物凄く暗かった。
私は不安になり、彼を・・・静馬を呼ぶ。
そうすれば、彼は必ず駆けつけてくれた。
だから、きっと今も・・・
物凄く痛かった。
何て言えばいいのかな?
もう全身がバラバラにされるような・・・
そんな感じ。
物凄い量だった。
良く解からないけど、身体の中に熱いもの。
それが大量に押し込まれるような感じ。
もう熱くて、熱くて・・・
『んっ・・・』
あ、あれ!?
ゆ、夢だったのかな?
そこは真っ暗な闇の中だった。
光源が全くない、本当の暗闇の中・・・
ああ、そっか。
私・・・眠っちゃったんだね。
次第に甦る、意識を手放す前の記憶。
裏口で暗証コードを解析していた静馬の前で。
一緒に居て欲しい、って言われた。
いつか、結婚して欲しい、とも・・・
えへへへ。
私たちは今日、『聖夜』の日に両想いになれたのだから。
運命を感じずにはいられないよ。
私たちは『聖夜』の夜に生まれた。
そして、その『聖夜』の夜に出逢った。
昨年の『聖夜』の日には、想いを確かめ合い・・・
そして、今日の『聖夜』の日に、未来を誓いあった。
次第に意識が覚醒する中で、想いの余韻に浸る私。
目が覚めたら、どうしようか・・・
告白し合った後だけに・・・少し恥ずかしい。
でも・・・今日は『聖夜』だし・・・
私たちにとって『聖夜』は特別な日でもある。
お、思い切って・・・しちゃおうかな〜?
えへへへ。
でも、うん、静馬が、したいって言ってくれれば・・・
『し、静馬・・・?』
真っ暗で何も見えないけど・・・
近くに居てくれているでしょう?
ね、ねぇ・・・
『逃げろぉ、亜子!!』
えっ?
し、静馬の声!?
それは声と言うより、叫びに近い。
い、一体、何から逃げろって・・・
一体、どうなっているだろう?
状況が全然、解からないよ。
・・・・
身体は・・・ん、力が入らないけど。
なんとか、起き上がれるかな?
んしょ、と。
『あっ・・・・』
途端に何かが私の身体を押し倒した。
あうっ、一体、なに?
真っ暗で何も見えない・・・
し、静馬は何処?
『あっ・・・い、いや・・・』
誰かが私の両股を開いて、抱え込んだのだ。
わ、私・・・何も穿いてない!
そ、そんな・・・
だぁ、誰かに見られている!?
し、静馬にも見せたことがないのに!!?
『嫌ぁ、いやぁ・・・あっ・・・』
股間を・・・舐められた?
ぞわぞわ、ってする感覚。
同時に有り得ないほどの感覚が私の身体を貫く。
まるで、舐められるのを待っていたかのような。
そ、そんなの嫌・・・嫌だよ。
背筋に走った感覚を懸命に振り払う。
全く力の入らない手で、股間の埋まるそれを抑える。
でも、それは容赦なく、私の股間を舐め続けていく。
『嫌ぁ、だ、だめ・・・』
『亜子ぉぉ!!!』
し、静馬、た、助けて・・・
助けて・・・こ、こんなの・・・
静馬以外の人になんて、嫌だよ・・・
『うぐっ・・・ううっ・・・』
接吻された・・・
黒い大きな影。
ま、全く知らない男の人だった。
思わず涙が出る。
そんな全く知らない男の人に・・・
静馬とするはずだった、私の初めてのキス。
それがこんな人に奪われるなんて・・・
『うぐぅ・・・』
しかも舌まで入れられて・・・
いや・・・嫌なのに・・・力が・・・
力が・・・抜けていく・・・
大粒の涙が溢れる。
そんな・・・
静馬の前で・・・誰かにキスさせられるなんて・・・
『ううっ・・・』
噛みつけ、と思った。
この体格差じゃ絶対に勝てない。
でも、突き込まれた舌を噛みつくことぐらい!
