【 第一 話 】

  『 閉ざされた世界 』


 全国生中継。

 何処の局もこのニュースで持ちきりだった。



『お伝えします』

『十二月十九日 未明』

『藤宮財閥の御令嬢』

『藤宮亜子様が昨夜、行方が不明となりました』

『捜査当局では、残された書置きなどから』

『御令嬢の家出と断定・・・』

『藤宮御夫妻による娘への謝罪もあり』

『今も尚、彼女の消息を求めています』



 映し出されたニュースの映像。

 俺は余りの驚きで唖然とした。

 こ、このテレビは俺を窒息させるつもりか!?



『藤宮亜子 十二歳』

 とあり、その映像にある少女の容姿は、

 まさに『絶世の美少女』であった。



 映像に映されるのは、彼女の浮かべた作り笑顔。

 だが、息を呑むほどに美しく可憐だった。

 今年になって撮影された映像だろうか。

 味気ない制服でも映える肢体。

 小柄にも関わらず、非常に魅力的な身体だった。

 胸は大きくもなく、決して小さくもない。

 くびれのある腰。

 ありゃ〜『名器』だな。

 うん、間違いねぇ。

 健康美な脚からして、相当な美肉が詰まっているはずだ。

 いいねぇ、若い娘っていうのは・・・

 おじさんとも是非、お相手して貰いたいものだ。



 『ピーン』『ピーン』

 その時、この施設に近づく存在を告げるアラートが鳴った。

 こんな季節にお客さんかい!?

 ・・・珍しいなぁ、おい?



 ここは旧黒木闘気研究所の研究施設だった。

 クローンとか、複製人間とか。

 あと・・・女体実験だったかな?

 まぁ、一時期、世間に流行ったあれだ。

 その廃屋からして、まぁ、ろくな研究所ではなかった。

 うん、それは確かだ。

 ただし国家機関の研究所だから、広さはある。

 広さはたぶん、東京ドーム並。

 建物は三階建てだった。

 過去形なのは、すっぽり埋まっちまったから。

 廊下は中央の十字を中心とした円形型。

 部屋の数だけでも、たぶん三桁はあると思う。



 本来なら、早急に埋め立てされるべき施設だった。

 それが行われなかったのには、三つの理由がある。



 一つには、埋め立てするまでもなく、

 五年前の震災によって、ほとんど埋まったから。

 土砂が崩れて、建物のほとんどを覆っちまったのよ。

 故に今では、地下研究所跡と呼ぶべきかもしれんな。



 二つ目には、正面入り口からの施設内が、

 デートスポット、心霊スポットとして評を博した。



 三つ目に、ここの建物は俺の物だからだ。

 無論、国も政府も認めてはいないが、な!



 時折、ここに侵入者が現れるのは、二つ目が理由な。

 ここは日も当たらず、天候にも影響はない。

 真っ昼間であろうと、施設内はほぼ真っ暗闇。

 非常灯の光源で妖しく赤く光る施設だぜぇ。

 故に心霊スポットとして評を博した。

 夏場など、連日のようにお客様が来る。

 気絶してくれた若い娘の身体にゃ〜、そりゃ良くお世話になったもんよ。

 勿論、それが醜女だったら即時却下だかなぁ〜。

 こんな俺にだって、プライドはある。

 突っ込みたい穴もあれば、嫌な穴は嫌なもんだぜぇ〜。



 俺の名は郷田剛三。自称・永遠の三十歳。

 もち、無職。ただし住居と金銭には困ってない。

 住居は、ここ人も知れぬ(黒木闘気研究所)だし。

 口座には何故だかしらんが、たんまり振り込まれてて。

 誤作動だろうが、気付かれる前に全額を引き下ろしたわぁ。

 その恩恵もあって、一週間に一回は買い出しに街中に行く。

 ん、まぁ、そんときに女の子を買う。

 俺の改良した『生態スカウター』で、危険日当日の女の子。

 十万や二十万も出せば、大抵の女子高生も中学生も股を開く。

 勿論、生挿入。膣内出し・・・受胎のフルセットよぉ(笑)

 危険日を認識して拒絶する女には、倍額だぜぇ〜♪

 そしたら、喜んで股を開く。股を開く(笑)

