02『 登場人物 』

 

 『 登場人物 』



 ※序章に登場する人物名のみ抜粋

 ※年齢は序章開始時点







 『レティシア・ミラルド・ティア・ミステル』(10)



 ヴェンツェル皇国第四皇女。

 『皇国の至宝』と称されるほどの美少女。

 童顔にジト目。小柄な身体、発育面に難あり。

 母親が平民出身のため政治的価値は極めて低い。

 純真無垢な性格で、民衆からは爆発的な人気を誇る。

 譲れないところでは頑固になる意地っ張りな一面も。

 毎日の牛乳は欠かさない。

 また魔導師としての素質もある。







   『エリス』(12)



 アルティス公国の狩人。

 伝説における、後の勇者。

 公主の落胤。以後、公都の老騎士夫婦に引き取られる。

(公式記録から完全に抹消)

 十二歳時に養父の職を継いで狩人を選択。

 実の父親とは知らず、公主トリグラフに仕えた。

 狩人歴一年も弓の技量は卓越しており、特に機敏さに優れている。

 短剣の扱いにも心得があり。

 無欲で素朴、温厚な性格。意外と責任感が強い。







   『ローレン・ハルート』(56)



 ヴェンツェル皇国の老騎士。男爵。

 元皇国騎士団副団長。

 皇王とは同期で主従を越えた友誼を結んでいる。

 騎士団退役後、生誕したレティシアの後見役を受諾。

 既に往年の戦功と出世を望んではいないが、鍛錬を怠るようなことはなく、皇王及びレティシアに献身的な忠誠心を捧げている。





 『フレア・フォード・ティア・ミステル』(12)



 ヴェンツェル皇国第二皇女。

 皇王の三女だが、長女が死去しているため、第二皇女に繰り上がる。

 第一皇女が既にカルマーン帝国の嫡男に嫁ぎ、現在は皇位継承権第一位――結婚した場合には、その婿に継承権が移譲――で、母方は皇国きっての大貴族公爵家出身の正妃。

 誰もが認めることであろう、絶世の美少女。

 判断力と決断力に優れており、皇王からも将来を嘱望されている。

 人当たりが良く人望も高いが、やや平民を見下す傾向にあり。そのため、平民出身の皇女レティシアを酷く疎ましく思っている。

 尚、レティシアが帰郷する機会と旅程ルートを野盗団に漏洩させて、襲撃・凌辱を依頼した黒幕。





   『マリーダ』(16)



 レティシア専属の侍女。

 目を見張るほどの容姿を持ち、平民出身のレティシアにも忠実に仕え、常に気遣ってくれる。

 皇宮内に大きな後ろ盾のない皇女にとって貴重な存在。





   『トリグラフ』(47)



 アルティス公国の公主。

 エリスの実の父親でもある。

 保守的な思考の持ち主だったが、次期公主候補争いで溺愛していた次男を失っていたこともあり、エリスの存在を疎ましく思っている。





   『ゾエオル』



 『魔軍四天将』の一人。

 一人称は「儂」

 神話時代から生を存えさせる大魔導師。

 膨大な魔法力と数多の技能を会得している。

 数多の手数で相手を翻弄する技巧型スタイル。

 神話時代、『神聖婚』の成功例を唯一に見届けた存在。

 尚、当時の人間時代の名をヨーゼフ。

 (イメージとしてはダイ大のザボエラ)







   『マグラート』



 『魔帝』

 先代の『魔王』の忘れ形見。

 強力な魔力と性魔術を駆使する魔軍総帥。

 いずれの『魔軍四天将』にも実力的には劣る。

 残酷にして残忍で容赦がなく、激昂しやすい。

 処女をこよなく愛し、破瓜を生きがいとする。

 数百にも及ぶ寵姫があり、性交経験は非常に豊富。

 また後継者を得ることで『魔王』にランクアップする。

 (イメージとしては、バスタード初期のD・S)


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