『!!』
そう思った瞬間のことだった。
男が再び、股間に・・・指で触れたのだ。
『嫌ぁ、そ、それだけは・・・』
は、初めてなの・・・
たった一つしかない、私の・・・
静馬に捧げるって、『聖夜』に誓ったの・・・
『聖夜』の夜に・・・絶対、静馬に捧げるって!!
『し、静馬・・・ど、何処!?』
「おっと、彼氏ならこっちで、じっくり観戦中だぁ」
恐ろしく野太い声だった。
そして私は身体を抱え上げられると、
まるでボールか何かのように放り投げられた。
『うっ!!』
叩きつけられた衝撃に顔が歪む。
床がマットじゃなければ、怪我していたかもしれない。
『あ、亜子ぉ!!!』
『!!』
その目の前には・・・両手を壁につけたような彼の姿が。
「ほぉう、拘束位を解いたか、あの小僧・・・」
背後から聞こえる、男の声。
「それじゃ、せめて彼氏の前で、抱いてやるか・・・」
『い、嫌ぁぁ!!』
私は懸命に逃げようとしたが、そこが行き止まり。
私は愕然として、静馬を見た。
お互いに一枚の空気を前にして、手を合わせるように。
な、涙が止まらない。
に、逃げらない・・・
わ、私・・・
男に両足を抱え上げられ、愕然とする。
こ、このまま、犯されるの?
い、いや・・・
『処女』だから、というわけではない。
静馬以外の男の人と、結ばれたくはなかった。
だから、私は親を捨て、家を捨てたのではなかったか?
静馬と結ばれたいがために・・・
それなのに・・・
よりにもよって、その静馬の目の前で・・・
「ほぉれ・・・入っていく、入っていくぞぉ〜」
『いや、嫌ぁぁぁ〜・・・』
男の宣告通り、私の股間に宛がわれていく。
『ずぶぶっ・・・』
と、私の身体が衝撃を放つ。
『!!!』
たったそれだけでも、凄まじい痛みが私を貫いた。
『ずぶっずず・・・』
「くっくく・・・ほらほら、お肉を掻き分けてぇ」
『あがぁっ・・・ううぐぅぅ・・・』
む、無理!!
は、入らない・・・って!!
これは女性の誰もがいつかは体感するのであろう。
この激痛は・・・
だが、この尋常ではない、激しい痛み。
わ、私には、た、耐えられない・・・
「ほぉら、亜子ちゃんの処女膜に到着〜♪」
『・・・・』
「うほっ、すげぇ〜締め付けぇ〜」
男の人は嬉々として、私の膣内を抉っていく。
とてつもない激痛に、私は言葉一つ出せなかった。
「さすが、亜子ちゃんの処女膜・・・」
留めようのない涙。
「くくっ・・・さすがに強固だぜぇ〜」
『・・・・』
「でも、それだけじゃ始まらんし、な・・・」
男は無慈悲に宣告する。
「そろそろ、彼氏への挨拶は済んだかい?」
し、静馬!?
