃないしな」
「そ、そういう意味じゃなくてぇ・・・もぉう〜」
こいつの言いたいことは分かる。他人に指摘されるまでもなく、俺の頬は大きく腫れ上がっていて、殴られた部位が蒼痣になっていることもな。
今でもものすげぇー痛ぇよっ!?
「と、ところできょうちゃん・・・」
「なんだぁ〜?」
「この前の、入学式のあれは・・・あやせちゃんと『黒猫』さんだったよね〜?」
何を今更こんな話題を・・・と思われるかもしれないが、それは無理もなかったかもしれない。俺と麻奈実とで被っている講義がこの一限だけしかないのだか
ら。まして俺は何のサークルにも入っていないし、入れなかった。ことあるごとに、片方の彼女に『浮気』を疑われて、サークルそれどころじゃなかったんだ
よぉ〜〜
「憶えてねぇ・・・」
「き、きょうちゃん!!」
「あ、俺、近々海外行くから・・・またな」
全く疎遠になってしまった幼馴染。高校まではゲー研部に入部するまで、よく一緒に登校したり、下校したりした仲だった。勉強を教えて貰ったり、色んな相
談にも乗って貰ったり、実家の和菓子の試食もさせて貰ったものだった。
そんな日々が完全に崩壊したのは、あの日。
麻奈実が桐乃と喧嘩したからだろうか?
こいつが俺に告白したからだろうか?
「・・・・」
・・・違うな。きっとこいつは変わってない。変わってしまったのは、きっと俺のほうなんだな。キャンパスの窓から見えるどんよりとした雲空を見上げなが
ら、ゆっくりとこの怒涛の一週間を思い返した。
俺が最初に妻となる相手の両親に挨拶したのは、沙織であった。そもそも今回の重婚は、沙織と結婚しないことには成立しない前提であったため、彼女の両親
と最初に面会することは、当然のことであっただろう。
「・・・・」
いかにも高級車という送迎車の中で俺は隣の後部座席に座っている沙織を見た。今日の彼女のいでたちは落ち着いた桜色のワンピースドレスであり、超美貌の
御嬢様風。確かにこの彼女に対して「ブーッ!!ゲホッゲホッ!!」は恐れ知らずの暴言であったことに違いない。
かくゆう俺も、今日は白いワイシャツに黒の夏服スーツを(あやせのマネージャーで慣れてきたからな)着こなし、傍目には普段よりも少しマシ、というもの
だろうが・・・せいぜい庶民が懸命に背伸びしてます感は否めない。
「ははっ・・・・ははっ・・・」
正直、足が震えた。
到着した建物は・・・その、まさに豪 邸! である。
あやせ家の建物も立派(それでもシンプル)な好感の持てる建造物であったが、こっちは訪れる者に対する印象が明らかに違う。言ってみれば、あやせ家の建
物は最新住宅。こっちは最新鋭の城塞ぐらいに規模が違う。
「京介さん、如何なさいさましたの?」
さすがに金持ちの御令嬢。俺のような庶民的な感情は察することも、理解することもないだろう。
「い、いや・・・お前が凄い富豪の令嬢だってのは、以前から聞かされていたけど・・・こりゃ、想像以上、というか・・・正直、これからお前の両親に会うの
が、とてつもなく恐ろしくなってきた・・・」
「ふふっ、大丈夫なのですわよ」
そんな気後れする俺を微笑んで励ます沙織。
「もうお父様にはきっちり、話を付けてありますから〜〜」
その沙織の言葉に偽りはなかった。
幾つもの会社を束ね、日本十指にも入ろう資産家の大人が、一介の学生に対して平伏叩頭の体なのである。
「・・・お、お前・・・一体、何やった?」
明らかなまでに予想外の反応に、俺は隣に座った沙織に問いかける。
「特に何もですわぁ。ちょっとアサルトライフルの銃口でエイムして、愛らしく懇願しただけですのぉ〜♪」
「・・・・」
そりゃ、お前・・・脅迫っーんじゃねーの?
