【 第七 話 】

  『 永遠なる幽閉 』


 この研究棟には、特定の人物の記憶を操作する特殊な機器がある。それは実際に実験で使われ、俺もその場面に立ち会ったような、そんな気もしなくもない。

 実験名は『記憶消失』

 記憶「喪失」、ではなく、あくまで「消失」である。

 その特定の人物の記憶を全部消すのではなく、その一部分だけを忘却させるための実験であり、それに成功すれば、まさに画期的な発明ではあっただろう なぁ。

 実験を行ったのは、あれは・・・確か、この研究所の所長であった黒木所長だったか。彼が自ら直接、実験執行人となった。

 そして、その実験に選ばれた被験体は、全部で二百名程度。

 全員、うら若き娘たちであり、その中には、「処女」も居れば「非処女」の少女も居た。実験の意味でも、色んなタイプの被験体が必要だったのだ。性交の仕 方も色々様々。無理やりの強姦によって破瓜される娘もいれば、口説かれて性交に及び、「処女」を失った娘。彼氏の目の前で破瓜された「処女」もいた。危険 日に膣内出しされた者。妊娠しなかった者。妊娠させられ、それをAVにまで公開されてしまった美少女まで。

 正直、羨ましかった・・・

 と、それはともかく・・・

 その実験の中で解かったことがある。



 この装置を使えば、確かにある程度の記憶は消失できることが解かった。ただし、余りにも陰惨な・・・特に「強姦レイプ」によって、『処女』を失った者ほ ど、それが夢として・・・まさに悪夢として、彼女たちには自動的に受理されていた。

 故にこの実験は失敗、となる。

 あくまでこのコンセプトは、『記憶の消失』にある。故に失敗となったのは当然の流れではあっただろう。ただし、この成果に目を付け、暗躍した人物が居た のだ。そう・・・実験執行人となった、黒木所長その人である。

 彼は『処女』をレイプしても、悪夢として処理される性能に目をつけ、同時に『膜復元剤』を使用することで、数えきれない「美少女処女」をかどわかして、 この研究棟に連れ込み、妊娠レイプという悪魔実験を行い続けたのだ。

 その結果、『処女』なのに妊娠した女性が後を絶たず、出産によって処女を失った少女も少なくはない。

 黒木所長の悪魔の実験は、この研究施設が閉鎖されるまで、尚も更に続いていく・・・





 俺はその『記憶消失』を発動させる。

 機器は自動的に、特定の人物を割り出す。今、研究棟の室内には、「昏睡レイプ」によって妊娠を確定させられたばかりの亜子だけであり、機器も選別する必 要がなかったのだ。

 こうして亜子が目覚めて、再び、俺にレイプされたとしても、彼女の中では夢として処理されることになるだろう。続けて俺は、研究棟での「昏睡レイプ」を 見届けさせた、監禁室で幽閉させている静馬の映像を投影させた。

『き、貴様・・・貴様・・・』

「まぁ、そういきり立つな・・・」

 まぁ、大切な御嬢様を穢されたのだから、奴の気持ちも解からないわけでもない。もっとも、それだけに気持ちいい、激しい優越感があるのだが。

 亜子の身体の感想を簡潔なまでに告げてやる。

「クククッ・・・最高の処女だったぞ?」

『!!』

 その俺様の率直な感想が気に食わなかったのか、静馬は激昂して立ち上がろうとした。まぁ、立ち上がれたところで・・・貴様はもはや、そこから出ることは 叶わないのだが。

 どういう原理で、かつての研究者が組み立てたのか、は解からない。だが、通常なら容易に出入りできる部屋が、閉じ込められた途端、そこはもはや脱出不可 能な空間となる。

 俺様の気が変わって扉を開閉するか、亜子が静馬の監禁場所を割り当てて、扉の鍵を開けない限りは・・・静馬は永遠にその一室に閉じ込められたままとなる のだ。

「誇っていいぞ・・・さすが、藤宮家の御嬢様。極上のマンコだったぜぇ」

 静馬はもう俺の声を聞いていなかった。いや、聞こうとはせず、ただがむしゃらに四方の壁に体当たりをかける。

 無駄なことを・・・

 確か位相転移だったか、別名「フェイズシフト」と呼ばれるそれは、電流が送られる限り、物理的な衝撃に対して完璧な防御能力を誇る。そしてここの電気は 自給自足の自家発電。例えそのうちの一基が停止しても、瞬時に一年分の電力を充電し終えた二号機、三号機へと切り替える。つまり、どれだけそこの部屋で壁 に衝撃を与え、どれだけの電気を消耗させようとも、不足分はすぐに充足される仕組み。

 もう静馬はその部屋から出ることは叶わない。

 少なくとも・・・亜子との結合を妨げることは・・・

 そこで奴は指を咥えて見届けることしか許されないのだ。



「お前の部屋でも確認できるだろう?」

 俺は嘲笑する。

「亜子の真っ赤な子宮の中で、亜子の排卵した卵子と俺様の精子が結合して、受精卵になっているのが・・・」

 尚も壁を無駄に叩き続ける静馬。

「孕ませてやったぜぇ・・・クククッ・・・」

 俺は残酷にも、静馬に宣告してやる。

「ああ、亜子の気が付かないうちに、な〜♪」



 そう「昏睡レイプ」された亜子には、まだ自分が妊娠している事実を認識できようはずがなかった。いや、それ以前に破瓜された・・・復元したとはいえ、 『処女』を一度は失い、男を・・・俺様を受け入れた現実でさえ、彼女には解かっていないことだろう。

 しかも二度目ともなる『膜強化剤』及び『膜復元剤』の連続投与によって、亜子の『処女膜』は更に強化された。通常の女性ならショック死してもおかしくは ないほどの激痛が、二度目の破瓜で引き起こされる。

 だが、それによって、先ほどの「昏睡レイプ」で犯したそれ以上の快感が、この俺様には約束されたのだ。後は、その後の楽しみのためにも、亜子には是非、 破瓜される激痛に耐え抜いて貰いたいものだ。



 俺は手にする携帯端末で、亜子の『深度』を確認する。

 時刻はまだ二十一時 四十五分・・・

『んっ・・・』

 その亜子がいよいよ、目を覚ます。



 そう、それが亜子を寝取る第二幕の始まりであり、

 尚も、俺たちの『運命の聖夜』は終わっていない。


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