 ピル(妊娠避妊薬)も許可するぜぇ。

 もっとも、俺の精液は強力濃厚〜♪

 避妊薬程度じゃ妊娠は避けらないがなぁ。げらげらげら。

 まぁ、出した金額に堕胎料も膨れてた、ってことだ。



『ピピピピ・・・』

 今度は施設の侵入者を告げるアラート。



 更にここには研究の検体用ベッドがある。

 若いカップルのデートスポットとしても利用される。

 あ、あと連れ込んで強姦場所にもされるな(笑)

 その際は、俺も室内をばっちり盗撮させて貰うことで、脅迫するネタにも、自慰するオカズにもお役に立たせて貰っているわけよ。





 あいよ、と俺は正面入り口の映像を見た。



 おいおい、ま、まじかよ。

 思わず俺は唸ってしまったほど。

 とても若いカップルだった。

 た、たぶん中学生ぐらいか?

 しかも娘の方は・・・



 ふ、藤宮亜子!?



 ま、間違えねぇ。先ほど報道にあった御令嬢だわ。

「・・・・」

 とても小柄な身体だった。

 胸は大きくはなく、決して小さくはない。

 くびれのある腰もテレビの映像にあった通り。

 純白の私服にスカートの裾だけが黒色。

 紺色のオーバーニーソックス。最上部に白のライン。

 まさに強調されんばかりの『絶対領域』だった。



 だが、何よりも・・・眩しいばかりの相好であっただろう。

 美少女・・・いや、『絶世の美少女』と言っても決して過言ではない。

「・・・・」

 俺は食い入るように画面を見る。

 男子に先導されるように旧研究所に入る、『絶世の美少女』御一行。

 俺は暫く、そんな美しい侵入者の横顔を、その後ろ姿を、ただ呆然と見送ることだけしかできなかった。



『く、暗いね・・・』

『うん。危険だから、足元には気を付けて』

『うん、大丈夫・・・ありがとう』

 差し出された手を繋ぎ直し、彼女は健気にも微笑む。

 映像のような作られた笑いではない。

 恐らく万人を魅了する笑顔。

 まさに恋する乙女のものであろう。

『今日はここで休もう』

『うん』

 彼女の瞳は貴方が居れば、それだけでいいと物語っている。

『生活費には全く困っていないけど・・・』

『そうだね。節約できるところは節約しないと、ね』

 およそ御令嬢の言葉とは思えない。

 だが、両親を・・・決死の覚悟で家を捨て、それだけに、これからの二人の生活に向けて自覚していた、とも言えようか。



 更に歩を進めていく二人。

 その先には休憩するのに最適な部屋が幾つも連なっている。

 俺は侵入者を捉える映像機器の二基に、二人の姿を固定自動運転とさせた。これによって二人が施設内に居る限り、映像は二人を追いかけて離さない。

 そしてこの暗闇である。

 まさか監視されているとは、二人に解かるはずもなかった。



 ん?

 電気?

 ああ、監視カメラが作動しており、俺がここで滞りなく生活している以上、この研究施設の電気は生きている。それも俺様の改良によって、自家発電自給自足 が可能となっているのさ。

 もっとも院内で電灯が付き、映像機器を操作できるのは、この『秘密基地』の俺の部屋のみだけだぜぇ。



 俺はその間に『生態スカウター』を身に付け、標準をセットする。

 某アニメにあった、あれとほぼ同じだ。

 それを(クローン研究とかの名目で)研究員が開発。その唯一の完成品であり、試作機を更に改良し、俺が貰い受けたのだった。



 まずは邪魔でしかない障害物から。

 報道では確か「森崎静馬」と言ったか?

 危険は早急に対応しておかないと、な。



 AGE:『14』

 身 長:『162』

 体 重:『53』

 洞察力:『明確』

 判断力:『的確』

 技 能:『卓越』

 腕 力:『破壊神』

 跳躍力:『鳥人級』

 戦闘力:『危険域』

 対勝率:『なし』



 な、なんじゃ・・・この化け物は!?

 お、おっ、思わず鼻水が・・・汚ねぇ。

 だが、それも無理はない。無理はないぞ!!?