かくして、俺は沙織がこれまでに所有する槇島家の資産ごと譲渡されるかたちでの婚姻が承諾された。いくら沙織が次女だとはいえ、恐らくは日本でも十指に
入るだろう富豪の娘である。正直拍子抜けするような思いであったが、俺の精神的負担を少しでも軽減させようとしてくれる、こいつなりの優しさであったのか
もな。
―その翌日。
二番目に訪問したのは、あやせの両親であった。
あやせの父親は議員であり、お袋さんはPTA会長をも務めたこともあるそんな組み合わせであり、短い時間(あやせが入院した際)に顔を合わせたこともあ
る。
だから・・・俺との結婚は重婚姻だと聞いて、大反対されるであろうことは覚悟していた。だから何度か訪問したことがある新垣邸に到着し、居間に通される
と俺は両親への挨拶もそこそこに頭を床に擦り付けた。
あやせはまだ高校一年の十五歳であり、学業もモデルとしても、まだまだこれからであったはずだった。それが自分なんかを好きなってしまったことで、彼女
の人生設計は大きく下方修正を余儀なくされ、しかも現在は妊娠中でもある。彼女が結婚可能となる誕生日に入籍させることが、あやせに対する俺の責任の取り
方であったが、それは必ずしも両親たちの・・・天塩を掛けて娘を育ててきた両親たちへのものではない。
だが、あやせたちの両親は一つの罵詈雑言もなく、ひたすら頭を下げ続けるばかりである。恐らくは・・・俺の背後に立つ娘に向かって。
わ、分かるよ・・・ははっ・・・この背中に突き刺さるような、凄まじいプレッシャーすね・・・
実の父親をモデルガンの銃口で脅迫した槇島沙織。
凄まじいプレッシャーで恫喝する娘、新垣あやせ。
俺は恐妻家たちによる茨の道を進もうとしているのかもしれない。
―その翌々日。
次に対面を果たしたのは、黒猫もとい五更瑠璃の両親。特に彼女の父親とは面識もあって、一度は一緒にお風呂の湯船に浸かったこともある間柄でもあった。
とは言っても、それで気軽な気持ちだったか、といえはそんなことはなかった。むしろ、四人の中でもっとも一番に想っていた少女の両親、だったからかもしれ
ない。
俺は誠心誠意で頭を下げ(最近の俺、頭下げてばかりだな・・・)まともに黒猫の両親に顔向けできなかったが、きっと黒猫のやつが予め言い伏せてくれてい
たのだろう。
「ルリ姉ぇをよろしくな〜高坂くん!」
「おにぃちゃんは、これからずっとおにぃちゃんなんですねぇ〜?」
黒猫の妹たちは俺が重婚姻だと知っても(まだ小学生の珠希ちゃんは微妙なのだが・・・)今までのように慕ってくれるようだった。
「ところで高坂くん〜〜ルリ姉は何番目ぇ〜〜?」
相変わらずそんなところはオマセな日向ちゃんだったが・・・
―そしてその翌日。
最後になったのは加奈子の両親、そして現在の育ての親ともいうべきお姉さんとの対面となった。
「それで、お前の親父さんの体調は良くなったのか?」
「おりょ〜キョースケぇ、あたしの話を良く憶えてんじゃん〜」
こいつの唯一の(今では色々と作れるようになったらしいが、その中でも)得意料理である『肉じゃが』に纏わる過去から、俺は加奈子の親父さんが入院した
ことを知ったのだった。
「あたし、あれから頑張って色んなモン作れるようになったしぃ〜〜師匠(麻奈実)から勉強も教わって、あやせと同じトコにも受かったしぃ〜〜あたし、あの
頃から変わり過ぎじゃねぇ〜?」
ちなみに今日も加奈子の髪型はストレート。っか、俺の好みがこいつにバレたような気がしなくもない・・・とにかく、今日の加奈子の外見は、まぁ可愛いと
いうレベルだった。
「で、両親とは仲直りできたのか?」
「うっ・・・人がそんな簡単に変われるっーかってのぉ!?」
おめー、言ってることがさっきと真逆じゃねーか。
と、まぁ、こんな感じで加奈子の両親と対面したわけだったが、いきなり家出した娘が帰宅して、見知らぬ男(←俺のことな)を連れてきたと思えば、これと
結婚(重婚であることも伏せやがった!)宣言して、唖然としていた両親から承諾書を引っ手繰ると、早々に退去していく。
俺が頭を下げる暇さえ与えてくれなかった早業である。
その代わりに置いてきた『肉じゃが』は、彼女が両親との関係を修復したい思いの証であったのだと思う。
一方のお姉さんである彼方さんの方は・・・
「いいよ〜♪ ねぇ、ならあたしとも結婚するぅ〜?」
と、軽いノリで承諾する。
―いや、無理っす。四人までっす・・・と、軽く断った俺であったが、実は日本国籍でならもう一人とだけ結婚できる、と沙織から聞かされている。が、現
在、あやせ・沙織・瑠璃・加奈子の四名だけでも俺の身に余る、っーか、これ以上増えたら、恐らく俺はこの四人のいずれかに殺されかねない。
『ぶち殺しますよ!?』
『あら、貴方の料理にだけ毒を入れてしまいそうよ?』
『変態ぃぃぃ! ロリコン死ねぇぇぇ!!!』
『抹殺しますよ。うふっ、お金の力で・・・』
『死んで頂戴。ええ、今すぐに・・・』
『そんなに殺されたいんでしょうか!?』
『死ねよ』
これだけ殺害宣言された、もしくはそれを想像できる旦那ってのも、世には珍しいことだろう。また現在、これだけの美少女に囲まれて生涯を遂げられる幸せ
者も皆無ではなかっただろうか?