彼はこの見えない壁を、ただひたすらに殴り続けていた。
その両の拳はもう真っ赤な血に染まっている。
その静馬と、思わず目が合ってしまった。
ううっ。
涙が止まらない。
よ、よりにもよって・・・
静馬の目の前で、こんな男の人に犯されるなんて・・・
「では、思い残すことなく、お別れの記念として」
『ずずっ・・・』
「この、俺様を受け入れてぇ・・・」
『ぷちぃ』『ぶちぃぃ』『ぶちちぃぃぃ〜』
決壊していく、私の大切な初めて。
『あっ・・・あぐぅ・・・』
「俺様の女になっちまいなぁ〜〜〜♪」
私は懸命に頭を振った。
た、たとえ、この身体が穢されたとしても・・・
静馬への、この想いだけは変わらない。
絶対に。
もし、穢されたことで静馬が私を拒絶するとしても。
この私の想いだけは絶対に変わらないのだから。
『ずぼぉっ!!』
言葉にはならないほどの激痛の衝撃。
鮮血が飛沫き、尚も膣内を貫かれていく圧迫。
!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その瞬間、私は「初めて」を失ったのだ、と理解する。
『かっ・・・・はぁ!』
その余りの激痛に吐血した口。
あっ・・・
「うおっ、すげぇ〜ぇ、締め付けだぜぇぇ〜」
ああ・・・
「さすが亜子ちゃんの処女マンコ・・・」
『・・・・』
「俺様にピッタリじゃねぇかぁ!?」
男の人は狂喜して、再度、私の膣内に突き込む。
『うぎぃ・・・うががぁ・・・』
まるで内臓を引き摺り出されるような錯覚。
堪えようにも、耐えられない違和感、激痛。
『ぐぅうおぉぉぉぉ・・・うぇぇぇぐぅぅ・・・』
「す、すげぇ〜ぞぉ、亜子。こ、こりゃ〜〜♪」
男は容赦なく、勢いを増して私を犯していく。
「さすが、俺様の肉壺だぜぇ〜〜〜♪」
死ぬ、っと、思った。
いっそ。もう、このまま殺して、とも思っただろう。
女の子はいつか、必ず耐えなきゃいけない痛み。
同級生の子の中には、既に捨てた、という娘もいた。
だから、年齢的には耐えられないはずはない。
でも、私には・・・
「いいぜぇ〜〜こりゃ、最高だ。亜子、最高だぜぇ〜ぇ」
もし、もしも、これが・・・静馬となら・・・
どんな痛みでも、私は・・・喜んだ、と思う。
静馬と結ばれる、その代償の痛み・・・
だが、実際に私を犯しているのは見知らぬ男の人・・・
その上にこの激痛は、酷と言うものだった。
「さ、さぁてぇ〜〜そろそろ、出すぜぇ〜〜」
この不躾な男が宣言した。
それでも私はただ狂乱するように号泣するしかない。
余りの激痛に、内臓を引き吊り出され続けるような錯覚。
その激痛に、言葉にならない悶絶を繰り返すしかなかった。
『ぐぅうあぁぁぁあ・・・うぐぅぅぐぇぇぇ・・・』
「彼氏の前で・・・たっぷり、注いでやるからよぉ!」
さすがの私も愕然とする。
「も、勿論・・・膣内、にな・・・」
な、膣内!?
い、嫌・・・そ、そんなの、嫌ぁぁああ・・・
例え、ここで膣内に出された、としても・・・
まだ月の標が来ていない私は、妊娠しないだろう。
だが、こんな男に私の初めてを奪われた挙句に、
膣奥まで穢されてしまう、というのか・・・
そ、それは余りに残酷というものではないかぁ!?
「安心しろ・・・孕むからよぉ〜〜」
こ、こんな人と・・・妊娠!?
「彼氏の前でたっぷり、種付けしてやるぜぇ〜〜♪」
『い、嫌ぁあああああ〜〜〜〜』
私は絶叫した。
『絶対に、嫌ああああぁぁぁ〜〜』
懸命に頭を振って拒絶する。
『どぼぉぅ〜』
夥しいばかりの正射が私の膣内の奥・・・子宮を叩く。
熱いばかりの迸りが何度も私の膣内に放たれていった。
な、膣内に・・・
『嫌ぁ・・・・』
し、静馬の目の前で!?
『嫌ぁあああああ〜・・・・』
身体の激痛は限界だった。
精神の苦痛は、もっと限界だった。
そして、こんな男の子を身籠る恐怖!
波打ち放たれる、夥しい、おぞましいばかりの熱液。
男が断続的に腰を打ち付けた。
最後の一撃とばかりに、射精を放っていく。
・・・その瞬間
・・・私は、気絶した。
これが・・・
これが悪夢であることを、ただひたすらに祈って・・・
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