 この『生態スカウター』はあくまでも目安であり、その評価は基本的に控えめに表現される。つまり・・・控えめの設定にも関わらず、この少年はまさに「歩 く化け物」だと言えよう。

 で、できる物なら、敵にはしたくない相手だ。



 では、気を取り直して、

 『メインデッシュ』の亜子ちゃんに行こうか〜♪

 上手く一人にさせて、犯せないものかな〜〜♪



 AGE:『12』

 身 長:『147』

 体 重:『38』

 血液型:『A』

 SEX:『処女』

 経験値:『なし』

 前生理:『なし』

 排卵日:『六日後』

 排卵時:『真夜中』

 膣内容:『極上凶悪レベル』

 性感帯:『子宮口』『乳首』『陰核』『海綿体』

 対相性:『相互抜群』

 遺伝子:『相性抜群』



 『生態スカウター』の特性として、使用者の思考を読み取り、その分野においては綿密なほどに報告がもたらされる。

 このデーターが示すように、俺は特に「彼女の身体」について強く意識していた。尚、『対相性』と『遺伝子』の対象は、もち俺様に設定。



 ぶっ。

 先ほどの「歩く化け物」と同様、いやそれ以上の衝撃があった。

 ね、年齢からして『処女』である可能性は、まぁ、想定できた。

 と、いっても、あれほどの『絶世の美少女』だぜぇ。

 ラッキー以上の思いが駆け巡る。

 だが、想定していた以上に驚いたのは、彼女の身体は未だに性的な経験がなく、オナニーすらも体験したことがない、『初心な純真無垢』の身体であったこと だろう。

 更に圧巻なのは、未だに生理を迎えていなかった彼女が、人生初めてとなる排卵を近日に控えていることであった。

 そして膣内の具合を測る評価も基本的には辛口となる。いざ性交して期待を裏切られるケースが相次ぎ、評価は控えめとなっているはずであったのだが、この 『絶世の美少女』は、その『身体の具合の良さ』までが完璧であった。

 しかも俺様との性的な、肉体的な相性まで抜群ときた。

「くくくっ・・・」

 まさにこの『絶世の美少女』は、俺に犯されて、俺に孕ませられるためだけに、天が遣わした完璧な身体に違いない。



 誰かが確か言っていた、思う。

 『見せて貰うとしようか、』

 『連邦軍のMSの性能とやらを・・・』

 と。





 その俺の宣託に呼応した、という訳ではあるまい。

 『ぐらぁ』と、大きな揺れが計測された。

 大きな、本当に大きな地震だった。

 おいおいおい!!

 これほど大きいのは、ここが埋め立てられそうになったとき、それ以来ではないだろうか?

 何かが崩れたような音がする。

 だが、映像では宙に漂う土埃で何も見えない。

『!!!』

 亜子を庇って、静馬が負傷したようだった。

 揺れは尚も続いている。

「・・・・」

 ゆっくりとクリアになっていく、映像。

 完全に正面の入り口が塞がれていた。

 ありゃ、土砂だけじゃない。

 付近の落盤からして、入り口そのものが潰されていた。

「・・・・」

 無論、かなり離れている裏口のほうは尚も健在だった。

 出入りする分には問題はないだろう。

 いくつかの暗証コードを打ち込むことが必要、だが。





 現在は、完全に袋小路。

 まるで、亜子ちゃんが建物に入るのを待っており、その入り口を塞いだようでもあった。

「ま、まさか・・・」

 そうだ!

 きっと・・・そうに、違いない!!

 全知全霊の神々は、この偉大なる俺様に・・・亜子ちゃんの身体を抱いてもいい・・・いや、抱け、との思し召しに違いない!

 でなければ、これほどまでに状況が揃うはずもないだろう。



 それはまるで・・・

 天が、俺様に抱かれるために亜子ちゃんを導いたように。

 亜子ちゃんが心から愛する、俺様に抱かれるために・・・

 そうだ!

 亜子ちゃんと俺様は愛し合う定めにあり、

 それは神々の決した差配、そしてそれが俺様と亜子ちゃんの天命。

 まさに運命の宿命であったのではないだろうか?





 なら、俺様も言わせて貰うよ。

 天に。神々に・・・

 ・・・そして俺様の『肉壺』となる、亜子ちゃんに。



 『では、味あわせて貰うとするか、』

 『絶世の美少女の、極上処女マンコの性能とやらを・・・』


→進む

→戻る

純 真無垢の逃避行のトップへ