それと同時に厄介な爆弾(桐乃の報復)も背負ってしまったのだが・・・
―で、一昨日にまで話は遡る。
加奈子の姉である彼方さんとの短い対面を済ませてきた俺は、玄関にまで漂ってくるカレーの匂いに辟易しながら、我が家のリビングに向かって、それは居
た。新聞の社会面を睨むように眺めていやがるぜ。
「おう、京介か・・・」
「お、親父・・・」
「挨拶はどうした!?」
我が家の親父はいわゆる昔ながらの堅物であり、「超」がつくほどの極悪面の強面なんだが、今日はまぁ・・・これでも機嫌の良い日ではあろう。でもこの時
点で視線を合わせることは躊躇われた。
怖いから・・・
「た、ただいま」
「それで、大学のほうはもう慣れたか?」
「まぁ、ぼちぼち」
親父の職業は警察官であり、尋問することはこの面相も相まって大の得意技であろう。が、それを息子にまで使用しないでくれ、と思わない日はない。そして
間違いなく、頑固な桐乃はこいつの血を濃く継いでいるのだろう、とも。
「それでどうした、何か話があるのか?」
「ああ・・・」
「桐乃のことか?」
ここで妹の名前が出てきたことに違和感はなかった。
恐らくだが、薄々と親父は気付いていたのだろう。桐乃が渡欧するまでの数か月間、俺と妹の異常な関係を。そしてひとたび俺に任せると告げた(マジ親父に
は二言はない!)以上、それを見守ってくれていたのだ。
「いや、違う・・・」
「ならなんだ。お前と問答するのは詰まらんぞ!?」
ぐぅ。そ、それはあんたが怖過ぎるからだろうがぁ・・・
それは問い詰めるときのあやせに抱く恐怖とは異なる。親父の場合は、表情と声量、声質・・・存在そのものがとても重くて怖過ぎるのである。
「その、明日。会って貰いたい、女性が居るんだ・・・」
「女性!? お、お前が、か!!?」
マジで親父は驚いているらしい。
そ、そこまで意外に思われるのは心外であったが・・・まぁ、桐乃が渡欧してから僅か一カ月ちょっと。そう思われても仕方のないことだったかもしれん
が・・・
「あ、ただ相手は・・・一人じゃなくて・・・」
「母さん、聞いたかぁー!! 京介がぁーーー あの京介がぁ〜・・・」
「あ、あ、親父・・・」
既に親父はキッチンのお袋のところに向かって、俺の声なんか聞いちゃいない。ましてその後、このこの上なく上機嫌となった親父に向かって言えるはずもな
かった。
俺の結婚相手は四人なんだってことを・・・遂に。
―そして、その翌日の晩。
親父もお袋も完全に畏まちゃっていて、今更、相手が四人もいることを打ち明けることもできないまま、俺はいよいよそのときを迎えようとしていた。
リビングのソファーでも足りない、まぁ、俺は食卓の椅子に座るとして。そんな思案を続けていたとき、『沙織・バジーナ』からメールが届いた。
『そろそろ到着するでござる』
俺は即座に返信。
『すまん。できれば全員揃ってきてくれ』
『既に一緒に居るでござる』
なんでも結婚後の状況や取り決めなどを女性陣だけで話し合っていたらしい。俺の意思は無視かぁー、と怒鳴りたいのも山々だったが、既に四人が合流してく
れていることは、この場合嬉しい誤算であった。
「こちらは新垣あやせ、お袋も知っているよな?」
「こっちは黒、いや五更瑠璃。高校の後輩」
「それでこっちは槇島沙織。以前、遊びにきて貰ってるから、お袋も知っているよな?」
「で、これが来栖加奈子。こっちも桐乃の友達・・・」
親父とお袋が呆然としている中、俺は懸命なまでに口早に紹介を済ませていく。お袋には全員と面識とあったはずだが、やはり一度に四人ともあって、一言も
言葉にできない様子であった。
俺はちらりと、親父を一瞥する。
!!!!!!!
珍しく好々爺のようだった親父の顔が、まるで大魔神の形相になっていくその過程を俺は血の気の引いた・・・蒼白した表情で立ち往生する。
や、べぇ・・・小便ちびりそう・・・
「き、京介ぇぇぇぇぇぇ!!!」
それは渾身の一撃だった。
これまでに親父に殴られたことなんて数えきれない。勢い良く吹き飛ばされたこともある。それでも今までは、結構加減してくれていたんだな、と理解した。
「京介ぇ、アンタ、これはどうゆうこと!?」
完全にノックアウトされ、意識が朦朧としていく中、そんなお袋の糾弾する言葉を最後に、俺は意識を失ってしまった。
再び意識を取り戻したとき・・・それでも手足には力が入らなく、意識もかなり朦朧としていたが。四人の女性陣に向けて、親父が頭を下げている光景を何と
か憶えている。
俺が意識を失ったあれから、すばやく両親に状況を説明してくれたのは、沙織であり、その手際の良さはまさに沙織・バジーナによって培われてきた技能(そ
れでも御嬢様風に)でもあっただろう。
「それでも桐乃の友達である貴女たちが、こんなバカ息子をねぇ〜」
とは、お袋の声だった。
「いえ。今思えば、お兄さんと初めて会ったときから、わたしは好きでしたから・・・」
「どうせアタシは、あやせよりかなり後ですよぉ〜」
さすがにお袋の手前、いつもの乱暴な口調はなりを潜ませている加奈子。その猫かぶりはさすが桐乃の友達だけのことはある。
「話は分かりました・・・しかし、本当にこんなバカ息子なんかで・・・」
白いワンピースドレスの、如何にも御嬢様の沙織。
あやせに衣服を見繕ってもらった、現在超絶美少女中の瑠璃。
「不束者ですが、よろしくお願いしますの。義父様」
そんな二人の美少女・・・いや、四人の絶世の美少女から「義父様」と呼ばれては満更でもない親父。
「それで義母様。一つお願いがあります。私たち四人が結婚したことを桐乃には黙っていてください」
「帰国したときに、桐乃さんを驚かせたいのですわ」
「ええ、も、勿論よ・・・」
さすがに母親の口からでは言えるものではあるまい。お袋にとってその提案は渡りに船というものだった。
「・・・・」
そうだった。まだ・・・あいつが居た。
この四人はささやかながら、桐乃に対して復讐を企てている。確かにそれは些細な復讐なのだろうが、あれは絶対に激怒することだろう。そして間違いなくそ
の報復は俺に向けられる。
な、何か対策を・・・
俺も助命すべく、切り札の用意しなければならない。
こうして俺たちは、あやせと加奈子の誕生日を待って、海外で結婚することになった。新垣あやせは高坂あやせに、五更瑠璃は高坂瑠璃に、槇島沙織は高坂沙
織に、来栖加奈子は高坂加奈子にそれぞれ姓を変えた。ちょっとしたサプライズではあるが、その結婚式までに黒猫こと、旧姓五更瑠璃は一女の出産を終えてお
り、長女の名を「悠璃」(ゆうり)と名付けられた。
またあやせのほうも出産間近に控えており・・・これまでに関わってきた多くの人々が盛大に祝ってくれた結婚披露宴にも、あやせだけは出席することがとう
とう叶わなかったが・・・
ちなみにその披露宴において、皆(特に男性陣)の代表として、沙織の姉である槇島香織から『ライダーキック』及び『龍虎乱舞』→『瞬極殺』のコンボを決
められた花婿である俺だった。
こうして、絶世の(特に年齢を重ねていくごとに磨きをかけているような)美少女たちに囲まれて、幸せな日々(←超命懸け、っす!)はあっという間に過ぎ
去っていき、二年の歳月が流れようとしていた。
「とうとう、帰って来るのか・・・あいつ」
国際線の飛行機が飛び立ち、そして着陸しては、また離陸していく。そんな光景が繰り返される中、俺は愛車の『アルファード』で、先日妹から送られてきた
メールを確認する。
そのメールには今日、ここ・・・成田に到着する旨があった。
余りにも見慣れ過ぎていた茶髪。最後に見た時よりも大人びた印象も、やはり愛らしい丸顔だ。・・・身長も少し伸びただろうか。
搭乗口から俺を見つけて表情を綻ばせるも、俺一人であることに憮然とした表情に変わっていく。相変わらずその変化の表情は分かり易いやつだった。
安心しろよ。みんな、お前の帰りを待っていたんだから・・・
話したいことが一杯ある。報告すべきことも沢山あった。
だが、最初にかける言葉は決まっていた。
「お帰り」
「た、ただいま・・・」
こうして、俺の妹・・・高坂桐乃が再び日本の地に帰ってきた。
妹を乗せていた飛行機と入れ替わり、新しい飛行機が飛行機雲を残して飛び去っていく。
「・・・・」
それはささやかながら、彼女たちの復讐が始まる・・・まるでその狼煙のようでもあった。
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